デジタルデトックスが旅行を面白くする7つの理由【スマホ禁止】

  • 2019.02.10

旅行系Webメディアの編集長をしていることもあり、デジタルグッズやインターネットに助けられながら旅行をしています。iPhoneでGoogle Mapで現地までの効率的なルートを調べ、旅行中の写真をFacebookに投稿して、同行者との連絡はLINE。

特に、よく使う旅行アプリは「53カ国訪れた海外旅行好きの一軍アプリたち」でも紹介しましたが、 インターネットが無い旅行は考えられないくらい依存しています。

 

しかし、スマホもアプリも10年前には全てなかったもの。あえて、デジタル大好きな僕がITやインターネットと離れることで見えることがあるかもしれないと思い、デジタルデトックス旅行と称して1泊2日の伊豆旅行に出かけました。

 

デジタルデトックス旅行のルール

・スマートフォン、PC、並びに電子機器はすべて禁止。家に置いてくる(出発までの使用はOK)
・デジタルカメラも、デジタル一眼レフも禁止。写真はすべてインスタントカメラで撮影
・観光ガイド本の使用はOK

 

待ち合わせが成功しただけで、すごく嬉しい

旅行のスタートが山場です。デジタルデトックス旅行だと、待ち合わせの難易度がベリーハード。「渋谷着いたら連絡してねー」とかできません。待ち合わせの時間は厳守、場所も細かく指定して、先に着いた方はその場所で待つしかありません。

その分、無事に出会えたらすごく嬉しい。ただの待ち合わせなのに、いつもよりずっとドキドキします。

 

景色を見る時間が増える

移動中にスマホを見ることができないので、普段は見逃していた景色もじっくり楽しむことができます。

 

同行者とたくさん話せる

TwitterやFacebookなどを使えない分、旅の同行者とたくさん向き合うことになります。気まずくても。普段はできないような話もできるかもしれません。

 

出会いが増える

インターネットがないと、自分たちで情報を調べることができないので、とにかく人に聞きます。駅員さんに目的地までのルートを相談して、タクシーの運転手さんにおすすめのランチを聞いて、定食屋の定員さんに聞いて。

とにかく時間はかかりますが、普段の旅行と比べて10倍くらいは人に話しかける機会があります。

 

目的地に着けた感動がすごい

僕はGoogle map無しではどこにも行けない自信があります。ありました。タクシーに乗っていても、目的地までのルートをGoogle map見ながら確認するぐらい心配性です。

普段の生活がそんな調子なので、見知らぬ場所へ向かう途中でスマホを禁止されるプレッシャーは相当でしたが、目的地に着けた感動で吹き飛びました。デジタルデトックス旅行なら、なんてことない道のりが大冒険に変わります。

 

1枚の写真がとても愛おしくなる

デジカメやスマホを使わずに、使い捨てカメラで写真を撮るとなると、1枚1枚が勝負所です。37枚撮りの使い捨てカメラの相場が1000円くらい。1枚あたりの値段は27円です。しかも、思ったように撮影できたかどうか現像するまでわかりません。

無駄打ちができない分、現像された写真はどれも渾身の1枚。そして、ほとんどが光量やフラッシュが足りず、仄暗い写真になります。笑

でも、暗さも含めてすごく愛おしいです。できない子がかわいい、みたいな。

 

デジタルデトックスの参考書籍や便利グッズ

元ライフハッカー[日本版]編集長の米田 智彦さんの書籍。同じようなキャリア(Webメディア編集長)からデジタルデトックスにたどり着いた経緯があり、共感できる部分が多かったです。

 

デジタルデトックス旅行は、スマホもデジカメも禁止なので、写真を撮るには写ルンですを使いました。27枚のフィルムがもったいなくて簡単にシャッターを切れない上に、現像するまでどんな写真が撮れるのか分からないという不便さが楽しいです。

 

デジタルデトックスが旅行中はメモを取る機会が何度もあります。目的地までの公共交通機関でのルートや宿泊場所の電話番号、美味しいレストランの名前など、いつもならLINEなどに送って済ませる情報を逃さずにメモです。

 

非効率な旅行は楽しい

デジタルデトックス旅行のまとめになりますが、とにかく非効率な旅行を体験することができます。無駄ばかりです。でも、便利で効率的なことが優先される現代社会において、無駄こそが贅沢になるのではないでしょうか。

いつもとは違う旅行をしてみたいなら、デジタルデトックスおすすめですよ。最近だと、デジタルデトックス旅行を提供する旅館も増えてきました。

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