憧れのデザイナーに挑戦。卒業後半年で世界を飛び回る生活に変化!

インタビュー おしげ
  • 2024.07.17

今回はノマドニア卒業生の重政優里さんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話を伺いました。

 

インタビューを受ける人

  • 重政優里さん(30歳)
  • 職業:グラフィックデザイナー
  • ノマドニア参加期:韓国特別回(2023年9月〜)
  • 16Personalities:論理学者(INTP)

 

ノマドニア編集部
こちらの記事はノマドニア編集部よりお届けします!

卒業後半年ですでに各国で仕事をするように

ーー自己紹介をお願いします。

おしげと申します。本名は重政優里です。

苗字から取っておしげって呼んでもらうようにしています。1994年6月10日生まれでちょうど30歳になりました!出身は千葉県の千葉市です。

ノマドニアには2023年の9月中旬から1ヶ月間、韓国特別回に参加していました。卒業後はグラフィックデザインのロードマップを1ヶ月受講し、その次の月から案件に挑戦し始めたりノマドニアの運営メンバーにお誘いいただいて運営のお仕事も始めさせていただきました。

※現役ノマドのメンターから課題添削を受け、個別面談で相談を重ねるといった取り組みを1ヶ月行うノマドニア卒業生に向けたロードマップ。  

 

ーーすでにお仕事をされているんですね!具体的にはどんなお仕事をされていますか?

お仕事はデザインのお仕事を主にしていまして、知り合いのInstagram投稿画像の制作をしたり、友人からのオーダーで名刺や印刷物の制作もしています。あとは継続的にデザイン会社の業務委託でアーティストグッズなどの制作にも携わっています。

またそれとは別で、ノマドニアを卒業してから運営のお仕事も昨年12月から本格的にさせていただくことになりました。オンラインでの無料相談会や、韓国での現地サポーター、あとはデザインの講師を担当したりしています。

 

ーーノマドニアに参加した国に次はお仕事で渡航されたんですね!

「韓国の現地サポーターあるので、よかったらやりませんか?」ってお声がけいただいたんです。その時は、韓国に行く理由が欲しくて二つ返事で「行きます!」と言いましたね(笑)。

それで今年の4月に韓国で初めて現地サポーターとデザインの講師をやらせていただきました。今は、バリ島にいるんですが今回バリ島でもデザインの講師をやらせていただける機会があり、7期と8期の講師を担当する予定です。

また、7月からタイのチェンマイで講師をして、8月からは韓国回が3期連続でスタートするので、講師として登壇させていただく予定です。韓国はビザなしで3ヶ月滞在できるので、その3ヶ月間は韓国に滞在しようかなと思っています。

 

将来を考えていた時、ノマドニアに出会い冒険しようと決意

 

ーーノマドニア参加前は何をしていましたか?

2018年4月に飲食店事業部の社員としてカフェの立ち上げをして、参加前の2023年8月まではカフェのスタッフ兼デザイナーとして働いていました。仕事は主にカフェのスタッフ業務でしたが、メニュー表とかショップカード、お店のロゴだったりとデザイン業務全般も担当させてもらっていましたね。

あとお店のInstagramも担当させてもらっていて、Instagramに使用する写真を撮影したり画像を作ったり。店長にお願いされたものを作成する、インハウスデザイナー的な感じで働いていました。

デザイン業務に関しては会社に1人だけ美大卒でちゃんとデザインを専門的に学んでいる担当の方がいて、その方にアドバイスいただきつつ、あとはほぼ独断と偏見で作っていたという感じです。ただ、デザインをちゃんと学んだことがなかったのでしっかり学んでみたい、ずっとやりたい職種ではあったんです。

仕事をやめてイチから学び直してちゃんと1人でも仕事として通用するようにしたいとは思っていました。

 

ーー長く働いていたんですね。では、どうして辞めようと思ったんですか?

