今回はノマドニア卒業生の大澤あつみさんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話を伺いました。
インタビューを受ける人
- 大澤あつみさん(37歳)
- 職業:企業マーケティング支援、コミュニティ運営
- ノマドニア参加期:ジョージア1期(2022年1月〜)
- 16Personalities:運動家(ENFP)
長年働いていた大企業を辞めようと決意した思い
ーー自己紹介をお願いします。
大澤あつみです。2年半前にノマドニアはジョージア1 期に参加しました。
今はフリーランスでノマドをしているんですが、元々前職で商品のプロモーションをしていたのでノマドニアを経てもやはりマーケティングが好きだなと思って、マーケティング系のお仕事を主にやっています。
ーー参加前はどんなことをしていましたか?
参加前はトヨタ自動車の国内営業部門で法人営業や広告宣伝に携わっていました。新卒で入って13年間勤めたんですがちょうどコロナ禍くらいから、このままでいいのかなとは考え始めていました。
会社の仕事に不満があったわけではないのですが、自分が本当にやりたいことを考えた時に世界中を飛び回りたい、もう少し自分のために時間を使いたいと思い始めたんです。
とはいうものの、いきなり会社を辞めるという選択はなかなか難しくて。収入がなくなるとか、退職後に自分がいざ会社の外に出た時にやっていけるのかと不安はありました。
結局半年くらい悩み続けて、このままだと時間がもったいないと思い、今しかできないならもうやってみようと飛び出したというのが会社を辞めたきっかけなんです。
ーー長年勤めていた会社を退職されたんですね!それでノマドニアに参加しようと?
会社を辞めると決めてから、海外に行きたいと思いコロナ禍でも旅行している人たちの投稿をSNSでフォローして見ていたんです。2021年の夏くらいだと思うんですが、その頃にルイス前田さんのノマドニア始めますという投稿が流れてきて。
その時にノマドニアを初めて知ったんですが、10月の開催時はまだ会社勤めしていたので参加ができなかったんです。それで次の募集がないかなと思っていたら、1月に2回目の開催すると知って、もうこれは行こうと思いました。
変わりたいならコミュニティに入るのが一番の近道と知っていた
ーーそうだったんですね。参加を決めた理由はありますか?
ノマドニアのHPを見て10職種の職業体験をやりますということ、海外に1ヶ月試住するというのがもうドンピシャだったんです。
講師の中にはSNSで一方的にフォローして知っている人がいたり、初回の募集枠がすぐに埋まっていたのも見ていたので、特に何の不安もなく参加しようと思っていました。その1か月がどんなプログラムかは、わからないけどどっちにしろ海外に1カ月遊びに行くって考えたら楽しいことなので、ダメだったらダメだったで、まぁいっかという感じでした。
それと私は会社員しか知らなかったので、プログラムの内容を見た時に、参加すればフリーランスのなり方が分かると思ったんですよ。その上で10職種体験して自分の好き嫌いを理解できるというところもすごくいいなと感じました。
例えばWEBサイト制作だけの合宿です!とかなら多分参加していないと思います。海外に実際に行って体験して自分が何が好きかを探すというのは会社員だった私には刺さりましたね。
もう私のためのプログラムだなと思って。
ーー退職を決めた時のあつみさんに刺さったんですね!参加することに不安はなかったですか?
特にないですね。過去にいろんな社外コミュニティにも入っていたのでコミュニティに入ることで、環境をうまく変えられるということを知っていたんですよ。
コミュニティが自分に合うか合わないかは実際に参加してみないと分からないことではあるんですが、新しい人と出会え、同じ価値観の人たちと出会えるというのはコミュニティの良さですよね。
ノマドになりたいならノマドの人たちの近くにいる方がいいですし、共同代表のKOHさんやルイスさんなどのフォロワーが多い人たちと繋がれるから、そこからまた人脈が広がるんだろうなとも思っていました。
ーーでは実際にノマドニアに参加してみていかがでしたか?
