嫌なことを続けるよりも、先が見えない未来に期待する

今回はノマドニア卒業生の橋本知都さんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話を伺いました。

 

インタビューを受ける人

  • 橋本知都さん(27歳)
  • 職業:グラフィックデザイナー/ノマドニア講師
  • ノマドニア参加期:ジョージア1期(2022年1月〜)
  • 16Personalities:論理学者INTP
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  • ポートフォリオ
ノマドニア編集部
こちらの記事はノマドニア編集部よりお届けします!

25歳で退職すると決めていた

ーー自己紹介お願いします!

名前は橋本知都です。今現在は、兵庫県に住んでいて時々国内の行きたい場所にフラッと行ったりしています。

ノマドニアは2022年1月のジョージア1期に参加しました。

 

ーーありがとうございます。参加する前は何をされていましたか?

空間デザイナーとして、百貨店に入っている化粧品ブースのデザイン設計の仕事をしていました。化粧品を使う時のテスター台やそのテスターを置く什器の図面を書いて、3Dデザインして作成するという一連の流れを約3年間していました。

 

ーーノマドニアに参加した時はお仕事はどうされていましたか?

参加当時は退職して今後どうしようかなと考えているときでした。基本的にずっと同じことをするのが嫌だったので、25歳くらいで会社を退職しようとずっと考えていたんです。

やっぱり会社で働いていて職場の環境とかも嫌だったので、嫌なことをやり続けるよりかはまだ未来が分からない状態の方が希望がもてると思って退職しました。もう辞めたいが勝っていたので、未来のことはどうにでもなると思っていましたね。

 

その後小さい頃から海外へ行きたいと思っていたのもあり海外=ワーホリと考えていましたが、ワーホリ自体も実際どんなものなのか理解できていなかったんです。そんな時知り合いにノマドニアのことを教えてもらいました。

知り合いだから別に怪しさとかもなく、すぐに説明会に申し込んで応募して参加を決めました。

 

可能性を胸に抱いて

ーーノマドニアに参加したいと思った理由はありますか?

1ヶ月で10職種を体験できるのがいいなと思いましたね。これからの可能性をまだ広げられると思ったので希望がもてました。

それとジョージアという国を知らなかったので行ってみたいなと思って、その2つで迷わずに参加を決めました。

 

ーー実際に10職種体験していかがでしたか?

自分の好き嫌いがはっきりわかりました。本当にライターは向いていないと思ったし、SNS運用や広告運用も自分には合っていないなと感じました。

逆にデザイン系のグラフィックデザインやWebデザインは前職でツールを使用していたのもあり好きでした。あとはVyondというアニメーション作る講座があり、それも楽しいなと思えてその3つを今後やってみようと考えていました。

 

ーージョージアはそのまま滞在する方が多いと聞きます。知都さんはどうされましたか?

参加中は楽しいので卒業後のことはあまり考えていませんでしたが、同期でジョージアに残る組とそのまま帰国する組と違う国に行く組が出てきて、自分もどうしようかなと考えるようになりました。それで元々残ることは考えていませんでしたが、残る子達も何人かいたので私も一緒に残ろうと思い卒業後もそのまま3ヶ月滞在しました。

 

同期の存在ってとても大きくて、この先のことを何も考えずただ参加している方よりかは、何かしら自分を変えたくて参加している方が多いほど、自分も変わらないとと焦ってくるので同期の雰囲気も大事になってくるなと感じました。

 

ーーしばらく滞在していていかがでしたか?

デザインをしている人があまりいなかったので講師の方にいろいろ聞いていました。デザイン以外ではメンタル面やフリーランスとしてのノウハウを、滞在しているノマドニア卒業生に聞いたりもしていましたね。

でももっと、滞在している人たちとコミュニケーションをとって仕事の話やフリーランスとして今後どうやっていくべきなのかを聞いていたら、一段と早く楽な方法にたどり着いていたのかもしれないと思いました。

 

楽しかった同期との思い出

ーージョージアでの生活はいかがでしたか?

私が参加した時は1つのホテルを借りてその各個室に同期12人で住んでいたんです。だから講座が終わったら大体みんなで飲んでいました。

ホテルで飲んだり外のお店で飲んだりしていて、何人か二日酔いになりながら講座を受けている日もありましたね(笑)。

 

1番思い出に残っているのは講座の最終日にパーティーがあったことです。ジョージアに滞在している日本人と参加している同期とでパーティーをして、お酒が飲める5〜6人でワインを12本開けて、やっぱり翌日に二日酔いになりながら最終日迎えた思い出がありますね(笑)

いいワインだったのであまり悪酔いとかはしなかったんですが、滞在中は本当によく飲んでいました。

 

ーー仲が良かったんですね!同期との滞在中の思い出はありますか?

