宇宙旅行の値段は1050万円〜22億円!6社の料金を比較しました

宇宙旅行の値段は1050万円〜22億円!6社の料金を比較しました
  • 2021.05.09

SPACE WALKER(スペースウォーカー)社が2027年に有人宇宙飛行を実現するという計画を発表しました。値段は未発表なものの、スペースウォーカーと同じく宇宙旅行の実現を目指すヴァージン・ギャラクティック (Virgin Galactic) 社の金額である、$200,000(約2200万円)/人をベンチマークする、とのことでした。

宇宙旅行の値段として、2200万円が高いのか安いのかは人によると思いますが、宇宙旅行の実現に向けて、2018年8月現在での宇宙旅行各社が提供する料金や旅行プランを比較します。

 

エックスコア・エアロスペース社(XCOR Aerospace)

$95,000ドル(約1050万円)

2017年7月に全社員を解雇し、同年の11月に倒産したエックスコア・エアロスペース社ですが、リンクス(Lynx)と呼ばれるスペースシップで高度61キロに到達、約3分間の無重力を体験できる宇宙旅行を計画していました。

 

ワールド・ビュー・エンタープライズ社(World View Enterprises)

$100,000(約1100万円)

ワールド・ビュー・エンタープライズ社が提供する宇宙旅行はヘリウムガスを利用したバルーンが乗員用のフライトカプセルを高度30kmまで上昇します。

 

ヴァージン・ギャラクティック社(Virgin Galactic)

$200,000(約2200万円)

日本ではクラブツーリズムが宇宙旅行の代理店を務めるヴァージン・ギャラクティック社は、イギリスの多国籍企業「ヴァージン・グループ」会長のリチャード・ブランソンが立ち上げた宇宙旅行企業です。

提供する宇宙旅行は6人乗りの宇宙船で高度100kmに到達し、約6分間の無重力状態や宇宙から見る地球を楽しむことができます。

 

ブルーオリジン社(Blue Origin)

$200,000(約2200万円)〜 $300,000(約3300万円)

2017年に宇宙船New Shepard(ニューシェパード)をテスト打ち上げしたBlue Origin(ブルーオリジン)社は、Amazonの創業者ジェフ・ベゾス設立しました。

ヴァージン・ギャラクティックと同様に、弾丸旅行で高度100kmに達しますが、地球への帰還はスペースシップではなくパラシュート付きのカプセルを使用します。

 

スペース・アドベンチャーズ社(Space Adventures)

$20,000,000(約22億円)

世界初の宇宙旅行客としてデニス・チトー氏を国際宇宙ステーション(International Space Station / ISS)に送った宇宙旅行の総額は2000万ドル(約22億円)と言われています。

チトー氏に続いて、宇宙旅行をしたのは、マーク・シャトルワース、グレゴリー・オルセン、アニューシャ・アンサリ、チャールズ・シモニー、リチャード・ギャリオット、ギー・ラリベルテの7人で、いずれも実業家です。

スペース・アドベンチャーズが提供する宇宙旅行は、弾丸飛行による無重力体験ではなく、ロシアのロケットソユーズを使った国際宇宙ステーション滞在型の旅行です。

 

スペースX社(Space Exploration Technologies)

料金未発表

実業家のイーロン・マスク氏が設立したスペースX社が、ついに月旅行の計画を発表しました。旅行の金額や搭乗者の詳細は明かされていませんが、2019年(2018年内の実施から延期)に月を周回する宇宙旅行を実現するとのことです。

(2019年1月18日追記)搭乗者は「ZOZOTOWN」の運営会社で「スタートトゥデイ」創業社長の前澤友作氏でした。

参考:ZOZO前澤氏の月旅行は総額750億円以上か? 搭乗者最大9人の気になる「旅費」

 

宇宙旅行の値段まとめ

本記事の内容をまとめると、弾丸旅行による無重力を体験する宇宙旅行の費用は約1050万円〜3300万円。ロケットによる国際宇宙ステーション滞在型の宇宙旅行の費用は約22億円。そして、月周回旅行の料金は未発表でした。

現時点では、弾丸飛行による宇宙旅行ですら一般人には手の届かない金額ですが、宇宙関連の技術が進歩によって費用が下がることは間違いありません。宇宙旅行、早く行きたい!

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?