ノマドワーカーとは?3つの種類と職種、メリット、ノマドワーカーを最短で実現する3ステップ

ノマドワーカーとは?
  • 2024.05.17

「時間や場所に縛られず、好きな時に好きな場所で好きな仕事をしたい」そんな生活に憧れる人は多いと思います。実現する方法は「ノマドワーカー」です。

 

そこで「ノマドワーカーになるために、何から始めたら良いかわからない」という人に向けて、本記事ではノマドワーカーのメリットや向いている人、おすすめの職種などをノマド歴10年で100ヶ国以上を訪れた現役ノマドワーカーのルイス前田が解説します。

 

この記事以上に詳しいノマドワーカーの解説はインターネットにありません。ノマドワーカーへの不安を解消する第一歩として、まずは最後まで読んでください。

 

目次

ノマドワーカーとは

ノマドワーカーの定義と現代の意味

ノマドワーカーの定義と現代の意味

ノマド(Nomad)の定義は「遊牧民、流浪の民」です。現代ではこの意味から派生して、「定住せずに場所を移動しながら生活する人々」のことを指して「ノマド」や「ノマドワーカー」と呼びます。

「ノマドワーカー」と聞くと、WebライターやWebデザイナーのようなフリーランスをイメージするかもしれません。しかし、実際には会社員や自営業、経営者などさまざまな働き方の人がいます。

 

ノマドワーカーとは「場所に縛られずに、さまざまな場所で生活しながら働くライフスタイルを持つ人」を指すので、自宅以外の場所で仕事をする人々は「ノマドワーカー」と呼ぶことができます。

 

ノマドワーカーとフリーランスの違い

「ノマドワーカー」と「フリーランス」は似ていますが、「フリーランス」は働き方を指します。会社員、自営業、アルバイト・パートと同じカテゴリーです。

「ノマドワーカー」は働き方ではなく、ライフスタイルを指します。例えば、二つの拠点を持つ「デュアルライフ」や車で生活する「バンライフ」と同じカテゴリーで、自身の暮らし方を表す言葉です。

 

そのため、「ノマドワーカー」=「フリーランス」ではありません。ノマドワーカーというライフスタイルは同じでも、会社員やフリーランスなどさまざまな働き方があります。

 

ノマドワーカーとテレワークの違い

ノマドワーカーとフリーランスのように「ノマドワーカー」と「テレワーク」も混同されやすい言葉です。

「テレワーク」はノマドワーク以前からある言葉で、「テレ」はテレフォンの「テレ」と同じ。オフィスから離れた場所で仕事をすることを意味します。

 

会社員が本社や支社とは別に、別荘地のようなサテライトオフィスで働くというニュアンスがあるので、フリーランスや自営業者はテレワークではなく、リモートワークを使うことが多いです。

まとめると、「テレワーク」は「会社員が会社ではない場所で働くこと」。「ノマドワーカー」は会社員も含むフリーランスとか色々な人が、場所に縛られずにさまざまな場所で働くことを指します。

 

ノマドワーカーの種類

ノマドワーカーには、大きく3つの種類があります。

フリーランスノマドワーカー

ノマドワーカーの割合として一番多いのが、フリーランスとして働くノマドワーカーです。筆者の著書である「海外ノマド入門」でアンケートを取ったところ、50%の人がフリーランスでした。

 

フリーランスノマドワーカーは、どこの組織にも所属せず、場所に縛られていない為、とても自由度が高い働き方に見えます。

しかし、彼らにも納期があり、依頼主がいるので、仕事の量がすごく多い時期や期日が厳しい仕事などをしていると、意外とノマドワーカーらしい生活ができないケースもあります。

 

仕事の内容によって自由な人もいれば、大変な人もいるというのがフリーランスノマドワーカーのリアルな姿です。

 

会社員ノマドワーカー

フリーランスノマドワーカーの次に多いのが会社員ノマドワーカーで、「海外ノマド入門」調べだと、14%の人が会社員という所属のままノマドワーカーを実現しています。

どのくらい働き方の自由度があるかは、会社や上司によります。筆者の知り合いですと、IT系の会社やベンチャー企業、社長の決定権が強いワンマン社長が経営する会社は働き方に融通が効く傾向があります。

 

例えば、フルフレックス制で始業時間も就業時間も決まっていないから自由な時間で働くことができたり、連絡さえつけば世界中のどこで働いても構わないという会社もあります。

逆に、そこまで自由度の高くない会社で働く場合は、本社のコアタイムにあわせて海外にいても日本時間に合わせて時差を調整して働きます。早く起きたり、遅く寝たりと現地時間を日本時間に合わせる生活は移動と共に時差が変わるため、生活リズムが不規則になり割としんどいです。

 

会社員ノマドワーカーが許される職種の代表は、WebエンジニアやWebライターのようなITクリエイター職や営業職、企画職などです。

一方で、総務、人事、財務のようなバックオフィスの仕事で会社員ノマドワーカーをしている人とは出会ったことがありません。セキュリティの確保や社内でのコミュニケーションが多いことが障害になっていると思われます。

 

