冬のアイスランドをレンタカーで旅するなら知るべき15のこと

除雪車に追い越される時は、左車線へ(普段は右車線)

      2019/03/14

2019年の1月にオーロラと氷の洞窟をメインの目的地に、TABIPPOチームで冬季のアイスランドを11日間旅してきました。オーロラは偶然にも首都のレイキャビクから見ることができましたが、氷の洞窟に訪れるのはピックアップ付きツアーかレンタカーで集合場所に向かいそこからツアーに参加する必要があります。

他にも、アイスランド旅行でぜひ見て欲しい氷の洞窟やセリャントスフォス、ダイヤモンドビーチなどはレンタカー必須です。僕たちもレンタカーを借りるときに確認されましたが、冬季のアイスランドをレンタカーで旅行する場合、気をつけるべきことがあります。経験談としてまとめたので、出発前に読んでおいていただけると役に立つはずです。

 

なお、レンタカーの検索や値段の比較はGuide to Icelandで検索するのが確実です。僕たちも利用して、BLUE CAR RENTALにお世話になりました。
» アイスランドのレンタカーについて調べる

旅行の様子については、Twitterのハッシュタグ「#ぜんぶアイスランドのせいだ」にたくさんの写真をアップしてますので、ご覧いただけたら嬉しいです。

 

アイスランド旅行のルート

ざっくりとまとめると、今回はアイスランドの首都レイキャビクを中心に東西にレンタカーを走らせました。総走行距離は1300km。東京-大阪間が約500kmなので、東京-大阪を1往復と半分くらいの距離です。

アイスランド旅行の概要について、別記事に詳しくまとめたので、そちらをご覧ください。
» 冬のアイスランド旅行でよく聞かれる16のこと【費用・日数・ルート】

 

アイスランド旅行の日程

1/15 深夜にレイキャビク到着(レイキャビク泊)
1/16 買い出しと各種申し込みなど(レイキャビク泊)
1/17 ブルーラグーン観光・レンタカー練習(レイキャビク泊)★レンタカー
1/18 レイキャビク周辺観光(レイキャビク泊)
1/19 レイキャビク観光(レイキャビク泊)
1/20 南アイスランドの観光(ヴィーク泊)★レンタカー
1/21 Hofへ移動(Hof泊)★レンタカー
1/22 氷の洞窟ツアー(Hof泊)★レンタカー
1/23 氷河ハイキング&Seljalandsfossの滝を観光(周辺で宿泊)★レンタカー
1/24 ゴールデンサークル観光(サークル周辺泊)★レンタカー
1/25 スナイフェルスネス半島(半島泊)★レンタカー
1/26 移動日(レイキャビク泊)★レンタカー
1/27 日本へ出発 ★レンタカー

アイスランド旅行の全日程は上記の通りでした。★レンタカーと書いてある部分がレンタカー移動をした日です。合計すると9日間。旅程の前半はレイキャビクに滞在して、後半でレンタカーを使って一気に島内を巡るという考え方でした。

日程を振り返ってみると、前半と後半を逆にしても良かったですが、氷の洞窟と氷河ハイキングや南アイスランドとゴールデンサークルは近くにあるので、まとめてレンタカーで行った方が効率的なのは間違いないです。

それでは、アイスランド旅行のルートと日程を紹介したところで、アイスランドを冬のレンタカーで旅するなら知っておくべき15のことを解説していきます。

 

冬季のアイスランドの道はこんな感じです

動画を見ていただいたら分かるように、除雪されていない、または前日に雪が降った場合、アイスランドの道は真っ白です。ちなみに、この道は首都のレイキャビクからゴールデンサークルと呼ばれるメジャー観光スポットの「シンクヴェリトル」に向かう道です。

最も長く走ることになる国道1号線については、交通量も比較的多く除雪もされていますが、少し内側(1号線はアイスランドの外周)に入るとこんな感じです。スリップして側道に落ちてる車を何台も見かけたので、今回紹介する内容を踏まえてご安全な旅を過ごしてください!本当に。

 

4WDでスタッドレスの車を借りるべき

4WDでスタッドレスの車を借りるべき

photo by shigeki naganuma

冬のアイスランドで車を運転する場合は雪道に注意です。おそらく、冬に借りることができるすべてのレンタカーがそうだと思いますが、4WDでスタッドレスの車を借りるべきです。

 

マニュアル車・オートマ車は確認を

アイスランドのレンタカーはマニュアル車、オートマ車のどちらもレンタルできるので、自分が運転できる車かどうか確認しましょう。なお、借りる際には国際免許証、または日本の免許証+プロの翻訳者の認証付きの資料が必要です。

