三重でやりたい100のこと

風車が立ち並ぶ「青山高原」をドライブする
  • 2020.01.09

名古屋を擁する愛知県と比べると圧倒的にマイナーな三重県。観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、三重県は34位。33位は滋賀県で、35位は青森県です。実は僕は三重県の四日市市に小、中、高校と8年ほど住んでいまして、三重県にゆかりのある者としては悔しい順位です。

 

そんな三重県でも人気の観光スポットとしてよく紹介されるのはこちらです。

北勢エリアは、なばなの里、鈴鹿サーキット
中南勢エリアは、伊勢神宮、鳥羽水族館
伊賀は、忍者関連の施設、赤目四十八滝
東紀州は、熊野古道、七里御浜海岸

北勢、中南勢までは全国的に知名度のある観光地が並んでいます(よね?)。伊賀、東紀州の観光地はマイナーになっていきますね。いずれにしても、三重県のグルメ、観光、自然などを網羅する形で「三重でやりたい100のこと」をご紹介します。まずは、グルメから。

 

目次

三重のグルメを味わう

伊勢志摩の海の幸を「手こね寿司」で堪能する

伊勢志摩の海の幸を「てこね寿司」で堪能する

photo by Tranpan23

三重でお寿司といえば、にぎり寿司と手こね寿司。スーパーのお弁当売り場で必ず売ってるポピュラーな手こね寿司は、カツオやマグロなどの赤身魚を醤油タレで漬けにして、大葉、ミョウガ、海苔、白ごまなどと一緒にご飯にのせたものです。

伊勢志摩の漁師飯として発展した料理なので、本場の味を食べるなら伊勢神宮近くの「すし九」へ。

■詳細情報
・名称:すし久 (すしきゅう)
・住所:三重県伊勢市宇治中之切町20
・営業時間:10:30~19:30(L.O.19:00)
・定休日:なし
・電話番号:0596-27-0229
・サイトURL:https://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24000007/

 

消費数日本一だったこともある津の「うなぎ」

消費数日本一だったこともある津の「うなぎ」

photo by Toshihiro Gamo

2005年の調査ではうなぎの消費量が日本一だった津市では、地元の人たちが通ううなぎ専門店が市内だけで約20店あります。うなぎを開いてから蒸さずにそのまま焼く関西風の調理に、こだわりのタレをつけていただきます。短い旅行なら、松坂牛とうなぎを両方食べられる「三谷うなぎ屋 高茶屋店」のうな牛丼(2250円)がオススメです。

■詳細情報
・名称:三谷うなぎ屋 高茶屋店
・住所:三重県津市高茶屋小森町1814
・営業時間:11:00~20:00
・定休日:なし
・電話番号:059-234-2482
・サイトURL:https://tabelog.com/mie/A2401/A240101/24000526/

 

「智積養水」の静水を使った日本酒を嗜む

「智積養水」の静水を使った日本酒を嗜む

photo by coniferconifer

僕が小、中、高校を過ごした三重県四日市市の名水「智積養水」は、日本の名水百選にも選ばれています。近くには智積養水の伏流水を使ったお酒を作る家族経営の酒蔵「伊藤酒造」があります。日本酒好きの方は、お土産に僕の地元のお酒「鈿女」をお買い求めください。

■詳細情報
・名称:伊藤酒造
・住所:三重県四日市市桜町110番地
・電話番号:059-326-2020
・公式サイトURL:http://www.suzukasanroku.com/index.html

 

他にも、三重のグルメを味わう方法

伊賀忍者の携帯食「かた焼き」をできたてで食べる
大日屋で名張名物の「牛汁」を食べる
伊賀牛、豚肉、山鳥、猪肉などが入ってる「忍者鍋」は伊賀ならでは
四日市のソウルフード「トンテキ」を来来憲で食べる
桑名の「焼きハマグリ」は江戸時代からのご当地グルメ
九鬼では、ちょっとグロい「鯵(アジ)のすがた寿司」がすごい
尾鷲で珍しい「マンボウの刺身」に挑戦
伊勢志摩の「鮑」は肉厚で食べ応えたっぷり
伊勢志摩のゲストハウス「たこのすけ」でたこ焼きマスターになる
四日市市の熊猫飯店で「汁なし担々麺」
赤福の夏の涼味「赤福氷」って知ってる?
毎月一日しか販売しない伊勢神宮の朔日餅(ついたちもち)
亀山名物の「味噌焼肉」を食べるなら亀八食堂
四日市市のタンブランで、「ガレット」にバニラアイスをのせて
いなべ市のMYHOUSEでジビエ料理を食べる
にんにくたっぷりの「マイアミラーメン」に要注意!
学校給食から始まった「津ぎょうざ」は食べ応えたっぷり
湯の山温泉名物「僧兵鍋」でスタミナをつける
元ダイバーがシェフをする松阪市のフレンチ「シェ・ニャック
答志島の「藤栄水産」はブランド牡蠣「桃こまち」が食べ放題
鈴鹿山麓の「茶々」で自然薯・とろろ飯
名古屋名物「カレーうどん」は菰野町の福村屋も美味しい
「霜降り松阪牛しぐれ煮」は白ご飯にぴったりのおかず
実は「松坂鶏」もあるんです。味噌だれで食べる
軽くあぶって食べる「さめのたれ」は伊勢志摩の珍味です

