仕事の優先順位が苦手なら絶対順位でやるしかない【仕事でモヤモヤしなくなる】

  • 2021.03.18

仕事に優先順位をつけるのが苦手な人:仕事をやってもやっても終わりません。優先順位をつけるのが大切だと習ったので実践しているのですが、急ぎの仕事は間に合わないし、重要な仕事は手をつけられないままです。どうすればいいですか?

という方にアドバイスをします。

 

アドバイスのまとめ:優先順位がダメなら絶対順位(先着順)で仕事を進める

本記事のアドバイスを簡単にまとめると、優先順位を基本とした仕事の進め方がうまくいかない場合、絶対順位である先着順で仕事に取り組むべき、ということです。

理由を解説します。

 

優先順位Aと優先順位Bの違いは何?

優先順位Aと優先順位Bの違いは何?

優先順位をつけることは正しいっぽいやり方に聞こえます。事実、僕も仕事を始めて9年近く優先順位に頼ってきました。ただし、優先順位には問題もあります。

例えば、よくある優先順位のつけ方だと、仕事をABCの3つのランクに分けて、Aから順番に取り組んでいくという方法です。

しかし、優先順位Aと優先順位Bの違いはとても曖昧です。

 

仕事はすべて等しく重要

仕事はすべて等しく重要

仕事によって難易度や規模の大小はありますが、重要ではない仕事はありません。仕事を緊急度の大小と重要度の大小の4つの軸で分けて管理しよう、という方法の難しさはここにあります。

重要度の差がつかない以上、重要度を軸にした優先順位をつけることはできなくなります。それに、仕事を管理している時間は、何の仕事も進んでいません。仕事の管理に悩む人は、仕事に対して真摯に取り組んでいる方だと思うのですが、手段であるはずの仕事の管理をすることが、まるで仕事自体のようにならないようにしましょう。

 

補足:自分がやるべき仕事なのか判断する

重要ではない仕事などない、と断言すると「いやいや、無駄な仕事もあるじゃないか」と反論される方がいるかと思いますので、例外を挙げておきます。

すべての仕事は重要ですが、自分がやるべきではない(他の人が実行した方がうまくいく、早く終わる仕事)は存在します。時給の高いマネージャーやスペシャリストになるほど、本当にその仕事を自分がやるべきなのか=他人に任せて別の仕事をした方が会社にとってのコスパがいいのではないか?という視点は大切です。

 

仕事の絶対順位=新着順

仕事の絶対順位=新着順

本記事の核心部分です。仕事の優先順位をつけるのは難しいため、代わりに絶対順位を使います。仕事における絶対順位=新着順です。メールは届いたものから順次返信し、先送りはしません。

資料やレポートの作成なども依頼された、必要だと思った順番で実行すると決めているので、あとはいかに短い時間でそれらの仕事を完了できるかに集中します。仕事の管理自体には時間をかけません。

 

スケジュールも新着順

会議や面会、飲み会などの予定も先に入った予定が優先です。仕事の予定も、友人との予定も、どの予定も大切ですし、優先順位をつけることはできません。

 

仕事はすぐやる瞬間が一番面白い

仕事が一番面白いのは、仕事を思いついた瞬間や依頼された瞬間に頭の中にバッ!と広がるイメージを具体化する時です。後回しにすると、情熱は薄れていきますし、思い描いた全体像もすぐ忘れてしまいます。

優先順位というのは一見して正しそうですが、すべての人が同じスタイルで仕事をしている訳ではありません。仕事の進め方に悩む人の参考になれば嬉しいです。なお、仕事も含めた将来を心配している人には「働き方改革を超えて、理想の働き方を実現する方法」がオススメです。

関連記事

自分らしい理想の働き方を実現したい人:「働き方改革」という言葉をよく聞くようになったけど、そもそも自分がどのように働けば理想的なのか分かっていません。無駄に長い時間働けばいいとは思っていないけれど、まだ若いから一生懸命働くのも必要だと感じて[…]

働き方改革を超えて、理想の働き方を実現する方法

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?