オーロラと氷の洞窟を見たくて、冬のアイスランドを旅行してきたので、実際に訪問して気づいたことをまとめます。命に関わることから順番に書きますので、時間がない方も5つ目まではご覧ください。それでは本題です。
2019年の1月にTABIPPOチームで冬季のアイスランドを11日間旅してきました。アイスランド旅行の目玉として、現地ツアーを申し込んだのは「氷の洞窟」と「氷河トレッキング」です。どちらも自力では到達できない、冬の絶景を堪能することができま[…]
- 1 空模様がすぐに変わる
- 2 日照の時間が短いから夜の運転を避ける
- 3 海底トンネルに入るときは気温差に注意
- 4 道路への除雪は追いつかない
- 5 反射板が見えるとは限らない
- 6 バッテリーの減りが早い
- 7 ガソリンスタンドは50-100キロに1つで、無人スタンドも
- 8 車道を走る馬に注意
- 9 気温より寒い、風が冷たい
- 10 ネックウォーマー、帽子、手袋、マフラー、靴下必須
- 11 食料品は高い、自炊する
- 12 レンタルWiFiは広範囲で繋がる
- 13 アイスランドのSimカードは空港で買えなければショッピングセンターで
- 14 景色は白と青が中心なので、写真のために色味のある服を
- 15 ドローンはゴールデンサークルなどで禁止
- 16 ホテルやホステルは多くはないけれど、観光地の近くにはあります
- 17 オーロラを見つけるためにはアプリ「My Aurora Forecast & Alerts」を使う
- 18 キャリーケースよりもバックパックで運ぶ
- 19 レイキャビク市内のバスは現金のみ、お釣りなし
- 20 まとめ
空模様がすぐに変わる
今日はいい天気だなー、なんて思ってたらいきなりこうなるのがアイスランド🇮🇸
ちなみに場所は、南アイスランドの都市ビョーク近くのBlack Sand Beachです。雹が黒い砂と混ざって、オレオカラーになってました。#ぜんぶアイスランドのせいだ pic.twitter.com/n4qaqwAPQl
— ルイス前田✈︎フィジーで55カ国目 (@NY_ruisu) 2019年1月21日
冬のアイスランドは山の天気のように空模様がすぐに変わっていました。特に午後から夜にかけては吹雪だけではなく霰(あられ)や大粒の雹(ひょう)が降ることも。
日照の時間が短いから夜の運転を避ける
冬季のアイスランド旅行をする場合は、日照時間に注意です。動画の時間は、13時くらいですが、太陽の位置はこのくらいしか上がりません。
朝は11時から、夕方16時くらいまでが安全に運転できる時間なので、この時間を逃さずに移動と観光をしていきます。#ぜんぶアイスランドのせいだ pic.twitter.com/1C7yOhzkA1
— ルイス前田✈︎フィジーで55カ国目 (@NY_ruisu) 2019年2月3日
1月のアイスランドは11時ごろに空が明るくなり、17時には暗くなりました。朝9時、10時頃は信じられないかもしれませんが、真っ暗です。日中は移動、観光、食事と忙しいですが、夜の運転は危険なので、ゆとりをもった旅程を心がけましょう。
海底トンネルに入るときは気温差に注意
レイキャビクからスナイフェルスネス半島方面に向かう際に、海底トンネルを通ります。海底トンネルは外よりも気温が高いので、室内外の気温差でフロントガラスが曇らないように注意です。
僕たちはガラスが曇った理由が分からずに、かなり慌てました。対向車が来ていなかったので、事故にはなりませんでしたが危なかったです。
2019年の1月にオーロラと氷の洞窟をメインの目的地に、TABIPPOチームで冬季のアイスランドを11日間旅してきました。オーロラは偶然にも首都のレイキャビクから見ることができましたが、氷の洞窟に訪れるのはピックアップ付きツアーかレンタカー[…]
道路への除雪は追いつかない
photo by shigeki naganuma
アイスランドの道路には一桁から三桁までの番号が振り分けられていて、1号線がアイスランドを周遊する最も主要な道路です。桁が多くなるにつれ、利用者が少ない道になり、除雪もされにくくなります。
反射板が見えるとは限らない
日本と違って、主要道路であっても道路を照らす灯りはありません。代わりに黄色の反射板が道路の左右に立っていて、ライトに照らされると光るようになっています。
しかし、強い吹雪のあとは反射板にも雪が張り付いて見えなくなります。
バッテリーの減りが早い
