海外でリモートワークする時に有効な6つの工夫

  • 2020.01.07

インターネットの発達に伴って、在宅勤務やリモートワークが推奨されることも多くなってきたと感じます。リモートワークは通勤時間を削減し、自分の生活リズムで働くことができる一方で、社内でのコミュニケーションが足りなくなったり、自由ゆえに働きすぎることにもなりかねません。

リモートワークは万能ではなく、良いところも悪いところもあります。大切なことは悪いところを減らす努力をすることです。そこで今回は、日本国内の仕事を請け負い、自分自身は海外でリモートワークする時に気をつけることをご紹介します。

 

オフィスワーカーやクライアントと共通のコアタイムを決める

リモートワーカーは交通機関のスケジュールやオフィスの稼働時間を気にする必要がないため、昼間でも夜中でも縛られずに働くことができます。

ただし、仕事をスムーズに運ぶためには少なくとも4時間は社内のメンバーやクライアントに合わせてコアタイムを決めましょう。そうすることで、メンバーからのリアルタイムな連絡を受け、クライアントの要望に素早く応えることができます。

 

ただし、オフィスとリモートでの時差が大きい場合、コアタイムの設定が困難になります。例えば、イタリア、ドイツ、スペインなどのヨーロッパ主要国と日本の時差は8時間になります。

日本側の稼働時間が9時-17時の場合、リモート側の現地時間は深夜1時-9時ですので、リモート側の負担が非常に大きくなってしまいます。これ、どうしましょう。ノウハウがある方教えて欲しいです。

 

孤独・孤立を防ぐ

リモートワーカーは自宅や自室だけではなく、カフェやコワーキングスペース、公園など積極的に外に出るようにしましょう。過度の孤独は、心理的な負担になります。

また、会社側は情報を閉じ込めないようにしましょう。議論はなるべくチャットやメールで行い、少なくとも議事録を残して、リモートワーカーが知らないうちに意思決定されていることを防ぎます。

重要な決定が知らないところで成され、今更覆しようもないように振舞われることはなかなか傷つきます。

 

リモートワーカーのスケジュールと仕事を見える化する

オフィスで顔を合わせていないだけで、進捗通り仕事をしているのか心配されやすくなります。無用な心配を防ぐためにも、コアタイムを含む出勤スケジュールと仕事の進行状況を共有しましょう。

リモートワーカーの進捗が分かっていれば、いざという時にチームメンバーが助けに入ることも簡単になります。

『リモートチームでうまくいく』(日本実業出版社刊)では、「論理出社」というアイデアが推奨されています。オフィスに出社することを「物理出社」、出社せずにリモートで働き始めることを「論理出社」と区別し、論理出社した社員はチャットツールに挨拶するそうです。これ、いいね。

参考:離れていてもチーム!「リモートワーク」で成果を出す会社の働き方 | 日本実業出版社

 

働きすぎず、適度に休憩する

リモートワーク中は強制的に時間を決めて休憩に入りましょう。リモートワークはオフィスワークよりも仕事を中断される機会が少なくなる一方で、ついつい仕事をしすぎることがあります。

 

ソーシャルメディアを制限する

リモートワーク中は孤独を感じてソーシャルメディアが気になりますが、せっかく集中できる環境を自ら中断してしまっては本末転倒です。孤独に耐え、ソーシャルメディアやチャットのチェックを制限しましょう。例えば、チェックする時間帯を決めることで。

 

出勤するように身支度を整える

心を切り替えて仕事に立ち向かうためには、出勤するように身支度を整えることが有効です。オフィスに出社するように、シャワーを浴び、朝食を食べ、身支度を整えることで、自然と仕事モードに没入することができます。

五郎丸選手のルーティーンのように、リモートワークのルーティーンを作りましょう。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?