東ティモール旅行を考えている人:教科書で習った東ティモールという国を地図で見つけた。行くかどうかはまだ決めてないんだけど、東南アジアのマイナーな旅行先としてちょっと興味がある。東ティモール旅行した人に、どんな様子だったか聞いてみたい。
という要望にお答えします。
東ティモール旅行(首都ディリの観光)の概要
僕が東ティモールを旅行したのは、2018年10月です。インドネシアのバリ島旅行を計画していた時に、バリ島から行ける面白くて安い旅行先を探していたら、往復2万円で東ティモールに行ける航空券を見つけて、思わず予約しました。
バリ島を経由して、東ティモール🇹🇱に来てます。実はバリから往復1.5万円、3時間ほど。
貧しい国ながらも、人々は優しく、観光客だからと値段を高くされることもなく、ローカルに混じって乗り合いバンで移動できます。
インドネシアとの国境を除いて、外務省の定める危険度は1。バリ島と一緒にいかが pic.twitter.com/LCX4zq3pix
— ルイス前田@52ヶ国訪問後のハワイで感動 (@NY_ruisu) 2018年10月15日
東ティモールの国際空港でネットワークがダウンして、搭乗券が発行できないトラブルが発生!
カウンターのお姉さんが泣きかけながら復旧してたけど、搭乗の30分前まで直らず。
仕方ないね!って、スタッフ全員で乗客200人分の手書きチケットを作ってくれました。
ディリ空港のみんな、ありがとう。 pic.twitter.com/UPZ2Gqc46w
— ルイス前田@52ヶ国訪問後のハワイで感動 (@NY_ruisu) 2018年10月17日
こんな感じで、のんびりと3泊4日ほど東ティモールの首都ディリを観光していました。記事内では、東ティモール観光の様子や宿泊したホステル、東ティモール観光を楽しむキーワードと小話をご紹介します。東南アジアの中では、ダントツで情報が少ない旅行先なので、役に立てば嬉しいです。
東ティモールの首都・ディリを観光した様子を写真で
ディリのフルーツマーケット
ディリの中心地から、街外れにあるキリスト像(キリスト・レイ)に向かう途中に常設のフルーツマーケットがあります。
世界で2番目に大きいキリスト像(あまり大きくない)
ブラジルにある世界で一番大きなキリスト像に続いて、世界で二番目に大きいキリスト像は東ティモールにあります。なぜ、東ティモールに?と考えましたが、おそらくは植民地時代の宗主国が両国ともポルトガル繋がりです。ちなみに、入場料などは一切かかりません。無料です。
ディリのお土産市場・Tais Market(タイスマーケット)
ホステルでどこかローカルなお土産が買えるところってある?と聞いたら、Tais Market(タイスマーケット)に行ってみたら?と教えてもらいました。マーケットと言っても、布製品(Tシャツやスカーフなどもあります)を中心としたお店が15店舗くらいまとまっている区画です。
ディリで宿泊したホステル「Hostel daTerra (ホステル ダテッラ)」
実は東ティモールの物価はさほど安くないです。自国の産業がコーヒー中心のため、他のものを輸入に頼っているから、と言っていました。旅行者が少ないため首都ですら、政府関係者向けの高級ホテルが中心で、ホステルがほぼありません。
頑張って見つけた「Hostel daTerra(ホステル ダテッラ)」はWiFiあるって書いてあって実際にはありませんし、シングルで1泊3500円でしたが、とにかく猫が可愛かったので良い思い出です。
東ティモール観光で知っておくべきキーワードは「コーヒー」
東ティモールの主要産業はコーヒーです。ただ、カフェの文化があまり発達していないのか、輸出用が中心なのか、美味しいコーヒーを飲める場所を探すのはちょっと大変でした。
海沿いに見つけた「Letefoho Specialty Coffee Roaster」はメニューが豊富でイマドキのカフェスタイルなので、オススメです。コーヒー豆の焙煎と販売もしているので、美味しかったです。ちなみに、2階はインド料理店になっていて、そこで食べたカレーも本格的でした。
東ティモールでの小話「パスポートを2種類持っている」
ディリの空港で向かうタクシーで運転手さんに興味深い話を聞きました。「東ティモールには2種類のパスポートがある」そうです。元々、東ティモールは16世紀からポルトガルの植民地でした。第二次対戦時にオランダ軍とオーストラリア軍が保護→日本軍が占領と移り変わったのですが、終戦後は再びポルトガル支配となりました。
1974年にポルトガルで政変が起こると、東ティモール独立の機運が高まります。しかし、1976年に隣国のインドネシアに併合され、凄惨な内戦状態に突入。2002年にようやく独立を果たします。このような歴史の中で、東ティモールは「インドネシアより、ポルトガルの方がよっぽどよかった」という気持ちが強いそうです。
ポルトガルも旧宗主国として東ティモールに報いるためにか、ポルトガルのパスポートを東ティモール国民に発行しています。「ただ、申請してから俺の場合は1年かかったけどな!出稼ぎでヨーロッパに行けるから最高だぜ!」って運転手さんは言ってました。
まとめ
写真で振り返る東ティモール旅行は以上です。内戦中は国連軍でも収めきれないほど混沌とした東ティモールでしたが、独立後はいたって平和なようで危険を感じる場所はありませんでした。仲良くなったバックパッカーに聞いてみると、東ティモールの他にもバヌアツやフィジーなどのオセアニア諸国をまとめて旅するのが人気なようです。
補足:記事内の写真はすべて商用利用可能です
この記事で使われている写真はすべて前田塁本人が撮影したものです。ぜひ、多くの人に東ティモールについて知っていただきたいので、掲載されている写真はすべて商用・非商用問わず利用可能です。クレジットの明記も必要ありません。もし手間をかけていただけるなら、クレジット名(rui maeda)とリンク先(http://ruimaeda.com/)を紹介していただけると、とても嬉しいです。
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