今回はノマドニア卒業生のYURIさんに、ノマドニア参加前はどんな生活をしていたのか、そして参加してからの心境の変化、今現在までのお話を伺いました。
インタビューを受ける人
海外への憧れを抱きながら看護師の道へ
ーー自己紹介お願いします!
YURIといいます。出身は群馬県でノマドニアには2023年6月開催のジョージア14期に参加していました。
今はYouTubeの配信をしながら世界一周の旅の途中で、現在はメキシコにいます。
ーーありがとうございます!ノマドニアに参加する前は何をしていましたか?
参加する前は看護学校を卒業してから、神奈川県の病院で看護師として働いていました。病棟看護師といわれていて入院している人たちがいる内科病棟ですね。
緩和ケアとか終末期とか次のステージに行く時の言い方が色々ありますが、寝たきりの方も多く3年間同じ病棟で働いていました。病院が寮を用意してくれていたので最初は寮で生活をしていましたが、途中からは家を借りて一人暮らしをしながら病院勤めをしていました。
ーーノマドニはどこで知りましたか?
Instagramのストーリーで流れてきた広告です。割と前から広告を見ていて気になっていましたが、ずっと見続けているだけだったんですよね。
私は学生の頃から5年間、海外へ行きたいという気持ちをずっと抱えていたので看護師として青年海外協力隊(JICA)で働くことを目標としていました。海外へ行く方法は、自分の中で看護師として行くことでしか叶えられないと思っていたんです。
でもメディアに触れるたびにフリーランスになるとか他にも海外へ行く方法があることを知り、そんな時にノマドニアを見つけました。海外へ行きたい気持ちが第一優先ならば、看護師として行かなくてもいいと気づきフリーランスとして働いてみるのもありかなと考えました。
思い切って病院にノマドニアというワークショップに参加したい意向をすべて伝え、退職することにしたんです。結局ノマドニアを知ってから半年が経過していましたね。
世界一周したい欲に従って
ーー退職してまでノマドニアに参加したかったんですね!
やっぱり私にとっていちばんの欲求は世界一周することだったんですよね。看護師をしていたら続けて取れる休みが最長でも1週間くらいだったので、世界一周をするためには看護師を辞めないといけなかったんです。
そのため退職する必要があるということはもう決めていて、その上で金銭面の心配がありました。ノマドニアに参加することでオンラインでできる職業を経験出来ると知ったのでそこはセットでしたね。
世界一周するならノマドニアに参加すると決めていました。
ーー ジョージア回に参加した理由はありますか?
その時は確かジョージアとバリ島の2つで開催していたんです。なるべく遠くに行きたくてジョージアを選んだという記憶があります。
退職が5月20日くらいだったので開催時期もタイミング良く、退職してから2週間後にノマドニアの講座に参加することができました。
ーー世界一周に興味を持ったのはなぜですか?
初めて海外に出たのが20歳の時でした。行ったのは台湾でしたが、台湾は言語は違うけど漢字はなんとなく見たら意味がわかる程度だったんです。
でも注文したものが全然違うものが出てきたり、うまくいかない感覚がすごく自分にとって新鮮で楽しかったんですよね。そこから学生の時に韓国・タイ・ベトナム・カンボジア・インドへ行き、より一層世界一周へ行きたいという、ぼんやりとしたイメージを持って看護師になりました。
ーー世界一周したいけれども一旦看護師として働いたんですね
そうですね。たぶんノマドニアに参加する前までは、まだ世界一周するということが自分にとって現実として捉えられていなかったんです。
世界を周りたいと頭の片隅にはあるけれど、実際には本当に世界一周ができるのか考えられていなかったんだと思います。そのため、一旦手に職をつけようと考え看護師の道に進みました。
看護師の仕事を始めて自分の中の区切りとして、3年間は働くと決めていました。
興味があることはすべてやってみる
ーー実際10職種体験していかがでしたか?
もちろんすべてが初めてオンラインの職業体験でしたが、全部楽しかった記憶があります。その中でも自分には合わないと感じた職種とやってみたいと興味が沸いた職種に、徐々に分類分けされていって全体的には楽しかったです。
ーーノマドニア卒業後はどうされましたか?
