漠然と抱えていた不安。ノマドニア参加で満足できる働き方を手に入れた!

今回はノマドニア卒業生の溝田由貴子さんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話を伺いました。

 

インタビューを受ける人

  • 溝田由貴子さん(31歳)
  • 職業:リモートアシスタント/SNS運用/画像編集
  • ノマドニア参加期:バリ島0期(2023年1月〜)
  • 16Personalities:冒険家(ISFP)
  • Xアカウント
  • Instagram
  • note

 

ノマドニア編集部
こちらの記事はノマドニア編集部よりお届けします!

長年抱えていた気持ち、最後の賭けでノマドニアに参加

ーー自己紹介お願いします。

名前は溝田由貴子です。ノマドニア内ではみぞっちと呼ばれています。出身は京都で今も大阪に住んでいるので生粋の関西人です(笑)。

ノマドニアは2023年の1月中旬から開催していたバリ島0期に参加しました。参加した時はまだ会社勤めをしており、有給休暇を使っての参加でした。

 

今は正社員でカスタマーサポートの仕事をしていて、他に個人事業主としてInstagramの運用と画像編集、あとAI講座のFAQの仕事もしています。

 

ーーありがとうございます。ノマドニアに参加する前は何をしていましたか?

新卒から入った印刷会社で、カスタマーサポートの業務を担当していました。主な業務内容はお客様へのメール・電話対応ですが、社内のWebサイトの更新やマニュアル作成などの業務もしていました。

 

ーーノマドニアはどこで知りましたか?

中学時代の友人がノマドニアに参加するというのを聞いたことがきっかけです。ちょうど転職をするかどうしようか迷っている時期だったこともあり、内容を聞いてみたら楽しそうだったので、すぐに説明会に申し込みました。

 

ーー参加を決めた理由を伺っても良いですか?

説明会で「本当に変わりたいのなら参加すれば絶対に変われるし、背中を押してあげる」と言われたことが大きいです。今までは数年ごとに転職したいとか、資格を取りたいと考えていましたが、行動に移せていませんでした。

海外へ行って環境もガラッと変えたら、こんな私でも変われるだろうと希望が持てましたね。これくらいしないと変われないとも思い、最後の賭けでした(笑)。

 

居心地はいいけど常に抱えていた思い

ーー現状を変えたい気持ちが強かったんですね。

前職の人や仕事も好きだったし、会社をすごく辞めたいというわけではありませんでしたが、いい意味でぬるま湯で私には優しすぎる環境だったんです。自分で仕事をがんばっていると思えるようになりたいし、もう少し刺激も欲しくて満たされない気持ちをずっと抱えている感覚でいました。

自分がとても慎重派なこともあり、会社を辞めずに仕事が閑散期になるタイミングでバリ島0期に申込みをしました。

 

ーーそれで有給休暇を1ヶ月バンっと使って参加したんですね!

そうなんです。ただ、自分が参加する時に調べても、会社員のままノマドニアに参加した人が見つからなくて浮いたらどうしようと不安を抱えながらの参加でした。

結局、同期にも会社員のまま参加している子がいたし、浮くこともなかったので安心しましたね。

 

ーー参加を決めた時のご家族の反応はいかがでしたか?

家族には「有給で1ヶ月バリ島に行ってくる」としか伝えていませんでした(笑)。両親には転職を考えていた時に相談したこともあったのですが「長く勤めている会社だから辞めない方がいい」と言われていたので、今回も伝えたら反対されるかもと考えたんです。

ただ、いざ退職して新しい仕事を始めたら今は容認してくれているみたいです。親に相談せずに、自分のやりたいように行動して良かったなと思いました。

 

実際に経験したからこそ見えた世界

ーー実際10職種体験していかがでしたか?

ほとんど触ったことがない職種ばかりだったので全体的に楽しかったです。やはり新しいことに挑戦するという毎日が本当に刺激になりました。

もちろん不安なこともありましたが、実際にフリーランスとして働いている講師の方とも話せたのでリアルな経験も教えてもらい、やってみたいという気持ちになれたのが大きかったです。想像だけのものが現実的に考えられ理解が深まりました。

 

ーー挑戦したい職種と思えたものはありましたか?

