ノマドニアコミュニティに参加したことで好きな仕事が倍増!

  • 2025.02.12

今回はノマドニア卒業生のAyaさんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、現在までのお話を伺いました。

 

インタビューを受ける人

  • Ayaさん(45歳)
  • 職業:リモートアシスタント/ノマドニア講師
  • ノマドニア参加期:ジョージア21期(2024年2月〜)
  • 16Personalities:建築家(INTJ)
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ノマドニア編集部
こちらの記事はノマドニア編集部よりお届けします!

どこでも仕事ができるように体制を整えた

ーー自己紹介お願いします!

Ayaです。出身は静岡県です。ノマドニアには2024年の2月、ジョージア21期に参加しました。

今は二つの企業とリモートアシスタント契約をしていて、他にノマドニア講師と日本企業の子供向けスクールでグラフィックデザインや写真撮影の講師をしています。

 

ーーありがとうございます!ノマドニアに参加する前は何をしていましたか?

会社員を辞めてフリーランスになり、建築業界のリモートアシスタント業務を2014年の12月からしています。あと趣味で一眼レフ撮影をしていたので、たまにプロフィール用の写真撮影や七五三の写真といったスチール系の撮影をしたり、スポーツ競技の撮影も含めて副業でカメラマンをしていました。

 

ーー退職してどういった経緯でリモートアシスタント業務を始めたんでしょうか?

一番最初にリモートアシスタントとして契約したのが建築関係の会社でした。当時、建築業界は年齢層が高くパソコンに慣れていない人たちばかりで、県庁や区役所・電力会社などの公共施設に工事の依頼を申し込む方法が窓口だったんです。

その申し込みが「今後、窓口からすべてオンラインでの申し込みに変更します」と2014年の夏くらいに発表されて。1年くらい猶予はあるけれども「急にオンラインになるからできる人がいない、みんなすごく困っている」と相談を受けました。

 

ーーそれで退職を決めましたか?

当時は自社ホームページのリニューアル責任者という立場や大きなクライアントを担当していたので退職することに躊躇しましたが、ホームページリニューアルが無事に終わったタイミングに燃え尽き症候群のような状態になってしまったので、これは転機なのかと思い受け入れました。

あとこれは私個人の考えですが、毎日会社に行く必要がないと感じていたんです。自分の仕事が終わっても定時まで絶対にいなきゃいけない、余った時間は後輩の面倒を見たり他に仕事を自分で探したりすることが美学みたいな日本の文化に違和感を感じていて

また通勤時間がすごく無駄だと思っていたので、もちろん上司やメンバーとの対話や会議、申請が必要な時は出社しますが基本的にオンラインで完結するものは全部オンラインにしたいとずっと思っていました。

 

ーー当時にしてはリモートアシスタント業務は珍しいですよね!

社内のライフラインやバックオフィスをすべてオンライン上で整えるので、毎日出社しなくてもいいという条件を汲んで欲しいと提案しました。でも蓋を開けたら、経営管理から総務・人事・労務・ 経理とすべてオンラインでやらなくてはいけないことばかりで(笑)。

建築系なので基本的には労務が多かったですが、経理に関しては最初の1年は税理士さんと一緒にやっていて施工管理の営業アシスタントもしたり、リモートアシスタントの幅を超えて現場で働く人以外の仕事はすべてやっていましたね。パソコンの接続とか共有ファイルと言ってもみんな図面を手書きで書いたりするレベルだったので、私がどうオンラインで受け取るかのやり取りを最初に整理し、フリーランスとしてどこでも仕事ができるようにすべて自分で整えました。

 

ーー当時の生活スタイルはすでに好きな場所で仕事ができていましたか?

2015年くらいから自宅で仕事したり、推しが海外に移籍したら海外へ行ったり、地方でのライブへ行った時もホテルで仕事したりと普通にノマド生活をしていました。特に2017年〜2019年の秋冬は、ほぼヨーロッパに滞在していましたね。

 

相談できる繋がりが欲しくて

ーーそんな中どこでノマドニアを知りましたか?

