これから交換留学を目指す人向けの記事です。留学を経験してから10年が経ち、世界一周や転職、起業などさまざまな経験をしたので、改めて交換留学について振り返ります。
交換留学の概要
2010年8月から2011年5月まで、10ヶ月間ニューヨークで交換留学をしていました。留学先はManhattanville Collgeという生徒数2000人の小さな大学で、日本語が話せる人は僕を含めて4人でした。
ニューヨークの中心であるマンハッタン島ではなく郊外にあり、日本でいうと東京と埼玉ぐらいの距離感でした。
全寮制の大学で、ニューヨーカーのジョナサンと2人部屋。ニューヨークの早い英語で話しかけられて、最初は一言も理解できず「これは…‼︎」とヘコみましたが、理解できるまで言い直してくれる優しい青年でした。写真の右がジョナサン、左はジョナサンの彼女です。
交換留学先の決め方は?振り返ってみてどう?
ニューヨークは交換留学先としては第2希望で、本当はバージニア州にあるCollege of William & Maryを希望していました。
William & Maryはアメリカでハーバード大学の次に古い格式と伝統ある大学な一方で、Manhattanvilleはアートや演劇で有名、自由な校風だったので、結果としてはManhattanvilleの方が合ってたように思います。
学校以外でも、ニューヨークシティで多様な人と会う機会があって、毎週シティに行ってました。
交換留学先で友達できた?その後は?
留学中は多様な人種の友達ができましたが、10年経って留学時代の友達との交流はほぼなくなりました。留学時代の友達とはFacebookで繋がってますが、たまにコメントするぐらいです。
留学先のニューヨークで引き続き暮らしている友人が多いので、ニューヨーク旅行の際に連絡すれば会える気はします。
交換留学で英語できるようになった?その後は?
写真は英語力を試したくてやっていた「フリーハグ&フリー会話」の様子です。なぜスーツだったのか分かりませんが、優しいニューヨーカーたちがたくさん話しかけてくれました。
交換留学後の英語はTOEIC915点で、その後は受験してないので更新してません。英語での日常会話は問題なく、英語で資料を作ることもできますが、仕事で英語を使うとなると緊張します。
交換留学で学んだことはその後役に立った?
日本での専攻は国際経済学でしたが、少しずらして留学先ではマーケティングや起業学、ヒップホップ(ニューヨークなので)などを受講していました。
帰国後の就職先は大阪ガスというインフラ会社で、その後の転職でWeb系の広告代理店、そして起業したので、起業学の授業で自分のプランをすごく褒めてもらえたことは印象に残っています。
ライターとして活躍する松田 然(もゆる) さんの記事「30歳で会社員を辞めて、フリーランスに。当時の不安と、7年後の現実」が素敵な記事だったので、同じ視点で4年半前と現在の比較をしてみます。給料も、人間関係も悪くないけど、今の会社で[…]
交換留学はその後の仕事に影響あった?
当時の夢だった国連職員や青年海外協力隊員にはなりませんでした。ただ、留学をキッカケに出会った友人と起業したので、仕事への影響は大きかったです。
留学先のニューヨークに世界一周中に訪れた人たちと意気投合し、帰国後も一緒にシェアハウスをして、TABIPPOという会社を起業しました。
交換留学に行ってよかった?
よかったです。当時の僕は真面目で、ルールや規則を守ることを大切にしつつも、型にはまってるだけの自分が好きではなかった。
ユーモアがあり、アイデアと工夫で、自分のやりたいことを実現しようと努力する多くの野心家と出会いました。
彼らから学んだのは「やりたいことを諦めずに変化し続けること」。まず、やりたいことすら分からなかったので、人生でやりたい100のリストを作ることから始めました。今では少しずつやりたいことを実現していて、充実した人生です。交換留学のおかげ。
「人生でやりたい100のリスト(死ぬまでにやりたい100のことリスト、とも呼ばれます)」を作成して、戦略的に活用するための情報をまとめました。入門、初級、中級までは上から順番に読んでいただければ、100のリストを挫折せずに作れる流れになって[…]
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?