大学生が1年間の世界一周で変わったこと、変わらなかったこと

大学生が1年間の世界一周で変わったこと、変わらなかったこと
  • 2018.11.20

今回は僕の人生を変えた世界一周を振り返ろうと思います。これまでに世界一周は二度経験していて、一度目は大学生の時、二度目はTABIPPOを起業した時(社会人4年目)でした。やはり、一度目の方が人生を変えるインパクトは大きかったです。まずは、どんな世界一周だったかの説明から始めます。

 

世界一周の概要

前田塁カバー
大学3年生夏〜大学4年生夏まで1年間世界一周をしていました。9ヶ月間はNYで留学、3ヶ月かけて旅をするという当時では変則的なプランでした。留学先で就職活動も行い、運良く内定をもらうことができました。

訪問先は18カ国。子供の頃から気になっていた場所や、旅人から教わった面白そうな場所を選んで進みました。留学→世界一周することが大きなテーマだったので、他にテーマやルールは持たずのんびりと旅できたと思います。

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世界一周をして変わった5つのこと

自分に自信が持てるようになった

勉強もスポーツも秀でている訳ではないし、導かれる方向に何となく進んできました。そんな中で初めて自分で選び、達成できたことが世界一周でした。

 

周りの人に自分を覚えてもらえるようになった

それまでは自分を示すものが何もありませんでしたが、帰国後は「世界一周の人」として覚えてもらえるようになりました。生まれながらの目立ちたがり屋なので、率直に嬉しかったことを覚えています。

 

英語が話せるようになった

世界一周前は日常会話も満足に話せませんでしたが、1年間じっくりと海外にいたおかげで会話には不自由しなくなりました。ただし、ビジネスレベルにはまだ不十分です。契約書等の公的な文章の理解にも時間がかかります。

 

人生を通じてやりたいことができた

世界一周を経験するまでは、夢中になれるものが特にありませんでした。しかし、海外で新しい文化や景色に触れるうちに、人生をかけてもっとたくさんの場所へ訪れてみたい!と思うようになりました。

 

はじめての仲間ができた

同じ体験をして、帰国後も同じ志を持つ仲間ができました。世界一周に行かなければ一生出会うことのなかった仲間と出会い、今でも関係が続いていることは驚きの体験です。

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世界一周をしても変わらなかった3つのこと

価値観は変わらなかった

自分が大切にしているものや価値観などは旅を通して変わることはありませんでした。

 

自分の実力はやっぱり変わらなかった

旅を通して様々な経験をできましたが、自分の実力は変わっていませんでした。帰国後は「やりたいこと」と「できること」の差に呆然としたこともあります。

 

家族の優しさは変わらなかった

帰国後も変わらず家族とは良い関係を続けています。ただ、旅中のブログやTwitterを読むために母親がインターネットにとても強くなりました。

 

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世界一周をしたい方へ!世界一周を実現するためのアドバイス

世界一周したい!という想いを伝える

自分の想いを伝えることで、想像以上の人達が応援してくれます。世界一周の経験者や役に立ちそうな情報を教えてくれる人達もたくさんいます。

 

自分の旅を具体的にする

いつから旅に行きたいのか。どのような経験をしたいのか。どのような人々に出会いたいのか。
自分の旅を具体的にすることで、あなたは出発へ加速します。

 

仲間やサポーターを見つける

同じ想いを持つ仲間やあなたの旅を支援してくれる人を見つけることで、旅への道のりはさらに楽しくなります。もし、旅の仲間を見つけたければTABIPPOが運営する旅大学や学生向けの旅フェス「Backpack FESTA」に参加するのが確実です。地道な活動を7年間続けた結果、日本最大の旅コミュニティになりました。

 

まとめ

今回の記事をまとめると、このようになります。

世界一周をして変わったこと
・自分に自信が持てるようになった
・周りの人に自分を覚えてもらえるようになった
・英語が話せるようになった
・人生を通じてやりたいことができた
・はじめての仲間ができた

世界一周をしても変わらなかったこと
・価値観は変わらなかった
・自分の実力はやっぱり変わらなかった
・家族の優しさは変わらなかった

 

面白かったのは、世界一周をしても自分の芯にある価値観は変わりませんでしたし、急に何かすごいことができるようにはならなかったことです。実は人生観が180度変わって、スーパーマンのようになって帰ってくるかも!と期待していた部分もありましたが、実現しませんでした。世界一周を経験した友人も、やりたかったことを実現できた成功体験が得られたのが大きかったと話す人が多いです。

振り返ってみると、世界一周はゴールではなく、スタートだったということです。世界一周自体も充実した贅沢な時間でしたが、帰国後の方がもっと楽しいですよ。

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