30歳がセブ島でエンジニア留学をした7つの理由(本当のところ)

  • 2020.04.28

2017年4月〜6月までフィリピンのセブ島でエンジニアになるための留学をしていました。留学前の決意を改めて読むと、「技術を身につけTABIPPOとTABIPPO.NET(自社メディアです)を発展させる」ということに重きが置かれていますが、留学が終わった今考えると他にも色々な理由・目的がありました。

留学を通して目的を達成できたのかを踏まえて、ご紹介しますのでエンジニア留学に行くか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

 

1. 賢者になって、自社メディアを何とかしたかった

自社メディアを何とかしたかった

編集長として運営しているTABIPPO.NETが月間100万ユーザーを超えたのですが、技術面で様々な問題が発生しました。規模が大きくなったために、サーバーに負荷がかかったり、データベースが重くなったりと今まで想像してなかった&ググってもよく分からないことに追い詰められてました。

記事をどんなに頑張っても、サーバーやデータベースが不調だとそもそも読めないし、どうしようもない。時には、アクセスが集中しないように記事のリリースをわざと分散してました。全く意味ない!むしろ逆効果です。

3ヶ月の留学を経ても、完全にエンジニアとして独り立ちできたわけではありませんが、サーバーサポートや詳しい方にアドバイスをもらいながら、調べて対策を立てることは何とかできるようになりました。

賢者とは、ドラクエ3で魔法使いと僧侶を経験したものが転職できる特殊な職業です。エンジニア(魔法使い)と編集長(僧侶)を経験した上で、僕は賢者になりたかった。

 

2. わかりやすい技術を身につけたかった

わかりやすい技術を身につけたかった

前職ではオプトというWeb系の広告代理店で、ソーシャル広告営業&プランナーをやってました。お客さんのところに行って、TwitterやFacebook広告の説明をして、受注した上で広告運用もする、という仕事でした。

100社以上担当してたし業界No.1にもなりましたが、これって技術的にすごくわかりづらい。自分が何者なのか、何ができる人なのかを分かりやすくPRする、いわゆる「手に職」をつけたかったのです。

まだまだエンジニアです!と名乗れるほどの技術はありませんが、編集長&エンジニアです!と話すだけでもかなり興味を持ってくれる方は増えました。

 

3. メンバーに仕事を任せたかった

メンバーに仕事を任せたかった

起業するまではリーダーやマネージャーの経験はなかったのですが、編集長として編集部メンバー10名、トラベルライター30名をマネージメントする立場になりました。26歳で起業して、29歳になった頃に、ふと「自分の判断はメディアにとって正しくないことが増えていくかもしれない」ということに気づきました。

TABIPPO.NETは海外旅行初心者で、10代後半〜20代をターゲットとしているメディアですので、年を取り旅の経験を積んでいく中で、読者の気持ちと一体になりずらくなってきた。そこで、記事の企画やタイトル、アイキャッチなどを現場に任せよう!と決意しました。

結果は成功です。メンバーらしい記事がたくさん出るようになったので、僕は戦略などの大きなところだけを担当する形に変わりました。

 

4. 30歳の節目に新しい挑戦をしたかった

30歳の節目に新しい挑戦をしたかった

昔から3年に1度くらい大きなチャレンジをしたくなるライフサイクルを過ごしています。1度目の世界一周、2度目の世界一周と起業、そして30歳です。30歳に大きな意味はないのですが、せっかくの節目なので30歳を言い訳に新しい挑戦をしました。

 

5. 旅するように働きたかった

旅するように働きたかった

TABIPPOは東京にオフィスがあります。また、完全リモートワークも自由の会社なのですが、リモートで働くとしても、自宅か都内のカフェを選ぶぐらいです。旅するように、海外で長期的に働くのは実は今回が初めてでした。

打ち合わせはappearやLINEで済ませて、報告はqiitaにまとめて提出。コミュニケーションに大きなコストをかけなくても働くことができました。

 

6. パラレルキャリアを実現したかった

パラレルキャリアを実現したかった

22歳からWebマーケティング・Webメディア業界で8年働きました。TABIPPOを運営する傍ら、イベント業も経験を積みましたが、Webメディアほどではないので、プロフェッショナルです!とは言いづらい。そこでWebマーケとWebエンジニアの2つをこれから10年の軸とすることに決めました。

 

7. エンジニアのことを理解したかった

エンジニアのことを理解したかった

エンジニアの人と仕事をしていても、自分の頼み方や仕事の進め方が彼らにとって良いものなのか、悪いものなのか分からない。エンジニアが普段考えてることも、私生活で何してるかも、人生どうしたいかも全然分からない(もちろん、人によるんだけど取っ掛かりも掴めない)。

そんな状況で、Webを仕事にしてるのってどうなの!? と思い、エンジニアの考え方を理解するためにエンジニアになってみました。まだ分からないことはたくさんあるけど、共通の話もできるようになったし、将来の相談もできるようになったから嬉しいです。