10の注意!オーストラリアをキャンピングカーで旅するなら

10の注意!オーストラリアをキャンピングカーで旅するなら
  • 2018.12.11

オーストラリアをキャンピングカーで旅しようか考えている人:オーストラリアでキャンピングカー旅行してみたいけど、ネットで調べても全然情報がない!アメリカでのキャンピングカー情報は出てくるんだけど、同じ感じなの?それとも、オーストラリアならではの気をつけるべきことがある?とりあえず、経験者の話を聞きたい。

という相談に応えます。

 

ルイス前田のオーストラリアキャンピングカー旅行

ルイス前田のオーストラリアキャンピングカー旅行

photo by isa tomomi

僕はアメリカ横断1ヶ月とオーストラリア縦断1週間の経験がありますが、アメリカとオーストラリアの違いが分かっていないと、予想外なトラブルに遭遇します。オーストラリア旅行の経験があっても知らないことが多かったので、知識として頭に入れておいて損をする可能性があります(事実、損しました)。

 

ちなみに、僕のオーストラリアキャンピングカー旅行では、レンタル大手のApolloという会社で借りました。シドニー、メルボルン、ブリスベンなどの主要都市には必ず支店があるので、乗り捨てが可能です。追加料金はかかります。

オーストラリア旅行のルートや概要は、別記事にまとめました。
» キャンピングカーで #オーストラリア東海岸1500kmの旅 をしてきます

 

オーストラリアでキャンピングカーをレンタルする時の注意

車両保険は事故がある前提で、負担額を確認する

車両保険は事故がある前提で、負担額を確認する

photo by isa tomomi

まず、キャンピングカー旅行はレンタル会社からスタートします。レンタルの申し込みの際に、保険について選んだと思うのですが、車を受け取るタイミングで改めて聞かれます。チェックすべきは保険料と車が傷ついた場合の負担額です。

普段から運転する人でも、慣れないキャンピングカーはとにかく大きいです。多少でも修理が必要な傷をつけてしまう可能性が高いことを前提に、負担額が小さくなる保険を選んでください。保険料をケチると、あとで大変なことになります。

 

Tall Road(有料道路)のオプションに入っておく

Tall Road(有料道路)のオプションに入っておく

photo by isa tomomi

オーストラリアもアメリカと同じで、ハイウェイと呼ばれる高速道路は一般的に無料です。しかし、Tall Road(有料道路)が時々あります。オーストラリアの場合は日本と違って有料道路であっても料金所がありませんでした。支払いはまずレンタル会社に届き、そこから借り手のクレジットカードに請求されます。車のナンバープレートをカメラで撮影して認識しているのかと思います。

Tall Roadを利用すること自体は問題ないのですが、レンタル会社を経由して請求される場合、レンタル会社による手数料を取られました。Apollo社の場合なのでレンタカー会社によっては違うかもしれませんが、Apolloの場合は案内されたTall Road乗り放題のオプションに入った方が得でした。

Tall Roadがどこにあるかは調べにくいのですが、シドニー・メルボルン間を最短で走行したら、3つぐらい利用していました。

 

RVパーク(キャラバンパーク)を利用する際の注意

キャラバンパークは事前予約する

キャラバンパークは事前予約する

photo by isa tomomi

アメリカには1万のRVパーク(オーストラリアでは、キャラバンパークと呼ばれます)があると言われていますが、実感でオーストラリアは1000ぐらいしかなかったように思います。キャラバンパークは、キャンピングカーやキャンパーが宿泊できる設備が整ったキャンプ場です。

アメリカ横断では予約なしでも宿泊できることが多かったのですが、オーストラリアのキャラバンパーク、特にシドニーやメルボルンなど都市近郊にあるものは、かなり予約で埋まってました。ちなみに時期は11月だったので、ハイシーズンではないはずです。

 

オーストラリアにある3大キャラバンパークをチェックする

オーストラリアにある3大キャラバンパークをチェックする

photo by isa tomomi

調べた限りだと、キャラバンパークの宿泊について一括で検索、予約できるサービスはオーストラリアにはないようです。その代わりに、多くの観光客向けキャラバンパーク3つの連合に加盟しています。

・BIG4
・Top Tourist
・NRMA

それぞれの連合内であれば、公式サイトからまとめて検索や予約ができます。ただし、公式サイトは最低宿泊数の制限がある場合が多く、3泊〜や7泊〜などキャンピングカーで移動を繰り返す旅行者には厳しい条件です。2018年11月時点では、CampStayというキャラバンパーク予約サービスを経由すれば、一部のパークは最低宿泊数の条件なしで1泊から予約することができます。

 

キャラバンパークはFull Hookupに泊まる

キャラバンパークはFull Hookupに泊まる

photo by isa tomomi

キャンピングカー生活をするには、水を補給し、汚水を排水し、電気を充電する必要があります。これらの設備をHookupと呼び、3種類のHookupが完備しているとFull Hookupと呼ばれます。

Full Hookupでない場所の方が10ドル〜15ドルくらい料金が安いのですが、快適にキャンピングカー生活を続けるためには、2,3日に1回はFull Hookupで補充をすることになります。

なお、Hookupは駐車スペースごとに管理されていて、シャワーやラウンドリーなどはキャラバンパークに付属する設備なので、誰でも利用することができます。

ちなみに、電源ありのスペースをPowered Site、電源なしのスペースをUnpowered Siteと呼びます。夜は電気を使うはずなので、Powered Siteを選べばOKです。

 

インターネットで予約する際に電話番号の登録が必須(SIMカード買っておく)