1月のアイスランドの気温はマイナス5℃から0℃くらいで、日照時間が短いせいか日中でも気温が上がりません。また、レイキャビクを除くと主要な観光地は屋外ですので、スマートフォンやカメラのバッテリーの減りがかなり早いです。
スマホの充電に関しては、充電アダプターと充電機が一体型になった最新のガジェットが便利です。僕がアイスランド旅行から使っているAnkerのPowerCore Fusion 5000は、iPhone XRを2回分くらい充電できます。モバイルバッテリーの充電をしながら、スマホの充電ができるのでかなり楽ですよ。充電が気になるものは1つでも少ないほうがいいですから。
ガソリンスタンドは50-100キロに1つで、無人スタンドも
アイスランド旅行の移動手段はレンタカーになりますが、ガソリンスタンドは50キロから100キロに1つ程度で、クレジットカードしか利用できない無人のスタンドも地方に行くほど増えます。
クレジットカードと読み取り機械の相性によって使えないこともあるので、最低2枚はカードを持っていきましょう。僕が所有しているのは日常的に日本でも使っている2枚で、楽天プレミアムカードとSuica機能付きのクレジットカードです。
車道を走る馬に注意
アイスランドでドライブ中に、馬の群れと並走したww
まじで前後左右馬だらけで怖かったww#ぜんぶアイスランドのせいだ pic.twitter.com/EZp2ZSmzU1
— 旅する自転車 ロイ🚲TABIPPO (@roy_world81) 2019年1月25日
アイスランドには野生・放し飼いの馬がたくさんいまして、まれに主要道路を馬が移動しています。僕たちが国道1号線を移動中に遭遇した馬は数頭ではなく、群れでした。主要道路といえど、アイスランドの道路は片側一車線ですので、馬の群れは道路をふさぐように走っています。
進行方向も左右も塞がれてしまうと、なかなか抜き去ることもできずに、苦労しました。
気温より寒い、風が冷たい
気温はマイナス5℃から0℃くらいと紹介しましたが、体感温度はもっと寒いです。理由はアイスランドには風を遮る森や建物がほとんどないためです。
トレッキングやツアーなどで身体を動かすことを考えると、アウトドア系のブランドが作っている高機能なライトダウンがあるとかなり使い勝手が良いです。
ネックウォーマー、帽子、手袋、マフラー、靴下必須
冬のアイスランドで屋外の観光をすると、先端からどんどん冷えてきます。もちろん、アイスランドでも衣料品は売っていますが、物価が日本と同じかそれ以上なので、帽子や手袋、マフラー、靴下などは用意しましょう。おすすめは帽子と一体型になっている目出し帽のようなタイプです。
食料品は高い、自炊する
photo by ruimaeda
アイスランドは食料自給率が日本より低く、多くを輸入に頼っているので食料品は高く、自炊が中心となります。
レンタルWiFiは広範囲で繋がる
今回のアイスランド旅行ではTABIPPOが提供するグローバルWiFiのプランでWiFiをレンタルしました。アイスランドはヨーロッパ諸国(しかも、WiFiやインターネットの高い北欧)とはいえ、島だし人口少ないしあまりWiFiが繋がらなくても仕方ないかなと覚悟していましたが、ガンガン繋がりました。
アイスランドのSimカードは空港で買えなければショッピングセンターで
photo by ruimaeda
photo by ruimaeda
ネットで調べた限りだと、アイスランドのケプラヴィーク国際空港でSimカードを帰るようでしたが、深夜前の到着だったのでSimカード売り場を見つけられず、翌日にショッピングセンターのKringlanで購入できました。
景色は白と青が中心なので、写真のために色味のある服を
photo by shigeki naganuma
photo by shigeki naganuma
photo by shigeki naganuma
アイスランドでいい感じの写真を撮りたければ、赤や黄色などの暖色系で色味のある服をアウターとして持っていくことをおすすめします。アイスランドの景色がほとんど白か青か黒なので、暖色が差し色として入ると写真がカッコよくなります。
ドローンはゴールデンサークルなどで禁止
一昨日泊まった宿(Brú Guesthouse)です。
雪原にポツンとコテージしかありません。
