今回はノマドニア卒業生の國井桃花さんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話しを伺いました。
インタビューを受ける人
- 國井桃花さん(26歳)
- 職業:Webデザイン/SNS運用/リモートアシスタント/動画編集/ノマドニア講師
- ノマドニア参加期:ジョージア19期(2023年10月〜)
- 16Personalities:運動家(ENFP)
- Xアカウント
- note
新卒で入社した大手企業で3年間
ーー自己紹介をお願いします。
國井桃花と申します。実は今日誕生日で26歳になりました!
ーー誕生日だったんですね!おめでとうございます!!
ありがとうございます!
ノマドニアには去年の10月ジョージアの19期に参加しました。卒業後も首都トビリシの雰囲気が好きで、今やっているお仕事もこのまま頑張りたいと思ったので、そのまま滞在を続けてもう8ヶ月経ちます。
今のお仕事はメインはWebデザイン、SNS運用、あとはリモートアシスタントをしていて少し動画編集もしています。
ーー色々されているんですね!参加前はどんなことをしていましたか?
早稲田の商学部を卒業して、新卒で楽天の会社に入社してから3年弱働いていました。仕事内容は営業だったんですが最初の1年は楽天モバイルで、電波塔を立てる工事会社と上司との橋渡し役をやっていたり、あとは自分で飛び込み営業行ったりと、結構泥くさいハードなお仕事を1年半くらいやっていました。
その後、楽天モバイルから楽天市場に異動となり、楽天市場に店舗さんを誘致する新規開拓の営業をまた1年くらいしていましたね。
旅先での出会いで価値観が変わった
ーーそうだったんですね。では、どうして退職を考えたんですか?
コロナ後にゴールデンウィークやお盆休みで海外旅行に出始めた時に、改めて海外ってすごく面白いなって思ったんです。別に会社がブラック企業で嫌だとかではなかったんですが、東京でこのまま働き続けてもいいけど、他の道もあるんだなというのを海外へ行くたびに色々思う事がありまして。
ーー気になりますね。何があったんですか?
去年の5月にフィリピンのボラカイ島という島に旅行に行ったんです。楽園みたいな島で、今まで見た海の中で本当に1番綺麗でした。
そこで日本人女性が経営するダイビングショップに行ったんですが、その女性のお話がすごく面白くて。日本で生まれ育ったけどボラカイ島に来てみたら島の美しさに魅了され移住したそうなんです。
そこから色々やってみようと飲食店やホステルを手広く経営していて、そんな生き方があるんだと初めて生の言葉で聞いて衝撃でした。
それに、ダイビングショップにフィリピン人のマイケルという子がいたんですが、見た目とのギャップに笑っちゃうくらい日本語が上手で(笑)。聞いたら、高校までマニラで生まれ育ったけど卒業してから日本で2年くらい働いていたみたいなんです。
彼は日本語も英語も、フィリピンの現地の言葉もいくつか喋れて、エンジニアもやっていてすごくスキルがある方だったんですが、ボラカイ島に来たら美しさに魅了されてダイバーになったという話を聞いて。
色々スキルを持っている中で、それを一旦置いて海が綺麗だからという理由でダイバーになるって選択肢も私にはすごく新鮮だったんです。
私自身、中学受験して中高私立で大学も私立へ行って、楽天という大企業に入ってすごく王道ルートだったので、その先にあるものを追わないとダメだと思っていたんですよね。だから正直3 年くらい働いてちょっと生活に飽きてきていて、あとは結婚するか転職するくらいしかないと思っていたんです。
でも彼らの話を聞いて、今まで自分が歩いてきたレールの先じゃないところに踏み出してもいいんだということを知って衝撃を受けました。
ーーそのボラカイ島で会った2人がきっかけだったんですね。それでノマドニアに参加しようと?
