挑戦し続けたら理想の生活を手に入れることができた

  • 2024.12.23

今回はノマドニア卒業生のKanさんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話しを伺いました。

 

インタビューを受ける人

  • Kanさん(24歳)
  • 職業:SNSマーケター/オンラインスクールコーチ
  • ノマドニア参加期:韓国特別回(2023年9月〜)
  • 16Personalities:論理学者(INTP)
  • Xアカウント
  • Instagram
  • TikTok

 

ノマドニア編集部
こちらの記事はノマドニア編集部よりお届けします!

スキルを身に付けたいと考えていた時に出会ったノマドニア

ーー自己紹介をお願いします!

Kanと申します。みんなからはKanちゃんと呼ばれているので、気軽にKanちゃんと呼んでください。年齢は24歳になりました。

出身は熊本県ですが小学生からずっと兵庫県に住んでいます。ノマドニアは2023年の9月末からの韓国特別回に参加して、卒業してからちょうど1年くらいになります。

 

この1年間SNSを中心とした投稿制作や運用の仕事をしてきて、9月から新たにSNSでの業務経験を活かしオンラインデザインスクールでCapCatやCanvaのツールを使用したコーチ業もさせていただいてます。

 

ーーありがとうございます!ノマドニアに参加する前は何をしていましたか?

社会人1年目の時に、住宅関連の内勤業務を引き受けている会社の人事部で働いていました。ただ、入社してから分かったことですが、会社が家族経営だったり無理な営業をしていたりと内部が整っておらず、不信感や不満を持って退職する方が続出していたんです。

「就職したら最低1年は働いたほうがいい」といった話もあると思いますが、その1年先すら見えず、この会社にはいられないと感じていました。でも転職するとなっても新卒1年目でしたし、入社してみないと分からない就職先だとまた同じことを繰り返して経歴に傷がつく一方だと思い転職ではなくまずは自分になにかスキルを身につけたいと考えたんです。

 

そんな時にたまたま見ていたInstagramにノマドニアの広告が出てきたので、相談会に申し込みをし、選考が受かったタイミングで会社に退職したい意向を伝えました。結局、正社員として1年も働くことはなく4月に入社して6月には退職していましたね。

その後、仕事をやめてからノマドニアが始まるまでのちょうどいい短期のアルバイトがあったので、ノマドニアの渡航費用や滞在費を稼ぐためにフルタイムで事務の仕事をしていました。

 

ーーなぜノマドニアに参加したいと感じましたか?

なにかスキルを身につけたいと考えていましたが、数あるオンラインスクールは例えば動画編集やプログラミングなど、なにかひとつのことを決めてから入会しないといけないじゃないですか。だから入会することをためらっていたんです。

 

人事の仕事や大学の授業でPCを少し使用しているくらいのレベルだったので、自分はなにが得意でなにが不得意かを認識していませんでした。でもノマドニアに参加したらオンラインでできる仕事を10職種体験できることが、まさに自分が探していたものだと感じましたね。

あとは韓国で開催されるということがいちばん参加したいと思った理由です。

 

ーー韓国が好きだったんですね!

もともと大学で空間デザインのゼミに所属していたこともあり、韓国のCafeに興味を持ち初めました。日本のCafeと違って韓国はコンセプト文化がとても強く、個人でやっているようなCafeがとてもたくさんあるんです。

そのCafeひとつひとつもコンセプトがはっきり決まっていて、行くお店によって違う体験ができるので韓国のCafeはとても面白いと感じていました。あとは韓国のファッションも好きなので、韓国のトレンド発信にも興味を持ち、何度か韓国へは旅行で行っていました。

 

ずっと抱えていた劣等感

ーー実際に10職種体験していかがでしたか?

