仕事のために、旅行を諦めたくない人:仕事をすることは嫌いじゃないけど、それよりも旅行が好きなので、仕事と旅行を両立できるような環境に憧れています。ツイッターやインスタをには、旅を仕事にしている人たちがたくさんいるけど、実際のところはどんな感じなの?旅を仕事にするって実現できるの?
という質問にお答えします。結論としては、旅を仕事にすることはできますが、かなり説明されていない部分が多いです。今回は「旅を仕事にする」が生み出している誤解を中心に解説します。
なお、僕の本職は株式会社TABIPPOの編集長でして、起業してからの4年間で旅と仕事についてかなり色々と学ぶことできました。
記事のまとめ
1. 旅を仕事にするは嘘
2. 仕事をしながら旅をしているは本当
3. 収入 > 旅行費用+生活費の実現ができれば旅を仕事にできる
4. 未来から逆算して収入を決める
解説を箇条書きにすると、このようになります。記事タイトルである、旅で起業して気づいた「旅を仕事にする」の本当と嘘について知りたい場合は1と2まで読んでもられえればOKです。3と4は旅と仕事を両立するための具体的な戦略です。
旅を仕事にするはウソ
旅は消費をする活動なので、旅を仕事にする(旅でお金を稼いでいる)は嘘です。ただし、分かりやすいので便宜的に使っている人が多いのが現状です。
「旅を仕事にしている」という人たちが、実際には何を仕事にしているかというと、ライターやWebエンジニア、コンサルタントなどをしてます。仕事の一覧は別記事にまとめたので、旅と相性の良い仕事を知りたい方はご覧ください。
仕事をしながら旅をしているは本当
「世界を旅しながら仕事をしている」という状況を端的に「旅を仕事にしている」と説明しているだけなので、旅と相性の良い仕事や技術を身につけることができれば、誰でも旅を仕事にすることができます。
旅と相性の良く、ニーズが高まっている(仕事が多い)技術は下記の3つです。
1. ライティング
2. アフィリエイト
3. プログラミング
他にも旅と仕事を両立できる技術はありますが、現代であればインターネット関連の技術を身につけるのが最適です。旅人が就活するなら「Web系の広告代理店」を目指すべきという記事にもインターネット技術を学ぶメリットについて書きましたが、成長産業に身を置いた方が短時間で稼げる人材になります。しかも、場所を限定しないインターネットは、旅行との相性がとても良いです。
「旅を仕事にする」が続かないケース
技術を身につけて仕事を始めても、収入が旅行費と生活費の合計を下回っていると、旅を思うままに続けることはできません。毎日贅沢な旅行をしなくてもいいけど、食事やアクティビティなど旅行を楽しむためのお金をケチるのは、みんな嫌ですよね。
収入 > 旅行費用+生活費 の実現ができてこそ、思い描いていた生活になるでしょう。ただ、収入は多ければ多いほど良いというわけではなく、自分の働き方を決めるためにも、いくら必要か?は把握しておくべきです。
人生でやりたいことをやるために、いくら必要か
老後の生活や子供の養育費などを考えても、自分がやりたいことを実現する費用については考えない人が多いです。世界一周なら1年で150万円、アメリカ横断なら1ヶ月で25万円ほどがかかります(意外と安い)が、行き当たりばったりでお金を貯めたり使ったりしていると、消耗します。
僕の場合は「人生でやりたい100のリスト」を作って、そこから必要なお金を逆算しました。人生でやりたいことは増え続けて、人生でやりたい1000のリストになりましたが、合計金額は2億1832万円でした。人生残り50年とすると、1ヶ月あたり30万円がかかる計算です。
ということは、生活費にプラス30万円の収入があれば目標達成で、それ以上を稼ぐよりも早いことやりたいことをやっていった方が充実した人生になりそうです。
いきなり、収入を増やす方法を考える前に、まずは理想の人生を過ごすためにいくら必要なのか?を考えてみてください。一気に、稼ぐことについても現実味が出てきますよ。
収入を増やす方法
収入を増やす方法は以下のどちらかです。
1. 時給を上げる(昇級、出世など)
2. 収入源を増やす(副業、アルバイトなど)
例えば、商社やマスコミに勤務していて将来的に時給が上がる見込みがあるなら、昇給や出世を目指して1つの仕事にすべてを捧げる働き方が有効になります。昭和的ですが、年功序列が続いているなら悪い勝負ではありません。
一方で、時給が上昇する望みが薄い場合は、別の収入源を作る必要があります。副業の探し方や作り方は別記事で解説しましたが、ただの労働代行になると時給が上がりにくいので、技術が身につく仕事を探しましょう。
旅行費用を減らす方法
収入が大きく変わらなくても旅行費用を減らすことで、収入 > 旅行費用+生活費 の実現ができる場合があります。そもそも、旅行にお金をかけすぎな人は、航空券を最安のタイミングで取得するだけでも5万円〜10万円は節約できます。
Skyscannerという航空券比較サイトを使って、下記の3つを守れば相当安い航空券を見つけられます。
・出発地のみを選ぶ、最安値検索をする
・価格帯の良さそうな旅行先を見つけたら、プライスアラートに登録
・遅くとも2ヶ月前には予約を完了する
生活費を減らす方法
生活費を減らす簡単な方法は固定費を減らすことです。代表的な固定費は家賃と水道光熱費、通信費(携帯料金)、保険料です。
家賃を減らすためにシェアハウスへ(自分で管理するとベスト)、水光熱費はガスと電気を同じ会社にして削減、通信費はSIMフリースマホにすれば月3000円くらいになります。保険は内容によっては打ち切る。
参考情報:安いシェアハウスを検討している人が知っておくべき真実
色々と工夫した結果、世田谷区に住んでいますが固定費は6万円に抑えることができるようになりました。影響が大きいのは家賃なので、実家に住みながら実家に家賃を納めるとかもありですね。
まとめ
「旅を仕事にする」について改めてまとめると、このようになります
・「世界を旅しながら仕事をしている」というのが正しい説明
・旅と相性の良い仕事はインターネット関連
・収入を増やす前に、いくら必要なのかを考える
・旅行費用と生活費はまだまだ下げられる
「旅と仕事」のカテゴリーに、旅と仕事に関する様々な記事を書いているので、それぞれの内容について詳しく知りたい方は別の記事も合わせてご覧ください。