起業家ノマドワーカー

フリーランスノマドワーカー、会社員ノマドワーカーの他に、起業家ノマドワーカーと呼ばれる人たちがいます。筆者も起業家ノマドワーカーに当てはまります。

起業家ノマドワーカーは事業や商品、サービスを持ち、自身でビジネスをしているので裁量が多いことが特徴です。自分の働き方は自分で決めることができます。

 

フリーランスノマドワーカーを実現後にまずはクライアントワークをこなしつつ、徐々に自分のビジネスに移行して起業家ノマドワーカーとなる人が多いです。

起業家ノマドワーカーの職種は、筆者の知り合いならシェアハウスやAirrbnbのオーナー、海外雑貨のECサイト運営、スクール経営などがありますが、場所に縛られずにビジネスを動かせるなら何でもいけます。

 

筆者の場合は、海外ノマド体験「ノマドニア」、複業実現コミュニティ「スラッシュワーカーズ」、Udemy講師などが主力事業です。

 

ノマドワーカーの現実

ノマドワーカーの収入は想像以上に高かった

厚生労働省の「国民生活基礎調査(’21年)」によると、日本人の平均所得の中央値は440万円です。

筆者の「海外ノマド入門」のアンケートによると、ノマドワーカーたちの年収も日本人全体と中央値は同じくらいです。しかし、年収1,000万円以上の割合は16%で、日本人全体の平均を超える結果でした。夢ある!

 

一方で、回答者の28%を占める年収300万円以下の人については、ノマドワーカー歴や社会人歴がそもそも浅い、年齢層の低い(20代前半)の駆け出しノマドワーカーたちがほとんどです。ノマドワーカー歴が長いほど、収入が高くなる傾向があります。

 

ノマドワーカーの税金は安くない

「ノマドワーカーになれば税金が安くなるのでは?」という質問をよくされます。

税金は収入額や仕事内容によって大きく変わるので一概には言えませんが、筆者の場合はノマドワーカーになっても税金は安くなりませんでした。むしろ、社会保険を含めるとやや高くなったぐらいです。

会社員からフリーランスになったことで、税金に関する事務処理の手間や税理士さんに支払う費用も増えていますので、税金を理由にノマドワーカーを目指すことはおすすめしません。

 

具体的な事例として、ドバイへの移住支援をしている友人から聞いた話を紹介します。ドバイは税金が安いことで有名ですが、実際に恩恵をうけるのは数千万円〜数億円単位で税金がかかるような大企業の場合です。

個人なら税金の対象となる所得が少ないため、うまくいってもせいぜい数十万〜数百万円ぐらいの節税しかできません。その額のために、日本から遠い砂漠の地ドバイで暮らせるかというと、苦労の割にはメリットが少ないのが実情です。

 

不便な思いをして多少の節税のためにドバイに住むぐらいなら、税金を払いながら日本で暮らして、もっと大きく稼いだ方がいい。

節税以外でドバイに住むメリットがあったり、ドバイでのビジネスを考えてて、さらに税金が安くなるのはいいことです。しかし、税金だけを理由に移住するのは、続かないことがほとんどだそうです。

 

ノマドワーカーになっても税金は安くならない。うまくいけば、多少は節税になるかも、ぐらいで考えておきましょう。

ちなみに、ノマドと税金についてより詳しく相談したい人はノマドニアがお世話になっている「青木一生税理士」に相談してください。

>> 青木一生(ISSEI AOKI)|税理士×国際税務×中国語

 

ノマドワーカーは体調管理が本当に大変

ノマドワーカーとして暮らしていて、仕事をどう受注するか、時差をどうするかなど悩み絶えませんが、最も大変なことは体調管理です。

特に旅行型ノマドワーカーの場合は移動が多いため、環境が一気に変わります。気温が20℃変わったり、高山地帯からジャングルへ行ったり。年間を通じて季節がゆるやかに変わる日本が懐かしく感じます。

筆者はアルゼンチンのブエノスアイレスから南極クルーズに参加したのですが、気温30℃から一気に氷点下になりました。案の定、しっかりと体調を崩して風邪を引いて、ようやく回復したところです。

 

WiFiや滞在場所などノマドワーカーが働く環境は一部だけコントロールできますが、気温や気候はがんばるしかありません。そして、仕事の依頼主にとってはノマドワーカーを取り巻く環境は関係のない話です。

体調を崩してしまった時はとにかく無理をしない。筆者も調子が悪くなったら、滞在日程を長くしたり、早め早めに病院や薬局に行くことで、少しでも早くベストな状態に戻せるように気を付けています。

 

ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカーのメリット

場所に縛られない

ノマドワーカーとして働く最大のメリットは、場所に縛られないことです。寒いのが苦手なので暖かい場所で過ごしたい。花粉症がない場所に行きたい。自分にとってベストな生活環境を選べます。

 

また「満員電車に乗って通勤することがなくなる」こともノマドワーカーの強みです。筆者の場合は会社そのものは好きでしたが、朝晩の満員電車は本当に辛かった。

好きな場所で仕事ができることで、自分にとって理想的な暮らし方を実現できます。

 