自分の得意なこと不得意なことが明確に分かったので、参加して実際に体験できたことが本当に良かったと思っています。

SNS運用や動画編集は、趣味や友達に送るレベルですがノマドニアに参加する前から自分で触っていたので、身近だったこともあり仕事にできるかもしれないと思えました。講座で使用したCapCatを使用していたわけではありませんが、別のアプリで動画編集を少ししていました。

STUDIOやFigmaのツールを触るようなWebデザインは、課題もまったく進められなくてすごく苦戦した記憶があります。できないことに頑張って注力するよりも、私にはあっていないと割り切ることができたので、やはり体験して良かったと思えました。

 

ーー韓国で実際生活してみていかがでしたか?

同期は全員で13人いましたが、午前中の講座が終わったらみんなでカフェに行ったり韓国で流行りのスポットへ行ったり、女性ばかりだったこともあっていろんな場所へ一緒に行かせてもらいすごく楽しかったです。その後、ノマドニアを卒業してから韓国に1週間滞在していました。

もともと海外に興味があるかと言われたらそうでもなく、ただ日本と韓国を行き来したいという目標があったので、海外で1ヶ月暮らす経験はとても刺激的でした。文化の違いに少し戸惑った部分はありましたが、韓国人のお友達ができたり同期と一緒に韓国のスポットへ行ったりすごくいい経験になったと思っています。

講座がソウルで開催されていて、コワーキングスペースへ通う電車は人がとても多く満員電車や複雑な路線は慣れなかったですね。やっぱり私は毎日通勤で働くのは無理なんだと改めて認識することができました(笑)。

あと私は韓国語が流暢ではないので言葉の壁にも苦労しましたね。

 

ーー参加後に自分自身で変わったと感じたことはありますか?

私は「正社員でいい企業に就職することが正解」という思い込みがずっとあって、新卒で入社した会社を3ヶ月で辞めたことが周りからどう思われているのかコンプレックスに感じていました。ですがノマドニアで出会った人たちは、前職がいろんな業種の方だったり海外を点々と暮らしていたり、お仕事もひとつに決めずに複数やっている方も多かったんですよね。

 

劣等感みたいなものをずっと抱えていましたが、いろんな働き方や生き方をされている人たちに会ってみなさんとても楽しそうに見えたので、本当はもっと自由に生きていいと思えたし、自分も幸せと感じられる暮らしができるんだと思いました。

 

たくさんのことに挑戦したこの1年

ーー卒業後は初めての案件を獲得するまでにどんなことをしていましたか?

新卒3ヶ月で貯めたお金もノマドニアの資金に当てていたので、本当に貯金もゼロで親にも借りているくらいにお金がない状態でした。とにかく早く収入が欲しいという気持ちがとても強くて、ノマドニアの講座の後半にはクラウドソーシングサイトの求人を見て応募していましたね。

ノマドニア卒業後、韓国に滞在している1週間で面談には行けるようにしようと決めていました。講座後半には身近で使用していたこともあり、早くお仕事に繋げられるかもしれないと考えSNS運用や動画編集に絞って案件にたくさん応募していましたね。

 

ーーいくつか応募した中から仕事が決まりましたか?

最初に決まった会社はTikTokの運用代行会社でした。動画の編集で契約をしていましたが途中から美容プロモーション事業部に移動して、SNS運用に対するサポートやinstagramのストーリーの作成、インフルエンサーさんのリストアップをさせていただくようなお仕事もしていました。

社会人経験も少なかったのに運が良かったとしか言えないし本当に感謝しかないです。その後、会社の組織変更で仕事は2024年の5月で打ち切りになりましたが半年ほどご一緒させていただきました。

 

あとは別で応募していた韓国情報のWebライターもしていましたが、本数によって報酬が出る契約だったので私がそこまで書けていなくて無収入でライターをしている時もありました。途中からライターではなく「Instagram運用やってみないですか?」と声をかけていただき、今は韓国情報のInstagramアカウントで投稿の企画や作成をしています。

他にもTikTokの美容アフィリエイトや別のTikTok運用代行会社で編集担当など、本当にこの1年間いろんなことに挑戦してきて、たくさん応募して自分にできることからやっていたので、長期で続いている仕事があまりないですが大きくまとめるとSNS関連が多かったですね。

 

ーー現在はどんなお仕事をしていますか?

