冬のアイスランド旅行でよく聞かれる16のこと【費用・日数・ルート】

冬のアイスランド旅行でよく聞かれる16のこと
  • 2019.12.15

2019年の1月にオーロラと氷の洞窟をメインの目的地に、TABIPPOチームで冬季のアイスランドを11日間旅してきました。ハッシュタグ「#ぜんぶアイスランドのせいだ」で、Twitterを中心にアイスランドの様子を発信していたら、たくさん反応や質問をいただきました。ありがとうございます!

そこで今回は冬季のアイスランド旅行に関して特によく聞かれる16の質問についてお答えします。

 

冬にアイスランドを旅行した理由は?

冬にアイスランドを旅行した理由は?

photo by ruimaeda

冬のアイスランド旅行の目的は、憧れていた「オーロラ」と「氷の洞窟」を見に行くためでした。今回のタイミングで旅行することになったきっかけは、Skyscannerでアイスランド往復7.5万円の航空券を偶然見つけたからです。

 

iceland-ticket

photo by ruimaeda

成田からデンマークのコペンハーゲンを経由するルートで、SAS(スカンジナビア航空)とアイスランド航空を利用。乗り換えも比較的スムーズな旅程でしたので、7.5万円は破格でした。いつもはLCC(Low Cost Carier)の利用が多いので、久々のフラッグシップ(国を代表する航空会社。日本ならJALやANA)に乗れて充実してました。

 

冬のアイスランド旅行は率直にどうだった?

冬のアイスランド旅行は率直にどうだった?

photo by ruimaeda

最高でした!これまで53ヶ国を訪れましたが、アイスランドが総合的に一番良い旅行先でした。2011年に世界一周していた際に、夏のアイスランドも訪れましたが冬の方が好きです。

 

アイスランドは誰と行ったの?

アイスランドは誰と行ったの?

photo by naganuma shigeki

今回はTABIPPOのメンバー男性4人で行きました。TABIPPOの創業メンバー&編集長であるルイス、プランナーの長沼、エンジニアのたくみ、札幌在住でインターンのロイという面々で、たくみとロイは海外企画への初参加となります。僕と長沼は#アメリカ横断する編集部の企画でも一緒でした。

 

アイスランド旅行にかかった日数は?

アイスランド旅行にかかった日数は?

photo by ruimaeda

今回は、日本からアイスランドへの行き帰りを含めて12泊13日でした。細かい日程は、下記になります。

1/15 深夜にレイキャビク到着(レイキャビク泊)
1/16 買い出しと各種申し込みなど(レイキャビク泊)
1/17 ブルーラグーン観光・レンタカー練習(レイキャビク泊)
1/18 レイキャビク周辺観光(レイキャビク泊)
1/19 レイキャビク観光(レイキャビク泊)
1/20 南アイスランドの観光(ヴィーク泊)
1/21 Hofへ移動(Hof泊)
1/22 氷の洞窟ツアー(Hof泊)
1/23 氷河ハイキング&Seljalandsfossの滝を観光(周辺で宿泊)
1/24 ゴールデンサークル観光(サークル周辺泊)
1/25 スナイフェルスネス半島(半島泊)
1/26 移動日(レイキャビク泊)
1/27 日本へ出発

前半がレイキャビク周辺で観光と準備、後半はレンタカーでアイスランドを半周しました。レイキャビクでの日数を削れば、10泊11日くらいには日程を短縮できた印象です。

 

アイスランド旅行にかかった費用は?高いんじゃない?

アイスランド旅行にかかった費用は?高いんじゃない?

photo by ruimaeda

総額で1人あたり約19万円です。航空券やツアー、宿泊場所などはすべて自分たちで手配しました。費用を抑えるコツは、ツアーやアクティビティを現地参加(ピックアップなし)にすること、食事を自炊することの2点です。

なお、首都のレイキャビクを離れると、レストランがかなり減るので、自炊の機械がとても増えます。スーパーマーケットも街に1つ程度なので、2-3日分を買いだめです。

 

内訳は下記になります。グラフ内の金額は合計の数字です。

金額を1人あたりに直すと、このようになります。

航空券:7.5万円
宿泊:5万円
ツアー・アクティビティ:3万円
レンタカー:1.4万円
ガソリン:0.9万円
食費:0.8万円
駐車場代:0.1万円

合計:18.9万円

なお、ツアーやアクティビティ・レンタカーなどの予約はGuide to Iceland上で決済しました。日本語でツアーや旅行日程の相談ができますので、英語ができない人でも安心してどうぞ。
» アイスランド旅行はGuide to Iceland

 

アイスランドって物価高そう。どれくらい?