時間に縛られない

ノマドワーカーの2つめのメリットは「時間に縛られないこと」です。

時間に縛られずに仕事ができると、例えば南極クルーズに14日間、ジャングルツアーに4日間など、まとまった時間をまとめて使えます。仕事さえ終わればどんなスケジュールでもOKです。

 

ノマドワーカーは趣味を大切にしている人が多いのも特徴です。

筆者がジョージアで会ったノマドワーカーの友人は、APEXというゲームが大好きでした。本職では広告運用をしながら、友達とプレイするAPEXの時間をすごく大事にしています。僕もゲームが大好きなので、うらやましい生活でした。

 

もうひとり印象的だったのが、筋トレの時間を絶対に確保したいトレーナーでした。食事のタイミングや運動時間など、トレーニングを突き詰めるとシビアな時間管理が求められます。

「ノマドワーカーになったおかげで、いつでもジムに行けて幸せです!」と大きな声で喜びを共有してくれました。旅行だけでなく、情熱を持っているものに時間を使える暮らしは豊かです。

 

人間関係に縛られない

3つ目のノマドワーカーのメリットは人間関係に縛られないことです。職場や会社など決まった場所に行く必要がないので、良くも悪くもディープな人間関係を作る機会がほとんどありません。

友人知人の集まりや飲み会などには行けない前提です。乗り気でない集まりであれば、ノマドワーカーを言い訳にできますし、大事な友人の結婚式なら駆けつければいい。

 

また、仕事を自分で選んでいるので、上司や同僚も選べます。深刻になる前に仕事での人間関係の悩みに対処できます。

ノマドワーカーになったら、どんな人と付き合っていくか選んでいきましょう。

 

ノマドワーカーに向いている人

ノマドワーカーに向いている人

環境の違いを楽しめる人

ノマドワーカーに向いているのは、「新しい環境を楽しめる人」です。

場所に縛られないノマドワーカーは、日本だけでなく世界中で仕事をすることができます。時には、日本語はもちろん英語すら通じない国を訪れる場合もあります。

 

言葉の他にも時差やインターネット環境など、日本とは異なる生活環境に適応しながら仕事を進めるため、新しい環境を楽しめる人がノマドワーカーに向いています。

 

新しい人との出会いを楽しめる人

ノマドワーカーはさまざまな場所を訪れるので、新しい人との出会いも非常に多いです。そのため、出会いやコミュニケーションを楽しめる人は、ノマドワーカーに向いています。

 

ノマドワーカーたちは適度な距離感を保って接してくれる人が多く、それぞれが場所や時間に縛られない生活をしているため、一緒にいる時間が短くなります。結果として、ノマド同士の人間関係はあっさりとしています。

人間関係でトラブルになりづらいことは、ノマドワーカーのメリットです。

 

ひとりの時間が好きな人

ノマドワーカーは基本ひとり。パートナーや家族と一緒のノマドは少数派です。そのため、寂しさをあまり感じず、ひとりで過ごす時間が苦でない人はノマドワーカーに向いています。

筆者がタイのバンコクでノマドワーカーをしていた時は、仕事用のカフェに行き「アイスコーヒー、プリーズ」と一言。これで一日の会話が終わり。そんな日もよくありました。

 

また、ノマドワーカーは移動の時間も長い。筆者は、ちょっと前にボリビアからスペインまで移動していたのですが、丸々24時間かかりました。

こんな状況が辛くない。例えば、ひとりで考え事をしたり、ボーっとするのが好きな人はノマドワーカーに向いています。

 

ノマドワーカーに向いていない人

ノマドワーカーに向いていない人

暮らしや仕事の安定を大切にする人

逆にノマドワーカーに向いていないのは「安定を大切にする人」です。ノマドワーカーはさまざまな場所を移動して暮らしているため、常に新しい環境、場所に飛び込んでいます。

継続して同じ仕事や環境で過ごすことはありません。

 

いつもと同じルーティーンや落ち着いた日常が好きな方は、ノマドワーカーに向いていないかもしれません。

 

急に治療が必要な持病を持っている人

ノマドワーカーは頻繁に場所を変えるため、すぐにかかりつけの病院に行くことが難しくなります。

そのため、医師と相談した上で、持病や健康の問題が解決しない場合は、ノマドワーカーの実現が難しいかもしれません。

 

オフラインの仕事がしたい人

対面での仕事を大事にしたい人も、ノマドワーカーには向いていません。

 

ノマドワーカーは、基本的には滞在先のホテルやカフェなどで仕事をします。会社やオフィスなど、決まった場所へは出勤しません。

大工や農家などの仕事や、自分のやりたい仕事がオフラインな場合はノマドワーカー向きではないと言えます。形を変えれば近いことはできるかもしれませんが、物作り系はまだちょっと厳しい。

 

ノマドワーカーに求められる3つの力

情報収集力

ノマドワーカーに求められる1つ目の力は、情報収集力です。

当たり前のようにノマドワーカーはできるので、見落とされがちですが、ノマドたちは滞在する土地が安全なのか、どのエリアは治安が不安定かなど情報収集を行っています。

治安が気になる場所では積極的にタクシーを使う、トラブルがあった国境は使わずに別ルート、バスジャック防止に飛行機に乗る。トラブルを未然に避けるよう心がけています。

 