ノマドニアを知ったのはちょうど世界的にコロナ禍になった頃でした。2020年当時イタリアに滞在していましたがイタリアには全然コロナが入ってきていなくて。でも2月の下旬くらいに「日本が入国制限します」という情報が出て、このままだと入国できなくなるとモロッコに行く予定もキャンセルになり3月に帰国したんです。

そこから緊急事態宣言になり、実家の親や兄弟、親しい人とずっと一緒にいなければいけない空間に気疲れしてしまい、そこで人間関係に対する考え方が変わりましたね。コロナ禍で悶々と過ごしている中で、最初にノマドニアメキシコ特別回の広告をInstagramで見て知りました。

 

ーーノマドニアを知った時はどう感じましたか?

広告を初めて見た時に「面白そう」と思いました。その時Web制作は経験したことがなく苦手分野だったのでWeb制作やグラフィックデザインに興味があって、オンラインではなく実際にオフラインで知らないことを勉強できることがとても良いなと感じました。

それにメキシコに行ったことがなかったから最初メキシコ特別回に興味がありましたが、慎重派なので様子を見ていたんです(笑)。でもコロナが落ち着いてきて現場が回復して仕事が稼働し始めて、ノマドニアのことは忘れていましたが日常に戻ってきた時にまた広告が流れてきたんです。

その時はジョージア18期くらいが開催されていて、こんなに続いているなら安心できると感じバリ島やバンコクは行ったことがあったので、仕事を1ヶ月開けても大丈夫なタイミングでジョージア21期に申し込みをしました。

 

ーー参加したいと思った決め手は?

長年フリーランスとして1人でやってきたから、コミュニティに参加することで今後新しい仕事を増やした時に先駆者の人たちに相談できる繋がりが欲しいとずっと思っていました。あとWeb制作のソフトを触ってみたいと思っていたので、1人でわけも分からず闇雲にやるのは性に合っていないからまずは有識者から先導してもらいたいと考えていましたね。

 

今自分にできることを探しとにかく集中

ーー実際に10職種受けてみていかがでしたか?

じつはノマドニア参加10日目くらいから体調が悪くなり寝込んでいて、受講できない講座もありました。咳が出始めたので最初はアレルギーかと思って薬局のアレルギー薬を飲んでいましたが、3日くらい咳が止まらなくて。

そしたら熱が41度くらいまで上がってしまったんです。総合病院へ行ったら肺炎と診断されてしまい、歩くとすごく胸が痛いしホテルのベッドから動けない日が3〜4日続いていました。

 

ーーそれは大変でしたね

そのため講座は半分しか受講できなくて、SNSマーケティングの講座はノマドニア共同創業者のKOHさんが講師をされていたので受けたいと思っていたし、SNS運用や動画編集も楽しみにしていた講座でしたが受講できなくて。

 

受けた講座の中でもWebサイト制作のSTUDIOがすごく楽しかったですね。課題で自分のホームページを作ったり覚えていくとどんどん上達したいと思って、教わっていないこともYouTubeを見て自分で勉強していました。

逆にWebデザインのFigmaは使いやすさも含めて性に合っていないと感じ、課題を出すのも嫌でした(笑)。グラフィックデザインのCanvaはとても使いやすかったので滞在中に課金して、講座に行けてない間も体調がいい時にポートフォリオをどんどんブラッシュアップして実際に案件に応募したりしていました。

 

ーーお休みしている時もできることをしていたんですね!

講座に行けないなら行けないで、できることを探していました。週末に観光へ出かける人もいましたが、私は仕事もあったのでほぼ観光とかはしなかったですね。

朝起きて少し仕事して講座に行って、お昼食べて帰ってきて課題をやって、その後にまた仕事をするといった生活をしていました。土日は仕事の方にフルコミットしていて、あとは興味のある講座の復習とかポートフォリオを作ったりしていていました

 

ーー体調不良もあって講座以外は仕事と講座の復習をしていたんですね

自分の時間が作れたし、できることを見つけて集中して作業ができていました。ノマドニアを卒業してからジョージアでの体験を仕事にどう生かしていくか、フリーランス向けの求人サイトのチェック、Slackで卒業生や講師の人に関わろうと行動していました。

講座の最終日には熱は下がっていましたが咳が止まらず体調が戻っていなかったので、長時間同じ空間にいて迷惑かけたらいやだなと思い講座が終わった3日後くらいには帰国しました。

 

卒業後も勉強を続けて

ーー卒業後はどうされましたか? 