アルファベットで書いてあるアメリカやヨーロッパで発行された運転免許証なら国際免許証は不要です。

 

運転は雪道に慣れている人を

運転は雪道に慣れている人を

photo by shigeki naganuma

アイスランドをレンタカーで旅する場合、ぐるっとアイスランド島内をつなぐHighway no.1(別名 Ring Road)をメインに走ることになります。

ハイウェイ1番は舗装されてますし、除雪もされています。しかし、天候によっては除雪が間に合っていない場合や、建物の陰になっている部分は雪が残っています。ハイウェイ1番以外の道は、例えばシンクヴェトリル国立公園、ゲイシールの間欠泉、グトルフォスの滝のゴールデンサークルに向かう場合は、30番、35番、36番道路を通ることになります。

僕たちがゴールデンサークルを訪れた1月中旬は、日中に急激に吹雪いたために雪にハンドルを取られ、徐行しながら走ることが何度かありました。くれぐれも、冬のアイスランドを運転する際は、雪道に慣れている人にお願いしましょう。

 

除雪車に追い越される時は、左車線へ(普段は右車線)

除雪車に追い越される時は、左車線へ(普段は右車線)

photo by ruimaeda

アイスランドの主要道路や道路番号が二桁の道路は行き来する除雪車をよく見かけました。アイスランドは右側通行、左ハンドルなので、日本とは逆でアメリカと同じです。

除雪車はマッドマックス 怒りのデス・ロードに登場しそうな威容を誇ります。正面の雪を受けて右側(右側通行なので)に流し込む形状なので、後ろから巨大な除雪車に迫られると恐怖感がすごいです。

何度か除雪車にクラクションを鳴らされて怖い思いをして、ようやく分かったことは除雪車は右側に除雪するスロープ部分が伸びているので、左側からの追い越しができない、ということです。右側に寄ってハザード点けても全然抜いてくれず、思い切って左車線(対向車線)に寄ったら抜いてくれました。

除雪車に追い越されるときは、左車線へ。

 

夜間の運転はできるだけ避ける

夜間の運転はできるだけ避ける

photo by shigeki naganuma

海外で運転する基本ではありますが、特に冬のアイスランドは夜間の見通しが悪く、交通量が減るので、避けるべきです。偶然かもしれませんが、僕たちがアイスランドを旅した1月中旬ごろは、朝は晴れ、昼から曇りだし、夕方から雪という日が多かったです。

アイスランドの道路は主要幹線道路であっても、日本のように街灯がないので吹雪くと2-3mほど先までしか見えなくなります。頼りになるのは道の両側にある黄色い反射ポールと、他の車のバックライトです。それらも雪の降りかたによっては見えなくなるので、夜間の運転を避けられる旅程を組みましょう。

 

道番号が3桁以上の道に注意

道番号が3桁以上の道に注意

photo by ruimaeda

アイスランドは幹線道路に1桁の番号、幹線道路よりは利用者が少ないが主要な道路には2桁の番号、主要道路から町村への経路となる道や内陸部の山道、アイスランド北西部や北部の岬周辺の道路には3桁の番号が付いています。

道路番号の桁が大きくなるほどに利用者が少ない道路なので、砂利道や雪道、細い道となります。首都レイキャビクからゴールデンサークルに向かうルートも、近道をしようとすると3桁番号の道路をちょこちょこ通ることになります。

3桁番号の道は通れないという訳ではありませんが、運転に自信がなかったり天候が不安定な場合は、迂回してでも2桁以下の道の方が良いかもしれません。

 

馬の大移動に注意

南アイスランドから、首都レイキャビクに向かう道。16時過ぎぐらい。そろそろホテルにチェックインしようと車を走らせていたら、急に渋滞に遭遇しました。人口が35万人しかいないアイスランドですので、渋滞なんてありません。何だろう?と思っていると30頭以上の馬が道路全面に広がって僕たちと同じ方向に向かって走っています。

渋滞の中に先頭集団にはパトカーも走っていて、もしかしたら馬たちを誘導していたのかもしれません。ただ、何か特別なことはしていなかったです。途中で停車して、僕たちの車に先に行くように促しました。もしかしたら、後続車に向けて道を一時的に閉鎖していたのかもしれません。

馬に囲まれながら車を走らせるのはビビることでして、車の四方を馬が走っているために停車することもできません。馬のスピードに合わせて、走り続けるしかない。前方を空けてくれれば抜いていきますが、そんな思いが野生の馬に通じるはずもなく。10〜15分くらいは馬と一緒に走って、ようやくできた隙に馬の集団を抜けられました。

何のための移動だったのか?野生の馬なのか?よくあることなのか?詳細は分かりません。

 