SNS投稿制作がメインです。Instagramの韓国情報メディア以外にも、ショート動画制作を多くしています。

海外向けTikTok運用では編集だけでなく撮影から担当させていただいたり、私の動画を見てInstagramのDMに直接メッセージをくださったインフルエンサーさんもいて、その方の動画編集もしています。私が1年間いろんなお仕事をさせていただいた中で感じたことは、同年代の女性をターゲットにしている案件だと「自分ならどういった悩みを持っているだろう」と自分ごととして考えやすいので、そういったお仕事が多かった気がします。

 

ーーターゲットが同年代だとお仕事がしやすいのかもしれませんね!

あとノマドニア内で募集していたオンラインデザインスクールのコーチ業を9月から始めさせていただきました。そこではSNSで案件を取れるようになるための応募文を考えたりCanvaやCapCatを使用したコンテンツ制作だったりと、今までのSNSでの業務を生かしたコーチ業をしています。

週に一回オンラインで1対1のミーティングをしながら、生徒さんのコンテンツの添削をしたり応募に際しての不明なこと、あとはフリーランスや副業を考えている方に向けてアドバイスをしています。お話することも好きだし「できました」とか「ありがとうございます」と言ってもらえることにとてもやりがいを感じているので、楽しくお仕事ができています。

 

昨年の11月からフリーランスとして稼働してきて最初の数ヶ月はほとんど収入に繋がらず、5万円にも満たない程度でしたが、今も月によって多少の変動はありますが、正社員の時の前後はもらえるようになりました。

 

とにかくできることからやっていく

ーー今は完全オンラインのみで仕事ができていますか?

オンラインのみで仕事が可能になったので、今度1ヶ月くらい韓国へ行きます。帰りの日程はまだ決めていませんが年は越さずにクリスマスは韓国で過ごそうかなと考えています。

同期と韓国へ行くタイミングが合いそうなので、向こうで会えるかもしれないしオンラインで働けるようになったことで自由に動けていることが嬉しいですね。

 

あとお話していませんでしたが、ノマドニア卒業後に社会人経験も少なく実績もなく応募しても案件が取れないのではと不安に思っていた時に、自分にできることは何だろうと考え「自分のSNSを伸ばしてポートフォリオにすればいいんだ!」と思い、お仕事とは別で韓国情報のInstagramのアカウントを作って頑張っていたんです。

投稿を続けていると少しずつ見てもらえるようになって、韓国の企業やクリニックから「うちを紹介して欲しいです」とご依頼をいただくことが増えました。そんなこともあり、韓国に撮影をしに行くことができるようになりました。

 

ーーそれは凄いですね!

他の皆さんにはたくさんの経歴があって頑張ってきたことがあって、本当に自分にはなにもできないと感じていたので「自分にできることはなんだろう」「案件に繋がるにはどうしたらいいだろう」と考えていました。 

今はお仕事いただけるようになったので毎日投稿は全然できていないですし、自分が投稿できるタイミングの運用になっています。でも2〜3ヶ月に一度は韓国に行くという目標が達成できたので、そのタイミングでご依頼いただいている店舗さんの撮影をまわる生活をしています。

 

ーー韓国へ行く理由にもなるから嬉しいですね!収入に繋がっていますか?

報酬が出る案件の依頼もありますが、美容目的で韓国に行かれる方が多いのでクリニックの施術を無料で受ける代わりに動画を作るご依頼が多いですね。3万円とか4万円くらいの施術を無料でできたりするので、実績にもなるし施術も受けられるので、そういう意味で一石二鳥だしラッキーです。

韓国へ行っている間はオンラインでお仕事ができるようになったので、お仕事をしながら韓国での案件も撮影して、時間があればプライベートで行きたい場所へ行く生活を1ヶ月する予定です。  

 

1年動いたことで見えた自分の価値観          

ーー今後の展望はありますか?