デザイン系が苦手だったので、最初はライターとInstagram運用をがんばりたいと考えていました。実際ライターが仕事にできそうという感覚があったので、とりあえずnoteを書いたりノマドニアの講座と並行してUdemyでインタビューライティングの講座を受けたりしていましたね。

Instagram運用は、元々そんなにSNS運用に興味はありませんでしたが講師の方がすごく面白かったんです。実際に前職で運用させてもらったり、ライターの繋がりでInstagram運用の仕事をもらったりしました。

 

卒業後はとりあえず何でもやってみようと思っていたので、Web制作にも挑戦しました。帰国してから無料で友人のホームページを作ったりもしましたが、実際にやってみて私には無理だなと感じました。

 

ーー参加中の思い出はありますか?

同期は14人いて年齢関係なく仲良くなりました。みんな似たような悩みを持ってノマドニアに参加していたので、いろんな話しをして打ち解けるのが早かったですね。

ノマドニアが始まって、最初の週末にいったレンボンガン島の遠足が楽しかったです。シュノーケリングや本当にきれいな夕日を堪能しました。

忘れられないのは、断崖絶壁にある怖すぎる階段を降りて行った祭壇ですね。まさにここでしかできない体験だったと思います。

 

あと、カメラが好きで一眼レフを持っていっていたんですが、同期にもカメラ好きな子がいたんです。一緒に写真を撮りに朝早く起きたり、街を歩き回ったりしたのがとても楽しかったです。

 

ーーバリ島で過ごしてみていかがでしたか?

バリ島はご飯も美味しいし人も優しくて本当に最高でした。道も常に渋滞しているしきれいではない場所も多いけれど、まったく気にならず居心地が良かったですね。

 

実は海外へ行くのも大学の卒業旅行でパッケージツアーでしか行ったことがなかったんです。1人で海外へ行くのも今回が初めてでした。

バリ島へ行く前は英語もあまり話せないし、話しかけられたらどうしようとすべてにおいて不安でしたが、実際に1ヶ月住んでみたらパッションで話は通じるし、バリ島の人たちもみんな優しく問題ありませんでした。今はかなり海外へ行くことへのハードルも下がりました。

 

帰国してから感じたことですが、バリ島にいる時は怒りの感情がゼロだったんです。1ヶ月心穏やかに過ごせましたし、住みたいと思うくらいにバリ島が好きになりましたね。

 

掴んだきっかけを無駄にしないよう行動し続けた結果

ーー卒業後はどうされましたか?

じつはノマドニアに参加した後も、どうしても退職して安定を手放すのが怖い気持ちがあったんです。日本に帰ってきてモヤモヤした気持ちが続いたので、複数のコーチングモニターを受けてみることにしました。

ライターを副業でやってはいましたが収入を得られていなかったので、とあるコーチングで「とりあえず1万円を稼ぐことから始めてみましょう」といわれ、すぐにライターの案件に応募したんです。それが仕事に繋がり、その月に1万円稼げたので意外といけるかもという自信になりました。

 

ーーそこからどうされましたか?

もう会社にしがみつかなくてもいいかなと感じていましたが、いったん「リモートワークできませんよね?」と上司に確認したんです。そしたら「それはできない」と言われたのでそのまま退職するつもりでいました。

ただ、その時は月5万円程度しか稼げていなかったので日本で生活するのには厳しい収入でしたし「安定するまではここで働いていたら?」と言ってもらえたので、比較的安定した業務委託のお仕事が決まってから退職することになりました。結局、帰国してから半年後に7年勤めていた会社を退職することができましたね。

 

実際に会社勤めしながら副業をしている時は、昼休みに仕事して会社から帰ってきてご飯食べてからまた仕事をしていたのですごく大変な時期ではありました。

 

ーーそこまで時間をかけてでもフリーランスになりたかった理由はありますか?

