東欧を旅行していると、国境を越えるたびにSIMカードを買い直す必要があって、かなり大変でした。どこかにEU圏ならどこでも使えるSIMカードはないだろうか?と考えていたら、チェコのヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港でVodafoneショップが販売していました。
EU加盟国ならどこでも繋がるSIMカード
こちらがEU加盟国で使えるSIMカードです。値段は1ヶ月5GBまで使えて1200コルナ(約5700円)でした。めっちゃ高いです。日本の携帯料金に慣れている方からしたらそんなものかな?という印象かもしれませんが、60カ国を訪れて様々な場所でSIMカードを購入しましたが、高くても2000円~3000円程度です。同じヨーロッパでも東欧(ベラルーシやウクライナ)は数百円でした。
SIMカードのアクティベイトも面倒
また、空港のSIMカードショップであれば、その場でスマホの設定やSIMカードのアクティベイトをしてくれるのが通常ですが(その分、割高にもなってます)、VodafoneのSIMカードの場合は「SIMカードが有効になるのが20-30分後なので、あとでスマホにカードを入れてPINコードを入れてね」という説明のみです。
ショップの店員さんは丁寧に説明してくれますが、その場でインターネットにつながることを確認できないのはしんどいです。設定の不備があった時や説明になかった作業(SMSで特定の番号を送るパターンが時々あります)があったら対応できないので、空港から市内に早く行きたい気持ちを抑えて有効になるのを待ちました。
SIMカード自体がダウンしているらしい
30-40分待ってもネットの繋がらないので、Vodafoneショップに持っていくと「チェコ国内のSIMカードのアクティベイト自体がダウンしているので、まだ使えないみたい」と申し訳なさそうに伝えられました。
「システムのダウンだから、いつ使えるようになるか分からない」というトリッキーな展開です。SIMカードがアクティベイトできないという状況は初めてだったので、店員さんの説明がなければ設定ミスを疑って詰んでしまうところでした。
システムの不具合であればこちらにできることはなく、SIMカードを頼りにしてたら危なかったです。
*追記
購入から90分くらい経って、SIMカードが有効になりました!SMSが届けば成功です。
ちなみに、APNの設定も必要でした
上記がチェコのVodafoneの場合の正しい設定です。旅行先や通信会社によってSIMカードに必要な設定は異なっていて、なぜかSIMが繋がらないという場合はAPNかプロファイルの設定・削除が必要な場合があります。
これは海外から日本に帰国した時にSIMが繋がらない時も同様でして、対処方法を別記事にまとめたので、一読しておくと焦らずにすみます。なお、チェコのVodafoneの場合はAPN設定の部分に「internet」と記入する必要がありました。
旅行前にヨーロッパ周遊用のSIMカードを買ったほうが安い
今回のトラブルに対処しているうちに、ヨーロッパ周遊用のSIMカードがAmazonで購入できることがわかりました。メジャーなもので3つほどあるようでしたが、スペックと値段を比較するとイギリスの会社が販売している「THREE SIM」の3GB・3ヶ月(Amazonで1930円)がベストですね。APN設定も不要です。
SIMカードに慣れていない人や英語に自信がない人は、SIMに関するトラブルを避けるために事
前に購入しておくのはありだと思いました。
まとめ
海外旅行先でホテルやカフェのWiFiだけを使う人は次にiPhoneやアンドロイドを機種変更する際には、ぜひSIMフリースマホにしてみてください。
どこでもネットに繋がれば、道に迷う時間も減りますし、UberやGrabを使えばタクシーの値段交渉も不要です。海外旅行がSIMカード1枚でめちゃくちゃ快適になるので、今回の件はちょっとびっくりしましたがそれでもSIMフリースマホをオススメしていきます。
最後に、レンタルWiFiと現地WiFiとSIMフリーを比較した記事を紹介しておくので、どんな使い分けをしているのかご覧ください。
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