また、どこに行くと楽しめるか?という情報も集めています。ノマドワーカーたちが絶賛していた美食の街サンセバスチャンはとても良かったです。美味しいものはノマドが詳しい。旅行者よりも長く滞在するので。

 

あとはブラジル出身の友人に聞いた、ジェリコアコアラというブラジル北部のビーチが最高でした。道路はアスファルトではなく、すべてが砂。大きな建物が無く、自然が豊かでローカルな感じ。

ブラジルでは人気の場所ですが日本では全然有名じゃないんですよね。日本人はもちろん、アジア人をほぼ見かけませんでした。せっかくノマドワーカーをしているなら、日本では有名じゃない場所まで情報収集ができると達成感と満足度は高くなります。

 

営業力

ノマドワーカーに求められる2つ目の力は、営業力です。

ノマドワーカーに依頼したいと思わせるような「仕事を提案する力」や「交渉していく力」が重要です。クライアントの立場から見て、ノマドワーカーに仕事を依頼することはデメリットが目立ちます。

いきなり連絡がつかなくなったらどうしよう?時差の調整は大丈夫だろうか?仕事のクオリティは問題ないだろうか?どこにいるかわからないノマドワーカーに仕事を依頼するのはリスクです。

 

それでも仕事をお願いしたいと思ってくれるような提案をする力があるか、交渉していく力があるかが大事です。

提案と交渉ができないと「日本で東京に住んでいて家があるAさん」と「ブラジルのジェリ・コア・コアラにいるらしい家のないNさん」がいたら
日本に住むAさんに仕事を依頼するよね、という話です。

 

それでは、具体的にどんな提案をすれば、クライアントが想定するリスクを越えられるのか。例えば、筆者がオンライン講座の相談を受けた時の話です。

やりたい仕事でしたが、世界中を旅行していると常に高速インターネットを確保するのは難しい。滞在する国によってはzoomの接続すら困難な場合もあります。そこでクライアントに東進衛生予備校のように、動画教材をみんなで見る形での講座にしてはどうかと提案しました。

録画視聴であれば、良い動画教材さえ作れれば筆者のネット環境に左右されずに、クオリティが担保されます。

 

さらに、クライアントから筆者へのお金の支払いは動画教材を作成する初回のみ。完成後は教材を使うだけで、好きなだけ講座を開催できます。

3年ほど前の話ですが、今でも講座を開催しています。クライアントからしてみたら、好きなだけ講座を開催できて、制作費を回収できたら、あとは実質無料で講座ができます。こんな風に、ノマドワーカーの環境が原因で困難なことを「どうしたらできるのか?」に変換するアイデアや工夫が提案と交渉です。

 

また、ノマドワーカーに発注するのを面白いと思ってもらえるかというのも大事です。

例えば筆者の場合は、新しいクライアントと話すときは「今ここにいます、次ここに移動します」と自分がどこにいるかを伝えるようにしています。情報共有でもありますが、クライアントにとって「いつもユニークで話題が絶えないこの人に発注したい」と思ってもらいたいからです。

 

デジタルコミュニケーション力

自分の名前で仕事をしている人の武器であり、弱点にもなり得るのがデジタルコミュニケーション力です。

ノマドワークの基礎となる部分なので、動画編集やデザインなどの売り物となるスキルがあっても、デジタルコミュニケーションが下手だと仕事になりません。

 

ノマドワーカーは時差やインターネット環境、スケジュールの影響で、電話やzoomを使った打ち合わせの機会が限られます。そのため、クライアントとの連絡はslackやchatwork、Facebook Messengerなどのチャットツールを使います。

ほぼすべてがチャットを使った非同期なコミュニケーションです。チャットが下手だと、誤解を招いたり、工数が増えたり、行き違いばかりになって、クライアントとノマドワーカー両方への負荷が激増します。

 

筆者も会社員の頃はチャットコミュニケーションが下手でした。それでも、何となっていたのは周囲からのフォローや会社の看板があったからだと思います。

そんな折に、売れっ子フリーランスの人たちと一緒に住む機会があり、彼らのデジタルコミュニケーションを目の当たりにして衝撃を受けました。仕事が途切れない人たちは、気の使い方や言い回し、チャットの見やすさやデザインが段違いで上手い。

 

これが売れてるフリーランスなのか!と、デジタルコミュニケーションの重要さに気が付いたと同時に自分の下手さにも落ち込みました。別の記事で詳しく解説しようと思っています。ひとまずは、売り物スキルよりチャットスキルが大切!と繰り返しておきます。

 

はじめてのノマドワーカーに向いている3つの職種

ノマドワーカーに求められる基礎スキルが分かったところで、具体的な職種の解説です。今回はノマドワーカー初心者に向いている仕事として、ライター、動画編集、SNS運用代行の三大職種を紹介します。

ライター

Webライターは、インターネット上に掲載する文章や記事を執筆する仕事です。

・SEOライター
・トラベルライター
・テクニカルライター
・YouTube放送作家
などの仕事があります。

日本人なら日本語がネイティブで、当たり前のように「日本語を書く」ことには慣れているので、仕事の内容をイメージしやすい。新人ノマドワーカーの第一歩に選ばれやすい職種です。