 

三重の穴場スポットを訪れる

真珠の販売世界一のミキモトのすべて「ミキモト真珠島

真珠の販売世界一のミキモトのすべて「ミキモト真珠島」

photo by pixta

真珠の販売シェアで世界一のミキモトが世界で初めての真珠養殖に成功した島をレジャー施設にしました。19,000個の真珠の真珠と447個のダイヤモンドで作られた姫路城や、12,541個の真珠と377個のルビー、373個のダイヤモンドで作られた地球儀など豪華な展示品が飾られ、年間で25万人の観光客が訪れる場所です。

■詳細情報
・名称:ミキモト真珠島
・住所:三重県鳥羽市鳥羽1-7-1
・電話番号:(0599)25-2028
・料金:大人1500円、子供(小・中学生)750円
・オススメの時期:
・公式サイトURL:http://www.mikimoto-pearl-museum.co.jp/

 

秘境「木津呂集落」は難易度の高いハイキングコースが続きます

秘境「木津呂集落」は難易度の高いハイキングコースが続きます

photo by pixta

山々の中にぽっかりと浮かんだ島のような「木津路集落」は熊野市紀和町にありますが、写真の光景を見るためには、和歌山県側から往復4時間のトレッキングが必要です。案内や目印がないため、自信がない方は嶋津観光協会のツアーを検討ください。

 

御在所岳を一望できる「湯の山温泉

御在所岳を一望できる「湯の山温泉」

photo by pixta

僕が住んでいた四日市市の桜花台へのアクセスは、近鉄湯の山線の桜駅でした。桜で降りずに、そのまま乗り続けると湯の山温泉駅に着きます。湯の山温泉は、2018年に開湯1300年を迎え、自然豊かな三重の奥座敷として愛されています。

 

他に、三重の穴場を観光するなら

日本サンショウウオセンターで太古の生物に触れる
松本零士がデザインした忍者ペイント列車に乗る
「勝負の神様」いちべ神社で祈願する
伊勢神宮で毎月1日の「朔日参り(ついたちまいり)」
菰野町の「僧兵祭」は火の粉と水しぶきが夜空に舞う
恋人の聖地「天空のポスト」で有名な朝熊山頂展望台
日本最後の桃源郷と呼ばれた「渡鹿野島(わたかのしま)」は廃墟
「横山展望台」はミシュラン・グリーンガイドで一つ星を獲得
本物の道具を使って、鈴鹿市の伝統工芸「伊勢型紙」を体験
漁師のいるゲストハウスが南伊勢町にあるらしい
「伊賀流忍者博物館」で全力の手裏剣投げ
あまりにも急な坂を登り吉兆を占う「多度大社の上げ馬神事」
桑名市の日本一うるさい「石取祭
絶対に落ちない奇岩「地蔵岩」で合格祈願
潮の干満で出たり消えたりする「潮仏」
女性の願いを必ず一つ叶えてくれる「神明神社の石神さん」

 

三重で自然を満喫する

紅葉に覆われる「香落渓(かおちだに)」をドライブする

紅葉に覆われる「香落渓(かおちだに)」をドライブする

photo by pixta

香落渓(かおちだに)は、三重県と奈良県の県境にあり、名張川の支流である青蓮寺川沿いに約8km続く渓谷です。一年を通して、秋の紅葉が最も美しいと言われます。時間帯は10:30~14:00頃が美しく色づきます。

 

熊野川で三反帆と呼ばれる川舟に乗る

熊野川で三反帆と呼ばれる川舟に乗る

photo by pixta

川の風を受けて進む三反帆(さんだんぼ)で、川の熊野古道として世界遺産に登録された熊野川を遊覧することができます。川が世界遺産に登録されたのは世界初で、乗り込む船は熊野川流域で唯一の川舟大工である、谷上嘉一さんの作成です。

