今回はノマドニア卒業生の森脇翔平さんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話しを伺いました。
インタビューを受ける人
子供達の未来の選択肢を広げるために夫婦で話し合った結果
ーー自己紹介お願いします!
森脇翔平です。年齢は34歳で出身は大阪府、今は福岡県に住んでいます。2023年の7月に、妻と小学1年生の息子と1歳の娘を連れて家族みんなでタイに試住し、ノマドニアのバンコク0期に参加しました。
ーー家族で渡航されていたんですね!ではノマドニアに参加する前は何をしていましたか?
7年間会社員をしていましたが、ノマドニア参加前の2023年3月で退職していました。その後、前職でデザインのツールを使っていたこともあり、デザインの仕事をしていこうと思いフリーランスとして独立しました。
今は主にグラフィック系のデザインの仕事をしていて、プレゼンなどで使われるスライド資料を作成するのがメインになっています。その他にもバナー作成、サムネイル作成、あとはXのヘッダーを作成して活動しています。
ーー7年間勤めた会社は元々退職を考えていましたか?
そうですね。2021年の12月に下の子が生まれて1年間育休を取得していましたが、その間デザインの勉強をして副業として仕事も取れるようになっていたので、育休を少し延長してそのまま復帰せずに退職しました。
実のところ、退職に関してはずっと考えていて最後の最後までとても迷っていましたね。妻が出産してから4月には仕事に復帰していたこともあり、育休中は僕が自宅でデザインの勉強をしながら家事・育児をしていて、昨年3月に二人で退職し僕はフリーランスになりました。
ーーそうだったんですね!ノマドニアはどこで知りましたか?
元々、僕も妻も海外で暮らすとか海外旅行が好きだったので、海外思考が常にありました。日本で生活し続けるのは、当時の仕事をしていたら特に不便もなかったんですが、この先子供たちが就職する時や社会に出る時に、日本で働く以外の選択肢も示してあげたいとはずっと考えていたんです。
そんな時にコロナがあったり色々と夫婦で考える時間が増えたんですよね。話し合いをしていく中で日本以外で住めるという選択肢があるなら、そこに挑戦してみたいよねという結論に至りました。
それで妻がノマドニアを、当時のTwitterで見つけてこんなのあるよと教えてくれたのが1番最初ですね。
一度辞退した過去。1年越しにスキルアップして参加することができた
ーーご家族で参加されたということですが、ノマドニアに参加しようと思ったきっかけは?
下の子が生まれた時に育休を取っていたので、仕事は長期でお休みをしていました。その間に色々準備してデザイナーになるための勉強をしていましたが、そんな時にノマドニアと出会い参加を決めたんです。
実は、それが僕が参加したノマドニアバンコク0期よりも1 年前の話で、その時はジョージア2期に家族で参加する予定でいました。ただ、そのタイミングでロシアの戦争が始まってしまい、家族一緒にわざわざ危険リスクのあるところに近づくのはやめようという判断でジョージア2期を辞退させてもらいました。
その後も妻と話し合いジョージアはやっぱり危険だからやめておこうという話にはなっていたんです。そうこうしているうちにバンコク特別回が始まり、バンコクなら参加してもいいんじゃないかとバンコク0期に参加することに決めました。
ーージョージアの参加を決めてから1年経過していて、参加の気持ちに変化はなかったですか?
そうですね。ノマドニアに参加しようという気持ちは変わっていませんでしたが、育休の間にデザインの勉強をしていたので参加する時の心境は変化していました。
ジョージア回の時は、何かしらスキルを身につけて稼げるようになったらいいなというフワッとした思いのもと参加しようとしていましたが、それが1年経ってバンコク回の時は1年デザインの勉強をした後だったので、デザインのスキルは一応身に付けて参加することができました。
そのスキルをさらに発展させて伸ばしたり、何かと掛け合わせられたらなと思っていましたし、フリーランスとして横の繋がりや縦の繋がりを広げたいなと具体的に考えることができていました。
ーー1年経って独立していて仕事もあり、ノマドニア以外の選択肢はなかったですか?
スキルを身に付けるだけなら、他にもスクールはたくさんあると思うんです。ただ、世界中のいろんな国に滞在するためのノウハウが得られるような、ノマドニアに変わるコミュニティは他にないと思い、その繋がりは持ちたいと思って参加の検討はしていましたね。
実際に参加しようと最初の申し込みをしてから1年も経っていたので、正直もう参加しなくてもいいのかなという気持ちも多少はありました。ただ実際に経験している人たちと直接関われたり、関係性が持てるというところはやはりメリットかなと思ったので最終的には参加を決めました。
実際に参加してみるとコミュニティ内で知見を持っている人もたくさんいて、活動している人たちとの繋がりが持てたのが良かったです。仕事も今、講師されている方の案件をいただいたりご縁もあるので、当時のスキルがゼロ状態のジョージアで参加していたら、そこまでうまくいっていなかったのかなとも思います。
家族で渡航して得られたこと
ーー講座中の思い出はありますか?
