今回はノマドニア卒業生の西村知也さんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話しを伺いました。
インタビューを受ける人
自分の事業に挑戦したいと考えた時ノマドニアを思い出した
ーー自己紹介お願いします
西村知也です。今年25歳になりました。
ノマドニアには2024年4月からジョージア回に参加して、卒業後そのまま2ヶ月滞在してから先日帰国しました。今は、業務効率化の仕事を中心にさせていただいています。
ーーノマドニア参加前は何をされていましたか?
大学を卒業してからエンジニアを2年間しておりました。仕事はその時の業務内容によって週1、2 回リモートという日もあったのですが、必要な時は毎日出社していました。
会社の環境が悪かったとか不満があったから退職を考えていたわけではないのですが、元々自分で事業をしてみたいという気持ちがずっとあって、起業の勉強をしていました。ただ、仕事をしながら並行して進めていくことに時間的、体力的にも厳しいと感じ始めていました。
それでやはり自分で働く場所や時間を決めて、自分の事業に挑戦したいと考え始めたのが去年の秋頃でした。
ーーそうだったんですね。それで退職をしようと考えたんですか?
はい。ただ自分でこれから事業をやっていく際に、いきなり会社をやめて何かになれるかと言ったらそうでもないなと思った時に、ふとノマドニアを思い出したんです。
実は以前、ノマドニアが始まってすぐくらいの頃にテレビで1度取り上げられたことがあると思うのですが、その時に初めてノマドニアを知りました。でも、当時は就職活動をしていた時期だったので、面白いのがあるんだなくらいにテレビを観ていたんですよね。
ーーテレビで観て前から知っていたんですね!それで参加しようと?
まずノマドニアのホームページを探して確認しました。10職種を学べる中で自分が進みたい方向があるかもしれない、色々触れることで事業にもプラスの影響や気づきを多角的に見ることができるかもしれないとその時考えましたね。
それに今後自分がフリーランスになった時、仕事を探したりどのように動いていけばいいのか、そこは独学だと難しいだろうと理解はしていたので、そこをどう乗り越えていくか考えた時にこのコミュニティの強さに惹かれたのが1番大きいです。
それからは退職後のアクションとして、まずノマドニアに参加しようと考えました。もう無料相談会の時点では、参加しようと思っていたくらいですね。
自分の強みとワクワクした気持ちが今の仕事に繋がった
ーー開催国は他にもあると思いますがジョージアを選んだ理由はありますか?
参加しようと思った時期がちょうどバンコク回と韓国回が同時にあって。その前後にバリ回もあったんですが。そういった国は自分が旅行でも訪れたいと思っていた国でもあったので、せっかくなら知らなかった国、自分で行く可能性の低い国が面白そうと思ったことが決め手です。
ーーでは知らなかった国、ジョージア滞在の思い出はありますか?
滞在2週間目から同期数人と住んでいて、毎日とても楽しく過ごせたのでシェアハウスに住んで本当に良かったです。お酒好きなメンバーで平日でも講座が終わった後に飲みに行ったり、ワインが有名な国なのでワインもジョージア料理もとても美味しかったですね。
週末は、近くの湖にあるサウナにサウナ好きメンバーで行ったり、大きな家を借りて住んでいる方の自宅に集合したりと、毎週のように集まっていました。それが別に強制参加じゃなくて、来れる人は来てね!って声かけて行ってみると全員集合していたって感じで(笑)。
気も使わず仲良くできたメンバーですごく楽しめたのが思い出です。それにジョージアの街並みは本当に美しく映えスポットもたくさんあって、少し中心地を離れると自然が豊かでいい所だらけでしたね。
野良犬や野良猫もたくさんいて、犬猫好きには天国みたいで(笑)。本当に良い国だったなと思っていて、ジョージア回に参加してよかったです。
ーー毎日楽しく過ごせたんですね!では10職種の体験はどうでしたか?
毎日の講座が新鮮で楽しかったです。その新鮮さが続いたから本当に4週間があっという間で、とても刺激がある毎日でした。
楽しかった講座はもっとやりたかったし、自分に合わなかった講座は2日で終わるのですぐ切り替えられるのもよかったです。自分の中の切り替えや、好き嫌いを判別するには丁度いい期間だったと思いますね。
初日のコミュニティマネージャーは参加前から面白そうと思って調べたりしていたのですが、実際に楽しかったので、講座が1日だけでは少し物足りないなと感じました。あと、デザイン系は参加前から苦手意識はあったのですが、実際ちょっと自分にはセンスがないと感じてしまったり仕事にしていくのは難しいと感じました。
SNS運用や広告運用のマーケティング系も面白そうとは思ったけど、体験してみたら意外とワクワク度はそこまで高くはなかったです。それで、業務効率化の講座を受講してみたら前職とのリンクもあったりして自分の知らないツールを使ったり、ワクワクして取り組めたので仕事にしていきたいと思いました。
ーー業務効率化は具体的にどういう仕事をしてますか?