1コテージ約20000円ぐらいで泊まれて周りに何もなくて、最高の立地で星空とかオーロラとか見れるのでここはまた来たい!#ぜんぶアイスランドのせいだ @NY_ruisu @roy_world81 @takumi_tabippo pic.twitter.com/3njn5D5UP3
— ぬま(旅するメガネ) / TABIPPO (@megane_numa) 2019年1月25日
アイスランドの主要観光スポットである、グトルフォスやセリャントスフォスなどにはドローン禁止の看板が立っていました。観光地でのドローンは避けて、人が少ない場所で撮影を楽しんでください。アイスランドには名前のない絶景が沢山ありますから、きっとすごい映像が撮れますよ。
2019年の1月にTABIPPOチームで冬季のアイスランドを11日間旅してきました。アイスランド観光といえば、首都レイキャビクとブルーラグーン、氷の洞窟と氷河トレッキングなどいくつかのエリアやジャンルに分かれますが、今回はレンタカーで訪れる[…]
ホテルやホステルは多くはないけれど、観光地の近くにはあります
photo by ruimaeda
アイスランドの地方(首都レイキャビク以外)に行くとホテルやホステルがかなり少なくなってしまいますが、村々に1,2軒はあります。冬のアイスランドは夏に比べれば旅行者は少ないですが、部屋数も限られるのでコスパの良いホステルに泊まりたい方は早め早めの予約をおすすめします。
僕たちがすべての宿泊場所を決定できたのは旅行の10日ほど前ですが、そのタイミングだと元々考えていたホステルを2,3軒諦めることになりました。なお、僕たちが旅行した10日間でのベストホステルは南アイスランドのThe Barnです。
photo by ruimaeda
photo by ruimaeda
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オーロラを見つけるためにはアプリ「My Aurora Forecast & Alerts」を使う
photo by shigeki naganuma
冬のアイスランドといえば、オーロラです。他のオーロラ人気地域に比べて、アイスランドは圧倒的に暖かい(それでもマイナス5℃くらいですが)ですし、オーロラ以外の観光資源もたくさんあるのが魅力です。
僕たちのオーロラ観測のスタイルは、アプリ「My Aurora Forecast & Alerts」で当日のオーロラ観測予報を確認しながら、オーロラが出そうなタイミングで空を見て、オーロラの兆候を見つけたら急いで準備して外へ!という流れでした。
» My Aurora Forecast & AlertsをApp Storeでダウンロードする
» My Aurora Forecast & AlertsをGoogle Playでダウンロードする
アプリ「My Aurora Forecast & Alerts」によるオーロラ予報は天気予報と同じく外れることもありますが、それでも10日間で2回見事なオーロラを見つけることができました。
キャリーケースよりもバックパックで運ぶ
冬季アイスランド旅行のカバンはキャリーケースではなく、バックパックを勧めます。レンタカー移動なのでそれほどカバンを持って移動する時間は長くないのですが、歩道も雪道だったりするので荷物は背負ったほうが楽です。
ちなみに、オススメのバックパックについてはよく聞かれるのですが、できれば小さめ(55リットルくらい)を選ぶほうが良いです。大きいサイズだと際限なく荷物を詰めてしまうのですが、小さければ入るにもっつでなんとかしようと工夫できますので。
とはいえ、普段はキャリーバックとしてコロコロしたいな、という方はソロツーリストのスイッチバッグシリーズなら、バックパックにもキャリーバッグにもなります。
レイキャビク市内のバスは現金のみ、お釣りなし
photo by shigeki naganuma
レイキャビク市内の移動はバスが使えますが、現金のみでお釣りもありません。店舗やホテルではクレジットカードが使えるので、いずれ市内バスもとは思いますが、バスを利用するなら準備が必要です。
まとめ
冬のアイスランド旅行で気をつけるべき19のことについて、最後まで読んでいただいてありがとうございました。あまりにアイスランド旅行が魅力的だったので、他にもたくさん記事を書きました。包括した情報がインターネット上であまりなかったので、お役に立てれば嬉しいです。
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