その時はすでに仕事をさせてもらっていたので、午前中はノマドニアの講座で学んで、残りの時間は主に仕事をしていました。
その中で1番覚えているのが、コーチングの講座でこれからどうしていきたいのかをペアになって深掘りし合う宿題があり、その宿題で自分が今後どうしていきたいかをしっかりと言語化できたのが今でも印象的です。
その理想にはまだ届いてはいないですが、そこに向かって進められているのかなとは感じています。 その時ペアを組んだ同期のミサさんがすでにフリーランスとして実績がとてもある方だったので、その方に色々と話を聞いていただいて自分の思っていることを言語化できたのがすごく良かったなと思っています。
ーーバンコクでの滞在中の思い出はありますか?
滞在中はバンコク0期の同期との遠足とかもありましたが元々行かないつもりでいました。そこに遊びに行くなら家族と過ごそうと思っていましたね。ノマドニアはそこも自由参加で選べるので気持ち的に楽でした。
あと、せっかく時間を作ってご飯へ行くなら講師がいる時になるべく参加しようと考えていました。すでにノマドとして生活されている方たちの話を実際に聞きたいと思っていたので、講師の方たちが参加する場にはなるべく顔を出すようにはしていました。
やはり成功されている人たちの基準値や、マインドはすごく参考になりましたね。Xとかでよくフリーランスは即レスが大事だよ!みたいな表面的な情報とかいっぱいあると思うんですが、それを地で行っている人たちの話を直接聞ける環境はとても良かったです。
ーー他の参加者ではあまり聞きませんが、今回家族で参加した理由はありますか?
いないですよね(笑)。結論、家族が仲良しなので一緒にいたいよねがベースですね。子供を連れて行ったところで言うと、上の子を現地の学校に入れたいという思いがあったので、そこのお試しも含めて一緒にタイへ行ったというのがあります。
僕がノマドニアの講座に参加中は、上の子は単発のスクーリングに参加させていました。プログラミング教室とか体を動かす体操教室とか、英語で授業をするスクールに入れて遊んできてもらっていましたね。
また、ノマドニア卒業後にはそのまま2週間パタヤに滞在し、その後2週間チェンマに滞在していたんですね。そのチェンマの時も1週間だけ学校に入れてみて、どんな感じか体験してきてもらいましたが、息子もとても楽しんでいました。
実は今年も7月からチェンマイに来て滞在していますが、1年経って息子も色々と食べられるものも増えてタイ料理も楽しんでいます。学校も去年と同じ学校に3週間だけ通わせていますが、本人も本当に楽しそうに学校へ通っているので連れてきて良かったなと思っています。
参加前の1年間はとにかく頑張ってきた
ーー10職種体験してみて実際どうでしたか?
その当時は、正直受けてたデザインの仕事でとても多忙な日々でした。かなり大型のスライド資料の発注をいただいていたので、1ヶ月で300枚ほどスライド資料を制作していました。
当時の私にとっては相当な量でしたね。仕事が忙しくて夜中まで仕事して、ちょっと仮眠して講座受けるというような生活をしていました。
なので講座に参加していて色々と面白いなと思うスキルはありましたが、デザイン以外に手を広げるというところまでは正直いかなかったです。 ただこういった職業があるんだということが知れたり、そういった職業に携わっている方からのご依頼をいただけるような時に、ちょっとだけ内情が分かるようになったのはすごくありがたいなと思っています。
ーーハードな生活をされていましたね!デザインは独学で学びましたか?
当時Twitterで無料でロードマップを敷いてくれている人がいて、バックエンドとして売っていたphotoshopの買い切り動画の講座を購入して勉強したのがスタートですね。その後は、いろんな情報商材を買ってまた勉強してを何度か繰り返しましたが、始まりは講座を買ったところからです。
それが2022年の7月ですが、ジョージア回の参加を考えていた当初はWEBでホームページ制作をしようかと考えていて、その勉強を半年くらいしていました。ただ、勉強していて少し自分には合っていないのかなと思い諦めて、グラフィック系のPhotoshopとかIllustratorを使うようなデザインの方に移行していきましたね。
ーー独学で勉強されてお仕事が取れるようになったのは素晴らしいですね!初めての案件まではどのような行動をしていましたか?