会社員だった頃はできないことはできるようにしなきゃいけないという思考が強かったのですが、ノマドニアに参加して好き嫌いを見つけるという考え方に触れて、その考え方も変わったのですごく気持ちが楽になりました。10職種の体験はできるできないではなく、好きか嫌いの話だから。
ノマドニアのコミュニティはみんな否定もしないし、できないはできないでオッケーだったんですよね。できなくてもいいんだ、嫌いだったら嫌いって言っていいんだ、そういうのはみんなと交流したりノマドニアの講座を受けていく中で感じたことでしたね。
自分がどうしたいかに集中できていたのが結構大きかったなって思っています。
ーーマインド的にも変化したってことですね。10職種を受けてみていかがでしたか?
職種に関しては前職の経験もあり結局マーケティングが楽しかったなと。今まで企画側だったので、実際に手を動かすよりもディレクション側がいいなとも思いました。
フリーランスを始める時はまずやってみることが大切だと思いますが、これまでの経験を活かす方法もあることがわかってよかったです。
ーーいろんな働き方を見つけられたんですね!生活していた中での思い出はありますか?
ジョージアでは同期でよく飲んでいたので2日酔いで講座へ行くこともありました。飲み会をいつも木曜日にセットしちゃっていたので、みんな金曜日は二日酔い(笑)。
楽しく過ごしていましたね。同期は12人いて、それぞれがその時々の気分で集まってご飯食べに行ったり飲みに行ったり、自由な感じで良かったなと思います。
あと参加したのが1月だったのでジョージアのグダウリという場所にみんなでスキー・スノーボードをしに行きました。ノマドニア共同代表のKOHさんが行こうって声をかけてくれて10人くらいで行ったのかな。
もし私が一人でジョージアに行っていたら雪山には行ってないとは思うんですが、現地のことを知っている人がいたり一緒に行く仲間がいたりというのは、初めて行く国でも安心できるポイントですね。
卒業後、仕事を見つけるために行動したこと
ーー充実していたんですね!ジョージアは卒業してからしばらく残る人が多いイメージですが、あつみさんはどうされましたか?
私は会社を退職する際の有給を使ってノマドニアに参加していたんですよ。退職の手続きをしなきゃいけなかったので最終日の翌日に帰国しました。
ーー海外に長くいるイメージでした!そこから仕事をするまでにどんな行動を起こしていましたか?
会社を辞めました、仕事が欲しいです、自分は何ができます、というシンプルにその3つを周りに言いまくっていましたね(笑)。
そしたら知り合いから会社を辞めたなら話を聞いて欲しいと、相談が来るようになったんです。それで話をしているうちにうちの仕事を手伝って欲しいと言われたのが初案件ですね。実際に職を探しはじめて1ヶ月で仕事に繋がりました。
ーーそうだったんですね!そのあとはどうされましたか?
初案件の仕事は継続しつつ他にも仕事を探していました。そんな時東京でノマドニアのオフ会があったんですが、その時にノマドニアの卒業生でもありジョージア1期のWebマーケティング講師をしてくれたはるはると再会したんです。
そこで、彼女が働いている会社のマーケティングのお手伝いをすることになりました。他にも、業務委託の斡旋サービスに登録して仕事を紹介してもらいましたね。
そこで、会社員時代の経験もあって、マーケティング会社の企画業務を受けることができました。
ーーでは今現在は継続してされているお仕事は?
最初に声をかけてくれたクライアントさんのマーケティング支援、経営者の思考の整理や業務改善などを継続的に2年ほど続けています。それと業務委託の案件も1年以上続けています。
加えて、自分自身が会社を辞めてフリーランスになったことで、会社員時代のスキルは環境を選べば活かせるという気づきがありました。なので、退職前の自分と同じようにスキルに自信がないと不安を抱く人に対して、スキルの言語化をしたり、大企業の人同士でつながるワークショップを立ち上げました。
大企業スキル勉強会と称してコミュニティを運営しています。今現在の仕事として主には、法人のマーケティング支援、それと業務委託のお仕事、あとはコミュニティの運営の3つですね。
コミュニティの運営で言うとノマドニアの運営も過去にやっていました。
ーーすごいですね!コミュニティを作ろうと思った想いを伺ってもいいですか?
