海外に定住するビザが得られるワーキングホリデー(通称:ワーホリ)の年齢制限は18歳〜30歳(31歳の誕生日を迎えるまで)とされています。オーストラリアと日本間では、過去にワーホリの年齢制限引き上げについてのニュースも出ましたが、現在は取り下げられています。
僕もワーホリを未経験のまま31歳を超えましたので、本記事では31歳以上の人が海外移住を実現する方法を解説します。
記事の執筆者
ワーホリには参加し損ねましたが、現在はバンコクに住んでいます。働き方としてはリモートワーク&フリーランスというスタイルで、日本にあるベンチャー企業に勤めながら自分の仕事もしています。
現在、タイへのバンコクで暮らしています。アメリカ留学を除くと、自分としては初めての海外移住です。#バンコクプチ移住というハッシュタグでツイートしてると、色々と質問をいただくようになったので、タイに移住してると聞かれる12のことというテーマで[…]
日本にいると気づきませんが意外と海外移住している人はたくさんいて、2017年時点の統計では135万人(*1)が3ヶ月以上の海外滞在、または永住者です。
これまでは海外就職か海外転勤の2つしか選択肢がなかったので海外移住のハードルは高かったですが、インターネットが発展したおかげでリモートワークやフリーランスという選択肢も生まれました。海外への距離はとても近くなっています。
海外就職
日本にいながらでも、linkedin(ビジネス用のSNS)や海外就職の支援サービスを利用して、海外企業の採用にチャレンジできるようになりました。面談はskypeなどを使って遠隔で実施します。
海外で就職したい人:「海外を転々としながら、旅人のように働くのも興味はある。今後のキャリアを考えると、日本ではない国で腰を据えてじっくりと働きたい。海外就職となると、ビザや法律のことがややこしそうだし、周りに経験者もいないから何から始めたら[…]
また、海外にある日系企業の支社が独自に採用をしていることもあり、英語や外国語に苦手意識がある方は海外に進出している日系企業をサポートする企業に就職していたりもします。
31歳以上で何らかのキャリアを積んでいる場合は、経験を生かした海外就職ができるのは強みです。
日本で就職→海外へ転勤
日本企業への就職から海外転勤は、僕が狙っていた方法です。大学生が総合商社や建設会社に入社する理由だったりもします。
旅好きの人の中には、グローバルに働きたいと思われている方も多いのでは…!今回はそんな方々に、海外で働けるチャンスが多い業界をお教えします。*この記事は東洋経済オンラインが公開している「海外勤務者が多い」トップ200社ランキングを参考[…]
海外転勤できるかどうかは会社が決めることなので、優秀で意欲があってもチャンスが与えられないことがあるのがネックです。
ちなみに僕の場合は、海外採用だったので勤務を続けていれば海外転勤の候補ではありましたが、自分で主導権を握れないとうまくいかなかった時に厳しい…と感じたので、別の方法で海外在住できるようにしよう1と決意しました。
リモートワーカー
リモートワークが可能な職種につくか、リモートワークOKな企業で働きつつ海外に住みます。リモートワークと相性が良く理解があるのはネット系の企業ですが、交渉次第でリモートワーク可能な企業も増えてきました。
リモートワークでの仕事を探しているけど、うまく見つけられない人に向けて、リモートワーク案件を案件を紹介する求人サイトについて説明します。リモートワークで仕事を見つけることができれば、在宅や海外旅行先、地方などでも勤務が可能です。今回[…]
どうしても現場に出る業務が発生するとしたら、その部分だけは他の人に任せて、自分自身はリモートワーク可能な業務の範囲でプロフェッショナルになるというやり方もありです。
フリーランス
リモートワークにこだわらずとも、フリーランスや季節労働でまとめて稼いで、長い休みを取るという方法もあります。僕の知り合いは3ヶ月間働き、3ヶ月間休むというサイクルの人もいました。集中して働く期間はリゾートバイトなどの3食付きで住み込みの職場を選べば節約できます。
青年海外協力隊員
発展途上国の支援に関わりたいという場合は、青年海外協力隊を検討してください。あまり知られていませんが、青年海外協力隊の業務範囲は非常に広く、医療やインフラ整備、教育などの他に、スポーツや音楽、ITなどの分野もあり、これまでのキャリアを活かせる可能性があります。
まとめ
31歳以上が海外移住を実現する方法についての解説は以上です。30代になると結婚や老後など、考えることが増えてきますが、むしろキャリアと経験がある30代の方が海外移住は実現しやすいです。まだまだ30代、楽しんでいきましょう。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?