 

白い砂と透明度が抜群の「御座白浜海岸」

白い砂と透明度が抜群の「御座白浜海岸」

photo by pixta

日本の海水浴場88選に選ばれた「御座白浜海水浴場」は白い砂、透明度の高い水質、穏やかな波が揃った海水浴場です。位置は志摩半島の先頭にあり、アクセスは伊勢自動車道「伊勢西IC」から1時間30分ほどです。

■詳細情報
・名称:御座白浜海水浴場
・住所:三重県志摩市志摩町御座
・サイトURL:https://www.jalan.net/kankou/spt_24523cb3490058713/

 

他に、三重の自然を満喫する方法

青蓮寺ダムの桜を楽しむ
真泥池(みどろいけ)でバードウォッチング
ツエノ峰から雲海を撮影する
御在所ロープウェイからは樹氷が見える
鳥羽で海女さんと一緒に素潜りする
熊野市の小又にある田んぼアートを眺める
古里海水浴場で泳いだら、古里温泉へ
津からエアポートライン(船)に乗ってセントレアまで行ってみる
「千鳥ヶ浜」から登る日の出を見る
いなべ市農業公園の見頃は4月から5月のぼたん祭
紀和町からジェット船で断崖が続く「瀞峡」へ
松坂市の「香肌峡(かはだきょう)」はライダーが集まる
鳥羽の離島「イルカ島」でさかなのつかみどり体験
日本の滝百選「布引の滝」で音もなく流れる清流を感じる
三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になった秘島「神島」
神様が作った自然の芸術「鬼ヶ城」

 

三重のおしゃれスポットを満喫する

名張市の赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)を散歩する

名張市の赤目四十八滝を散歩する

photo by pixta

「日本の滝100」「森林浴の森100選」「遊歩100選」に選ばれている赤目四十八滝は約4kmの道のりに21の滝がある渓谷です。メインとなるのは、赤目五瀑といわれている、不動滝、干手滝、布曵滝、荷担滝、琵琶滝の5ヶ所です。

 

伊勢志摩の「志摩地中海村」でヨーロッパと出会う

伊勢志摩の「志摩地中海村」でヨーロッパと出会う

photo by pixta

英虞湾を挟んで、賢島と対面する位置にある「志摩地中海村」は、地中海沿岸のヨーロッパな街並みを再現した観光スポットです。地中海村はスペインのアンダルシア地方、カスティーリャ地方、イタリアのサルジニア島をイメージした3つのゾーンに分かれていて、スペイン人デザイナーが設計しています。

■詳細情報
・名称:志摩地中海村
・住所:三重県志摩市浜島町迫子2619-1
・アクセス:伊勢自動車道玉城IC或いは伊勢西ICから車で50分
・料金:13000円〜
・サイトURL:https://www.jalan.net/yad342596/

 

風車が立ち並ぶ「青山高原」をドライブする

風車が立ち並ぶ「青山高原」をドライブする

photo by pixta

三重県伊賀市東部から津市西部に広がる青山高原は起伏がゆるやかで、頂上付近には数十基の風車が建設されています。有料道路だった高原道路が現在は無料になっていて、爽快なドライブコースとしてライダーに人気です。

 

三重のおしゃれスポット、もうちょいあります

熊野市には「青の洞窟」があります
志摩市のルピナス畑で癒される
「鈴鹿バルーンフェスティバル」は見るだけじゃなく、乗れる
高級フレンチのひらまつが「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS賢島」をオープン
伊勢市の宮川堤で1000本のソメイヨシノに包まれる

 

三重でユニークなデートをする

近鉄の「しまかぜ」で伊勢志摩へ

近鉄の「しまかぜ」で伊勢志摩へ

photo by pixta

大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅から伊勢志摩の賢島駅へ向かう特急「しまかぜ」は革張りのシートや大理石のデッキなど贅沢なリゾート鉄道です。先頭車はフレームのみを残したほぼ全面ガラス張りの展望席となっていて、しまかぜでも特に予約が取りにくい座席です。

 

菰野町の「アクアイグニス」が信じられないくらいおしゃれ

菰野町の「アクアイグニス」が信じられないくらいおしゃれ

photo by pixta

様々な美術家、デザイナー、料理人が建設に参加した複合温泉リゾート施設「アグアイグニス」はおしゃれすぎて震えます。辻口博啓のスイーツと石窯パン、奥田政行のイタリアン、笠原将弘の和食、源泉100%掛け流しの片岡温泉、離れ宿、いちごハウスなど、最高の休日を過ごすために必要なものを全部盛りにしています。