最初は当時のTwitterをメインに、ヘッダーデザイナーとして活動していこうかなと考えていました。その時にTwitterでこの人の発信すごいと思えるような参考になる方を1人見つけて、その方が無料で公開されているロードマップを見てその通りに進めてみようと行動したのが始まりですね。
それで2022年の7月からきちんとデザインの勉強を始めて、その1ヶ月後からはヘッダーデザイナーのアカウントを作ってTwitterで発信を開始しました。そこから1ヶ月後には、無料プレゼント企画で5名の方のヘッダーを制作させていただきました。
5名様限定で、参加条件としてコメントレビューしてくれる人には無料で作りますという形で、デザイン制作をさせていただいたのが1番最初のお客様になります。それから2ヶ月後、初めてDMでヘッダーを作って欲しいというご依頼をいただいて、1番最初の案件になりました。
その方の案件がヘッダー制作で初めての収入になりました。今の話以外でも、お仕事の見つけ方としてXでお仕事募集している人にはDMを送ったりもしていました。
あとは、ココナラに出品して案件を受けたりもしていましたね。
参加して得られたたくさんの人との繋がり
ーーノマドニアに参加して変化したことはありますか?
やはりコーチングの講座の時に同期のミサさんと色々お話させてもらったのがとても自分の中では印象的でした。身近な方の成功体験や様々な失敗談とかを聞かせてもらい、フリーランスとして10年以上されている方のマインドや基準値を知れたので、そこに向かって努力することをすごく意識して仕事ができるようになりましたね。
また、ノマドニアのコミュニティ内でもすでにフリーランスとして活動されている方がたくさんいらっしゃるので、その中で知り合った方から実際に案件をいただけたり広がりがあったのは良かったなと思います。
ーー今はチェンマイに滞在ということですが、チェンマイはいかがですか?
そうですね、チェンマイは気に入りました。元々僕も奥さんも寒いのが嫌いなんですよ。当初は、ノマドニア参加するのはジョージア一択みたいなところがあったんですが、寒い場所は嫌だよねという話はずっとしていました(笑)。
それでタイへ来てみたら気候的にもいいし、あとビザ的な問題とか子供を入れる学費の問題とか色々加味した上で、他の国よりもタイ、タイならバンコクよりもチェンマイに今はなっています。
やはり去年、ノマドニアで試住した経験がとても良かったので、新たな選択肢を別に探さなくても去年良かったところに引き続き行こうと今年もチェンマイを選びました。
ーー今後の展望はありますか?
今後は、日本では福岡を拠点にして海外はチェンマイで2拠点という形で生活していきたいなと考えています。福岡と2拠点にする理由として子供の学校や経験をベースに日本で学校に通学しながら、ちょっと夏休みと被せて海外で学校に行かせられたらいいなと思いました。
また、仕事面では知人からですがホームページのご依頼もあったので、次のステップとしてホームページ制作をしていこうと思っています。
世界中に会える人ができるコミュニティ
ーーノマドニアに参加していかがでしたか?
ノマドニアに参加するにあたって金額だけ見るとポンッと出せる金額ではないと思いますが、提供してもらえるサービスの内容的には高くないと思っています。参加することに対する経験であったりコミュニティ内の関係性、横の広がり縦の広がりという構築ができたのは、すごく大きいと思っているので本当に参加して良かったなと思っています。
ーー翔平さんからみて、ノマドニアコミュニティの良さはどこだと思いますか?
日本国内でも、今○○いるので誰か会える人いますか?と呼びかけるとすぐ誰か集まって実際に会うことができるのはこのコミュニティの良さだと思っています。そこから、仕事の話や仲良くなった人から案件の相談があったり、そんなことができるのはこのコミュニティのおかげだなと思いますね。
それが海外でも同じことが言えて。今チェンマイに来ていますが、ちょうどノマドニアの講座が開催されているから講師陣がたくさん滞在しているので、チェンマイ来ていますって呼びかけたらいろんな方と会えたりしますね。
そういったことができるのは、やはりこのコミュニティの強みかなと思います。本当に世界中どこに行っても会える人がコミュニティ内にいるというのはありがたいなと思いましたね。
ーーノマドニアはどんな人にお勧めしたいですか?
ノマドニアに興味があって迷っている人がいるなら、ぜひ参加してもらえたらなと思います。参加することで得られる経験はとても大きいと思うので、その経験があると人生の選択肢が増えると思うんです。
この経験をした上で、今後の選択肢を増やすことがこれからの人生に大きな影響を与えるんじゃないかなと思います。あと、僕みたいに家族がいる方も家族内で相談して家族円満で参加できるのであれば、これから先の人生が1つの経験を元に色々な方向性が見えてくると思うのでノマドニアに参加するという選択はありかなと思います。
ーーお話しを聞かせていただきありがとうございました!今後の活躍も楽しみにしております!
翔平さんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。
日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
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