 

筆者も初めてのノマドワーカーとして最初の1円を稼いだ方法は個人ブログに載せた文章からでした。大学四年生の時です。嬉しくて次々とブログを更新して、その後に仲間たちと創業したTABIPPOでは、旅行×若者のWebメディア「TABIPPO.NET」で編集長を務めていました。

ライティングのスキルはSNSの発信、資料作成、仕事を獲得するための営業に使う提案文など、あらゆる業務でも活かされます。ライターにならなくてもライティングスキルを学んでおいて損はありません。

 

動画編集

動画編集は、動画素材の不要な部分を削ったり、効果音や字幕、エフェクトを加えて映像を完成させる仕事です。

・YouTube動画編集者
・SNSショート動画編集者
・動画教材の編集者
などがあります。

YouTubeやInstagram、TikTokといったSNSの盛り上がりにつれて、近年は動画編集者の需要が高まっています。

ライターと動画編集者の大きな違いは「仕事の幅」です。ここポイントです。動画編集は撮影された動画素材を使って、決められたルールやマニュアルに沿って仕事を進めます。

そのため、文章に必要な素材から用意するライターよりも、仕事の幅が狭くなります。ルールを守り、組織での仕事を経験した人なら誰でも違和感なく取り組める職種です。会社員としての経験が分かりやすく活かされます。

 

また、動画編集の仕事は、動画素材のダウンロードと完成品のアップロードを除けば、インターネットを使わずにパソコン上だけで仕事が進められます。アマゾンでも、南極でも仕事ができるのはノマドワーカーにとって、大きなメリットです。やりたいかは別として。

初心者ノマドワーカー向け三大職種の中で「どれでも構わないから、とりあえずやってみたい!」という方には、動画編集をおすすめします。

 

SNS運用代行

SNS運用代行は、企業が所有するX(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNSアカウントの運用を代行し、商品やサービスの販促、情報を発信する仕事です。

 

普段からSNSを使う人であれば、日常から得た知見をそのまま仕事に活かすことができるのが強みです。

最近は、Instagram運用の需要が高まっており、画像作成やキャプション作成、ショート動画の編集など、自分のアイデアや創造性を発揮して仕事をすることができます。デザイナー志向の方によく選ばれる職種です。

 

SNSは継続的に運用するのが当たり前なので、来月、再来月の収入までを見込めます。ノマドワーカーとして駆け出しの間は仕事の数と内容が不安定なので、なおありがたいです。

理想はSNS運用に関するすべてを任されることですが
・Instagramのフィード投稿(画像投稿)のみを担当
・Instagramのショート動画作成のみ
・ショート動画の台本のみ
のように、切り出して依頼されることもあります。

 

特にInstagramのように画像投稿、動画投稿、ライブ配信など複数のコンテンツが統合されているSNSの場合は、いきなりすべてを代行するプレッシャーもあるでしょう。その場合は、まずは限定された部分のスペシャリストを目指すスタートを検討すると良いです。

 

その他のノマド向け職種

その他にも、デザイナーやマーケターなどノマドワーカーに向いている職種はまだまだあります。

筆者の経験をもとに、ノマドワーカーに向いている職種を40職種紹介しているので、詳しく知りたい方はこちらを見てみてください。

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初心者ノマドワーカーのレベルアップにおすすめの国

ノマドワーカーにおすすめの職種を紹介してきました。次は駆け出しノマドワーカーにおすすめの国を紹介していきます。いずれは世界中の国や地域で暮らすことができますが、まずはレベルアップに向いている国で過ごしてください。

ジョージア(トビリシ)

ジョージア(トビリシ)

ノマドワーカーにおすすめの国の1ヶ国目は東ヨーロッパのジョージアです。コーカサス地方に位置し、街並みはヨーロッパの街並みに近いです。ブルガリアやルーマニアに似ています。トルコの隣国ですが、日本人がイメージする「トルコっぽさ」はありません。

ジョージアの首都はトビリシ。首都と言っても、大きな建物も少なくゆったりとした雰囲気です。ジョージア人の気質も素朴な人が多い。

 

公用語はジョージア語で、独特すぎてユネスコ無形文化遺産に登録されるほどです。筆者はジョージア語が読めない、話せないので英語で生活していましたが、30代以下の人なら大体は英語が通じます。

ジョージアをおすすめする理由はビザ、物価、日本人ノマド率の3つです。

ビザが強い

ジョージアに入国する際、日本人は1年間有効な観光ビザが承認されます。ビザの期限は入国のたびに自動的に更新されるので、実は無制限にジョージアに滞在できます(※1)

日本に住んでいるとピンとこないのですが、世界最強と言われる日本のパスポートでもヨーロッパ諸国やアメリカで観光ビザを使って滞在できる期間が最大90日。短い国だと1ヶ月ほどです。

 

滞在期間には制限があるのが当たり前で、収入が多くてもお金を持っていてもノマドワーカーにとってビザは大きなハードルになります。そのため、ジョージアのようにビザを計算しなくて良いのは神制度です。