今やっているお仕事はGoogleが提供するアプリケーション開発プラットフォームを使用して、人がやる作業を自動化することで、人のコストを減らす状態にもっていくシステムを構築しております。
例えばGoogleのスプレッドシートとカレンダー、スプレッドシートの中でもファイルと別のファイルをリンクさせたり、自動でメッセージが入ったりデータが転送されるように、人がやらなきゃいけない作業を自動化しています。
講座内容を活かし活動し続けていたら声がかかるように
ーー初めてのお仕事案件獲得はどのような行動をしましたか?
クラウドワークスでライターのお仕事をしたのが初めての案件でした。ノマドニアの2職種目がWebライティングの講座だったので、そこからやってみないと分からないし参加中も行動していいと思っていたので、アカウント作って応募してみよう!やってみよう!というスタンスで始めたというのが最初です。
登録する際には、どんな情報を入れたらいいかをWebライティング講師の方に色々アドバイスをもらいプロフィールを充実させました。案件に応募もずっとしていたのですが、結果的にアドバイス頂いたように作ったプロフィールをみて企業側から連絡をいただいて、記事を書くことになったのが最初の案件でした。
ーー講座中から応募していたんですね!では、今やっている業務効率化の仕事はどのような経緯でしたか?
実は業務効率化という名前のお仕事がクラドワークスではあまり募集がなかったんです。
そこで10職種の中でリモートアシスタントの講座があったんですが、その仕事も自分に合っているなと感じていたので、最初はリモートアシスタントで案件を受けて、そこから業務効率化できる部分をこちらから提案して、実績を作ろうと考えていました。
リモートアシスタントって幅広く言って顧客の事務作業を担当するという感じだと思うんですね。資料作成とか色々ある中で、作業を自動化したら毎回秘書に頼まなくても、すぐ確認できるようになりますよという提案もしていけると考えました。
最初は提案して業務効率化という方法を使ってもらえれば、実績もできて他にもどんどん派生させていけるかなと考えたので、リモートアシスタント・オンライン秘書専用のクラウドソーシングサイトに登録しました。
登録してみて実際に色々見ていたら、やはり効率化して欲しい自動化して欲しいというものがあったので、いくつか応募してその中から今は案件を業務委託でいただくことができたという経緯です。
ーー自ら提案していこうと考えたんですね!今は業務委託のお仕事のみですか?
今は3社と契約していまして。業務委託2件と直接契約が1件ですね。
少し特殊なんですが、クラウドソーシングサイトを運営している会社の別部署の方から私の掲載しているプロフィールを見て直接連絡が来たんです。その会社が最近、ITに特化した別部署を立ち上げたみたいで。
そこで自動化や業務効率化をメインとした案件を扱っているんですが、実際に担当してくれるエンジニアが今いないからと、その部署の方からエンジニアとして入って欲しいとお声がけいただき直接契約をしました。
ーーかなりイレギュラーですね!やはりプロフィールがとても充実しているから目に止まったんでしょうね。
そうですね。プロフィールをすごく充実させてきました。
ノマドニアの広告運用の講座で、読む文字より見せる文字と教えていただいていたので、見やすさや目を引く文字の配置・行間など見栄えも考えるようにしていました。
プロフィールに入れる情報もライティングの講座で文章の書き方を学んだことを生かし、数字を分かりやすく入れて、端的にまとめることを意識しました。
プロフィール画像に関しても、ただ自分の顔写真だけじゃなくて笑顔の方が好印象だったり、画像の中で自分の顔と体の割合など、意識するポイントをノマドニアで学んだからこそできたのかなと思っています。
10職種の中からどれをやるかじゃなくて、やっていない職種もこういう生かし方ができるなとプロフィールを作りながら思っていましたね。
行動していくことで挑戦に対するハードルがさがった
ーーノマドニア卒業後はどうしましたか?
卒業後もそのままジョージアに残りました。最初の方は貯金を切り崩しながら生活をしていましたが、ライターも引き続きやりながら滞在して案件に応募したりしていました。
実際に3社契約できたのは先月下旬くらいだったので、帰国前にようやく契約できたっていう状態です。今のお仕事は全部フルリモートなので特に時間の縛りもなく本当に自由にできてますね。
ーー行動に移してから半年で生活が変わりましたね!