そうですね、もうマイケルです(笑)。今は連絡先もわからないんですがすごく優しい人で、本当に人生観変えられましたね。
それでたまたま、そんな彼らみたいな生き方ってどんな生き方があるんだろうと調べていたら、ノマドニアのことをnoteで知って。1回詳しい話を聞いてみようくらいのノリで無料面談を受けました。
面談後は、じゃ行ってみよう!と思って決めた感じですね。もうノマドニアに参加してノマドになるために退職しようと決めていました。
その後10月上旬に最終出勤日を迎え、1週間後とかにはジョージアに来ていましたね。
もっと人生を楽しむために選んだ道
ーー行動力がありますね!参加することに不安はなかったですか?
そもそも貯金が全然なくて、私自身貯金ができない人というのが分かっていたので、お金に対する不安はありました。それにお仕事もどうなるかわからないという不安もあったんですが、それ以上に自分が頑張ればなんとかなるんじゃないかという謎の自信もあって(笑)。
その自信だけを頼りにノマドニアの参加を決めたという感じですね。
ーーノマドニアに参加したいと思った理由はなんでしょうか?
今までの人生で知らない世界だったからです。東京は大好きな街なのですが、段々とその楽しさにも満足しきってしまって、楽しいけれど変わり映えの無い毎日に飽きてしまっていたのです。
そんなところに新しい選択肢が生まれたので、もっと人生を楽しめるかもしれないと考えました。
ーーそうだったんですね!参加する時の不安はありませんでしたか?
元々動画編集だけ大学時代にちょっとやっていて、そこだけスキルはあったんですが逆に動画編集だけで食べていくのは難しいだろうなと思っていて。なので10職種やってみてなにか見つかればいいなって思っていました。
最悪見つからなかったらまた会社員やろうかな、くらいの感じで参加しました。
ーーでは、実際に10職種体験していかがでしたか?
全部面白かったです。ひとつ業務効率化は文系の私には難しくて、完全にお手上げだったんですがそれ以外はすごく面白くて。
それに講師の皆さんが、収入のところまで詳しく教えてくれていたので、楽しいと思えた講座もその講師のロードマップ通りに進んでちゃんと勉強すれば、私にも得られるのかもしれないと思えました。
あと、ノマドニア出身の方が実際に講師をされていたので、私もこうなれるかもしれないと希望が持てましたね。もちろんノマドニア出身じゃない方の講義もすごく今でも良かったなって思うくらいなんですが、ノマドニア出身の方がいたっていうのは心の支えではありました。
一緒に過ごした仲間との出会い
ーージョージア滞在中の思い出はありますか?
毎週末どこかへ遊びに行ってとにかく楽しかったです。あんまり国外には出てなくてずっとジョージアで遊んでいたんですが。
フィボナッチというサウナがあって、そこに現地サポーターと同期の10数人で行ったんですが、そこはサウナの後に入る水風呂が目の前のリアルな自然の湖なんです。足のつかない湖に飛び込まなくちゃいけないってことが私には衝撃でした。
もし、日本でプール行って足つかないってなったら女の子たちって「待って足つかない」「浮き輪持ってきてないから買おうか」ってなると思うんです。でも、行った全員がサウナで整った後にどんどん湖に飛び込んでいて、その度胸にびっくりしました。
みんなも泳げるんだって、その時すごくみんなのことが好きになりましたね。
ーー卒業後はどうしようと考えていましたか?
本当に全然なにも考えていなくて、その時の気分で決めようと思っていました。
実際、ノマドニア卒業後は同期の中で私を含め3人が長期的に残る話が出ていたので「それなら一緒に家借りようか」という話になったんです。それで良い賃貸物件を探してみたら半年以上からの契約しかなかったんですが、みんな本当にノープランだったので半年の賃貸を借りて今年の5月末まで一緒に住んでいました。
そのあとは、どこに住むか決められずに1ヶ月だけホステルを取って、バリ島とか東南アジアの方へ行こうかなとも考えていたんですけど。
私のマインド的にもお仕事頑張りたいというフェーズで、ノマド的にいろんな国で暮らす方に重点を置きたくないという考えがあって、一旦今年はジョージアで賃貸を借りて腰据えて仕事しようかなと思い、二軒目の賃貸を借りて住んでいます。
ジョージアの治安がここまでいいとは思っていなかったし、ここでの生活が今は楽しいですね。
気付いたらスラッシュワーカーになっていた
ーー卒業後の初めてのお仕事はどのように獲得しましたか?
