カメラ初心者の人が旅行先の前に覚えておくと、魔法のような写真が撮れる工夫について紹介します。
- マニュアル撮影って何がマニュアルなの?
- 一眼レフってどれを買えばいいの?
こんな方が対象です。写真のうまさは技術では決まりません。工夫です。
マニュアルモードは使用禁止
カメラ初心者の方はマニュアルモードを使わなくても、むしろ使わない方が良い写真が撮れます。旅行先では移りゆく空の色や、雑踏や街角などを一瞬で撮らなくてはいけないので、マニュアルを設定してると間に合いません。
基本はプログラムオート(P)で、場合によって絞り優先(Av)とシャッタースピード優先(Tv)を使い分ければOKです。
カメラモードの使い分けイメージはこちらです。
プログラムオート(P):素早く撮影したい。明るさが頻繁に変化する場合
絞り優先(Av):風景、ポートレート、商品、料理、建築物
シャッタースピード優先(Tv):スポーツ、動物、飛行機
勇気を出して、10歩前に寄って撮る
海外で写真を撮るときに「怒られたら怖いなぁ」とビビって、遠くから撮影しがちです。しかし、声をかけて近くから撮影した方が、ずっと良い写真になります。目安としては、いつもより10歩近づいてください。
なお、肌の露出を制限している人が多い(イスラム教徒など)場合や、小さい子供を撮る(特に欧米圏で)場合は注意が必要です。欧米では、小児性愛に関する忌避感が強いため、かわいい子供を何となく撮影しているとトラブルになる可能性があります。
もちろん、人によっては快く撮らせてくれることもあるので、迷ったら聞けばOKです。
1枚で1つだけ写す
(本当は左側にちょこっと残っている絵も映らないようにしたかった)この写真のように、1枚に写すものは1つだけにして、現場の雰囲気を伝えるためには、1つを写した写真をいくつも並べると良いです。
雑誌や新聞の場合は、写真を掲載できる紙面のスペースが限られているので、1枚で多くの情報を伝える記録写真よりになりがちです。しかし、Webメディアやブログは写真の枚数に制限がないので、限定的な写真をたくさん揃えて、全体を説明した方が印象に残ります。
旅行先ではとにかく1日100枚シャッターを切る
素敵な写真を撮るためには、これまでは気づかなかった小さなシャッターチャンスを見逃さないことが求められます。カメラ上級者は常に周りをキョロキョロして、ユニークなものを探し続けています。
カメラ初心者がシャッターチャンスを逃さないためには、まずは1日100枚撮影することを目標にしてください。100枚すべてが素敵な写真ではなくてOKなので、とにかくシャッターを切り続ける。そうすると、被写体を発見する力が磨かれます。
100枚撮影して、気に入った写真が1枚あれば成功!ぐらいの気持ちでハードルを下げることが、たくさん撮るコツです。
カメラとレンズは憧れの人を完コピでOK
カメラとレンズって何を買ったら良いか分からないという人は、憧れてる人と同じカメラとレンズを買えばOKです。[XXXXX(人の名前) カメラ]で検索すると、インタビュー記事で使用している機材について答えているので、完璧にそのまま真似しましょう。
ちなみに、旅行系のフォトグラファーでファンの多い、伊佐知美さんと古性のちさんの機材はこちらの記事にまとめました。
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カメラ初心者が旅行先で魔法のような写真を撮る | まとめ
記事は以上です。初心者の方はカメラにある様々な設定を気にしすぎますが、最近のカメラはとても優秀なので、オートモードでもいい感じに写真が撮れます。それよりも、カメラという道具そのものをどう使うかに意識を向けてください。
その上で、設定も覚えてもっとカメラを楽しみたい!という方は別の記事に「光」をテーマにしたカメラ設定の解説をまとめたので、ご覧ください。
旅行先でたくさん写真を撮っているけれど、SNSで見るようないい感じの写真が撮れない。何が違うんだろう?という方に向けて、「光を捉える」カメラの使い方を解説します。最後まで読んでいただければ、良い写真を撮るために必要な知識が身につきま[…]
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