【対談を掲載】TABIPPO編集長 前田塁 × 旅Pocket編集長 細田亜優奈 旅メディアにとって「良い記事」とは?

      2019/01/09

旅行代理店の「旅工房」が運営するWebメディア「Tabikobo Journey」に旅行系Webメディアの編集長2人による対談が掲載されました。記事の内容をコメントで補足しながら、振り返ってみます。

 

旅行系Webメディアの住み分け

── TABIPPO.NETはどんなメディアですか。

前田 旅行メディアって、なんとなく住み分けをしていると思うんですけど、TABIPPO.NETの場合は、ざっくりと「お出かけ」「日帰り」「ランチ」以外をやっていこうというのが基本的なコンセプトです。なので極端にいうと、日本だと、「長野とか岐阜とかもいいんだけど、それよりも僕らが書くべきなのは小笠原諸島だよね。」みたいな感じです。「今日のランチはどこに行こう」みたいな記事はRettyさんや食べログさんで十分にフォローされてるので、「僕らはもっと旅っぽいものを書こうぜ!」という方向性ですね。

海外旅行と国内旅行の比率は8:2くらいです。国内に関しては、充実しているWebメディアがたくさんあるので、TABIPPOらしい国内旅行って何だろう?と考えた結果、旅行先での体験を重視した47都道府県でやりたい4700のことシリーズを配信しています。

参考:

 

トラベルライターの採用試験

細田トラベルライターになるには試験みたいなものはありますか?

前田 あります。エントリーのときに出していただく企画書を見ています。TABIPPO.NETのことを理解してくれているか、発信したい内容がTABIPPOと相性が良いかなどをチェックします。これまでの執筆歴は全く見ていない訳ではないですが、旅人からの応募が中心なので、そもそもライター経験者は少ないですね。

応募の際に提出していただく項目の中で「TABIPPO.NETで書きたい記事のテーマ」が下記のようになっている方を採用しやすい傾向があります。

  1. TABIPPO.NETの既存記事と重複していない
  2. ライター自信のオリジナルな体験が反映されている
  3. 18歳〜29歳ぐらいを対象とした切り口
  4. 旅に行きたくなるポジティブな内容である

 

自分がターゲットではない記事

前田 F1の話だと、僕って「F1ではない」じゃないですか。31歳のおじさんなので。そうなると、F1向けの記事をチェックする上で、読者にとって面白いかどうかは僕には分からないんですよ。その自覚はあるので、編集目線として企画のピントが合っているかということを「良い」記事の1つの基準にしてます。

TABIPPO.NETは65%が女性読者です。そのため、女性向けに恋愛やファション、コスメなどの記事を配信することがありますが、僕向けに書かれていないため面白い・面白くないという感覚は分からないです。

そこで、この記事が伝えたい内容がハッキリしているかどうか、読者が気にかけてくれるフックがあるかどうか、などのピントが合ってイルカは判断した上で、最終的にはライター側にゆだねることにしています。

 

創刊編集長の引き際

前田 僕は、編集長兼TABIPPOの創業メンバーでもあるので、早いうちに卒業しないと「権威だけがあるおじさん」になってしまう…笑 TABIPPOの場合、創業メンバーや社長に権力があるという訳ではないんですけど、「とはいえ」って新しいメンバーは思うじゃないですか。笑

メディアには編集長の色が強く出るので、引退後にTABIPPO.NETがどうなるかは結構楽しみにしています。

 

今後のTABIPPO.NETでやりたいこと

前田 TABIPPOは、旅人が増えればWEBメディアにこだわらず方法はなんでもOKというスタンスです。これまでは記事を発信するメディアという形でやってきましたが、テキストと画像の組み合わせしか取り組んでこなかったのでWEBメディアというより、WEBサービスとして進めることで、できることの幅が広がるんじゃないかなと考えていますね。

手段としてWebメディアを選んだ経緯があるので、今後はメディアという形にとらわれない方が良い仕事ができると思っています。例えば、必ずしも旅行先の写真がなくても旅の話って楽しいのではないか?という仮説の元、Youtubeでネットラジオを始めたのも新たな試みです。。

 

今回の記事は以上です。2018年はありがたいことに、たくさんのメディアやラジオに出演させていただきました。出演のご相談はTwitterやFacebookのメッセージでお願いします。

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