こんばんは、るいす(@NY_ruisu)です。毎日エデュケーション様の『毎日留学ナビ』にニューヨーク留学時代のエッセイを掲載していただきました。
photo by Celso FLORES
テーマは、「僕の留学失敗談」コラムはこちらからご覧いただけます。
>>連載コラム「僕の留学失敗談」毎日留学ナビ
本記事は連載コラムを元に、内容を追記しています。成功談は人それぞれですが、失敗談は共通しているように思えたので、これから留学に行かれる方のご参考になれば幸いです。
第一回「グループワークについていけない」
photo Les Roches International School of Hotel Management
僕は交換留学で、NYにあるManhattanville Collegeに1年間留学しました。交換留学=他の生徒と同じ扱いなので、初日からオリエンテーションに参加し、次週からは早速授業です。
少人数授業を売りにしている大学なので、1講座当たりの人数は10人~20人程度です。初回の授業では、教授が早速「学期末にfinal projectの発表があるから、2,3人でチームを組んでね」と発表します。
日本でなら近くの人とチームを組んで、「一緒にクラスで一番良いもの作ろう!」なんて言ってた僕ですが、縮こまりすぎて誰にも声が掛けられません。
教授の話を聞き取ることに必死だった当時、数人のグループで発表内容を相談していくことはかなり難しかったです。また、聞き取りと同様に友人たちと文化や考え方のバックグラウンドが異なったことも意思疎通を妨げる原因でした。
流行のドラマ、かっこいいブランド、好きな芸能人などグループメンバーの雑談と共に話が進むため、オロオロしながら「それは授業の話?」と聞き返していました。MBAや社会人留学でも同じようなことは起こるのではないかと思います。
photo by Tulane Public Relations
対策としては、教科書や授業の内容は誰よりも理解した上で、メンバーの言わんとしていることや議論の方向性を掴みとるようにしました。特に、どうすれば良い発表になるのかという点に関して臆せず意見を伝えることが最も大切です。
多くの学生は高い学費を支払うために、有利子・無利子に関わらず奨学金をもらっているケースが多いです。大学の成績が上がれば、より高額で有利な奨学金を受け取ることができるため、日本の学生よりも授業の評価を気にします。そのため、自身のプレゼンテーションをより良くするアイデアは、誰のものでも歓迎です。こちらの英語が多少拙くともきちんと聞いてくれます。
日本人としての強みを活かすグループワーク
グループワークに慣れてからは、よりグループに貢献するために2つのことを実践しました。1つは「参考文献、事例の調査は誰よりも多く実施すること」2つ目は「本番用のプレゼンテーションスライドは必ず自分が作ること」です。
英語の参考文献や事例調査は嘘をつかない
日本の大学授業では考えられないほど、アメリカの授業では参考文献や事例の調査を求められます。また、文献の引用方法なども非常に細かくルールがあり、間違いがあると減点、最悪の場合盗作と見なされる場合もあるので、注意しましょう。不安な場合は、スチューデントサポーターや親切な教授に提出前に見せましょう。
地味で、面倒で、疲れる調査こそ、出番です。時間をいくらでもかけられますし、多くの事例に基づいた発言は自然と洗練された内容になります。
本番用スライドは力を入れて創る
発表なれしたアメリカの大学生と言えども、プレゼンのスライドや構成はあまり上手くない場合もあります。発表の内容をコンパクトにまとめ、見る人を飽きさせないスライド作りを率先して進めましょう。また、発表の際にもスライド作成担当が自然と発表者として選ばれる可能性があります。グループの期待に応えるために十分練習しましょう。
当初は辛くて、ビクビクしながら取り組んだグループワークですが、二学期目からはポイントを覚えたたため、ずっと楽に進めることができました。皆さんも自分なりのグループワークの進め方を見つけて、楽しくやりがいのある留学生活をお過ごしください。ご質問があれば、コンタクトフォームからどうぞ。
第二回以降のテーマはこちらになります
第二回「ストレスで頭が痛くなる」
第三回「ダンスパーティーについていけない」
第四回「宿題の量についていけない」
第五回「冬休みの予定が埋まらない」
第六回「留学を充実させるための4つの心得」
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