中国国際航空による羽田発、北京乗り換え、ベラルーシ行きで、噂に聞く北京空港での乗り換えを突破できたわけですが、僕の荷物は乗り換えできませんでした。そうです、ロストバゲージ(通称ロスバゲ)しました。
普段は持ち込み手荷物だけで、預け入れ手荷物は極力使わないようにしているのですが、中国国際航空は持ち込み手荷物の制限が5kgまで(例えば、ジェットスターやエアアジアなどのLCCは7kgまで)なので、荷物を分けるしかありませんでした。
こんな時にこそ、ロスバゲは起こるんですよね。狙い撃ちされた気分です。56カ国訪問して初めてのロスバゲだったので、対応したことをまとめておきます。
預け入れ荷物が出てこないぞ?
こちらはミンスク国際空港の手荷物ピックアップカウンターですが、待てど暮らせど僕の荷物が出てきません。これは、もしかして?
Lost and Foundのカウンターへ
残念ながら荷物が出てこないことを確信したら「Lost and Found」と書かれているカウンターへ向かいましょう。悲しみをこらえて、荷物が出てこないんだけど?と話すと、対応してくれます。くれぐれも悲しみのあまりに怒ってはいけません。彼らが悪いわけではないのですから。
ちなみに、写真に写っている男性は中部国際空港(セントレア)から北京空港経由でミンスクまで来た田中さん。出発地は違いますが、同じくロストバゲージです。
紛失レポートを書く
航空会社によってフォーマットは異なりますが、何かしらの紛失レポートを書くことになります。この際に重要なのは、紛失担当の電話番号をしっかりと確認することです。この書類の場合は右上の(29)1853542です。この番号との連絡が命綱です。
税関でも紛失レポートを書く
この後は、税関にてレポートを書きました。他の国でも共通なのか、ミンスク国際空港独自なのかはわかりませんが、紛失荷物の中身や重量、価格について聞かれました。
税関の担当者も荷物を失ったかわいそうな我々にはとても親切にしてくれますから、色々なことを聞いてみました。
Q. 1日でどれくらいロストバゲージするの?
A. だいたい2個〜10個くらいね
Q. ロストバゲージした荷物って見つかる?
A. ええ!見つかるわよ!
Q. ロストバゲージした荷物ってどれくらいで見つかるの?
A. だいたい1日くらいで見つかって、次の日には届くわよ!
気休めでも嬉しかったです。
ロストバゲージした荷物はホテルに届けられます
知らなかったのですが、中国国際航空でミンスク国際空港に到着した場合は荷物は滞在先のホテルまで届けてくれます。このあたりの対応は航空会社や空港によって異なるので、確認が必要です。空港に取りに行く必要がなくなったのは良いニュースです。
明日には届くと言われたが、届かない
ロストバゲージの担当者には明日の23時には届くわ!と言われましたが、届きませんでした。仕方なく翌日電話すると、明日の23時には届けるから!と言われました。ちなみに、電話に出た担当者は非常に英語は流暢でした。
届くはずの日に、もう一度電話しておく
すでに1日遅れなので、念のため翌日の昼間にもう一度「荷物っていつ届くんだっけ?」と電話すると、同じ人が出て「今日の23時って言ったろ?待っといて」と言われました。「荷物自体は見つかってるんだよね?」と確認すると「もちろん!」と元気いっぱいに答えが帰ってきました。信じるしかありません。
22時30分、ホテルにロストした荷物が届きました
23時前に荷物が届きました!これまで56カ国を旅してきた中でも、トップクラスにうれしかったです。思わず記念写真。
まとめ:ロストバゲージしやすい状況、場所はあるらしい
旅行会社に勤務していた友人に教えてもらったことですが、ロストバゲージしやすい状況や場所というのはあるようです。
1. 乗り換えの時間が短い
2. 空港の使用人数が多い
3. 職員がモラルが低い
短い時間で、たくさんの荷物をさばくことになると、ロストバゲージの確率が上がるとのことでした。人が処理をしている以上、ロストバゲージがゼロにはなりませんから、現地で手に入れられないもの(例えば薬)と、貴重品。一部の着替えは手荷物に入れておくというのが、僕たちにできる対策ですね。
今回のケースでは、ロストバゲージしてから2日で荷物が返ってきましたので、大事には至りませんでした。旅人レベルが上がる音も聞こえたので、引き続きロスバゲとはうまく付き合いながら旅を続けていきます。
僕の旅の様子はTwitterで#るいたび東欧を検索していただければ、リアルタイムで更新されています。それでは、次の記事でお会いしましょう!
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