いくつか理由は重なっているんですが、やっぱりデザイン系の仕事をちゃんとやりたいと思っていたことが一番の理由なんです。それで会社の社長や周りの人の話を聞いたりして、社内でデザイン系の部門を作れないかなと考えていたんですよね。

そんな時に、私と同じようにデザインの方に進みたいって思っていた子が社長に相談したら「今うちの会社ではデザインを専門でやるような部署を作れる余裕はないから」というお話があったみたいなんです。それでその子は後に会社を退職していたので、きっと私が言っても同じ答えだなって思い諦めていました。

あと、うちの社内情勢的にも厳しい状況が続いていて、どうしても人件費を抑えないといけなくて人手不足もあり一人ひとりの負担が増えてしまっていたんです。私がもうすぐ30歳になる頃だったのですが、体力的にも飲食のお仕事がちょっと厳しくなってきてしまって。

働き方改善も期待できるのかなと考えていた頃に、社長や店長の話から、月間の過去最高売上と同じ売上を毎月3年間続けていれば今の赤字を黒字にできるって言われたんです。そしたら私33歳かって思って。

この働き方を33歳まで続けた時に果たして後悔しないだろうかって考え、結構その件が退職を決意する背中を押しました。そんなタイミングでノマドニアを見つけた時に、これは潮どきというかそういう巡り合わせだったのかなと思って1回冒険してみようと退職を決意しました。

 

ーーちょうどいいタイミングだったんですね!ノマドニアを見つけた時はどんな気持ちでしたか?

ノマドニアのことはInstagramで知りました。『韓国で推し活しながら10職種体験』ってバーンて出てきて、見た瞬間すぐに「え!行きたい!!」という気持ちになりました。

私が参加した会が韓国特別回で初回だったんですが、本当にタイミングが良かったなと思っています。多分それより前に見つけていたら韓国回がなかったので参加していなかったかもしれません。

あとは、参加前はデザインがやりたいと思ってはいたんですが、向いていなかったら嫌だなという不安もありました。それで、ノマドニアに参加したことにより自分に合う職種が見つかったらいいなという気持ちもあり参加しました。

実際に1人で仕事をしていくとなった時にやっぱりデザインがやりたいとなるのか。他にも何かもっと向いてるものに出会えるかもしれないとか、そういう気持ちを確かめたくて参加を決めた感じです。

 

ーー実際に参加してみてどうでしたか?

やっぱりデザインが好きだなって思えたし、あとはデザインに他のものを掛け合わせていったらお仕事としてもっと成長しそうだなと、気づきもありました。例えば私は動画編集とモーショングラフィックをやっているんですが、自分が今までやってきたデザインとかクリエイティブ系のことを、よりうまく相場効果が出せるようなものに出会えたのでノマドニアはきっかけの場になってくれたなと思っています。

それに韓国回は他の回と違って現地の物価が日本とそんなに変わらないので、参加動機が韓国がとにかく好きだから参加したんだという子たちがほとんどなんですよね。仕事しながらでも推しを追っかけたい、推し活しながらできる仕事が欲しい、そんな生活を実現したいと思っている子たちだと思うんです。

それを例えば自分の会社とかノマドニアコミュニティ以外で言ったらあまり受け入れてもらえないことも多いと思うんですよ。そんなの本当に大丈夫?って言われちゃったり理解してもらえないことも多いかと思うんですけど。

だから今回、推し活をしたいって子たちが集まっている場だったのですごくみんな生き生きしていたし、自分の好きなものに囲まれている環境だったのですごくありがたかったです。それこそがモチベーションになっていました。

 

ーーでは10職種体験してどうでしたか?

受講した10職種の中で私はデザインと動画編集がよかったです。実際に動画とアニメーションも今までのデザインのスキルと掛け合わせやすいものだっていうのが分かったので、今は新しく別のオンラインスクールを受講していて、そこを頑張って極めていこうと思っています。

自分が作ったキャラクターを自分で動かせるのが今すごく楽しくて。実は絵を描くことが大好きで幼稚園の時からずっと趣味で書き続けていたんですが、仕事にしたら嫌いになるんじゃないかって思って仕事にはしていなかったんです。

それでずっと趣味で絵を描いていたんですが、今は仕事にしてもちゃんと楽しく続けていけそうな気がしていて挑戦してみようと思っています。だから絵を書くのも好きだしデザインしたりすることも好きだし、動画作ったりとかアニメーション作ったりするのも好きだから、それを全部組み合わせてやったら多分自分が想像しているような頭の中のものがちゃんと自分の手で形作ることができるんじゃないかって考えたらもうワクワクがすごくて。

そういう世界に足を突っ込みつつあるって感じです。

 

同じ志をもった仲間との出会い

 

ーー1ヶ月参加してみての思い出は?