日本に帰国してノマドニアの生活から元のぬるま湯に戻ると本当につまらなく感じてしまい、刺激が足りなかったんです。Instagram運用など新しくお仕事をさせていただくことにはなったのですが、せっかくノマドニアに参加してきっかけを掴んだのにこのままじゃだめだと感じていました。

今しか挑戦できないのにという焦りもありましたね。当時の上司が合わなくてこの人の元では働きたくないという思いもあり、退職しようと決意し行動していました。

 

ーーぬるま湯に戻ってしまいそうな自分を奮い立たせて、退職を決意できたのが素晴らしいですね!

ありがとうございます。多分そのままノマドニアの人と会わずにいると元の生活に戻っていたと思いますが、卒業してから半年から1年はノマドニアのいろんな人とZoomしたり会ったりする機会を意識的に多くして刺激のある環境に身を置いていました。

 

このチャンスを逃したら終わるという気持ちはずっとありましたね。

 

ーー帰国後も自分で環境を作っていたんですね!参加後に変化したことはありますか?

環境としては会社を退職できたことが1番大きいですね。マインドとしても、なんとかなる精神がついた気がします。

今までは、人に意見を聞いて動くことが多かったのですが、今は自分の気持ちに素直に動けるようになりました。心配していても仕方ないと思えるようになり、マインドの部分でも大きく変化しましたね。

 

ーーそれってノマドニア内にそういう人が多いからですかね?

そうですね。それは大きいと思います。

本当に同期の子しかり、当時バリ島でサポートしてくれた方が「なんとかなるよ」「稼げばいいじゃん」とポジティブに背中を押してくれていたので、そういう言葉を聞いていると私も同じ思考になっていきました。

 

ノマドニア参加前は日本じゃないと生きていけないとか、会社員じゃないと生きていけないという気持ちだったのですが、どこにいても自分次第でがんばれば生きていけるんだなと感じました。これからはもっと色んな国に行きたいですね。

 

全ては人との繋がりから始まった

ーー卒業してお仕事が決まるまでどのような行動をされていましたか?

以前はノマドニア卒業生のライターチームがあったので面接をして、参加させてもらっていました。そこでインタビューされた音声をもらって、記事にする仕事が初めてのお仕事でした。

お金をもらった最初の案件はココナラでしたね。ココナラでChatGPTを使用して記事を書いてくれませんかという案件に応募したのが収入に繋がりました。 

 

ノマドニア内でもお仕事募集チャンネルで気になる案件に応募したり、オフラインでも会った時に今こういうことをやっていますと公言していたりしていると、声をかけてもらうこともあり人との繋がりを大切にすることが大事だと感じました。

※ノマドニア内で仕事の案件が募集されるチャンネル

 

ーー今やっている正社員のお仕事はどういった経緯で働き始めましたか?

講師の方で正社員ノマドの方がいて、働き方が私の理想だと感じていました。転職でノマド生活ができる正社員を探していましたが、複数社書類審査で落ちていたんですよね。

どうしようか迷っている時に、ノマドニアのオンライン朝活で話していた方から業務委託のお話をいただき面接に繋がったんです。面接時には「今後のキャリアプランは?」と聞かれ「最終的には正社員で働きたいと思っています」ということだけはお伝えしていました。

そしたら、正社員になりたいと言っているなら長く働いてくれるだろうと業務委託で雇ってもらうことになり、今年の1月からは雇用形態を変え正社員で引き続きお仕事させていただけることになりました。会社員になってからもバリ島やイギリスに行くことができ、嬉しかったです。

 

ーー理想の働き方が出来たということですね!仕事内容はどんなことをされていますか?

仕事内容は治療院や整骨院を開業されている方向けのアプリケーションについて、使い方などを説明し質問を受けています。日本にいる時は電話対応もしていますが海外にいる時は、お客さまにお願いしてZoomで対応しています。

勤務形態は6時間勤務、13時〜14時のコアタイムだけは決まっているので、それ以外は1週間のうち5日勤務していれば、平日休みたかったら土曜日に代わりに働くという形で臨機応変に働いています。

 

ーー正社員以外のお仕事はどんなことをされていますか?