※1 執筆時点の話なので、最新情報は渡航前にご確認ください。簡単には変わりそうもないですが、徐々に制限が出てくる可能性はあります

 

物価が安い

ジョージアはまだまだこれから発展していく国なので、現時点での物価は日本の3分の1ぐらいです。物価は必ず上がっていくので、今後は日本に近づいてくるかもしれません。

執筆時点の物価や為替を踏まえると、毎月の生活費は節約して7万円くらいです。筆者が初めて訪れた2021年頃は5万円で暮らせました。物価の安さに期待してジョージア滞在を検討するなら早く行った方がいいです

 

ちなみに、電車やバスなどの料金と野菜が特に割安に感じました。移動に関わる費用はジョージアに住む高齢者のために安く設定され、野菜は国内で生産しているため安くなっているそうです。しかも、農薬をあまり使わないので美味しい。

あと、筆者はお酒を飲まないので機会がありませんでしたが、ワインが安くて美味しいそうです。世界最古のワインはジョージアで生まれたと言われるだけあります。

 

日本人ノマドワーカーが多い

欧米の人にとってもジョージアは好条件のため、特にヨーロッパ出身のノマドたちがジョージアではたくさん暮らしています。ノマド向きなカフェに行けば、いつも仕事や打ち合わせをしている人を見かけます。

また、海外ノマド体験「ノマドニア」のメイン開催地でもあるため、ノマドワーカーを目指して暮らす人たちが多く、ノマドワーカーのコミュニティがあります。困っているときに頼れる人がたくさんいるのは、慣れない海外生活で大きなメリットです。

 

タイ(チェンマイ)

タイ(チェンマイ)

ノマドワーカーにおすすめの国の2ヶ国目はタイ。首都バンコクが有名ですが、推しはタイ北部にある第二の都市チェンマイです。チェンマイはタイの古都で、日本でいう京都をイメージしてください。バンコクのような大都市ではなく、自然が豊かで落ち着いた街です。

 

月の生活費は約9万円で、首都であるバンコクよりも物価は下がります。チェンマイはクリエイターやアーティストたちに愛されていて、日本人は女性のノマドワーカーが多い印象です。

11月はディズニー映画「ラプンツェル」のモデルと言われている「コムローイ祭り」が開催されるので、日本からも多くの観光客が訪れますが、11月〜5月ぐらいまで暑すぎず過ごしやすい気候が続きます。

 

公用語はタイ語ですが、ほとんどの人が英語を使えるので困りません。バンコクほどではありませんが、日本語が少し話せる人とも出会います。

 

ごはんのクオリティが高い

チェンマイは、安くておいしいごはんが魅力です。一品一品が洗練されたおしゃれな食事を割安で楽しめます。

タイ北部のイサーン料理という郷土料理から、各国料理まで幅広く楽しめるので、食事を通じて地元の文化を感じることができます。

 

ノマドワーカーが働ける場所が充実

チェンマイには多くのコワーキングスペースがあります。これらのワークスペースでは高速インターネットや快適な机、椅子や打ち合わせ用の個室などを利用できます。

1日利用から月間利用までさまざまなプランやサービスが提供されているので、自分に合ったスペースが見つかるまでは、何件かハシゴしてみると良いでしょう。

 

また、チェンマイにはカフェが多い。地元の人たちものんびりできるようなチルカフェが多いので、行きつけのカフェがきっと見つかります。

街中にあるカフェやレストランでも、ノマドワークにも耐えられる高速インターネットが提供されているので、ホテルとカフェのみでも仕事場としては十分です。

 

時差が少ない

日本とタイの時差は、わずか2時間しかありません。日本のコアタイムが9時-17時なら、タイでの現地時間は7時-15時です。少し早起きをして仕事を始めれば、夕方までに終わります。

日系企業との打ち合わせも設定しやすく、会社員ノマドならほぼ日本と変わらない生活リズムで過ごすことができます。

 

インドネシア(バリ島)

インドネシア(バリ島)

ノマドワーカーにおすすめの国の3ヶ国目はインドネシア。大小17,500以上の島で構成されることで知られていますが、中部にあるリゾートアイランドのバリ島が推しです。

公用語はインドネシア語ですが、観光地なので英語が通じます。生活費の目安は月8万円〜で、自然を愛するノマドワーカーやバックパッカーたちが長期滞在しています。

 

バリ島はハワイより人気の観光地

日本で南の島といえば、ハワイやグアムのイメージがありますが、トリップアドバイザーの「Travelers’ Choice Best of the Best」や旅行サイトConde Nast の「Traveler Readers’ Choice Awards」ではバリ島がハワイを抑えて世界1位に選ばれています。

バリ島は実は東京都の2.5倍の大きさがあり、愛媛県と同じくらい。豊かな自然と独自の文化や風習が数多く残っているため、サーフィンやハイキング、ヨガ、伝統的なダンスや料理教室など幅広いアクティビティが楽しめます。

 

自然のすぐそばで暮らせる

神々が住むとも言われるバリ島は美しいビーチはもちろんのこと、自然と調和した歴史ある寺院、青々とした稲が一面に茂る風光明媚なライステラス、少し足を伸ばせば活火山に近づくことすらできます。