ジョージアのカズベキという地域に、天国に近い教会と言われる有名な山の上の教会があるんです。そこへ行こうという話になり同期8人でバスに乗ってカズべキに向かいました。

過去に教会に行ったことがある子が一人いて、山道を登って行けば最短ルートで教会まで行けると聞きみんなで登り始めたんです。でも雪山だしみんな普通のスニーカーなんですよね。

それでもメンバーの中には登山部の子もいたので二人に誘導してもらいながら、途中転んだりしても登っていたんです。どうにか中間地点まで辿り着いて「ここからまた頑張ろう!」と登り始めたんですが、次に行くルートが細い道で防護柵すらなくて、転んだら谷底に落ちるような場所だったんです(笑)。

でも誘導してくれている二人は行こうとしていて、残りのみんなはさすがにスニーカーだし落ちるかもしれない、高所恐怖症の子もいるからさすがにやめようって下山することにしました。下山するのにも本当に歩けないからお尻をつけて滑りながら下りてきて命懸けでしたね。

それで下山してから、普通に車で教会に行ったんですよ(笑)。車で行けるのに歩いて行こうとしていて、それが今思い出しても可笑しくてサバイバルみたいなことをしていましたね。

そこで同期が打ち解けられたのかなと思います。

 

環境を変えたことにより自分の好きを再確認

ーー卒業後はどうされましたか? 

卒業してからすぐは、デザインじゃなく動画編集をしようと思いポートフォリオを作りました。知り合いの知り合いに動画編集者がいたのでその方に作ったポートフォリオを見てもらいましたが、なんとなく自分の中で動画編集は違うなと感じそのことを相談したんです。

そしたらデザインのソフトを使えるならサムネイル作ってみるのはどう?とアドバイスをもらい、実際に作ってみたら楽しかったんですよ。そこから独学でグラフィックデザインを学び実践する期間を1〜2ヶ月くらい設けました。

 

ーー改めてデザインが好きだと気づいたんですね。その後はお仕事はどうされましたか?

元々ジョージアから日本に帰るまでには何かしら案件を1つ取ろうと決めていたので、デザインの独学準備期間が終わってからはクラウドワークスでとにかく応募していました。そこで仕事が5件くらい決まりましたね。

あと、ノマドニアの月1ミーティングに参加した時に、グラフィックデザインに向けて勉強中で今後活動していこうと思っているという話をしたら、当時のTwitterで発信するのがいいよとアドバイスをもらいました。そのアドバイスを元に実際に発信したことで、いろんな方に見てもらってそこからお声がけいただくことが増えました。

全く知らない方からもTwitterで連絡をいただき、ノマドニア関係の方からも連絡がきてトントン拍子にお仕事も頂けるようになりました。

 

ーー行動力がすごいですね!初めての案件は?

ジョージアにいる時に、クラウドワークスのサムネイルの案件に募集してお仕事したのが初めてです。すごく安かったですが1枚500円とかでやっていましたね。

その後はサムネイルメインでお仕事をしていましたが、やっていることはあまり変わらなかったのでバナーやチラシやポスターと、徐々に自分ができるデザインの媒体を増やしていきクラウドワークスからは離れていきましたね。

 

ーー卒業してからどれくらいで収入は安定しましたか?

半年とかですかね。やはり波はあるんですが、卒業して半年後から約1年で安定してきました。

他はやらずにサムネイルとかチラシとかバナーと、とにかくグラフィックデザイン1本でやっていました。でもやっぱり1年目って本当に大変でしたね。

フリーランスも初めてだったので請求書はどうやって書くのとか、見積もりはどうやって書くのとかわからないことだらけでした。

 

ーーそれでも現在フリーランスとして生活できているのはすごいなと思います!

ありがとうございます。ノマドニア参加当時は、契約社員とか派遣社員があるのも分かっていなくて、今となればいろんな働き方があるからいいなと思うこともあります。

でも毎日会社に出社して正社員をする働き方には、絶対に戻りたくはないんですよ。絶対どこかの社員に戻らないと決めています。

 

あまり日本の環境が自分の中で合っていないと思っていたので、やはり自分に合う環境に行って自由に仕事ができる方法を見つけられて、本当にノマドニアに参加して良かったと思っています。

 

卒業後にノマドニア講師に

ーーノマドニアに参加して変化したことはありますか?

1つは人に対して緊張なく気軽に話せるようになりました。ノマドニアにいる皆さんが似ているからなんですかね。

ノマドニア関連の方は今の環境を変えたいと思っている方が多くて否定的な方が少なかったので、それで自分も肯定的に話せたり自信もついてきましたね。

 

あとジョージア滞在時にロシア語やジョージア語しか話さないようなところに行って、その時本当に自分の意思さえ伝えられれば生きられるのを知りました。サバイバル力が強くなりましたね(笑)。

海外に行くのも気軽に行けるようになり、お金とかじゃなくて知らない国に行ってもどうにかなるって思考になりました。卒業して2年後にジョージアで講師をしてからその後にエジプトに行ったんです。

もうすごいお金を巻き上げてくるんですよ。でも自分が払える金額はこのくらいだって強気で言えるようになりました。

人種に関係なく自分の意思をしっかり伝えられるようになりましたね。

 

ーー卒業後にノマドニアの講師をされていたんですね!