ほぼノマドニアの方とご一緒していて、専用のツールを使用してマニュアルに沿って画像編集をしたり、友人の知り合いのボートツアーのInstagram運用をしたり、AI講座のFAQ担当、ごくたまにライターの案件をいただいたりしています。

 

価値観が広がったことで人生を楽しめるように

ーー今後の展望はありますか?

仕事は本当に今の働き方に満足しています。たくさん仕事して、たくさん稼ぐというよりは、今後は欲求に忠実にフットワーク軽く、会いたい時に会いたい人に会いに行けるようになれたらと思います。

 

ーーノマドニアに参加した感想はいかがでしたか?

自分が体験したことがない職業を体験できたので、すごく濃い1ヶ月だったなと感じています。ノマドニアの仲間に出会えたのも大きな財産になりました。

 

私は京都府出身で社会人まで、京都から動いていなかったんですよ。すごく小さなコミュニティの中で生きてきたんだなと感じていましたが、それはそれで楽しかったんです。

ただ、ノマドニアに参加したことで今まで関わりがなかったような人たちとも友達になれたので、すごく自分の視野が広がったなと感じました。

 

ーーノマドニアには色んなバックグラウンドを持った人たちがたくさんいますよね。

そうですね。いろんな経験をしてきた方の話を聞き、もっと自分の人生を楽しめそうだなという気持ちになれました。

 

卒業後にはノマドニア関連で違うコミュニティにも入らせていただきましたが、そこで自分の本当にやりたいこと・やりたくないこと、やらなくてはいけないと思っているけどやらなくてもいいこと、それらを書き出して自分への理解が深まり人生を楽しむ軸ができました。

 

努力してなりたい姿になっている人が集まる環境

ーーノマドニアコミュニティの良さはどんなところだと思いますか?

ノマドニアはいろんな職業やバックグラウンドを持った方が多くいるのが強みだと感じています。本当にたくさんの方の経験や知識なども惜しみなく教えてもらうことができますよね。

 

ノマドニアのSlackやデータベース内※1を見ていると自分と同じ悩みを抱えている人やその人が今何をしているのかが分かるじゃないですか。話してみたいと思った人にDMを送ると、同じノマドニア生なので話を聞いてくれたり実際に会ってもらえたりすることも多かったんです。

本当にコミュニティ内の人が宝だと思いますね。オフラインで集まることもあるし、オンラインもくもく会※2に参加したり自分で動けばサボらない環境がつくれるので、その環境はすごくいいですね。

 

参加しただけで受動的のままだったら意味がないので、ノマドニア生という繋がりがあるんだし多少図々しく行動したら良いと思っています。

※1ノマドニア参加者のみ閲覧できるサイト、※2ノマドニア生が自発的に行っているオンラインを繋げそれぞれがするべきことをする時間

 

ーーノマドニアの参加に迷っている方にお伝えしたいことはありますか?

私は参加前にノマドニアに対して怪しさがどうしてもありました(笑)。でも実際に参加してみたら、努力してなりたい姿になっている人がたくさんいるだけということがわかりました。

自分も頑張ろうという気持ちになれたし、実際ノマドになれた人たちを見たら自分にもできるという自信にも繋がりましたね。

 

じつは友達からは「キラキラ集団に入ってるけど大丈夫そう?」と結構心配されたりしていたんです(笑)。「デザインやライターの仕事はそんなに甘くないよ」と言われたりしていましたが、とりあえずがんばりたいからと半年くらい距離を置くことにしました。

結局、今こういう仕事をやっていると伝えたら「よかったね」と喜んでくれる返答だったので、人の意見は感想みたいな感じで聞いといたらいい気がします。

 

ノマドニアに参加して自分でしっかり動けばこの先の未来は変えられると思っているので迷う必要ないと思います。とりあえず行動してみないと結果は出ないし、周りに言われて迷っているなら絶対参加してください!

 

ーーありがとうございました!今後の活躍も応援していますね!

みぞっちさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。

日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。

詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。

1ヶ月で10職種を体験する海外ワークショップ「ノマドニア」

ノマドニアは世界6都市で開催している海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手…

 

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?