友人が手伝っていた仕事を紹介してくれて、それが初めての案件になりました。その繋がりで他のお仕事も頼まれたり、クライアントさんからさらに違うクライアントさんを教えていただいたりして今に至ってます。
ーーありがたいですね!大変なことや気をつけていることはありますか?
もちろん、お仕事もらえたのはいいんですがそこから今後に繋げてもらえるよう、切迫感はあります。継続依頼してもらうためには徹夜して納期より早く仕上げたり、できるだけ仕事が早く丁寧で一生懸命という印象をつけたくて。
そのためにノマドニアの講座中も遅くまで作業をしていましたね。
気をつけていることは、特に最初は基本ですがとにかく即レスですね。即レスって1番簡単に相手にこの人できそうって思わせられるかなと思うので。
あとは仕事の質をできるだけ高くするようにはしていました。
ーーでは、今現在はどんなお仕事をしていますか?
動画編集を依頼されたクライアントさんの会社から他のお仕事をいただくことが多いです。その会社のアパレルブランドのInstagram運用と、自社サービスの認知度拡大のためのInstagram運用もやっています。
あと、たまにInstagramのリールの編集もしたりしています。Webデザインでいうと、LP制作とホームページ制作を今まで5〜6本は納品したかなと思います。
あとはリモートアシスタントのお仕事はジョージアで出会った方のつながりでお仕事をいただきました。それと実は、ノマドニアの運営の方からお声がけいただいて、ジョージア24期から3期連続で、SNS運用や動画編集の講師もさせてもらっています。
卒業した最初の頃は、いただいたお仕事は全部受けたいと思っていたので気付いたらこんな感じになっていました(笑)。
ーーまさにスラッシュワーカーですね!今後の展望はありますか?
仕事をしている中でデザインが1番面白いので、個人でもWebデザインの仕事をもっともらえるようになりたいと思っています。それと、今関わっている会社の方々にとても良くしていただいているので、引き続きもっと信頼いただけるようにコミットしていきたいと思います。
世界中に自分を受け入れてくれる仲間がいる
ーーノマドニアに参加して良かったですか?
本当に良かったです。ジョージアなんていうよくわからない土地に来て、日本人コミュニティが常にオープンしていて、誰のことも邪険にせず新参者にも優しくすごくオープンでいてくれるので、こっちもオープンでいようと思えて、このコミュニティが本当にありがたいなって思いました。
今後、私がバリ島やバンコクとか他の土地に拠点を移したとしてもそっちにもコミュニティがあるっていう安心感もあります。世界中行ったことない土地に自分を受け入れてくれるコミュニティがあるって本当にお値段以上の価値だなと思いますね。
ノマドニアで1番いいことはコミュニティだと感じました。
ーーノマドニアはどんな人にお勧めしたいですか?
日本は全てが便利だからこそ特に刺激もないし、飽きている方って多いと思うんですよね。そんな方にお勧めしたいです。
生活に困ってるとかブラック企業で病んでるとか困窮しているわけじゃないけど、今ある人生がずっと続いていくことにちょっと飽きている人って結構多いと思っていて。特に若いうちに、こんな世界があるということを1度知ってしまったら、今後10年後でも20年後でもこの経験をしていたことで思考を切り替えられることもあると思うので。
職業体験も10職種あったからこそ、広く浅くでも知識をつけて、自分の興味関心を知れたというのはすごく大きかったかなと思います。私が卒業後に得てる今の職業もノマドニア内で体験していたからこそ、できます!って言ってそこからお仕事に繋がっているので。
ーーありがとうございました!今後の活躍も応援しています!
本記事を読んでももかさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。
日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
ノマドニアは世界6都市で開催している海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手…
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?