休暇のつもりで参加したノマドニア。手に入れた自由!

今回はノマドニア卒業生の田村ひかりさんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話を伺いました。

 

インタビューを受ける人

  • 田村ひかりさん(25歳)
  • 職業:オンライン秘書/リモートアシスタント
  • ノマドニア参加期:ジョージア3期(2022年5月〜)
  • 16Personalities:運動家(ENFP)
  • Xアカウント

 

ノマドニア編集部
こちらの記事はノマドニア編集部よりお届けします!

スケジュールを埋めたくて仕事を3つ掛け持ち

ーー自己紹介お願いします。

田村ひかりです。ノマドニア内ではヒンカリと呼ばれています。

2022年の5月にノマドニアジョージア3期に参加して、卒業してから2年ほど経ちました。出身は北海道の函館市ですが、今年の主な拠点は函館で、月1ペースで東京に滞在しています。

 

ーー参加する前はなにをされていましたか?

飲食店とアパレル店のお仕事を3つかけ持ちで働いていました。飲食店はステーキ屋さんとパンケーキ屋さんそれぞれオープニングスタッフとして勤務し、アパレル店も準オープニングスタッフとしてオープンして1 ヶ月後から勤務していました。

3店舗ともノマドニアが終わってからも勤めていたので、おおよそ4年間働いていました。

 

ーーすごいですね!3つかけ持ちしていた理由はありますか?

正直に言うと特に理由はありませんが、どれもアルバイトだったので収入に不安があったのもあり、振り返ってみると1日中スケジュールが埋まっていないと多分嫌な性格なのかなと思います。そのためぎっちり予定を入れたくて3店舗で働いていたんだと思います。

どうしても閑散期になるとちょっと業務数が減ったりしていたので、それを補填しやすいところで働いていました。ノマドニア参加時は2ヶ月ほどお休みをもらい渡航しました。

 

特にやりたい職種も見つからずに

ーーノマドニアはどこで知りましたか?

旧Twitterでノマドニア創設者のルイス前田さんのツイートを見た記憶があります。ただルイスさんや共同創設者のKOHさんをフォローしていたわけではなく、関連している方のフォローもしていませんでしたが、たまたまおすすめにポンと出てきて面白そうだなと思い応募しました。

 

ーーノマドニアに参加しようと思った理由をお伺いしてもいいですか?

参加する1年ほど前に旧Twitterの投稿でジョージアがいいところだというバズった投稿を見たことがあり、ジョージアという国は気になっていました。けどその当時はコロナ禍だったので海外にも行けない時期でした。

ノマドニア応募当時の私は3店舗お仕事を掛け持ちしている生活を2年半ほどしていた中で、ほぼ休みを取っていませんでした。丸々1日の休みが月1回ほどで、半日の休みも週に1回ほどだったのでそろそろ疲れてきちゃって、休みどころがわからなくなっていました。

そんな時に1ヶ月強制的に海外に行くというノマドニアの内容を見て、参加すればこれが理由で休めると思ったのが一番最初の動機です。

 

ーー職種体験できるプログラムはどのように感じましたか?

よくよく内容を見た時にオンラインの仕事を10職種も体験できるのは面白そうだなと思いました。もう充分オフラインで働いていたので、オンラインで働くという選択肢は頭の中になくとても新鮮に感じました。

 

ーーでは実際に10職種体験していかがでしたか?

とても楽しかったです。ただ仕事もそうですが特段やりたいことがない性分なので、すごくやりたいという職種は基本的にありませんでした。

手段としてこんなにもオンラインで働ける職種があり、どれも楽しそうで全力を尽くして頑張ればできそうだなとは感じました。でも学んだ10職種の中に特にやりたい職種もなかったんです。

 

久しぶりの休みでリフレッシュ

 ーー滞在中の思い出はありますか?

ノマドニアを含めて1ヶ月半ほど滞在しましたがすごく楽しかったです。長期間仕事をしないで好きに生きるのは久々で、本当にのびのびと朝起きてお散歩してご飯作って行きたいところへ行ってすごくリフレッシュできて良かったです。ノマドニアのメンバーと週末に、地方や色々なイベントなどに遊びに行ったのもとても良い思い出です。

あと英語が全然喋れなかったので、滞在中のホテルの管理人の子にたくさん話しかけて現地の言葉を教えてもらっていました。それで教えてもらった単語をたくさんメモをとってどんどん現地の人に話しかけにいって、現地の人と仲良くなったりスーパーで1人で買い物できるようになったりすると、楽しくてるんるんしながら生活していました。

 

ーーすばらしいですね!ジョージア語ってことですよね?

そうです。私はこれを100gだけ買いたい時があるんだけどどうしたらいい?とカタコトの英語と身振り手振りで伝えて、管理人の子が多分大学生だったので割と柔軟にこの単語を組み合わせればいいよって教えてくれてそんな生活が楽しかったです。

 

滞在中に自分の強みを発見し仕事に繋がった

ーー卒業後はどうされましたか?

