TABIPPOの360度評価の概要と僕へのフィードバックをサンプルとして公開します

TABIPPOの360度評価の概要と僕へのフィードバックをサンプルとして公開します

      2018/11/03

TABIPPOでは半年に1度360度評価という社内メンバーからフィードバックをされる機会があります。2018年上半期の実施で、6回目の実施です。

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TABIPPOの360度評価の概要

TABIPPOの360度評価の概要

今回の360度評価では下記の3つを実施しました。

  1. 8項目の行動指針に関する評価(1~10の点数をつける)
  2. テキストでのフィードバック(実力/能力と行動指針で300字ずつ)
  3. 実力評価のランク付け(メンバー13人を行動指針、スキル・知識、市場価値、会社に必要かの4項目で1位〜13位まで順位付け)

なお、自分の実力をアピールするための「個人の見解」も提出する仕組みでしたが、スケジュールの都合上メンバーの見解を読んだ上での評価はできなかったです。今回のケースは、自分のまとめとしての個人の見解という機能でした。個人の見解は下記の4項目です。

  • 4月-9月で自分が会社に貢献したこと
  • 現状の実力について
  • 未来はもっとこうなりたい
  • 実はこんな部分を評価してほしい/見て欲しい

 

全メンバーの360度評価が提出されたら、このような手順で業務の改善へと繋げます。360度評価のシートが展開されてから、振り返りを提出するまでで、1ヶ月くらいです。

  • 評価された内容を踏まえて代表のしみなおと面談
  • 社内用の情報共有ツールで振り返りを共有

 

TABIPPOの360度評価の目的

TABIPPOの360度評価の目的

メンバーが増えて事業が多岐に渡っているため、360度評価の目的や考え方は事前に共有されます。今回は下記の2つです。

▼評価の目的

  1. メンバーの成長を促して、会社の成果に繋げるため
  2. 会社の利益を正しく給与として配分するため

目的①を達成するためには、評価された本人がフィードバックを受け止めて、解釈して、行動に繋げられるかが大切です。つまり、360度評価が終わったあとが肝心です。

 

360度評価を業務に繋げる方法

360度評価を業務に繋げる方法

業務での評価に限らず、新年の目標や恋人との約束など、決めたことを実行に繋げるかは毎日の再設定と微調整が鍵になります。

目標を決めた日はやる気がありますが、徐々に意思が薄れていく経験は誰しもがあると思います。目標を定めて、意識を新たにすることはあまり意味がないのです。

ただし、新たにした目標を周囲の人に共有することは有効です。なぜなら、人は周りが自分のことをどう見ているかを気にする社会的な動物だからです。

 

また、目標や方向が分かっていれば社内のメンバーや関係者、友人からサポートを受けられることもあります。仕事ではありませんが、人生でやりたい100のリストを共有していまして、時々友人から「一緒に◯◯やろう!」と誘ってもらえます。

社内外に限らず、やりたいこと、考えていることはできるだけオープンになっているのが、21世紀型のやりたいことを実現するです。

という持論を踏まえて、360度評価で実際に僕にフィードバックがあった内容をまとめたものになります。社内に共有した内容とほぼ原文そのままで、公開します。360度評価のサンプルとして参考になれば幸いです。

 

フィードバックのサマリー

フィードバックのサマリー

フィードバックを踏まえて、しみなおと色々と話をして相談しました。大きく分けると、要望と評価のフィードバックは下記の3つ。ただし、人によってかなり差や偏りがあります。

要望/改善

①もっと大きな、できそうにもないことに挑戦して欲しい
②新メンバーやインターンなどに、もっと頼って欲しい
③海外渡航と公私混同の領域で、社内への共有の方法に工夫を
④エンジニアリングサイドの推進

評価されていることのフィードバック

⑤コミュニケーションや透明性に関する課題はベストではないが、解消してきてる
⑥メディアとTABIPPO.NETを使ったPR領域の推進力と安定感
⑦発信力の増加(ブログ、SNS、イベント出演、ラジオなど)
⑧インターンや他メンバーへのノウハウと知識の共有

 

全体的なフィードバックのまとめとしては、

要望の①③は以前から引き続き、②④は新しい内容です。
評価の⑤⑥⑦は変わらず、⑧のみが新しい評価でした。

 

率直な感想、思ったこと

率直な感想、思ったこと

今回は個人の見解を提出しているので、見解とフィードバックのギャップと感想をまとめました。

要望と見解のギャップ

①もっと大きな、できそうにもないことに挑戦して欲しい

自分の強みとして「挑戦すること」は挙げていなかったので、ややギャップのある内容でした。実力評価ランク付けの部分で、良い評価をしてもらっていたので、「実力があるのだから、もっとやって欲しい」ということかな?と解釈しています。また、社内で実力が正しく発揮されていない、というフィードバックもあったので気になってます。

 

②新メンバーやインターンなどに、もっと頼って欲しい

内容は意外な要望ではないのですが、以前から周囲と自分に関する仕事のスタンスはあまり変わっていないので、このタイミングで出てきたことに意味があるのではないか。または、今までは態度的に言えなかったけど、軟化してきたので言えるようになったのか。この辺りかなと解釈しました

 