アイスランドって物価高そう

photo by ruimaeda

全体的には日本(東京)と同じくらいですが、食料品は日本より高いことが多いです。特に野菜や果物などの生鮮食品は割高です。理由はアイスランド内で食品の自給ができずに、輸入に頼っているためで、食料自給率は日本よりも低いです。

 

アイスランドの治安ってどうなの?良い?

アイスランドの治安ってどうなの?良い?

photo by ruimaeda

アイスランドの治安はとても良いです。そのためアイスランド旅行で気をつけるべきは治安よりも事故です。特に冬季のドライブは雪道に慣れている人ではないと危険です。また、自然豊かなアイスランドではロープや看板によって明示されている立ち入り禁止エリアや私有地も多くありますので、無理や無茶は避けましょう。

 

Twitter見てたらアイスランド行きたくなったんだけど、何日ぐらい必要?

アイスランドの治安ってどうなの?良い?

photo by shigeki naganuma

首都レイキャビクとブルーラグーン、ゴールデンサークルのみの観光であれば、5泊6日程度で楽しむことができます。氷の洞窟やヴァトナヨークトル氷河ハイキング、スナイフェルスネス半島などを訪れる場合は10日は必要です。

冬季のアイスランドは天候が変化しやすく、夜間の運転は危険ですので、日中に移動と観光ができるようにゆとりを持った旅程を組むことになります。

 

冬季アイスランド旅行のルートは?

冬季アイスランド旅行のルートは?

photo by roy

レイキャビク→ヴィーク(Vik)→ホフ(Hof)→セリャントスフォス(Seljalandsfoss)→セールフォス(Selfoss)→スナイフェルスネス半島(Snæfellsnes)→レイキャビク

というルートでした。レイキャビクから東にホフまで進み、南アイスランドやヴァトナヨークトル氷河を観光し、セールフォスまで戻ってきながらゴールデンサークル周辺を訪問。その後、レイキャビクから北西に位置するスナイフェルスネス半島へ行って戻ってくるという行程です。

 

冬のアイスランド旅行の場合は、日照時間が11時から17時の6時間ぐらいと非常に短く、夜間の運転は困難となるため、観光と移動の時間が限られます。そのため、1日の移動が最大でも200-300kmとなるようにルートを何度も調整しました。

また、レイキャビクを離れると宿泊場所というか街自体がほとんどなくなりますので、ホテルやホステルの空き状況によってもルートの修正が必要です。

 

アイスランド旅行は仕事?プライベート?

アイスランド旅行は仕事?プライベート?

photo by roy

今回のアイスランド旅行はほぼプライベートでした。仕事はお休みでしたが、冬のアイスランドは夜が長く18時から翌朝10時くらいは真っ暗です。観光もできませんし、地方の村はお店もないので、結局仕事してました。

なお、アイスランドは人口が35万人しかいませんが、首都レイキャビクを離れた村でもインターネットは完備です。

 

アイスランドってどれくらい寒いの?

アイスランドのカメラ

photo by ruimaeda

僕たちが旅行をした1月中旬は平均気温がマイナス5℃からプラス5℃くらいでした。札幌よりは暖かいです。特徴としては、日照時間が短いので昼になっても気温はほとんど上がりません。

ただ、アイスランド観光の名物である滝(スコゥガフォス、セリャラントスフォス、グトルフォスなど、フォスは滝を意味します)の近くは、水しぶきが上がっていてかなり冷え込みます。

 

レンタカーで旅したの?運転は大丈夫だった?