あと、実はノマドニアの運営の方から「27期の業務効率化の講師やりませんか?」とお声がけいただいて、是非やらせていただきたいと来月からジョージアで業務効率化の講師を初めて担当することになりました。
いつかは講師をやってみたいという気持ちもあったし、ジョージアはまた戻りたい国だと思っていたので、まさかこんなに早くお話しをいただけると思っていなくてびっくりしました。
ジョージアでは滞在中にワインフェスやスポーツ観戦のイベントで仲良くなった友達がいて、その子の家でホームワイン作りのブドウ収穫を手伝わせてもらえることになっているので今から戻るのが楽しみです!
ーーご自身が参加した国での講師は何倍も嬉しいですね!卒業生が講師をするのもノマドニアのよさだと思います!
そうですね。自分も講座を受けている中で、卒業生の講師の方が参加後から案件取るまでの話を具体的に聞けていたので、教えてもらったことを順番にやっていけば仕事に繋がっていくと分かりました。
卒業後のその先が具体的に見えやすいというのはとてもありましたね。
ーー参加後に変化したことはありますか?
元々行動力があると言われていたのですが、新しいことに挑戦するハードルが下がりました。それこそ案件獲得に向けて動き出すのも、今すぐサイトに登録して始めちゃおうってなったり、やってみたいと思った時に行動に移すアクションまでのスピードが早くなりました。
あとちょっと面白いなと思ったのが参加する少し前にやったMBTIと参加後にやったMBTIが変化したことですね。元々「主人公」だったのですが、参加後にやってみたら「指揮官」になっていました。
自分では変わったなって実感はあまりないですが、メンタルとか考え方が変わったのかなと思っています。
ーー今後の展望はありますか?
そうですね。今後は同じように業務効率化のお仕事もしつつ、元々の目標だった事業を立ち上げたい、起業したいという思いがあるので、そこに向けて今は他の方や企業さんとお話ししてる段階です。
そこをもっと現実的に進めていければなと思っています。
フリーランスでも1人じゃない、助けてくれる仲間がいる
ーーノマドニアに参加していかがでしたか?
参加してすごく良かったです 。やっぱりいろんな人と繋がれたり1人じゃないというのが心強かったですね。
フリーランスとして動き出してから最初はやはり1人だと心細かったりすると思いますがジョージアで12人の同期がいたというのが大きかったです。
卒業後もジョージアに残る同期と元々ジョージアに残っていた方と4人で1カ月シェアハウスで過ごしていたのですが、一緒に作業したり仕事したりすると、仕事が取れない時も一緒に苦労して一緒に分かち合って頑張れたり、そこがすごく助かった部分ではありました。
卒業された先輩方ともSlackやXで繋がっているので、どんな仕事をしているのかが見れたり、これから先どうしていくか、こんなやり方あるんだという自分の知見も広がるので本当にノマドニアに参加してよかったなと思っています。
ーーどんな人にノマドニアをおすすめしたいですか?
自分には何が向いているのかわからない、転職したいけど何系にしようか迷っているそんな人こそ、参加して何かきっかけが見つけられる場所かなと思います。
行動したいけど行動できない人は参加してみたらきっと、そこに得意なものがなくてもナイということが分かって、別の選択肢を見つけられるし何かしら得られる気づきはあると思うので、迷ってる人は参加して欲しいなと思います。
ーーノマドニアのコミュニティの良さはどこですか?
開催回によって講座内容は違うと思いますが10職種学べるのがやはりとても良いなと思いました。もちろんそれ以外の仕事をしている人たちもいるし、会社員ノマドをしている人だったりと本当にいろんな働き方、いろんな価値観や考え方があるんだなとこのコミュニティにいて気づきがありました。
ノマドニアはやっぱりいい人たちばかりだなと思っていて、フリーランスになり始めの頃とか分からない時に助けて欲しいですって声をあげたら、きっと手をあげてくれる人がたくさんいると思います。 困った時に助けてくれる誰かがいるそんなコミュニティかなと思っていて、そういった意味では本当にいいコミュニティだなって思っています。
またジョージア以外の開催国にも、コミュニティがあるから行ってみようとなったり、地球のどこかで待ち合わせとか言ったりするけど、本当にその通りで地球規模でどこに集合ということができるので、本当に自分の世界が広がりました。
私は大学時代に短期留学でカナダとイギリスに行っていて、そのあと短期でフランスに遊びに行ったくらいで、そこまで旅行にたくさん行ったりはしていなかったんですね。
でも海外には興味があったのでノマドとしても働ける選択肢を持っている状態はストレスフリーですごくいいなと思っていて。海外へ行きたかったら行けばいいし自由に動けるので。
ノマドって海外を点々としながら働かなきゃいけないとか、そういうイメージを持たれがちだったりして、それは選択肢であって必ずしも旅しながら働く必要はないと思っているので、自由に働ける選択肢ができるよっていう感覚でいますね。
ーーありがとうございました!今後の活躍も応援しています!
本記事を読んでともやさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。
日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
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