勤めていた時は休みがまとめて取れるような環境ではなかったんですよね。長くて2日しか休みが取れなかったし、休みの時間に本当にしっかり休まないと体力的についていけない感じだったので。

そんな生活をずっとしていたのでなかなか海外には行けないし、でもずっと韓国に行ってみたかったんです。その気持ちがようやく叶って、憧れの国、憧れの場所で旅行もできたし生活もしてやりたいこと全部やりきれたのでとても充実していました。

あと、今までは周りに韓国好きとか韓国一緒に行こうみたいな子たちもいなかったので、そういう子たちに出会えて仲良くなれたのがよかったです。私と同じようにずっと憧れていた韓国で初めて遊ぶという子や、韓国にすごく詳しかったり、一緒に同じ志で頑張れたり好きなもので盛り上がったり、すごく自分自身のモチベーションになっていましたね。

今でもよく連絡を取り合っているんですけど、同じ韓国好きな子たちに出会える場所になったのがすごく嬉しいです。

 

ーー同期の存在は大きいですよね。では、参加後に変化した部分はありましたか?

気持ちの面で、ノマドニア参加前はどうしても不安がつきまとっていたんですが、それが結構マインドチェンジしていったなと感じています。例えば参加前に感じていた不安というのが、その職種が合わなかったらどうしよう、失敗したらどうしよう、◯◯したらどうしようという不安が大きかったんです。

それがノマドニアに参加した後は、失敗したらどうしようじゃなくて実現するにはどうすればいいか考えられるように気持ちが変化しました。やっぱり不安になる理由って自分が知らなかったり分からなかったり、実際にやったことがないから不安になるんだなと分かったので。

それを具体的に、こうしたら働けるんだとか、仕事の仕方やお金の作り方を知ることができたからこそ、なかなか不安にはならなくなりました。その不安を解消するには、まずは実際にやってみて、自分が知るという行動をしていけば対処できるとノマドニアを経て学んだので。

もし今後不安が出てきてもそれを解決するためにどうすればいいかその道筋を立てていけるようになったかなと思っています。

 

ーーマインドチェンジできたんですね!関わる人も変化しましたか?

参加後の今って世界中に仕事相手とか友達が散らばっているので、それは変わったかもしれないです。例えば今バリ島に滞在していて、会った人たちと会話する時も旅行とかじゃなくて「次どこの国行こうと思っているんですか」って、行くのが前提の会話なんですよね。

多分それってノマドニアコミュニティ以外の人たちとはなかなかできない会話だと思うんですよ。「今、日本にいるの珍しいじゃん」みたいな会話とか、今までだったらそんな会話は生まれなかったと思うんです。

ノマドニアの人たちって、日本にいないことや海外にいることが日常になっている人たちが多くて、その時点からすごく刺激を受けますね。私が求めていた、好きな時に好きなところに行けるという生活スタイルを実際にしている人たちが集まっているので、そこに身を置くと私にとってもその生活が当たり前になっていき、より現実に近づけている感じがします。

また、実際に海外に出てみて自分が滞在している国の人たちと触れ合ったり、いろんな国から来てる海外ノマドの方たちと触れあうとすごく視野が広がっていろんな学びになるし、こんなふうに生きている人たちもいるんだって知れてすごく刺激になるんですよね。

 

ーー参加して出会った人たちから刺激を受けたんですね!

例えば私が何か新しく挑戦しようとなった時にも、あの人があんなふうに働いてるんだったら私もチャレンジしてみようと考えられたり、とても勇気になることが多いです。それって多分、今までと同じ環境に居続けたらなかなか出会えない人たち、持てない視点だったりすると思うので、視野を広げるきっかけになってくれたなと感じています。

これからもそんな出会いをもっとしていきたくて、その出会いを求めて海外に行きたいという気持ちもあるし、そんな場所に自分を置きたいと思っています。

 

ーー参加することに対する周りの反応はどうでしたか?

私の家族はすごくインドアを楽しむタイプで、旅行は全然しないんですね。だから両親は私が急に会社を辞めて韓国行くって話をしたら、心配はしていたんですがノマドニアに参加することで、自分が今後何をしてどうしていきたいかと話したらすんなりと受け入れてくれました。

1番仲のいい友達2人は、前職が大変そうだったのを心配してくれていたので、頑張って!楽しんでおいで!という感じで送り出してくれて。それも恵まれていたなってすごく思います。

本当、周りが応援してくれていたので気持ちよく参加できましたね。戻ってくる場所もちゃんとあるなって思えたのは結構大きかったかもしれないです。

 

ーーノマドニア参加後、収入の変化はありましたか?