1番最初はグラフィックデザインの講師をやってみませんか?とお声がけをいただきました。卒業して約1年後ですね。

卒業1年後の1月にバリ島で初めて講師をさせていただき、その後バンコク特別会の講師もしました。そこで一旦日本に帰国していましたが、その年の夏に再度講師としてジョージアへ行きませんか?と言われてジョージアでは2コマ講師をさせていただいてます。

卒業した翌年にバリ島・バンコク・ジョージアと合計で4期の講師をさせていただきました。

 

ーー講師をしていかがでしたか?

やはり人に教えることが初めてだったのでとても緊張しました。本当に大変ですね、人に教えるのって。

緊張していたし、もっとこうした方が伝わるんじゃないかとか楽しんでもらえるんじゃないかって改善点も見えてきました。自分がフリーランスになって1年目の大変さを、今後フリーランスになりたいなと思ってる方に伝えられたので応援したくなりましたね。

デザインに興味持ってくれたら嬉しいなと思いながら講師をしていました。

 

ーーでは今は講師以外にどんな仕事をされていますか?

もうすぐお付き合いは2年ほどになりますが、3社と業務委託契約をさせていただいています。主にチラシとかポスターとかバナーを制作するグラフィックデザインの仕事が一つ。

あとはアパレルショップを経営している方がいて、主にそちらの広告のデザインをサポートしています。それと、オンラインデザインスクールの講師としてコーチングをしています。

あとたまに友人から単発でお仕事の声がかかることが多いですね。最近は自分から新しく営業することはもうないですね。

 

フリーランスこそコミュニティに入った方がいい

ーー今後の展望はありますか?

仕事面ではグラフィックデザインは続けていきたいですが、同じデザイン業界の雑誌とか書籍のデザインをするDTPデザインという仕事があるんですが、そっちもやってみたいなと考えています。

 

あと生活として今後はどこかの国と日本の2拠点生活をするのが理想です。好きな場所に行きたい、自由に生きたいですね。

それとヨーロッパ1周したり南米チリにあるマチュピチュを見に行きたいです。やりたいことはたくさんあります!

南米の人の考え方はいいなと思っていて、従兄弟がメキシコ料理屋を経営していてそこに来るメキシコ人の方の考え方が素敵なんですよ。家族第一で仕事は二の次だよと言っていて『あぁなんて素敵な考え方なの』って感じたんです。

仕事ばかりじゃなく自分のことや周りの人を優先にという考え方がいいなと思いました。

 

ーーノマドニアに参加した感想を伺ってもいいですか?

自分に合っていたなと思います。あの時に参加せずワーキングホリデーに行っていたら、また違った人生かもしれないですが、自分にあった働き方を見つけられてよかったなと思います。

大変さはありますが、やらない後悔よりやって後悔の方がいいなと思っていて、別にやって後悔もなかったので参加を決めた2年前の自分の行動は正しかったんだなと思いましたね。

 

ーー知都さんから見てコミュニティの良さはどこですか?

私がノマドニアに参加したのがジョージア1期で最初の頃だったので、周りは怪しいって言っていました(笑)。でもずっとどこの国も参加人数が減らない、こんなに人が入るなんて思っていなかったですね。

知らないことが知れるしノマドニアに参加して本当に世界が広がりました。やっぱりコミュニティに入るのは大事ですよね。 

 

フリーランスが1人で突っ走ってやるより何かしらコミュニティに入った方がいいなと思います。ノマドニアもそうですし、他のフリーランスのコミュニティとかでもいいと思うんです。

私はノマドニアを卒業してから別のコミュニティにも入ったんです。そこで仲良くなった子とシェアハウスしたり、そこから他のコミュニティを教えてもらったりしましたね。

営業が下手なこともあって直接会った方がより自分のことを理解してもらえると思い、セミナーに行ったり何かしら自分を売っていこうと行動していました。フリーランスになって1年はコミュニティ入ったりセミナー行ったりとひたすら動き回っていましたね。

結果そこから仕事を紹介してもらうこともあるので、自分から動くというのは大事だなと思いました。

 

ーーノマドニアはどんな方におすすめしたいですか?

仕事を辞めたいとか環境を変えたいと思っていて、漠然とした不安があるけど今後どうしたらいいのかわからない人や人生の選択肢を広げたいと考えている方には是非参加してもらいたいですね。あと海外で働いてみたいけどどんな働き方があるのか、闇雲に迷ってる方にもおすすめだと思います。

それとノマドニアに参加するならジョージアをお勧めしたいですね。他の国だったらビザの関係で帰らないといけないとかあると思うんですが、ジョージアなら約1年滞在できるので、その環境に身を置いて自分を追い込んだ方がいいなと思います。

 

ーーありがとうございました!!今後の活躍も応援しています!

本記事を読んで知都さんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。

日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。

詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。

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