旅行先の写真を上手に撮りたいのに、うまくいかないという方に向けて、知ってるだけでイケてる旅行写真が撮れるテクニックを紹介します。
プロカメラマンのように、高価なカメラや機材がなくてもカッコいい写真が撮れます。必要なのは機材よりもアイデアです。
勇気を持って写真を大きく切り取る
ウィーン名物のザッハトルテの写真です。ケーキや食べ物を撮る際はお皿がちょうどフレームに収まるように撮りがちですが、余分な部分を切り取った方が印象に残る分かりやすい写真になります。
写り込みを使う
建物の窓に映る青空が綺麗だったので、シャッターを切りました。他にも水たまりや車のサイドミラーなどを通して写っているものを撮影すると奥行きが出てかっこいい写真になります。
写真の中に額縁を作る
自然物や人工物を使って写真の中に額縁を作ることで、より見せたいものを際立たせて注目を集めることができます。こちらの写真はチェコのチェスキークルムロフにある古城の外壁を使っていますが、他にも木々の切れ間などでも代用できます。
意図的に人物を写真に入れる
写真を撮っていると「できるだけ人物が入らないよう撮影しよう」と考えがちですが、それだと同じ場所では誰が撮影しても同じような写真になってしまいます。逆に意図的に人物を入れることで、対象物の大きさや写真の奥行きを表現することができます。
思い切って声をかける
勇気を出して声をかけることで、その瞬間にしかない写真を撮ることができます。なお、宗教的または文化的な背景で、声をかけられることや写真を撮られることを嫌がる人には注意が必要です。例えば、中東地域での女性。
ベストなタイミングをじっと待つ
天候や光の入り方、人の動きや風の流れなどをじっと待つことで、もっとイケてる旅行写真を撮ることができます。ただし、カメラのファインダーを覗いている間は非常に無防備になるのでスリに注意してください。友人がベルリンの壁で写真撮影中に、肩掛けのバックのファスナーを開けられて写真をスられていました。
空の色と対象物を揃える
赤い建物と夕焼け空、青い教会と青空など、空と対象物を揃えるとユニークな写真を撮ることができます。ウズベキスタンにサマルカンドという青い街がありまして、青空のサマルカンドをぜひ撮影してみたいです。
世界観を示すものを撮る
イケてる旅行写真を撮る人は、ちょっとしたモノを見つける力に優れています。こちらの写真は東ティモールにあるカフェの壁にかけられたコーヒー豆の袋です。カフェの内装自体も素敵だったので、もちろん撮影したのですが、こういった世界観を示すものと一緒に掲載すると深みが増します。
小物を写真に利用する
こちらの写真はアイスランドのスーパー「KRONAN」です。元々は整然と陳列されたスーパーの棚が可愛かったので撮影したのですが、このスーパーは黄色で店内やカートが統一されていたので、カートを写り込むようにして、今まさに買い物している様子を表現しました。
光を閉じ込める
フォトグラフの語源はphoto(光)とgraph(書かれたもの)で、光で描かれたものという意味です。カメラは光を捉える機械ですから、旅行先での光の動きをいかに見つけられるかがイケてる写真を撮影するコツです。
こちらはベラルーシの首都ミンスクにある「聖シモン・聖エレーナ教会」のステンドグラスから差し込む光を撮影したものです。ステンドグラスの手前には天井から布が垂れ下がっていて、斜めから入る光がちょうど当たる位置でした。
がんばってカメラを近づける
最後のいい感じの旅行写真を撮影するコツは思い切ってカメラを近づけることです。人に慣れている動物であれば、レンズに近寄ってきてくれることがあります(逃げることもありますが)。
まとめ
改めて、今回紹介したイケてる旅行写真を撮影する魔法のテクニックをまとめるとこちらになります。
- 勇気を持って写真を大きく切り取る
- 写り込みを使う
- 写真の中に額縁を作る
- 意図的に人物を写真に入れる
- 思い切って声をかける
- ベストなタイミングをじっと待つ
- 空の色と対象物を揃える
- 世界観を示すものを撮る
- 小物を写真に利用する
- 光を閉じ込める
- がんばってカメラを近づける
実際に撮影した写真の多くは商用利用可能なフリーフォトとして配布しています。たくさんの写真を見ていることも、カッコいい写真を撮ることには役立ちます。ぜひご覧ください。
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