旅の物語を5回繰り返して味わう方法

旅の物語を5回味わう方法
  • 2020.01.10

「モノを買うより、コト(体験)にお金を使う方が幸福感が強くなる」という研究結果がサンフランシスコ州立大学の心理学者ライアン・ハウエル氏によって、発表されています。

また、コーネル大学の心理学者トーマス・ギロビッチ氏によると「モノを買った幸福は次第に薄れ、最後には所有していることに慣れてしまう」そうです(*1)。

*1 幸せはお金で買えるのか – WSJ

 

体験の幸福度が高くなる理由は、モノの幸福度が次第に減っていくことと反対に、脳のポジティブな作用によってどんどん美化されるためです。

当時は辛かった思い出が、振り返ってみるとよかった記憶になることは人間なら誰しもに起こる錯覚ですが、なんども錯覚を繰り返すことで人は幸福になります。

 

旅行は体験の代表格なので、旅行好きの方は幸せになりやすい趣味を持っていると言えますが、せっかくならさらに旅行の物語を繰り返し楽しむ方法を紹介します。

 

旅行を計画する(1回目)

旅行を計画する

旅行の物語は計画からはじまります。旅行の下調べや予約が面倒ですが、誰かに任せたい気持ちをグッとこらえてください。旅行に限りませんが、計画を楽しくするコツは主導権を自分で持つことです。

「旅行先、どこがいい?」ではなく「ここに旅行したいから、一緒に行こうよ!」と誘うことで、自分が行きたい場所にみんなと行くことができます。

 

ちなみに、僕の場合は行きたい場所が世界中にあるので、それぞれの航空券を空き時間にSkyscannerで調べています。別記事「会社員が安い航空券を取る5つの裏技」にまとめてますので、自力で航空券を予約することに慣れていない方はご覧ください。

 

旅行を体験(2回目)

旅行を体験

旅行を計画したら、次は本番。旅行自体の体験です。旅行先でもモノではなく、コトにお金を使うことで、より充実します。

 

例えば、ツアーガイド付きの街歩きに参加したり、現地の料理教室で料理を学ぶ(外国語に不安がある人はタビナカで日本人ガイド付きのツアーやアクティビティを検索できます)。

ホテルではなくAirbnbで民泊する。公共交通機関ではなく、レンタカーを借りて移動する。WWOOFFでファームステイするなど、体験の幅を広げる方法はさまざまです。

 

恵比寿ハウスバリ

恵比寿ハウス

恵比寿ハウス台湾

僕の場合は、友達とドレスコードを揃えて写真を撮ることを定番にしています。準備に少し時間かかりますが、かかった時間の何倍もあとでワクワクします。

 

旅行を記録する(3回目)

旅行を記録する

旅行自体の体験に加えて、さらに楽しむ方法としては旅行の記録、です。

iPhoneX以降なら、一眼レフカメラと遜色のない写真が撮れますし、もっと本格的に取り組みたければプロが使っているカメラも20万円〜30万円くらいで購入できます。ちょうど僕も旅行用のカメラを新調したところです。

 

YoutubeやSNSに動画を上げることも一般的になってきたので、よりリアルに旅行体験を記録するなら動画に挑戦するのもアリですね。

本筋ではないですが、動画を制作できる人が足りていないので旅行中にできる仕事を探しているなら、映像クリエイターがこれからはオススメです。

まだ多くはありませんが、デジタルハリウッド大学などがネット動画クリエイターになりたい人向けのスクールを開講しています。

 

旅行を発信する(4回目)

旅行を発信する

旅行を記録したら、SNSやブログで発信することで、もう一度自分で旅行を振り返って楽しむことができます。友人や読者から反応を得られると「いい旅行だったなぁ」とさらに旅行の評価が上がります。思い出はこうやって美化していく。

ちなみに、ご覧のブログはWordPressというブログサービスで作成していて、だいたい2~3時間あれば初めての人でも立ち上げることができます。

 

SNSならInstagramで旅の様子を発信する人が増えましたね。いいね数の非表示をテストしてます(*2)し、自分のためのSNSになりつつあります。

*2 Instagram、「いいね!」数を非表示に。本人にのみ表示 – Impress Watch

 

旅行を実物化する(5回目)

旅行を実物化する

最後に、実際に旅行の記録や旅行で得たものを実物化すると、より愛着が湧きます。写真であれば印刷、フォトブック、最近はミニ冊子の「ZINE」を作ることも簡単になりました。

参考:初心者でも簡単に写真集が作れる?!アートブック「ZINE」の作り方について | いとうノート

 

ファッションが好きな人は、旅行先で買ってきた布でシャツやスカートを作ったりもしてますね。手間をかけるほど旅行は楽しくなるし、実はその手間すら人間の脳はポジティブに変換します。

 

旅の物語を5回味わう方法 | まとめ

本記事では「旅の物語を5回繰り返して味わう方法」について解説しました。ずっと旅行していると、旅行資金はどうしてるの?と聞かれますが、色々な仕事をしてかき集めてます。

最も稼ぎやすいのはWebエンジニアなので、旅人エンジニア留学を企画してエンジニア学習を応援してます。

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授業の形式と内容

 

ツイッターでアンケートを取った結果だと、エンジニアよりもデザイナー、さらにはライターが人気です。書くことを仕事にするとなると、本や文章が大好きで本当に書くことに集中したい人出ない限り、差別化が大変な領域なので、稼ぐのがしんどいです。

デザイナーは技術職なので、ライターよりは差別化や細分化がしやすいのでオススメできますが、これまでにチラシや雑誌などをデザインしてきた先輩デザイナーがたくさん業界にいるので、勝ちにくいのが難点です。

 

とはいえ、ライターはハマる人には天職ですし、デザイナーもやりがいのある仕事です。好きなことか、得意なことしか仕事は成功しないので、何でもやってみるフットワークの軽さが大切ですね。

本題から随分とそれましたが、旅を1度で終わらせずに繰り返し味わう方法を取り入れると、旅のコスパが最大になります。試してみてください。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

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