ジョージアには卒業後そのまま2ヶ月間滞在していました。最初に取り掛かった職種がWebライターとコーチングでしたが、案件としてお仕事に繋がったのはWebライターでしたね。
クラウドソーシングサイトで応募した案件と、その時の講師の方からいただいた案件のふたつが初めてのお仕事でした。
ーー実際お仕事としてWebライターをやってみていかがでしたか?
お仕事をしてお金を得る段階までやってみて、初めてわかることってあるじゃないですか。ノマドニアで体験してから、実際にお仕事をしてお給料を得るまで。
その次に生活をまかなえるまでのプロセスがあると思いますが、私はWebライターのお仕事をしてみて、今後生活の柱として続けていく未来が見えませんでした。なので最初のふたつの案件が終わってからはWebライターのお仕事はしませんでした。
ーー経験してわかることってありますよね!ではコーチングはいかがでしたか?
じつはコーチングという職種は私が受けていた講座の中にはなかったんです。でも興味があったので「本気で勉強したいです」と言ってノマドニアのSlackにあるコーチングチャンネルに入らせてもらいそこで勉強していました。
だけど勉強を続けてノマドニアにいる方を対象にモニターとして何十名もコーチングをしていくうちに、やっぱりもっと実績や資格がないと人からお金をいただいて仕事にはできないという気持ちになってしまったんです。
ーーそうだったんですね。
そんな時、実際に自分がお金を払ってコーチングサービスを受けました。そしたら今いちばんやりたいことはコーチングで成功することではなくて世界一周することだと改めて気付かされて。
ノマドニアに参加しましたが一旦お金を稼ぐことは置いといて、自分が本当にしたいことや楽しむほうに全力を注ごうと思いました。今はコーチングは一旦ストップしていて、いろいろと他にも挑戦しながら検討中みたいな感じですね。
何気ない日常が青春のようだった
ーー滞在中の思い出はありますか?
ジョージアでは最初の1〜2ヶ月は同期3人でシェアハウスを借りて暮らしていました。3ヶ月目は日本人の方が経営しているホステルで1人で個室を借りて暮らしていましたね。
シェアハウスに住んでいた時は、比較的安く10万円くらいで生活できてたと思います。
滞在中はそこまで遊びに出かけていなくて、開催地のトビリシに篭っていました。買い物に行ったり自炊したり、海外での生活に慣れるまでに少し時間がかかっていたような感じがします。
ーー同期との思い出はありますか?
ノマドニアって1ヶ月間、同期と過ごして青春みたいじゃないですか。仲間と過ごすことって日本なら普通だと思いますが、今思うとそれを海外でできていることが新鮮すぎて。
どこかへ行くとか何かをするとかではなく自炊したりお喋りしたり夜に散歩したり、日本以外のジョージアという国でみんなで普通に生活していて住んでいる。その暮らしができていること自体がとても楽しかったです。
たまにトビリシ市内にご飯食べに行ったり、少し小さめの遊園地があったのでそこへ行ったりしました。本当に青春でしたね。
ーー帰国するときはまっすぐ帰国されたんですか?
ジョージアを出る時に、ジョージアのメスティアとウシュグリという村に行きました。自然いっぱいの村で暮らす生活がとても楽しかったです。
本当に田舎なので、電波も入らないくらいの場所をひとりで2週間ほど周って帰国しました。
ーーノマドニアに参加したことで変化したと感じることはありますか?
しっかりと自分と向き合えるようになった気がします。ノマドニアに参加すると決めた時も参加した後も、世界一周を始める時もお金のことばかり気にしていたことに私は気づいていなかったんですよ。
けれどノマドニアに参加したことをきっかけに、より自分自身と向き合って会話してあげられるようになれたのかなと思っていて。今までの私は周りを気にして判断を出していた偽りの自分のような部分があったことに気がついて、今は自分の心に素直になって好きなことができています。
お金の心配がつきまとい行動できていなかった
ーー世界一周はいつから開始しましたか?
ジョージアから9月に帰国して、そこから用事がありタイやベトナムには行きましたが、世界一周の開始は2024年の3月頭からでマレーシアやフィリピンのセブ島あたりからカウントしています。
ーー世界一周前も海外へは行かれていたんですね!
