ユーラシア横断ひとり旅を楽しく、便利にしてくれた7つ道具

7つ道具
  • 2019.05.30

初めてひとり旅に行く人:ひとり旅の持ち物をどうするか悩んでいる。重い荷物を持ち続けるのは大変だから、できれば少なくしたいけど、不便な体験をするのも嫌だ。お金はできるだけ旅行先で使いたいから、持ち物のコスパも良いと最高なんだけど。

という悩みを、ユーラシア大陸横断ひとり旅を例に解消します。

 

記事の内容

45日間でユーラシア大陸を横断。ロシア、ドイツ、ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニア、フィンランド、アイルランド、ポルトガルの9ヶ国を訪れました。荷物は普段使いのリュックサックとカメラバッグに入り、LCCの持ち込み手荷物規定を超えない7kg以下です。

ロシアのエカテリンブルグでサッカー日本代表のW杯応援もしたので、サッカーグッズが多めですがおかげで旅の新しい楽しみ方に気づきました。

1年前にTABIPPO編集長が選ぶ「ひとり旅でいつも持ってくトラベルギア」7選という記事で紹介した持ち物のうち、いくつかリニューアルされてるので合わせて読むと面白いです。それでは、本題です。

 

サッカー日本代表公式ユニフォーム(背番号4:本田)

ユニフォーム

W杯現地観戦のために、生まれて初めて代表ユニフォームを購入しました。背番号は4番で、本田選手のユニフォームです。海外旅行先で「日本人だ」と分かる服を着たのは今回が初めて。

日本と日本人が世界中で愛されていることは海外旅行をしたことがある人なら一度は感じたことがあるでしょうが、同時に「日本人=お金持ち」のイメージも定着しています。また、日本人だと分かる服装は街中で目立ちます。

トラブルや犯罪を避けるために日本人だと分かる格好は避けていたのですが、今回は応援の意味も込めて代表ユニフォームを頻繁に着用してました。

 

代表ユニフォーム

結果は大成功!本田選手は2010年から2014年までロシア・プレミアリーグで活躍していたので、ロシア人にもファンが多く何度も「ホンダ!ジャパン!」と話しかけられました。

ちなみに、ロシア人は英語が話せない人が多いため、話しかけられてもあまり会話できないのはご愛嬌です。

 

ロシアW杯 FAN ID

fan id

ロシアを観光するためにはビザが必要です。日本人のパスポートでビザを求められる国は珍しく、有名なのはロシアの他に、ブラジルやミャンマーなど。インド、カンボジア、ヨルダン、エジプトなどもビザは必要ですが、空港で取得できるアライバルビザが整備されてるので、お金はかかるけど手間はかかりません。

ロシア東端の街ウラジオストクは日本から一番近いヨーロッパとも呼ばれ、成田から2時間半で訪れることができますが、日本人旅行者がなかなか増えないのはビザも理由の一つです。ただ、2017年からウラジオストク含む極東地域はビザが簡略化されたりと良いニュースもあります。

 

そんなロシアビザですが、ワールドカップ開催にあたっては観戦者にFAN IDという特別なビザが発行されました。2014年のブラジル大会も同様でした。FAN IDの発行には、ワールドカップのチケット予約番号とパスポート情報が必要とされ、身分証明証の役割を果たしました。

入国の際に、パスポートとFAN IDを見せればOKと聞いていましたが、無性にドキドキしたのはここだけの話です。スタジアム入りの際も必要となりますが、欧米の観戦者たちは普段からFAN IDを下げてる人が多くて「あ、この人サッカーファンだ!」と一目でわかります。

 

ロシアに住んでいる人たち、特に試合会場から遠いロシア中部、東部の人たちはFAN IDの存在を知らない人も多く、見せると盛り上がりました。

 

エブリデニム Relax Black

エブリデニム

旅行の持ち物を減らすには、いかに衣服を減量できるかにかかってます。特にズボンはかさばるので、夏の旅行であれば最大でも下記の3点までにしています。

  1. 水着と短パン兼用の半ズボン
  2. 長ズボン
  3. 長距離移動とパジャマ用のジャージ

今回の長ズボンはエブリデニム社のRelax Blackを履いていきました。とにかく履きやすくて、締め付けすぎないけど、シュッと見えるズボンを探してたどり着いた傑作です。

アメリカ横断の時は、ALL YOURSの思わず毎日履いてしまうセットアップ「FAST PASS」でした。どちらのブランドも既存のファッションブランドではなく、インターネットを中心とする振興ブランドでして、ファッション業界も日々変わってることを感じます。

 

KEEN CLEARWATER CNX

足元は2年前からKEEN一択です。汗っかきなので、中にくるぶしソックスを履いています。KEENの商品は水陸両用で使える上に、履き心地がよく足が疲れにくいのでクロックス好きの人にはぜひ試して欲しい。原宿のキャットストリートにオフィシャルストアがあるので、都内の方はそちらで試着できます。

 

一眼レフカメラ / Canon EOS 7D

格安で譲ってもらったCanon EOS 7Dに、レンズはSIGMA 標準ズームレンズ 17-50mmをつけています。替えのレンズは持って行ってません。Amazonで買えば、レンズが67%オフ(!?)になっているので合わせて15万円くらい。

コスパが良くカメラの機能はとても満足しているのですが、難点としては重いところです。以前に修理もしているので、次にどこかが壊れたら、軽くて高性能なSONYのα7に買い換えるかもしれません。最近、旅行好きでα7使ってる人がすごく増えた気がする。

 

Nintendo Switch

Nintendo Switch

ユーラシア横断のひとり旅では、東西の移動にシベリア鉄道を利用したのでとにかく時間がたくさんありました。シベリア鉄道ではwifiはおろか電波もあまりなかったので、やることはKindleで読書か、ゲームくらい。(お酒好きの人はロシア人からウォッカ奢ってもらえます)

ずーっと気になっていたNintendo Switchをついに購入して、移動中はゼルダやってました。鉄道で隣の席だったロシア人が酔っ払って、「オレにもやらせろ!」とロシア語で言ってきた時は、英語が通じない状況で四苦八苦しながら操作方法を伝えました。

 

Bonaker(ボナーキー) 4つUSB&4つプラグのマルチタップ

最後に紹介するものが、最も買ってよかったBonaker(ボナーキー)のマルチタップです。以前は、海外コンセントの変換器とタコ足を別に持っていましたが、古性のちさん(@nocci_84)に勧められてボナーキーに変更しました。

マルチタップ本体にコンセント変換器が装着されていて、タップのUSBポートに直接USBコードをさせるので、iPhoneの先っちょが不要になります。USBポートは4つあるので、これ1つで充電は十分です。あと、変圧器も内蔵しているので電子機器への負担も少ないと思います。

 

おまけ:サッカーボール

W杯観戦先でTABIPPOのメンバーと合流したのですが、現地でサッカーボールを購入して試合開始前に他国の応援団たちとサッカーしてました。ユニフォームやFAN IDの項目にも書きましたが、自分が楽しむための荷物をコンパクトにできたら、周りの人と楽しめる持ち物を用意すると、もっと旅が楽しくなるなぁとニヤニヤしてしまった旅行になりました。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

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