実は今はそこまで収入は増えてはなくて、まだ黒字化はしていないですね。収入はあるけど十分ではないっていう感じで。

タイミングが重なって目標だった会社員時代の収入を1度だけ越したんですが、安定しているわけではないです。私の場合、元々の給料がそんなに高くなくて新卒の時と全然変わらずお給料が手取り20万円いっていなかったんです。

だからこそ最初の収入目標にちょうどいいかなと思い設定していました。

その目標を達成した月っていうのもデザインの仕事とは別で、韓国でノマドニアの現地サポーターと講師をやらせていただいた分がプラスにあったので。ノマドニアには参加者として参加した時のこともそうですが、お仕事いただいて運営として関わらせていただいてるという部分に関してもとても感謝していますし、頭が上がらない状態です(笑)。

だから今は貯金を削って生活しているんですが、それが尽きる前までにちゃんと仕事を安定させたいと思っています。

 

ーー今後はデザイナーとして活動していく予定ですか?

将来的にはデザイナーよりもクリエイターになりたいです。例えばお客さんを増やすためにデザインを作るという事よりも、自分の世界観や自分が想像したものを形にする、それを公開することをゆくゆくはやりたいなと思っています。

ただそれって収入になるのかどうかって長い道のりだとは思うので、今はそこに行きつくためのベース作りというか、スキルもそうですけど人脈だったり、どうやってマネタイズしていくかというのを作戦立ててやっている感じですね。

卒業後すぐの行動が結果につながった

 

ーー卒業後のロードマップはいかがでしたか?

講師の方がすごく丁寧にフィードバックしてくださるし、私が元々ちゃんと勉強し直したいなという思いを叶えてくれるようなコンテンツだったのですごく良かったです。あとはちゃんと頑張ろう!と尻叩いてもらえてる感じがして多分1人で勉強しようと思ったらそこまでできなかったと思うんですよね。

でもロードマップってプロのノマドの講師がちゃんとメンターとしてついて同じタイミングで取り組む同期の子たちもいたので、あの子も頑張ってるから私も頑張ろうと思えるようなきっかけになったりしました。本当は終わらせるのにボリューム的に2ヶ月くらいかかるらしいんですが、私のその時のモチベーションが卒業したばかりだったこともあってすごく高かったんです。

これはもう 1ヶ月くらいで頑張って終わらせて講師のデザイナーの方から、この子に仕事任せたいって思ってもらえるくらいやろうって思ってやって。本当に1ヶ月で終わらせて今、実際にその方からお仕事もらえたんです。

ちゃんとやろうと思って頑張ってやったことが実現したっていう私の成功体験にもなったので、すごく自信がついたし頑張ってやってよかったなって心から思っています。1人じゃないというのがこれほどまでにモチベーションになるのかと改めて感じたことでした。

 

ーー行動を起こした結果が出たんですね。最後に、ノマドニアの参加を迷ってる人に一言お願いします!

今のままじゃダメだな、変わりたいなと漠然と思っているけど、今の状況を捨てて新しいことに挑戦するのが怖いと思っている人にこそ参加してもらいたいなと思います。その背中を押すために私もノマドニアの相談会を担当しているので。

挑戦することもそうなんですが、実際にやってみたら意外とできたりとか、不安よりもワクワクする要素の方が大きかったりするんですよね。こんなふうに働いている人がいるんだ、こんなふうにお金って作れるんだというのが知れると、不安よりもワクワクしていけるマインドに変わっていけると思います。

どうせ生きるんだったらワクワクしといた方がいいじゃないですか。モヤモヤしたりするよりも挑戦してみてダメだったら別に会社員に戻ることだってできるし、挑戦しないでそのまま今の状態続けてたら多分ずっとモヤモヤは続いていくから。

だったら1 回やってみてダメだったらダメで戻ったとしてもそのモヤモヤって多分解消していると思うんですよね。だからチャレンジするとなったら精一杯私たちもサポートしたいし、一緒に頑張りたいなと思うので、そのモヤモヤを抱えてる人たちがもっとすっきりとした気持ちでこれから過ごしていけるようなきっかけにノマドニアがなれたらいいなって思います。

 

ーーありがとうございました!今後もグラフィックデザイナーとしてのキャリアを応援しています!

 

おしげさんのSNS・ポートフォリオはこちら!

 

おしげさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。

日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。

詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。

1ヶ月で10職種を体験する海外ワークショップ「ノマドニア」

ノマドニアは世界6都市で開催している海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手…

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?