文章の内容や事実を確認する作業を「校閲」と呼びます。間違った情報を掲載することを防ぐ大切な仕事です。文章や記事を公開するための最後の砦として、しっかり校閲しないと、大変なことになります。
[校閲 ポイント]などで検索しても、具体的な情報が出てこなかったので、
なお、記事の添削は執筆→編集→校閲→校正という順番でチェックされます。編集や校正でのチェックポイントが知りたい方は下記の記事をご覧ください。
» 編集:記事添削のコツ!500万PVの編集長が記事を編集する時に14のポイント
» 校正:2000記事を校正した編集長による校正の18チェックポイント
内容確認(校閲)のチェックポイント一覧
まとめて読みたい方に向けて、校閲のチェックポイント一覧です。
・日付や年代の誤りはないか?
・製品の値段、スペックに間違いはないか?
・最大級の表記は正しいか?
・数字・データに誤りはないか?引用元は信頼できるか?
・住所はあっているか?閉店していないか?
・記事内容に矛盾はないか?
固有名詞や人物名の誤りはないか?
固有名詞や人物名、社名などのミスは校閲で防ぎます。
キャノン→キヤノン(大文字)
富士フィルム→富士フイルム(大文字)
ビッグカメラ→ビックカメラ(クに濁点がつかない)
菊池と菊地
浜村と濱村
一郎と一朗
桂子と佳子
日付や年代の誤りはないか?
間違いがちな、世紀や元号の表現に誤りがないか確認しましょう。また、物事が起こった日時もWikipediaではなく、公式サイトに確認が必要です。
製品の値段、スペックに間違いはないか?
商品を紹介する場合は、値段やスペックの記載間違いがないか注意です。値段に関しては、桁を間違えていないか慎重に。
最大級の表記は正しいか?
日本唯一、世界最大などの表記はリスクがあります。確信を持っていない場合は、最大級のような表現に変えるのが無難です。
ただ、PRに使うために「日本初」かどうかの裏付けが確認できている場合は、強みになるので大いに使いましょう。
数字やデータに誤りはないか?引用元は信頼できるか?
各種数字やデータの引用に誤りがないか。引用しているデータが古すぎないか?データの引用元は信頼できるかは要検討です。
最も信頼のおけるデータは政府機関です。次に民間の研究機関。そして、民間企業、個人と続きます。
例えば、旅行領域の統計データを探しているなら、調べるべき順番は国土交通省・観光庁→日本旅行業協会・JTB総研→楽天トラベル→個人ブロガー→Twitterの順番ですね。
住所はあっているか?閉店していないか?
観光スポットやレストランなどの紹介の場合は、現住所があっているか(移転していないか?)、閉店していないか?に注意します。
記事内容に矛盾はないか?
最後に文章や記事が矛盾を抱えていないかを読み込みます。
編集者なら知っておくべき校閲の精度を上げる7つのポイント | まとめ
校閲のチェックポイントは以上です。編集者からライターに向けて、記事の改善を促すならライティングで守るべき3つのことを伝えれば改善します。
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