■詳細情報
・名称:アクアイグニス
・住所:三重県三重郡菰野町菰野4800-1
・アクセス:東名阪道の四日市ICより車で15分、近鉄「湯の山温泉駅」より徒歩8分
・料金:13000円〜
・サイトURL:https://www.jalan.net/yad365608/

 

夏の「なばなの里・ベゴニアガーデン」に感嘆する

夏の「なばなの里・ベゴニアガーデン」に感嘆する

photo by pixta

クリスマスのイルミネーションが有名な三重県桑名市の「なばなの里」ですが、常設でベコニア・ガーデンを楽しむこともできます。『ベコニアをご覧いただけなければ、なばなの里にお越しいただいた価値がない』と運営側が言い切るほどに、圧巻の光景を見ることができます。

■詳細情報
・名称:なばなの里
・住所:三重県桑名市長島町駒江漆畑270
・アクセス:http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/access_index.html/
・電話番号:0594-41-0787
・公式サイトURL:http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html/

 

他に、三重でデートするならこんな体験

奥伊勢フォレストピアでグランピングする
伊賀市の「モクモク手づくりファーム」でソーセージ作り体験
日本最大の「ナガシマ ジャンボ海水プール」で激流を泳ごう
桑名市の「ジャズドリーム長島」でゆったり買い物
志摩マリンランドでとにかくマンボウ
伊勢市二見町江の「シーパラダイス」で海獣たちと触れ合う
日本で唯一ジュゴンに会える「鳥羽水族館
志摩スペイン村でエスパーニャ
伊勢志摩で絶景をスカイダイビングしよう
自分の手で取り出した真珠でアクセサリーを作ろう
おふろcafe湯守座で贅沢な休日を過ごす
熊野市のレールマウンテンバイクで坑道トンネルを走る
「内宮おかげ参道」にひっそり埋め込まれたハートの石を見つける
松坂市にある1010banchiの賞味期限1時間「ミルフィーユ」を食べる
安藤食品サンプル製作所で四日市名物「トンテキ」のサンプルを作る
映画「君の名は。」で登場した組紐作り
松阪もめんの着物をレンタルして町歩き

 

三重の夜を観光する

四日市ぜんそくは「工場夜景クルージング」に生まれ変わった

四日市ぜんそくは「工場夜景クルージング」に生まれ変わった

photo by pixta

三重県四日市といえば、教科書に登場するのは高度経済成長時代の「四日市ぜんそく」でして、学校の休み時間や体育の時間でも「光化学スモッグ警報」が発令されると生徒は全員屋内に退避します。大阪から転校して来た僕にとっては、スモッグ警報という物々しさはショックでした。

『ああ、本当にここは工場の街なんだな』と実害がなくても何だかヘコんでいた頃から時が経ち、コンビナートは一般の旅行者でも楽しめる「工場夜景」へと生まれ変わりました。四日市の工場夜景クルージングは予約がなかなか取れないほど大盛況で、とても嬉しい。

 

東海道五十三次の47番目の宿場町「関宿(せきじゅく)」の街並みを歩く

東海道五十三次の47番目の宿場町「関宿(せきじゅく)」の街並みを歩く

photo by pixta

関宿(せきじゅく)は亀山市にある江戸時代から続く宿場街です。町家が200棟以上も現存する上に、観光地化もあまりされていないので、当時の雰囲気をたっぷり楽しむことができます。

 

登茂山展望台から英虞湾(あごわん)に沈む夕日を眺める

志摩市の英虞湾(あごわん)に落ちる夕陽を眺める

photo by pixta

「日本の夕日百選」に選ばれている認定されている英虞湾の夕日を見るなら、湾の東側に位置する「ともやま公園」の中にある「登茂山展望台」がオススメです。点在する小さな島々が黄昏に染め上がる絶景を楽しめます。

 

他に、三重の夜を楽しむ方法

「四日市港ポートビル」から輝くコンビナートを見下ろす
幻想的な夜を楽しむなら「丸山千枚田の虫おくり」
英虞湾遊覧船「エスペランサ」で星空観賞
メナード青山リゾートは数百匹のホタルが光の舞を踊る
熊野大花火大会で花開く「鬼ヶ城大仕掛」に圧倒される
桑名市多度町で開催される「多度大社のちょうちん祭」

 

今回の記事は以上です。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。100個並べたやりたいことのうち、1つでもビビッときたものがあれば書き上げたかいがあります。ぜひ、三重県へお越しください!

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?