筆者がバリ島に滞在するときは、チャングーというエリアで生活しています。海まで徒歩2分なので、朝になるとサーフボードを持ってビーチへ向かい、朝ごはんを食べて少し昼寝をするスローライフが楽しめます。

 

バリ島中部にあるウブドも人気のエリアです。森の中に溶け込むように街が作られ、レストランにはビーガンやベジタリアン向けのメニューも並びます。

ウブド周辺にはヒンドゥー教の寺院や聖地が点在し、伝統的なバリマッサージやハーブを使ったトリートメント、スピリチュアルな体験などリラックスや健康増進を求める人たちに人気です。

 

みんなニコニコ、怒りは恥

インドネシアは人口の大部分がイスラム教徒ですが、バリ島の主な宗教はヒンドゥー教です。しかも、バリ島のヒンドゥー教はインドのヒンドゥー教とも違う、独自のバリヒンドゥーです。

バリヒンドゥーの教えの1つが「人前で怒ることは恥」。そのため、バリ島のローカルたちはみんなニコニコしています。

 

海外旅行先だと、キツイ対応をされたり、ピリピリした人と出会うこともありますが、バリ島はみんな穏やか。少なくとも怒りを表に出すことはありません。

目が合うと笑いかけてくれる人たちと暮らしていると、自然とハッピーな気持ちになります。

 

初心者ノマドワーカーにオススメの国まとめ

ノマドワーカーを目指す人にとって

・ノマドを実現するベストな環境を探している人は「ジョージアのトビリシ」
・海外旅行に慣れておらず、都会も自然も楽しみたい人「タイのチェンマイ」
・自然が大好きで、のんびりと島暮らしを経験したい人は「インドネシアのバリ島」

まずはこれらのどこか、またはすべてを訪れて自分に合った第二のふるさとを探してみてください。

 

ノマドワーカーが実績ゼロから仕事を探す方法

ノマドワーカーにはどんな職業があるのか、どこに行くのか。次は仕事の探し方です。実績ゼロ、未経験からどのように仕事を探しているのでしょうか。

クラウドソーシングで探す

クラウドソーシングで探す

1つ目の仕事獲得はクラウドソーシングの利用です。クラウドソーシングとは、Web上で仕事を見つけられる場所のことで、仕事を依頼したい人(クライアント)と、仕事を受けたい人(ワーカー)を繋ぐ、仲介業者の役割を果たします。

クラウドソーシングでは、「ランサーズ」と「クラウドワークス」が二強です。まずはこの2つのサイトに登録して、どんな仕事があるのかを検索するのが第一歩です。

 

求人サイトで探す

仕事を探す方法の2つ目は求人サイトです。

ベンチャーやIT企業ならWantedly、中小や地方ならIndeedに、多くの仕事募集が掲載されています。検索条件で「未経験OK」や「リモートワーク可」などを絞り込んで探すこともできます。

 

求人サイトとクラウドソーシングの大きな違いは「交渉できること」です。クラウドソーシングにおける募集は、仕事が細分化されて内容がしっかりと決まっています。あくまでも仕事の募集。

一方で、「Wantedly」や「Indeed」のような求人サイトは人の募集です。各種条件については依頼主が検討してくれる余地があります。筆者の友人では、最初は週5日のオフィスワークからはじめてクライアントに少しずつ交渉して、最終的にはリモートワークOKになった人もいます。

 

X(旧:Twitter)で探す

3つ目のノマドワーカーにおすすめな仕事の探し方はXを使います。X上で「ライター 仕事募集」と検索すると、かなりの仕事募集がヒットします。

 

Xでの仕事に応募するときのポイントは以下の3つです。
・とにかく早く応募すること!
・実績や経歴をまとめておくこと
・プロフィールを作り込んでおくこと

まず、仕事は先着順なのでとにかく早く応募しましょう。投稿の30分以内にリプライやダイレクトメッセージの送信を完了するのが目標です。

 

すぐに応募するためにはプロフィールやポートフォリオなどを事前に用意しておくことが大切です。よく「個人の趣味用アカウントしか持っていないが、応募しても良いのか」と質問を受けますが、プロフィールとポートフォリオがしっかりしていれば、問題ないです。

ただ、自分の「名前」と「写真」は必ず共有しましょう。理想は本名ですが、抵抗があればペンネームでも構いません。

 

クライアントから見て、名前も顔も分からない人に仕事を依頼するのは心理的に困難なので、アカウント上では非公開でもクライアントには情報を公開しましょう。

 

ノマドワーカーを合理的に実現する3ステップ

ノマドワーカーについて言葉を尽くして説明してきました。次はノマドワーカーを実現するための合理的な手順を紹介します。

半年分の生活費を目安に、貯金する

半年分の生活費を目安に、貯金する

最初にはじめることは貯金です。守りは大事!ノマドワーカーになるための準備期間を確保するために、少なくとも半年分の生活費を貯金してください。

銀行の口座残高を気にしながら、暮らすのは結果が出てない時ほど辛い。まずは、ライフポイントを貯めておきましょう。

 