ガソリンスタンド注意

アイスランドに限らず海外レンタカーあるある(アメリカ横断も同じ)ですが、首都レイキャビク郊外になるとガソリンスタンドがかなり減ります。100キロから200キロに1軒くらい。Google Mapで「gas station」などと検索すれば、営業中のガソリンスタンドを検索できるので、ゆとりを持って給油してください。

なお、僻地に行くほど無人のガソリンスタンドが増えますが、クレジットカードしか使えない場合があるので、こちらも合わせて注意です。

 

トンネルの温暖差に注意

アイスランド旅行で一番死にかけたのが、レイキャビク方面から西アイスランド方面へ向かう時に通った「Hvalfjörður tunnel (アイスランド語でHvalfjarðargöng=鯨のフィヨルドのトンネル)」でした。メンバーにとって初めての体験でしたが、トンネルに入った瞬間にフロントガラスが真っ白に曇り、前が全く見えなくなりました。外気と車内の温度差によって曇るアレです。

ただ、いつもと違うのはフロントガラスをこすっても、室内の温度を下げても曇りが減りません。実は車内ではなく、外が曇っていたのです。理屈としては、トンネルの中が比較的暖かく、車内がそこそこ冷えていたために、逆の現象が起こっていたということでした。

その時はいきなり目の前が真っ白になって、対向車がいつ来るか分からない状態だったので騒然となりましたが、ドライバーをしていたロイの機転でワイパーを動かしてことなきを得ました。

 

車のバッテリーに注意

レンタカーで旅したの?運転は大丈夫だった?

photo by shigeki nagnauma

冬季旅行の基本なのでアイスランドに限ったことではありませんが、気温が低いので車のバッテリーがすぐに上がってしまいます。アイスランドならではの注意としては、主要道路以外は車の通りがかなり少なくなるので、助けてくれる車がほとんど通らないかもしれません。

 

photo by ruimaeda

photo by ruimaeda

なお、極一部のエリアを除いて電波は入りましたので、スマホで助けを呼ぶことはできます。なお、SIMカードは空港か、ショッピングモールなどに入っているキャリアショップで買えます。僕の場合はレイキャビクの大型ショッピングモール「Kringlan」の中に入っているSíminnで購入。確か、1ヶ月50GBまで使えて4000円くらいでした。

 

カメラのバッテリーも注意

外気温が低いので、カメラのバッテリーが通常よりもずっと早く減っていきます。特に一眼レフカメラではなく、Sony α7のようなミラーレスのフルサイズカメラの場合は予備バッテリーが必要なこともあります。特に、夜にオーロラを撮る場合はゴリゴリと充電がなくなるので注意です。

 

雪にタイヤを取られても急ブレーキを踏まない

雪にタイヤを取られても急ブレーキを踏まない

photo by shigeki naganuma

アイスランドの人は雪道の運転に慣れているはずですが、それでもスリップしている車を多く見かけました。ハイウェイ1番のような主要道路は車道が盛り上がっていて、左右が落ち込んでいます。雪がフカフカなので、車道からスリップして滑り落ちても車が大破することは無さそうでしたが、場所によってはすぐそばに進入禁止の柵があってぶつかる危険もあります。

雪にタイヤを取られてスリップした場合は、焦ったハンドル操作や急ブレーキなどの急操作で立て直そうとしないことが大切です。

 

レンタルを空港ですると、お得で便利

主要なレンタカーショップは空港や街中に店舗があります。物価の高いアイスランドでは、ケプラヴィーク国際空港からレイキャビクまでのシャトルバスが1人あたり片道で約2800円なので、空港で車をレンタルした方がお得です。当然ですが、返却も空港近くの店舗で出来ます。

なお、レイキャビクで車をレンタルする場合は、宿泊場所の近くまでピックアップのサービスがあるので活用しましょう。

 

ルーフが開く車だとより楽しい

偶然でしたが、レンタルした車が天井に窓があるタイプでした。アイスランドの魅力は大自然ですので、真っ白な大地を走り抜ける様子をルーフトップから写真撮ったり撮影できたのは、とても楽しかったです。Twitterにルーフトップから撮影した動画を掲載していますので、20秒くらいですが雰囲気は伝わると思うので、ご覧ください。ニョキって、車の上に出てます。

 

まとめ

今回の記事は以上です。男4人の冬季アイスランド旅行「#ぜんぶアイスランドのせいだ」の振り返りとして、「冬のアイスランド旅行でよく聞かれる16のこと」の記事には、ルートや予算、主要な観光地などの情報を執筆したので、ぜひ本記事と合わせて読んでください。

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