卒業してからの1ヶ月が大事と聞いていたので、帰国してから3ヶ月くらいはフリアコで小笠原に行って集中して勉強していました。小笠原は自然の中だから創作意欲が沸いて、もともとしていたリモートアシスタントの仕事も捗ったし、別の仕事の案件が取れないなら勉強する時間にしようと考え、そこからAIの勉強を毎日始めてとにかくインプットしていましたね。

Canvaも課金していたのでいろいろと試してみたり、毎日たくさんの情報も入ってくるので小笠原で勉強に集中できたのも良かったです。

 

ーーリモートアシスタント以外でも仕事を増やそうと考えていましたか?

コロナ禍になった時に工事が止まると私の仕事も止まることもあり、一社だけで働いている不安を感じ始めていていました。さらに建築業界がどんどん先細りになっていて、この先10年今の収入でやっていけるのかという不安にここ数年駆り立てられていたんです。

それなら仕事にも慣れてきて時間的にも余裕があるし、暇な時間を別の仕事に当てたいと考えていました。フリーランスって漠然とした不安との戦いなので、仕事していた方が落ち着くし安心するので仕事を増やそうと思いましたね。

 

ーーそれでAIの勉強を始めたんですか?

私は会社員の時にWebが他の人よりも少し詳しかったんですよね。Webって当時はみんな社会人になってからゼロスタートで勉強していたので、環境に左右されずに自分次第なところがすごく好きで、Webが発展していった時に一緒に勉強していたんです。

その結果、私は企画営業だったのにWebのホームページのリニューアルの責任者に抜擢された経験もあり、やはり時代の流れと共に追っていくものを自分で見つけないとどんどん後者になってしまうと感じていました。それでAIもジョージアへ行く前から気になってはいましたが、X(旧Twitter)で何人か自分の中でメンターをピックアップして毎日情報をインプットする時間を作っていました。

 

ーーノマドニアに参加したことで変化したと思うことはありますか?

ノマドニアに参加したことで自分の武器が増えた感覚ですね。CanvaやSTUDIOのツールを使うようになり、デザイン系やマーケティング系でもわからなかったら人に聞ける環境があるので、自分のバックグラウンドが整った感じです。

今までずっと1人でやってきたから分からないことを自分で解決するしかなかったけど、コミュニティに入ったことでいつでも相談できる人が増えたのでそれはすごく心強かったですね。フリーランスでやっている人がこんなにいるんだと知らなかったから、それならその道のプロに教えてもらおうと、分からないことへの恥がなくなり人に聞けるようになりました。

 

またノマドニアのSlackは最新の情報が流れているので、そういった知識もタイムリーに追っていけるようになり情報を追うことの大切さも改めて感じました。

 

努力が実り講師業が増えていった

ーー今はリモートアシスタント以外でどんなお仕事をされていますか?

2024年の10月からノマドニアでAIプロンプトエンジニアの講師をすることになりました。当時ノマドニアを卒業してAIを学び始めた時に講座があったら良いんじゃないかと感じて、運営に「今後AIの講座は作らないんですか」と連絡したんです。

その後、メキシコ1期の開催が確定した時に「AIの講座をしたいんですがAyaさんできますか」とお仕事として依頼されて、それが講師業の始まりでした。だからAIの勉強をして実践で使っていなかったら講座にした方がいいといった発想にもならなかったし、あの時運営に連絡していなかったら今のAI講座もないかもしれないし、講師としてアサインしてもらうこともなかったかもしれないと思っています。

10月に初めてメキシコでAI講師として登壇してから、毎月バリ島や韓国でもリモートアシスタントやCanvaを使用したグラフィックデザインの講師をするようになりました。

 

ーーAIは多様な使い方がありますよね!

リモートアシスタントでもAIは使えていて、例えば今までクライアントから来た領収書を自分で仕訳入力・勘定科目していたものをカメラでインプットして全部AIに反映させることによってすべて仕分けしてくれるので税理士さんに出すものがすごく楽になっています。 あとはYouTubeのサムネイルを作ったり画像生成もできるので、講座名は『AIプロンプトエンジニア』だけれども、いろんな職種で使えるという話をよくしていますね。

 

ーー他でも講師業をされていらっしゃるんですよね?