インターネットで予約する際に電話番号の登録が必須(SIMカード買っておく)

photo by isa tomomi

キャラバンパークをインターネット経由で予約する場合、電話番号の登録が必須です。なぜかというと、キャラバンパークの受付は17時か18時にはCloseされ、以降はLate Checkinと呼ばれるチェックインになるからです。オーストラリアのLate Checkinは、受付のそばに鍵付きのボックスが用意され、パスワードを入れてボックスから自分宛の封筒(Envelope)を受け取ります。

Envelopeの中に、宿泊場所の番号やWiFiのパスワード、時にはトイレに入るパスワードなどが同封されているので、必ず受け取る必要があります。

Late Checkin用のパスワードはSMS経由で、予約時に登録した電話番号に届きますので、電話番号付きのSIMカードを入手することが必要となります。アメリカの場合はBoxに鍵がかかっておらず、誰でも開けることができましたが、オーストラリアのセキュリティが万全な分、海外からの旅行者が利用するハードルが上がっています。

 

市街地でキャピングカーを駐車する際の注意

駐車場や駐車スペースの標識に従う

駐車場や駐車スペースの標識に従う

photo by isa tomomi

オーストラリアをキャンピングカーで観光する場合、都市のそばにキャラバンパークが少ないため、市内にある駐車場にキャンピングカーを停めることが多くなります。ちなみに、アメリカの場合はUberやBusで市内にアクセスできる位置にキャラバンパークがあるため、街中をキャンピングカーで走行することは少ないです。

幸いにもオーストラリアの各都市には駐車場や駐車スペースが完備されていますが、日本とは異なる駐車ルールがある点を注意してください。まずは止めたい場所の標識をチェックして、2P、3Pと書かれているので、駐車できる時間です。2Pなら2時間、3Pなら3時間駐車することができます。

2Pの下には、曜日と時間帯が書かれていて、その時間帯なら2時間という意味です。その時間帯以外は2時間より長く駐車してもOKです。また、2P METERと書かれて入れば有料の駐車スペースです。

「LOADING ZONE, ALL VEHICLES 20 MINS MAX」と赤字で書かれて入れば、人の乗り降りや荷物の積み下ろし専用のスペースで、最大でも20分しか停車できません。

参考:オーストラリアで車を駐車できる場所とできない場所を解説! | 【必ず役立つ】ゴールドコースト現地無料留学エージェントの生活情報ブログ 

 

駐車料金は先払い(忘れると罰金)

駐車料金は先払い(忘れると罰金)

photo by isa tomomi

METERと書かれた駐車スペースの場合、駐車料金は先払いです。先に払うことを知らなくて、ゴールドコーストで罰金75ドルを取られました。ちなみに、罰金の支払い方はワイパーに罰金に関するレシートが挟まれているはずなので、それに従ってサイトにアクセスして、罰金番号を入力してクレジットカードで決済できます。

先払いのため、駐車時間を事前に機械に入力して、コインかクレジットカードで支払います。標識にMeterと書かれた表記の場合はチケットが発行されたないので、機械に駐車時間と車のナンバーを入力します。Ticketと書かれている場合はチケットが発行されるので、社外から確認できるように車のフロントスペースに置いておきます。

罰金に関してはシビアなので、慎重に。

 

キャンピングカーを運転する際の注意

車道にカンガルーが飛び出してきます

車道にカンガルーが飛び出してきます

photo by isa tomomi

オーストラリアならではの注意として、ハイウェイにカンガルーが飛び出してきます。カンガルー注意の標識があり外側を走っている場合は緊張感があります。なお、レンタカーショップの店員さんいわく、カンガルーが飛び出してきても急ブレーキを踏んではいけないとのことです。

急ブレーキで、対向車線や路肩に飛び出してしまう危険があるので、飛び出してきたカンガルーははねるしかないと。なお、現地のトラックやバスがボンネットにごっついバーをつけてるけど、なんだろう?と思ったら、カンガルーからボンネットを守る「カンガルーバー」だそうです。

 

ラウンドアバウトは周回している車が優先

ラウンドアバウトは周回している車が優先

photo by isa tomomi

オーストラリアには信号付きの交差点が都市部でも非常に少なく、代わりにRound About(ラウンドアバウト)になっています。ラウンドアバウトはロータリーを中心とした交差点で、右折する場合も大きくロータリーを時計回りして、右の道に入ります。

右側から入ってくる車(先にロータリーに進入している車)が常に優先です。なお、ラウンドアバウトでもウィンカーを出すルールなので、ラウンドを抜ける時に後続車に進行方向を伝えます。

 

まとめ

photo by isa tomomi

オーストラリアをキャンピングカーで旅する際の注意点を改めてまとめます。

・車両保険は事故がある前提で、負担額を確認する
・Tall Road(有料道路)のオプションに入っておく
・キャラバンパークは事前予約する
・オーストラリアにある3大キャラバンパークをチェックする
・キャラバンパークはFull Hookupに泊まる
・インターネットで予約する際に電話番号の登録が必須(SIMカード買っておく)
・駐車場や駐車スペースの標識に従う
・駐車料金は先払い(忘れると罰金)
・車道にカンガルーが飛び出してきます
・ラウンドアバウトは周回している車が優先

 

旅行に関する注意について、頭でっかちになることを防ぐために、行けば大丈夫!と十分なアドバイスをしない人もいます。

しかし、キャンピングカー旅行に関しては、通常の海外旅行よりも気をつけることが多く、トラブルの規模も大きくなりがちなので、事前知識を元に楽しく旅をしていただければと思います。

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