自分だけでやりたいことをすべて実現するのは無理があるので、同じ目的を持つ人や気の合う仲間が欲しい。あえて言うなら、「仕事に繋がる人脈を作りたい」ということになるのだけど、「人脈」という言葉に違和感がある。異業種交流会や集まりで名刺を集めるのではなく、自然に関係を作る方法ってないの?どうすればいいの?
という疑問に答えます。
幹事を率先して引き受ける
日程を決め、お店を決め、メンバーを決め、コースを決める幹事。誰でもできるけど、上手に開催するにはすごく気を遣います。その他にもアレルギーに配慮したり、ドタキャンに対応することも。
だからこそ、幹事を引き受けてくれた人には人脈が集まります。そして、感謝も。幹事をする人が少ないからこそ、気持ちよく引き受けましょう。
ちなみに、幹事をスムーズに進行するのはコツがあって、次のパートで紹介しますが、「飲み会やりましょうか」→「いつにしましょうか」のスピードをあげることです。時間が経つと飲みいきましょう!のテンションが下がってくるので。
相手との約束をすぐ守る
飲み会で仲良くなった人と「また、ご飯行きましょう!」という挨拶を交わすことは日常茶飯事です。またご飯の約束に深い意味はなくて、「お元気で!」ぐらいのニュアンスに聞こえるのは、約束が実現することが稀だからでしょう。
だからこそ、興味を惹かれてまた会いたい人との約束はすぐ守ることで、関係を作ることができます。できれば、別れの挨拶をする前に次回の日程や大まかな場所を決めましょう。
もし、はぐらかされるなら、相手にとってあなたはそこまでではなかったということ。でも、次のチャンスがあるかもしれないので、めげずに拗ねずに引き下がります。
異業種交流会やパーティーにやたらと顔を出さない
何も繋がりがないうちは、つい異業種交流会やパーティーに出席して藁にもすがりたくなりますが、0から人との繋がりを作るのは共通点がないと難しいです。
人脈を作ることを一番の目的にするのではなく、自分が学びたいことの勉強会や気になっている人のトークライブなど、別のことをメインにした上で仲良くできる人がいたらラッキーくらいにしておくと気持ちは楽かと思います。
気があった人と集中的に仲良くする
たくさんの人が参加する場にいると、色々な人と話さなくちゃ!と息を巻いてしまいますが、僕は「また会いたいと思う人が1人見つかれば十分」としています。
相手に嫌がられていなければ、この人面白い!と感じた人とじっくり話を続けます。相手にも興味を持ってもらえれば、最後までその人としか話さないこともよくあります。
自分が主催の場であれば、来場しているお客さんたちと一通り話さなくちゃいけないのも分かります。しかし、一人のお客さんであれば、話もそこそこに次々とグループを渡り「僕も一緒にお話しいいですか?」って話しかけるのって不自然さを感じます。
尊敬している人に会ってくださいとお願いしない
本当に会いたい人には、会ってくださいと言わないことにしています。相手と自分に大きな差を感じているときは特にです。お願いが通じて会うことができても、相手にとっては「会ってあげてる」と感じたままで、次の約束に繋がることはほぼないでしょう。
その1回に賭けるよりも、自分を成長させて実績を積み、より対等な立場で話ができるチャンスを待ちます。
好きな人にファンですと言わない
「ファン」という言葉も、相手と自分の立場を固定してしまうので、使わないようにしています。
実際にファンであれば、初対面ではあり得ないほど相手の発言や作品を知ってるわけですから、すぐに相手には伝わります。それで十分です。
Webサービスを使って、気の合う人を絞り込む
最後のパートなので、ちょっとだけ技術的な話をします。たくさんの人がいる日本で、気の合う人を探す一番良い方法は「友人からの紹介」ですが、次にyentaというWebサービスをよく使います。Yentaは簡単に言うと、ビジネス的な出会い系アプリです。
プロフィールや興味のあること、スキルを登録しておいて、お互いに「会ってみたい」となるとメッセージが送れるようになります。最近はYenta経由での転職や引き抜きも盛んに行われていますし、イケてる企業の責任者やマネージャークラスが利用しています。少なくともお互いに何かしらの興味があるので、不毛な時間にはならないです。
他には学生であれば、ビズリーチキャンパスを使ってOB・OG訪問を効率化したり、転職先や副業を探している人で直接的に仕事になる繋がりが欲しいなら、スカウト型サービスのSwitchを使うと良いです。
特に地方に住んでいる方は、都市部への交通費や時間も課題でしょうから、うまくWebを使って自分らしい人脈の作り方を探していかないと損をします。
今回は以上です。まとめると、人脈作るという言葉からイメージする方法ではなく、本当に共感する方とじっくりと関係性を作っていくことが遠回りに見えて近道です。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
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