9月半ばにジョージアから帰国していましたが、自分の中でやっぱり収入のことが気になっていたんですよね。そんな時に、ジョージアの動画講師の方がライブコマースもお仕事にされている姿をみていたこともあり、興味があったので連絡させてもらったんです。
その後、タイでライブコマースをお仕事とされている方を紹介してもらい、直接勉強しようとタイへ行きました。10月11月の2ヶ月はタイやベトナムでライブコマースを勉強しながら、毎日配信をして過ごしていましたね。
年末になる頃には一度帰国して、世界一周するまでは知り合いの古着屋を2ヶ月くらい手伝っていました。
ーー収入が現状なかったことが心配でしたか?
その時は収入がないことが心配でしたね。やりたいことはあるけれど、お金が減っていくという事実が行動する足を止めてしまっていたので。
今は不思議とその心配がなくなったんですよね。とても不思議なんですけど。なので当時は、本当にやりたいことができていなかったように感じます。
YouTubeを通して伝えたいこと
ーー3月から世界一周を始めて現在は収入はありますか?
じつは今収入源を持っていないんです。貯金で生活をしていて、もう途中からは楽しむことに専念しようと気持ちを切り替えたんですよね。
隠してはいませんが親にお金を借りていて、もしそのお金に手をつけた場合は世界一周が終わった後に返すという約束で今旅をしているので、一度今を楽しむことに全力投球しています。
ーーYouTubeの配信はどのようにスタートしましたか?
世界一周を始めた時からなので3月くらいから配信を始めました。「YouTubeをやってみないか?」と誘ってもらったんですよね。
面白そうだなという気持ちで誘いに乗りましたが、今思えば半年くらいは自分の意思があまり入っていなかったように感じます。でも始めたのは自分の意思ではありませんでしたが、半年間世界で動画撮影をしていく中で自分が伝えたいことが徐々に分かってきた気がしたんです。
今はYouTubeを通してそれらを伝えたい気持ちが芽生え始めたので、やってみて良かったと思っています。
ーーYouTubeで伝えたいことは具体的にどういったことを伝えたいと考えていますか?
海外にでてみると文化の違いや価値観の違いがあって、本当に信じられないような行動をするじゃないですか。そういった海外の人のクレイジーさとかが本当に面白くて、いろんな国の文化の違いや人の魅力を伝えていきたいと思っています。
ーーYouTubeは収益化はしていますか?
半年経ってちょうど収益化のレベルまで達することができたので、本当に今始まったばかりです。今後はその収益で生活できるレベルまでは持っていきたいですね。
ずっと憧れていた世界一周
ーー世界一周を開始して何カ国くらい廻りましたか?
マレーシアから始まってフィリピン・インド・ネパール・ラオス・タイ・ウズベキスタン・キルギス・トルコ・ジョージア・アルメニアを周ってきました。少しゆっくりペースですが、今いるメキシコが12カ国目になります。
ーー行きたい国やルートはどのように決めていますか?
学生の時から行きたいと思っていた場所もありますね。あとは世界の写真集とかもあるじゃないですか。
世界の綺麗なとこの写真集とかそういった本を見て、気に入った景色だったり見てみたい行ってみたい国を大体決めています。それと手芸が好きなので世界の伝統衣装の図鑑を買ったりして、行きたいと思った国に行くというようにルートを決めています。
ーー今まで印象に残っている国はありますか?
印象に残っている国は2つあってインドとウズベキスタンが、個人的には印象的でした。やっぱりYouTubeだけで見る情報と、実際に自分がその国に行って体験する現実が違いすぎて(笑)。
インド人の行動ひとつひとつが本当に面白くて、普段の生活の中で車のクラクションとかみんなずっと鳴らしているんですよ。本当にずっとプーーーっと鳴らしっぱなしですごく騒音になってうるさくて、夜も宿とか部屋の中まで音が聞こえていましたね(笑)。
あとアジア人が珍しいのですごくモテるんです。歩いているだけで写真撮ってよとか握手してよとアイドルみたいな気分になれて、それが嬉しかったりしました。
ーーウズベキスタンではどんなことが印象的でしたか?
ウズベキスタンは英語が通じなくて、コミュニケーションが取れないところから始まったのが衝撃でした。言語的なコミュニケーションが取れないから、すれ違いがあったりそれでお金を多く取られたりしたこともあったので最初はマイナスからスタートしたんです。
けれど宗教がイスラム教なので、後から知ったことですが「旅人をもてなしなさい」といった教えがあって言葉は通じませんでしたがすごく優しいんですよ。家に招待してくれたりご飯を無料で出してくれたり。
ウズベキスタンも2週間くらいゆっくり滞在したので後からその優しさが分かってきて、最初のマイナススタートからのギャップが大きくて好きが増しましたね。
ーーまだ途中ですが、ずっとしたかった世界一周をしてみていかがですか?