③海外渡航と公私混同の領域で、社内への共有の方法に工夫を

かなり要望と評価が分かれていた(人によっては良い共有ができているという評価)ので、受け取り手の印象に差があるみたいです。情報の共有不足というよりは、アウトプット不足というか、期待値に達していないという話なのかな?と解釈しています。何を持って「仕事」と捉えているかの違いもあるかと思います。編集やライターが旅をする場合は、現地での観光や撮影も仕事だと思っていて。ただ、それを主張するにはアウトプットが足りないのかもしれません。

 

④エンジニアリングサイドの推進

httpsやミドルウェアなどの部分で実はベース部分の改善をしていたのですが、それは伝わっていない、またはそれらを含めても推進力が足りないってことだと解釈しました。

 

フィードバックに対する感想

コミュニケーションや透明性に関する課題がかなり解消してきてる(他の人よりは不足しているが、以前と比べると劇的に)というフィードバックはかなりポジティブでした。

アクションプランにも現れていますが、これまでよりも改善の指摘が減ったので、具体的な打ち手が作りにくいねってしみなおと話をしました。

 

今後のアクションプラン

今後のアクションプラン

アクションプランについては、要望と現実のギャップを埋めることと、特に要望はされていないけど、やるべきだと感じていることの2軸でまとめました。

要望と現実のギャップを埋め

①もっと大きな、できそうにもないことに挑戦して欲しい

見解に書いた中で、できそうにもないことをあえて選ぶなら下記になりますが、できそうもないか?と言われるとちょっと疑問です。頑張ればできそう。引き続きブラッシュアップの必要を感じてます。

・灯台もと暮らしの鳥井くんのブログのように、個人ブログを会社の広報としても使えるものにする
・社内DB事業の立ち上げ
・仕事や生活の軸足を海外へ。これまでは日本:海外が3:7だったのを7:3ぐらいへ

 

②新メンバーやインターンなどに、もっと頼って欲しい

頼りたくないから頼ってないのではなく、そこまで人手が必要ではないって要因があります。あとは、メディア領域に新メンバーやインターンが入ってなくて久しいので、普段の業務で忙しいだろうしメディア側でやろうって発想があることも理由です。この辺りはメンターやそれぞれのチームと要相談します。

 

③海外渡航と公私混同の領域で、社内への共有の方法に工夫を

スケジュールが共有されてないとか連絡がつかなくて困るとかではないと解釈しているので、ルイスさんって海外行ってるけど仕事してるの?アウトプットなくない?を解消するのが良いかと思ってます。

 

④エンジニアリングサイドの推進
これは社内DB事業の立ち上げが一番明確かなと思ってます。やりたいし、やるべき。

 

要望はされていないけど、やるべきだと感じていること

⑤SNSの影響力や個人ブランドで全社を引っ張れる存在になる(フォロワー数は多いですが、まだ社内メンバーへの影響力としては弱い)

30人以下の少数精鋭にTABIPPOが進む場合、メンバーのSNSや人脈に頼る部分が結構多いと考えています。社内のインフルエンサー(フォロワー数って意味で)が7年間ずっと清水、前田の順番のままなことにも課題を感じてます。ただ、SNSやブログってやらされてできるものではないので、メンタル的な意味も含めて、全社を引っ張れないと今後苦しくなりそうで、いまテコ入れしたいです。

 

⑥灯台もと暮らしの鳥井くんのブログのように、個人ブログを会社の広報としても使えるものにする

4月ごろに、しみなおに「広報やPR的な役割を担ってほしい」と言われたことがあって、様々な理由で断ったのですが、社長ブログや社員ブログ的な動きなら得意だし、しっくりきているというのがブログを継続している1つの理由です。

 

⑦編集部で貯めた重要知識の全社的な展開

僕の責任なのですが、分業されてきたがゆえに、ライターが必要最低限のエンジニア知識を知らなかったり、インターンや新メンバーのライティングに厳しい評価がされてたりする場面をよく見るようになりました(専門的なレベルが上がったとも言えるのですが)。

自分の知識しかアウトプットできないのですが、社外のイベントや勉強会で共有すると喜んでもらえるので、社内でも役に立つはずです。機会を作るところから。

 

まとめると、アクションプランは

・個人ブログを会社の広報としても使えるものにする
・社内DB事業の立ち上げ
・インターンや新メンバーとの共同プロジェクト立ち上げ?(まずはメンターに相談から)
・仕事や生活の軸足を海外へ
・海外渡航と公私混同の領域でアウトプットの改善、まずは量から
・SNSの影響力や個人ブランドで全社を引っ張れる存在になる
・編集部で貯めた重要知識の全社的な展開

上記の7つがアクションプランのまとめです。ただ、要望にあったもっと大きな、できそうにもないことに挑戦して欲しいを満たせているかといえば、やや疑問です。どれも(大変だけど)できそうな範囲で止まってますね。

 

今回の360度評価への感想やフィードバック

個人の見解については360度評価を書き出すより先に共有してもらっていた方が、正しく評価できるなと感じました。

今回からフィードバックが代表のしみなおの編集を通さずに、誰が?何を?書いたかが直接分かるようになりましたが、とても参考になりました。人が分かることで、なぜそう思うのかが理解しやすくなったので。

 

今回の記事は以上です。TABIPPOって人事制度や組織運営ってユニークだよね!と言ってもらえることが増えてきたので、もうちょっと詳しく知りたいぞ?って方は会社ブログをご覧いただけると役に立つことがあるかもしれません。それでは、次の記事でお会いしましょう。

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