ノマドニアに参加するとノマドになりやすいというのと同じで、似た境遇の人とつながることで相談がしやすかったり、客観的に自分を知ることができるんです。
自分が大企業に勤めていた時に、社外に出ても何とかやっていけるということを知っていたら、もっといろんなチャレンジができたんじゃないかと思い、だからこそ今会社勤めをしている人にも知ってもらえたら、みんなもっと自信が持てるかなという思いがありました。
大企業に勤めている方同士って繋がりがあまりないので、私が何かを教えるというよりかは、繋がりが持てる場づくりをする感じですね。コミュニティに入るといろんな価値観に触れ視野が広がるので、そのコミュニティの力を使ってみんなを繋いだり元気にしたり、そういうことができたらいいなと思いながらコミュニティ運営をしています。
ノマドニアは他にはないコミュニティだと思う
ーー沢山のコミュニティを見てきたあみつさんから見て、ノマドニアのコミュニティはいかがですか?
卒業後も積極的に使い倒すことをおすすめします。使い倒す人にとっては得られるものが多いコミュニティだと思いますね。
難しい話ではなくて自分からちゃんと、これができませんとかこれを知りたいです教えてくださいと言える人は成長しますよね。コミュニティの中で何もしないと本当に何もしないことになるので。
SNS発信も同じですが、やっぱり発信している人とかSlackコミュニティでよくコメントをする人って認知されやすいんですよ。この人は最近これを頑張っているんだなと分かるとニーズが合う人を繋ぐことができたり困っているならちょっと助けることもできるんだけど。
それすらないと助けられないんですよね。困っていてどうしようと悩んでいても、自分で解決しないなら早く聞いた方がいいよって思います。
自分が何をしていますっていうのはやっぱり発信してもらえると周りは助けやすいですね。
ーーコミュニティは入るだけじゃなく、自ら行動しないと何も変化はないってことですね!
そうですね。ノマドニアメンバーが400人とか500人になってきた中でSlackにコメントするのはハードルが高いと思う気持ちもわかるのですが、そこは勇気を出すっていうのは1つ大事だなと思っています。
もし勇気が出ないなら、月1回やっているフォローアップミーティングに参加して悩み相談をしてみたり、国内で不定期にやっているオフ会に顔を出しに行くとか、とりあえず誰かと喋ってみるというのはすごく大事です。
ノマドニア内でセミナーを開催して参加してもらっても、その時はやる気になるけど続かない人も多いんですよね。そうなるとどうしようもできないんですよ、頑張れとしか言えないから。
ノマドニアの参加検討者向けの無料相談会では、ノマドニアはスクールではありませんと言っているのですが、教えてもらう場所じゃないんですよね。ノマドになりたい人が多いので、どうしたらノマドになれるか、ノマドになった人たちは何をしていたのか、そういうことを実際に見たり聞いたりしながら自分らしいノマド生活をしていくのがいいかなって思います。
それでもどうしても難しいことが出てくるなら、継続的に月1のフォローアップミーティングなどを活用してノマドニアのメンバーに相談すると必ずアドバイスはもらえますからね。
ーー最後にどんな人にノマドニアコミュニティを勧めたいですか?
やっぱりノマドになりたい人ですね。旅をしながら働きたいとか自由に飛び回りたいと思いながらも、自分の周りに体現している人って少ないじゃないですか。
実際にノマドをしている人たちがいっぱいいるのでイメージが沸きやすいと思います。SNSだけ見るとすごいプロみたいな感じの旅人がいっぱいいるじゃないですか。
だから自分はノマドになれるのか不安になりますが、まったくの初心者から始めた人たちもいるので希望が持てますよね。実際に先月卒業しました、案件獲得しました、みたいな人たちがいると私にもできるかもって思いやすいからそれはすごく良い環境だなと思うんです。
ノマドしている人たちがいっぱいいるコミュニティはなかなか他にはないですね。それと、このコミュニティにいたら自分の職種だけじゃなくて幅広い職業の情報にも触れられたり、旅の情報交換もできるので、世界のどこかで誰かと会うってことも結構簡単にできるんです。
それが私はとても楽しいです。
ーーありがとうございました!今後の活躍も応援しています!
あつみさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。
日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
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