就職活動中の旅行好き大学生:就職活動もいよいよ大詰めです。頑張った甲斐があって、就職活動で内定をいくつかもらうことができたのですが、最後の決め手は何にすべきでしょうか。
という質問に答えます。結論は、先輩社員のようになりたいと思うかどうかです。僕の失敗談を元に解説します。
新卒で入った会社を1年で退社しています
この記事を書いている僕は大学卒業後に大阪ガスという日本で2番目に大きなガス会社に入社しました。入社の動機は留学先でもあったニューヨークでの海外勤務のチャンスがあることと、自分と同じような人が少ない人達と一緒に仕事をしてみようと思ったからです。
社内の人達は人事部を始め、とても穏やかでいい人達が多かったことを覚えています。大阪を含む関西エリアのガス事業を一手に担う大企業だったので、給与や福利厚生も良く、じっくりと腰を据えた考え方ができる環境でした。
しかし、入社からちょうど1年後の3月31日に大阪ガスを退職してしまいます。
自慢できることではないのですが、TABIPPOを起業するまでに2社を経験しています。1社目の大阪ガスはぴったり1年、2社目のオプト(Web系の広告代理店)は1年10ヶ月で退職しているので、2回の退職経験を踏まえて、就活生にアドバイスをすべく[…]
退職の理由は先輩たちを見て「自分の目標に到達できない」と気づいたから
配属されたチームは僕を含めて6名で、7つ上のメンターを除くと全員が40代以上のベテランでした。家族がいて、仕事は早めに帰れて、持ち家があって、良い給料をもらっていてる人ばかりでした。そして、みんないい人。
ただ、僕が目指していたのは自分の名前でバリバリ自由に仕事をする大人、でした。幸せや成功の形が様々なので正解はありませんが、僕が目指した姿ではないことは確かです。
先輩は未来の自分
社内の先輩や上司たちは未来の自分です。何を仕事とするかについては、業種や業界選びである程度コントロールできますが、どんな風に働きたいかについては会社ごとの違いが曖昧です。
もし、就職活動後にどの企業へ入社するか迷ったら、自分がなりたいと思う姿と先輩たちが重なるかどうかで決めれば僕のように「このまま働き続けても、理想の自分になれない」ということに入社してから気づくことを避けられます。
就職活動までに先輩社員の実態を知る方法
インターンする
会社内の雰囲気や表裏までしっかりと知るためには、会社内にインターンとして入り込んで働くのがベストです。1dayや1weekのインターンでは現場の社員と交流することはできないので、中長期のインターンをする必要があります。
OB・OGと話す
就職活動までに気になっている企業でインターンをする時間がなければ、その会社で働いている(働いていた)大学のOBやOGに話を聞くのが良いです。ただし、現役の社員は人事部にコントロールされている可能性がある(リクルーター制度)ので、そこは注意が必要です。
OB・OGの探し方は大学にある学生課を使うか、ビズリーチキャンパスなどの検索サービスになります。学生課はOB・OGが卒業した時に進路を登録したっきりになっていて、登録情報が古い可能性があるので新しい会社やベンチャー企業の場合はビズリーチキャンパスも併用してください。
Twitterで社員を探す
入社したい企業にOBやOGが見つからない場合は、Twitterで社員を探します。Twitterの検索窓に会社名を入れて、ユーザー検索すれば見つかります。
まとめ
今回の記事は以上です。旅行好き大学生が就職活動において悩むことについては、別の記事でまとめて回答していますので、ワークライフバランスや理想の会社について悩んでいる方はご覧ください。
10年かかって旅と仕事を両立した僕が就職活動中に知っておきたかったことをまとめました。メインは大学3年生から4年生向けですが、今から就活の準備しておきたい1,2年生にも役立ちます。ESの書き方や面接対策などの短期的な視点ではなく、職業選択や[…]
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?