メキシコで講師をした時に他の人が分からないところや疑問に思っているところに気づくことができて、自分自身もスキルアップができるので講師業は楽しいなと感じました。 それで12月は仕事が忙しくなかったので、フリーランスや業務委託のメルマガに登録していたので、そこで募集していた都内でCanvaを使ったデザイン教室に応募しました。

子供向けiPad教室に子供たちが習い事で来るので、そこでCanvaを使用したりもともとしていた写真撮影の講座も2月からすることになりました。

 

ーー卒業後は講師業が増えたんですね!

じつはもうひとつ12月からリモートアシスタント業も増えました。11月にノマドニアの集まりでチェンマイへ行った時に、同じノマドニア生からお仕事の案件の話を聞いてすぐに応募させてもらったんです。

今はちょうど移転の準備をしていて、ライフラインや手順をすべて整備させてもらっているので週1回は出社していますが、社長秘書のリモートアシスタント業を業務委託でしています。社長と顔を合わせて、出してきた疑問に対して資料にしたりリクエストに対して具現化する業務ですね。 私が講師で海外へ行くことも快諾してくれているので、日本にいる時は週1回出社するような生活です。

 

相談できる環境が心強い

ーー今後の展望はありますか?

ないですね。私、目標は立てないタイプなんです(笑)。目標が叶わなかった時に悲しくなってしまったり、自分は出来が悪いんだと実力のなさに落ち込んでしまうことがあって。

とりあえず、目の前にあることに真摯にきちんと対応していくというスタンスでやっていますね。例えば連絡が来たら即レスするとか時間を守るとか、自分の中での大きな目標を立てずに今の仕事をきちんと継続していくことが目標です。

今の生活スタイルも私が若い頃に描いていた生活になれている部分があるので、今後はこの生活を健康体のままどう継続していくかですね。何かをしたいというよりか、新しく気になることがあったらそれを学んでいきたいと考えています。

 

ーーノマドニアに参加した感想を伺ってもいいですか?

自分の好きと嫌い、得意不得意を見つけるというノマドニアの理念を理解しているとすごく楽しめると思いました。あとはコミュニティに入れたことがとても大きいですね。

講師をすることになったのも新しいリモートアシスタントの仕事をすることになったのも、コミュニティ内で積極的に人と繋がるようにしていたからだと思います。人との繋がりが仕事を生むということをこの1年でとても学んだので、フリーランスで一緒に仕事をしていなくても仕事の先輩や業界の先輩に相談したり話を聞いたりするべきだと感じました。

 

また講師をやっていて感じたことですが、例えばみんなが観光に行ったり夜お酒を飲みに行ったりしていたとしても、ワイワイやりたいならそれはいつでもできるから、自分が本当にフリーランスで生きていきたいと思っているのであれば人に流されずに、せっかくお金をかけて参加したのなら学びの1ヶ月にして欲しいなと思いましたね。

 

ーーAyaさんからみたコミュニティの良さはどこですか?

フリーランスでずっとやっていくなら相談できる人がいるのは心強いし、とてもいい環境に入れたなと思っています。ノマドニアコミュニティに入って人との繋りができたことがいちばんですね。

あとオンラインもくもく会もそうですが、参加することで仕事をしたり勉強をするきっかけになりますよね。その時間に仕事がなかったとしてもインプットの時間にすればいいので、みんなが集中している姿を見ていると触発されるのもいいと思います。

※Zoomを繋ぎ自由参加で各々が黙々と仕事をする不定期オンライン会。

 

ーー参加を検討している方にお伝えしたいことはありますか?

新しい学びを自分1人でやるには限界があるから、それを講師がいて10職種体験できるという体験型としてはとても良いと思いますね。自分の好き嫌いや向いている向いていないが分かるので、自分が何をやりたいのか何者になりたいのか分からない人にとってもとてもいい経験になると思います。

もうすでにフリーランスで働いている私みたいなタイプは、コミュニティに入ることで別の業種の人たちの話を聞く機会や人との繋がりも広がるのでそういった方にもおすすめですね。  

 

ーー貴重なお話しありがとうございました!今後の活躍お応援しています!

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