1年間SNS関係の仕事をしてきてコンテンツ制作は楽しかったですが、毎日投稿を続けることや数字を追わないといけない部分は苦しいと感じることがあったので、今後はSNS運用をメインでやっていくことはいったん離れてみようと考えています。結構興味が多方面にあるタイプで他で頑張ってみたいという気持ちもあったので、ノマドニアで募集していたオンラインデザインスクールのコーチ業に応募させてもらったんですよね。

 

あとアパレルのSNS運用をやりたいとノマドニアの参加前から思っていて、今年の目標にしていたのですが、すでに上半期の6月に叶えることができたんです。でもSNSチームがなかったところに立ち上げたので本当にたくさんの仕事があって、ディレクター的なポジションや結果や数字に追われるプレッシャーで徹夜が続いたり、仕事やSNS運用を知らない学生ばかりのチームで結局自分ばかり業務を担当する事になって疲弊してしまったんです。

アパレルのSNS運用をするという目標は達成したけど、勤務時間が長かったり眠る時間が少ないと私はダメなんだということに気づきました。その経験があったから、プライベートや心の健康が自分の価値観として大事なんだと気づけたんですよね。

 

今後はSNSで頑張っていきたいというよりも、プライベートも充実させながらできることをもう少し見つけていきたいと思っています。特に心の健康の大事さに気づけたので、心の充実に関わることに携わりたいと考えていて。

例えば自己理解やコミュニティといった分野で、まずはコーチングに挑戦しようと思っていて今研修を受けているところです。

 

ーーノマドニア卒業後にも、自分を知るための期間は必要ですね

大学時代のアルバイトから長く続けられなくて、理由としては飽きたり他のことに興味がでてきていたんですよね。正社員となると、例えば人事だけをするとか仕事の業種が決まってしまうので他にやりたいと思った仕事があったとしても転職となると大変じゃないですか。

この働き方だと本当に自分次第でなにかやってみたいと思ったら挑戦できるチャンスがある働き方なのですごく自分には合っていると思っています。

 

オンラインでもオフラインでも繋がれるコミニュティ

ーーノマドニアに参加した感想を教えてください。

ノマドニアに参加してたくさんの人との繋がりを持てたことが良かったです。悩みを共有できたり、いろんな国に行かれたりしていることを見るとそこで刺激をもらうので、同期や仲間と出会えたことが嬉しいですね。

それにノマドニアは悩み事があれば経験者から直接アドバイスをもらえたり、お仕事募集チャンネルで仕事の受注をしやすい環境もあるのでコミュニティに参加して本当に良かったです。

※ノマドニアコミュニティ内で仕事の案件が募集されるチャンネル

 

ーーKanちゃんからみたノマドニアコミュニティの良さはどこだと思いますか?

ノマドニアは私よりも先輩方ばかりですが、いい意味で気を使うことがないと感じました。例えばオフ会があった時に「これ言っていいのかな」と緊張するようなこともなく本当に話しやすいので、そういった意味で上司に相談するのとノマドニアの先輩方に相談するのは、同じ目上の方だけど違うと感じましたね。

 

大阪でたまに皆さん集まったりするので、何度かそこに参加させていただきました。オンラインで仕事していると一人でどうしようと考え込んでしまい、オフ会に行けばいろんな働き方や暮らし方をしている人たちと会えるので、悩む必要がないことだったと思えるし自分だけじゃないと感じたんです。

そういった意味で、オンラインでのZoomの集まりやオフラインで会える場といった、繋がりを持てることは心の安定性を保てるありがたい場所だと思っています。

 

ーーノマドニアの参加を検討している方に伝えたいことはありますか?

私は参加する前にノマドニアは怪しいのではないか?と思っていました(笑)。でも参加して損したなと思うことはなくて、むしろ私みたいな経験がまったくない人にはおすすめだと思います。

たくさんの繋がりもできますし、私はフリーランスになると決めた最初は動画編集やSNS運用やライターもしていましたし、1つの職業と決められずに悩んでる方とか経験がない方にはとてもいいんじゃないかなと思いますね。

 

ーーお話しを聞かせていただきありがとうございました!今後の活躍も応援していますね!

本記事を読んでKanさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。

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詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。

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