すべてを自分で決めて行動できているので、不思議な感覚です。夢の中にいるみたいな感じがしますね。
それこそノマドニアの人がいる国へ行って実際に会ったり食事したりすることもありますが、知っている人が誰もいない国へ行くこともあるのでひとりの期間は現地の人との交流を楽しんでいます。
自分のできることから挑戦していく
ーー今後の展望を伺ってもいいですか?
今滞在しているメキシコの後は南米を南に南下する感じで進んでいき、一旦コロンビアに行きたいと考えています。将来的にはどこかに定住したいという希望があるので、旅は来年の2月くらいに1回終わる予定です。
今後は世界一周が終わってしまうので私のYouTubeチャンネルを方向転換しようという話になっていて、プロデュースしてくださっている方と話している中で、自給自足に興味があるという話をしたんです。畑を耕したり塩を作ったり鶏を飼ったりして自給自足で生活するチャンネルにしようと考えていて、もしかしたら来年の2月以降はジョージアに住むかもしれないです。
たぶん半自給自足になると思いますが、ありがたいことにYouTubeの声をかけてくれた方がSNS運用の仕事もしている方なので、YouTuberとしても引き続き配信をして柱も作りつつ他の方のYouTubeも支える感じのお仕事をいただけそうです。
それこそ「YouTubeで得た収益で生活を回していくことができたら面白いよね」という話をしていて、それが形になるかもしれないです。
ーー日本に住むことは視野に入れていないですか?
日本も大好きですが今の時点では積極的に看護師に戻りたくないという思いがあります。自分の中でジョージアと看護師を天秤にかけるとやっぱり楽しさがあるジョージアのほうが勝ったので、金銭面も少し頑張らないといけないなと考えています。
今更ですがノマドワーカーにならなきゃいけないと考えているので、今はドルを稼ぐことに興味がありますね。自分のできることから色々と挑戦していこうと思っています。
ーーノマドニアに参加した感想を伺ってもいいですか?
人生変わっちゃった!と感じています(笑)。参加した時からすべてが変わった気がするのでとても参加して良かったです。
もう本当に参加したことがきっかけですべてが変わりました。その一言ですね。
ーーYURIさんから見てノマドニアコミュニティの良さはありますか?
コミュニティが現時点で600人以上いると聞いて、とても大きくなってきていると感じました。それこそ世界一周していると海外で会える人たちがいる。
私も世界を周っていて、いろんな国でノマドニア生に会ってきました。海外で気軽に会える人が600人くらいいると考えるとすごくありがたいですよね。
それに私が会った人たちが、また別の場所で繋がっていたりコラボしているのが個人的に見ていて面白いですね。私は世界を旅しているのでSNSとかで「この人とこの人が繋がったんだ!すごく楽しそう行きたい!」と思えることがとても楽しいです。
ーーノマドニアの参加を検討している方に伝えたいことはありますか?
参加したい気持ちが少しでも頭の片隅にあるのなら参加して欲しいですね。私もノマドニアに参加するまでの検討期間が半年くらいあってInstagramでずっと広告を見続けていましたが、もしそういった人がいるなら説明会だけでもすぐに参加して欲しいなと思います。
ーー半年悩んだけど今思えば早く参加しておけば良かったと感じますか?
そう思いますね。仕事している方は3ヶ月前の期間が必要だったりするので、すぐに辞められないじゃないですか。
それで私は結局半年くらい働いてから退職したのでその期間がもったいなかったと感じているんです。悩んでいる時間があるなら、是非参加して欲しいですね。
ーーありがとうございました!今後の活躍も応援していますね!
YURIさんのように新しいことにチャレンジしたい方には、ノマドニアへの参加をおすすめします。ノマドニアは1ヶ月で10の職種を体験する、いま話題の海外ノマド体験プログラムです。
日テレ「笑ってコラえて2時間SP」でも紹介され、全国の書店に並ぶ「海外ノマド入門」も多くのメンバーが掲載されています。また、ノマドニアは日本最大級のノマドフリーランスコミュニティでもあり、数百人にのぼる卒業生が世界各地で自由な働き方を実現しています。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
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