パーソナルアシスタントってご存知でしょうか。有名なものに、iPhoneに搭載されている音声対応のパーソナルアシスタントSiriがあります。古い例えだと、エクセルの右下に出てくるイルカです。
TABIPPO.NETのリニューアル案として、パーソナルアシスタントを搭載しよう!という話がでてきました。
TABIPPOのミッションの1つである「旅をする若者を増やす」ためには、旅の障害となっているものを取り除いた上で、若者たちを鼓舞する必要があるあります。
アイデアとしては、非常に面白い上に大規模な改修となるので、やりがいもありますが、懸念点もあります。
(音声)パーソナルアシスタントってどれくらい浸透しているの?
Siriの他にもグーグルのGoogle Nowの利用率は9.6%(※1)と限定した利用となっています。利用率が最も高いのは20代で11.7%です。Webサイトにパーソナルアシスタントを搭載することを想定しているので利用ケースはSiriとは異なりますが、まだ文化として定着はしていないようです。
※1 2014年11月調査 便利なのに…!SiriやGoogle Nowをよく使っている人はたったの9.6%
潜在層へアプローチする方法がパーソナルアシスタントでいいの?
パーソナルアシスタントから「次の旅行はどこに行きたい?」と聞かれた時に、まだ旅行に対するイメージが固まっていないと答えられないかもしれない。
余談ですが、検索流入だけのWebサイトも潜在層へのアプローチが難しくなりますよね。検索で記事にたどり着くためには、(記事の内容にもよりますが)自分が探すことについて言語化が必要ですから。
アシスタントへの回答方法は自由?選択式?
前述の懸念と関わる内容です。アシスタントへの質問や回答を自由(全てユーザーがテキストで打ち込む)のか、選択式にするかで、アシスタント側での解析の難易度が大きく変わります。
自由なテキストをアシスタントと交換できる場合は、自然言語解析などの領域も入りますが、選択式なら回答を絞り込むことができるので、言語解析は必要ないかもしれません。
まとめ
懸念がたくさんある一方で、夢は広がるばかりです。技術はもちろん、概念的な部分でさえも、勉強を始めたばかりですので、まだまだ考えも浅い部分が多いですが、きっと新しい武器になると信じています。
どうやら、SiriをOS X(PC)に搭載する動きもあるようなので、2016年はパーソナルアシスタントの年になるかもしれません。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?