半年分の生活費を目安に、貯金する

生活費の基準は日本でなくてOKです。例えば、ノマドの聖地ジョージアなら、7万円×6ヶ月分で42万円。バリ島やチェンマイであっても、大体60万円ほど貯金ができれば、半年は働かなくても生られます。

日本:21万円(※2)× 6ヶ月 = 126万円
ジョージア:7万円 × 6ヶ月 = 42万円

1ヶ月あたりの生活費が安いほど、半年分を早く貯められて、ノマドワーカーへの挑戦も早く踏み切れます。

※2 総務省統計局「家計調査(2023年)」と全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向(2024年)」より

 

日本より物価の安い国に移住する

日本より物価の安い国に移住する

半年分の生活費が貯金できたら、次は仕事を辞めて海外へ移住します。

まずは月10万円以下で暮らせる国に移住するのがポイントです。ノマドワーカーが最初に選ぶおすすめの国について、ジョージア、タイ(チェンマイ)、インドネシア(バリ島)を紹介しましたが、参考までに執筆時点での生活費をご紹介します。

ジョージア:7万円/月〜
バリ島:8万円/月〜
チェンマイ:9万円/月〜

また、必要な生活費が少なければ、黒字までにかかる期間を短縮できます。生きていくだけで月20万円が必要な日本に比べて、月7万円で暮らせるジョージアなら3分の1の金額で黒字達成です。

収支が黒字になれば、お金の心配をすることなくノマドワーカーを続けられます。

 

夢中になれる仕事を見つける

生活費を稼ぐためのノマドワークは「夢中」を基準に決めてください。

「誰かにおすすめされた仕事だから」「これから需要が伸びる仕事だから」のような外側の情報よりも「自分が夢中になれそうか」がはるかに重要です。夢中になれる仕事であれば、スキルアップもアウトプットも苦になりません。

 

そして、夢中になれそうな仕事を見つける方法は「やってみる」しかありません。食べてみないと好きな料理か分からないのと同じです。

1ヶ月で10種類のノマドワークを体験できる「ノマドニア」では、世界6都市で海外でノマドワーカーとして暮らしながら、職業を体験できます。

1ヶ月で10職種を体験する海外ワークショップ「ノマドニア」

ノマドニアは世界6都市で開催している海外ノマド体験です。1ヶ月で10種類のノマド向け職業を経験することで、想像ではなく手…

 

やってみないとわからない、それならやってみましょう!

 

ノマドワーカーとして成功するポイント

まずは半年継続する

夢中になれそうな仕事が見つかったら、半年間は日本に帰国せずに粘り強く頑張ってください。せっかくノマドワーカーになりかけているのに、帰国してしまうと、元の環境に戻ってしまいます。

人間は環境に強く影響される動物なので、ノマドワーカーを目指す前の環境で孤独にがんばるのは難易度SSです。「黒字になるまで帰国しない」くらいの意気込みを持って、継続することが大切です。

 

筆者が知っているノマドワーカーたちは、遅くても半年あれば黒字を達成しています。早い人は、2~3ヶ月で黒字になった人もいます。選んだ職種によって稼ぎ出しのスピードが変わるので、他人と比較せずにまずは半年、続けてください。

 

すぐにアウトプットする

「新しいスキルが必要だ!」何ヶ月もスクールに通い続けたり、勉強したり、インプットに偏る人がいます。

しかし、一番重要なのはアウトプットです。自転車の仕組みを動画で見たり、言葉で説明されても、自分で転びながらペダルを漕いでみないと自転車に乗れるようにはなりません。仕事も同じです。

 

「未経験で自信がないから」「もっと勉強してから」と理由をつけてインプットだけしていても、1円も稼げません。インプット1に対して、アウトプットを10出すぐらいの勢いでどんどんアウトプットを出しましょう。

 

ひとりきりで頑張らない

ノマドワーカーとして成功したいなら、ひとりきりで頑張らない。自分の意思だけで孤独にノマドワーカーを目指すことはかなり大変です。筆者は孤独すぎてノマドになるまで3年もかかりました。

 

しかし、ノマドワーカーを目指す人たちのコミュニティに入ったり、海外で同じ境遇の人たちを見つければ、仲間ができます。悩みを相談したり、困ったときに頼れる人がいることは心の支えになります。自分が辛いときに諦めない理由にもなります。

ひとりで頑張らずに、環境を活用していきましょう。

 

記事を閉じる前に終わらせること(1分で完了)

あなたがノマドワーカーを目指していたら、記事を閉じる前に、SNSでノマドワーカーをフォローしてください。ノマドに囲まれればノマドになれます。まずはオンラインからノマドで埋めていきましょう。

 

甲子園の常連となっている強豪校の野球部に入れば、甲子園に出場できるくらい野球が上手くなるのと同じです。場所に縛らない仕事や時間に縛られない生活が憧れから日常に変われば、挑戦のハードルが下がって、ビビりにくくなります。

ちなみに、フォローするなら海外ノマド歴10年で100ヶ国に訪問したルイス前田のSNSがおすすめです(なんて自然な紹介…!!)

>> ルイス前田のX
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スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?