参加中に私はやりたいと思える職種がないんだ、という話を同期としていましたがオンラインで働くのはすごくいいなと思っていました。やはり3店舗の掛け持ちで仕事をしていて体力の限界を感じていたんですよね。

それにオンラインで働いている皆さんの話を聞いていると、ちゃんと一定のサイクルで時給を上げていけているのがすごく魅力的で、働き方としてはオンラインでできる仕事に移りたいなという考えはありました。

 

ーーそうだったんですね。

だけどやりたいと思える職種がないからどうしようという話をしていた時に、滞在中の私の動きを見ていて日程調整とか好きだし人当たりもいいから秘書の仕事が向いていそうとアドバイスをもらったんです。その時に初めてオンラインで秘書ができるんだと知って、検索してみたら自分にもできるんじゃないかと感じました。

それで講師の方に相談したら「いいじゃんやっちゃいなよ!とりあえずTwitterで発信してみたら?」とアドバイスをいただき、すぐに『オンライン秘書をやりたい!』って発信したんです。そのノリでTwitter内で案件を検索したら秘書インターンを探している人事部長のツイートを見つけたんですよ。

 

ーー行動力が素晴らしいですね!!

もしダメだったら別に飲食店でそのまま働けばいいやくらいの気持ちで、狙い撃ちで早速話しかけてみよう!と思いDMを送りました。そしたらノマドニア卒業してすぐに面談をすることになったんです。

そのまま有難いことにお仕事が決まり、オンラインで働く一歩目をいただいたので嬉しかったですね。まずはお話してみて様子を見てみようという思いが強かったです。

 

ーーでは卒業後はオンラインの仕事に移りましたか?

その気持ちもありましたが接客業がとても好きだったので、すぐに切り替えるほどオンラインへの熱はまだなかったです。かけ持ち先が1個増えたという感覚でした。

 

2年経った今では多くの企業と契約

ーー今現在はお仕事はなにをされていますか?

全てフルリモートに切り替えていて、アシスタント業務と秘書業務とバックオフィス業務をメインでお仕事いただいています。会社さんによってちょっとずつニュアンスが違っていて、ある会社さんでは秘書としても働いてるので紹介された時はオンライン秘書で働いていますと言う時もあるし、あるところはバックオフィスをお手伝いしてるのでリモートアシスタントですとかアシスタント系ですと伝えることもあります。

ちょっと使い分けている感じはありますね。 細かいところも含めると現在5〜6社と契約させていただいています。

 

ーー仕事内容は具体的にどんなことをしていますか?

秘書としてお仕事させていただいている業務は、日程調整やタスク管理、あとは外部の方とのやり取り代行などがメインです。あるところではバックオフィス支援として、業務委託の方の請求書の取りまとめや、外部の社労士さんや税理士さんと連絡を取って依頼したり、先方からの指示に対応することもあります。

また、カスタマーサポートとしてお客様対応の一次対応なども実施していますね。基本的にクライアント様からの依頼には、なんでも柔軟に取り組めるよう努力しています。

 

ーー何社か契約しているのはどういった経緯でお仕事に繋がりましたか?

クラウドワークスで応募とかは一切やったことがなく、紹介や知り合いからお仕事をいただいています。一社目の部長さんがとても良い方で、私がほぼ飲食店でしか働いたことがなく、企業での社会人経験がないのも知っていたので、メールの書き方からスプレットシートの使い方などのレベルで、社会人の基礎を教えてくださいました。

そこで少し自信がついてきた頃にノマドニア内でも少しお仕事をいただいたりもしました。そうこうしているうちに、一社目で一緒にお仕事していた方から「もっとオンライン秘書とかリモートで働きたかったら、他でも一緒に仕事やらない?」と声をかけていただいて、またご縁が広がっていきました。

そこから本格的に『リモートアシスタントとしてやっています』と周りに言い始めたら、またそれを聞いた方から声をかけていただいて仕事が増えました。

 

行きたいところへいつでも行ける生活に変化

ーーノマドニアに参加したことによって変化したことはありますか?

飲食店でずっと外で働いていたものが、全て在宅になったので働く場所はガラッと変わりました。勤務時間に関しては飲食時代と変わらず朝から晩までずっと働いているので、私は変動していないですね。

あとは、休みが自分で調整しやすくなったというのは大きいかもしれないです。飲食店はシフト制なのでやはりどうしても足りないと言われたら出たりしますが、オンラインの仕事は明後日休みが欲しいとなったら、自分の仕事の片付け方次第で休みにできたりするのでその辺りが一番変わったかなと思います。

 

ーー今は東京に滞在していると聞きましたが、自由度も変わりましたか?

東京は月1ペースで来ていますが、今回は長く滞在しています。どこにいてもオンラインで仕事ができるようになったので、自由度もすごく変わったなと思っています。

入っている会社さんから「イベントやるから東京おいでよ」と声をかけていただき、その時期に合わせて少し滞在しようかなと思っていて、他のところからもお声がかかり気がついたら2週間以上滞在しています(笑)。

 

ーーでは旅行にも長期で行けるようになりましたか?