レンタカーで旅したの?運転は大丈夫だった?

photo by shigeki naganuma

アイスランドの道路事情は、ぐるっとアイスランド島内をつなぐHighway no.1(別名 Ring Road)をメインに走ることになります。ハイウェイ1番を走る限りは、舗装されてますし、除雪も十分ですので心配は不要です。ただ、日本の高速道路のように街灯があるわけではないので、夕方から夜間に関しては慎重な運転が必要です。

内陸部の道やハイウェイ1番から逸れて村に向かう道は除雪や舗装がされていないことが多いため、日中であっても気をつけることになります。僕たちは4WDの車を借りましたが、それでも何度か雪にハンドルを取られることがありました。

 

アイスランドで一番良かった場所は?

アイスランドで一番良かった場所は?

photo by ruimaeda

今回のアイスランド旅行ではヴァトナヨークトル氷河の「氷の洞窟」が一番印象に残っています。氷河の中をくり抜くように自然にできた洞窟なので、冬にしか生成されませんし気温や天候によっては訪れることもできなくなります(暖かくなると洞窟が崩れる可能性があるので危険)。

 

氷の洞窟の車

photo by ruimaeda

自力で訪れることはできないので、ヴァトナヨークトル氷河湖に集合して特別な車で氷河の上を走り、最後は氷河の上から洞窟の中に侵入します。季節によって変動はするそうですが、2019年は氷の洞窟が5つできたとガイドが教えてくれました。

僕たちが訪れた氷の洞窟は氷河湖から1時間弱の場所にありましたが、別の洞窟に訪れるためには2泊3日のツアーでカヌーやトレッキングも駆使する必要がありそうです。それも楽しそう。

 

冬のアイスランド旅行って何が大変?

冬のアイスランド旅行って何が大変?

photo by ruimaeda

1. 雪道の運転
2. 日照時間の短さ
3. 寒さ

冬のアイスランド旅行は上記の3つが大変です。やはり気をつけるべきは雪道で、観光の制限となるのは日照時間、そして機材や服装に関わるのが寒さです。レンタカーを運転せずとも、主要な観光地に訪れる周遊ツアーもありますが、自力で運転する自由度にはかないません。

予算やメンバー、日数などを踏まえて、ツアーと自力を上手に組み合わせることができれば、より思い出深いアイスランド旅行になることでしょう。

 

アイスランドでオーロラ見れた?

アイスランドでオーロラ見れた?

photo by shigeki naganuma

13日間で2回見れました!場所は、首都レイキャビクとスナイフェルスネス半島でした。オーロラ観測に関しては、スマホアプリ「Aurora」を参考にしていました。

具体的には
1. Nowのページで、アイスランドにオーロラベルトがかかっているか
2. Forecastのページで、Viewing Probability(観測可能性)とCloud Coverage Tonight(今夜の雲事情)をチェック
3. オーロラが出そうで雲が少ない時間帯になったら、空をちょこちょこ眺める

このような方法でオーロラを待っていました。先の日程に関しては、Long term forecastで6日先までの観測予報を見ることができます。

あくまでもオーロラの予測アプリなので、最後は人間が自分の目で確認することが一番ですが、オーロラが見えた二晩はどちらも観測可能性が高かったので、ある程度の信頼はおけます。

 

写真がめっちゃ綺麗だったけど、カメラは何を持ってった?

カメラはCanon7Dです。SNSで#ぜんぶアイスランドのせいだをつけて投稿していた写真は、ほとんどがiPhone XRで撮ったものです。iPhoneめっちゃすごい。

 

レンズはSIGMAの標準ズームレンズ 17-50mmを使っていました。

 

まとめ

今回の記事は以上です。男4人の冬季アイスランド旅行「#ぜんぶアイスランドのせいだ」の振り返りとして、他にアイスランドの首都レイキャビクの観光情報、アイスランドのレンタカー事情、アイスランド二大ツアー「氷の洞窟」と「氷河トレッキング」などの詳細を別記事にまとめる予定です。

冬のアイスランド旅行を楽しみたい方のお役に立てば嬉しいです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?