去年は4カ国くらい海外へ行っていて、今年も春先に1ヶ月バンコク、年末にはスペインへ行く予定があります。あと気が向いたら9月くらいにバリ島に行こうかなと思っています。

 

ーーいいですね!!今後の展望はありますか?

地元を拠点にするのは変わらないですが、年の半分とか体力が続くうちは行きたいところに行って会いたい人に会って仕事していきたいなとは考えています。

仕事面は、今お世話になっている会社で基礎から教えていただいたこともあり、有難いことにもっとやってほしいと声をかけていただけているので、その期待に答えられるように、頂いた御恩をしっかり返せるような成果を上げて過ごしていきたいと思っています。

あと地元を活性化させたいというのが根底にあるので、その面に関してはお友達と一緒にプロジェクトを作るか店舗を出すかというのを、真面目に話し合いを始めたばかりです。まだ形はできていませんが、何か函館に還元できるようなプロジェクトを仕上げようとベースから話し合いをしています。

 

ノマドニアの環境には生命力を感じる

ーーノマドニアに参加していかがでしたか?

本当に楽しかったですね。1人暮らしみたいな感じで親元を完全に離れて長期間過ごすのが初めてだったのでその面も楽しかったです。

それこそ初めましての方たちと1ヶ月間一緒に過ごして、滞在しているホテルも同じで同じ勉強をして、年代もバラバラなのがいい経験になりました。ノマドニア生や講師の方々で20人分くらいの面白い生き方を聞かせてもらい、未来の話とかしたのはすごくいい時間だったなと感じました。

 

ーーヒンカリさんから見て、ノマドニアコミュニティの良さはどこだと思いますか?

色々あると思いますが多様性じゃないですか。本当にバラバラでいろんな人がいるのはすごくいいことだなと思います。

例えば大学生から上の年代は60代くらいの方も参加したというのを聞いていて、なかなかその人たちが1ヶ月間一緒に過ごすってあまりないじゃないですか。しかもそれを海外で参加できるのがすごくいいなと思います。

 

ーーそうですね。コミュニティ内にいる方も多種多様ですね。

ノマドニアってすごく雰囲気というかニュアンスがいいと感じていています。「いろんな人がいるよね」「でも生きていけるよね」「みんな頑張って生きてるよね」って感じられるんですよね。

とても思うのが、会社勤めして満員電車で出社してそれが好きな人は全然いいですが無理している人とか見たら、このコミュニティの雰囲気を見れば、人生どうにでもなるというのがすごくよく分かるのではないかなと。そういう面で頼もしさだったり人はどこでも生きていけるし、楽しく生きれるんだと分かるのがいいなと思っています。

 

ーーポジティブの塊みたいな人が多いですよね。

やはりあれくらいのポジティブな人がいないと世界のバランスが悪くなると思うんですよ。私もそこまでのポジティブな人じゃないですが、参加者の方を見ていていると楽しいし元気が出てきます。

海外でオンラインで働いていて、行きたい時にフラッと行きたいとこへ行って、推しにフラッと会いに行って、自分の好きなサッカーの試合があれば観戦しに行って、滞在延長しちゃって、そんな人たちがたくさんいるのでそれを見ていると、いいね!生きてるね!って思えてその感じがすごく好きです。ノマドニアは生命力を感じるので、そこがとても好きですね。

全力を尽くせば人生なんとかなるというのがいろんな人の経歴を見たり伺ったりすると、すごくよくわかるしチカラが湧いてきますね。 

 

ーー実際インタビューをしていて、共通してなんとかなる精神の方が多いです(笑)

分かります。私もジョージアに行って真面目に貯金残高ゼロになっているんですよ。だけどどうにかなるでしょって思い、そこから仕事しようと思って頑張ろうとなっているのでそこは共通してるところかもしれません。

確かにそういうマインドは根底にあるので、そういう意味でなんとかなる精神の人が多いノマドニアのコミュニティは居心地がいいのかなと思っています。

 

ーーノマドニアの参加を検討されている方に伝えたいことはありますか?

迷っているなら参加してみたらいいと思います。私は勢いで生きているから参加したいから行こうと即決で決めちゃったタイプなんですが。

そういう生き方に憧れてる人であれば尚更行った方がいいかもしれないですね。自分が決断できなくて困っているとか、迷っているから決められないという人ほどそういう環境に飛び込んでみたら良いのではないかと。

自分とは真逆の人たちが多い環境だと思うので、価値観を変えたいならすごくいいんじゃないかなと思います。良くも悪くもノマドニアの人とか現地サポーターや現地に集ってるノマドワーカーって特殊な人が多いので、すごく面白い事例がいっぱいあるのがノマドニアの良さじゃないかなと思います。

 

ーーありがとうございました!今後の活躍も応援していますね!

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日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。

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