カリブ諸国を旅行することになって分かりましたが、カリブの情報って日本語だとほぼゼロです。ガイドブックもありません(キューバはある)。そこで、僕が21日間のカリブ海クルーズで訪れた、カリブ諸国の様子をスケジュールに沿って写真と共に紹介します。
- 1 カリブ海クルーズの概要
- 2 乗船したクルーズ船
- 3 クルーズ用に買ったもの
- 4 12/22:フロリダからクルーズに乗船(Fort Lauderdale, Florida)
- 5 12/23:海上(At Sea, Atlantic Ocean)
- 6 12/24:海上(At Sea, Caribbean Sea)
- 7 12/25:セントマーチン(Phillipsburg, Saint Maarten)
- 8 12/26:マルティニーク(Fort-de-France, Martinique)
- 9 12/27:バルバドス(Bridgetown, Barbados)
- 10 12/28:セントビンセント及びグレナディーン諸島(Kingstown, Saint Vincent and the Grenadines)
- 11 12/29:ドミニカ国(Roseau, Dominica)
- 12 12/30:ヴァージン諸島(Charlotte Amalie, St. Thomas, Virgin islands, U.S.)
- 13 12/31:海上(At Sea, Caribbean Sea)
- 14 1/1:バハマ(Half Moon Cay, Bahamas)
- 15 1/2:フォートローダーデールに一時帰港(Fort Lauderdale. FL)
- 16 1/3:バハマ(Half Moon Cay, Bahamas)
- 17 1/4:タークス・カイコス諸島(Grand Turk, Turks and Caicos Islands)
- 18 1/5:ドミニカ共和国(Amber Cove, Dominican Republic)
- 19 1/6:海上(At Sea, Caribbean Sea)
- 20 1/7:ボネール(Kralendijk, Bonaire)
- 21 1/8:キュラソー(Willemstad, Curacao)
- 22 1/9:アルバ(Oranjestad, Aruba)
- 23 1/10:海上(At Sea, Caribbean Sea)
- 24 1/11:海上(At Sea, Caribbean Sea)
- 25 1/12:フォートローダーデールに帰港(Fort Lauderdale. FL)
カリブ海クルーズの概要
クルーズ会社ごとに様々なルートがあるカリブ海クルージングですが、僕が参加したのはカリブ海を2周する22日間のプランです。
旅行日数 | 21泊22日 |
旅行時期 | 2019年12月22日から2020年1月12日 |
訪れた島の数 | 15 |
クルーズ費用 | 44.5万円 |
出発地 | フォート・ローダーデール(マイアミ) |
到着地 | フォート・ローダーデール(マイアミ) |
乗船したクルーズ船
クルーズ会社 | ホーランド・アメリカ(Holland America) |
船名 | コーニングスダム(ms Koningsdam) |
就航 | 2016年4月 |
乗客定員 | 2,650名 |
全長 | 297メートル |
全幅 | 35メートル |
今回の旅で乗船しているクルーズ船はこちらの「コーニングスダム」。2016年に就航した新しい船です。実は、近い日程でカリブ海へ向かうクルーズ船がもう一隻ありましたが、値段と新しさの点で「コーニングスダム」を選びました。
クルーズ用に買ったもの
約3週間のクルーズ旅行だったので、いつもならバックパックやリュックサックですが、今回はスーツケースです。大容量のスーツケースは持っていなかったので、DELSEY(デルセー)のシャトレというシリーズのLサイズ(121リットル)を用意しました。
いつもの海外旅行グッズや衣服に加えて、パーティー用のスーツや靴などクルーズならではの持ち物も多かったので、121リットルでちょうどよかったです。
写真だとパンパンに入っているように見えますが、お土産や現地で買ったものを入れる余裕はまだありましたので、とりあえずDELSEYのLサイズにしておけば女性でも問題ないです。
ちなみに、最後にスーツケースを使った旅行をしたのが、10年前のニューヨーク留学の時だったので、スーツケースがめちゃくちゃ進化していてびっくりしました。
勝手に動かないようにキャスター(車輪)を固定するストッパーや防水・防犯のための二重ファスナーなど。僕が10年前はチープなスーツケースを使っていたのかもしれませんが、そもそもスーツケースってオシャレなイメージなかったのですが、バックパッカーを続けているうちに良いものがたくさん発売されてたみたいです。
12/22:フロリダからクルーズに乗船(Fort Lauderdale, Florida)
乗船予定の時間より2時間前から案内が始まりました。呼ばれた順に乗船します。
飛行機のようにカウンターでパスポートを出して、チェックインします。
荷物検査もあります。飲み物は持ち込めました。飛行機と比べたら、ぜんぜん厳しくない。
スーツケースはベッドの下の収納スペースにスルッと入れることができます。クルーズ船は動くホテルなので、大きめのスーツケースでも楽勝です。この辺りは普段のバックパッカー旅行と全然違って新鮮でした。
初日なので、避難訓練がありました。大ホールにすべての乗客が集まります。
クルーズ船内にあるプール。この後、めちゃくちゃよく行く。
カジノもありました。一度も遊ばなかった。
12/23:海上(At Sea, Atlantic Ocean)
食事はビュッフェスタイルか、レストランスタイルで選べます。
ランチはバーガーショップ「DIVE IN」です。スペシャリティー以外の食事はすべて、乗船費用に含まれています。
ただ、ソーダは有料なので、ソーダ類が飲み放題になるボトルを買いました。ちなみに、お水やアイスティー、コーヒーなどは無料です。
いまここです。カリブ海の東部は遠いですね。ほぼ南米。
クリスマスクルーズなので、ツリーが設置されていました。
有料オプションで予約した翌日のクリスマスディナーについてのお知らせが届いていました。丁寧です。
12/24:海上(At Sea, Caribbean Sea)
海の上だと、運動不足だ!と気合を入れてジムに行ったら酔いました。平気そうな人たちもたくさんいたので個人差が大きいと思います。
日中は仕事したり、ゆっくりしたりして、夜はクリスマスディナーです。
クリスマスイブは「Gala Night(ガラ ナイト)」と呼ばれるフォーマルデイだったので、男性はタキシードかダークスーツ、女性はドレスです。
料理はコースになっていて、前菜、メイン、デザートの三品を選んで注文します。外国人向けの量なので、日本人にはちょっと多いかも。
12/25:セントマーチン(Phillipsburg, Saint Maarten)
船に二日半揺られて、やっとセント・マーチンに着いたー!わざわざ降り口にレッドカーペットを敷いてくれる気配り。
クルーズ旅行で初めての訪問地はセントマーチン島です。北部がフランス領・南部がオランダ領と分割されていますが、有名なマホビーチがあるのは南部です。
セントマーチンに限らない話で、主要な場所への移動は心配いらないです。クルーズを降りたら徒歩圏内に必ずタクシー乗り場があるので、行き先を伝えればOK。
移動費を抑えたい場合は乗合バスを探しますが、日本語の情報がほぼゼロで、英語でリサーチが必要なのがちょっと大変です。
セントマーチン西部にあるマホビーチは、すぐそばに空港の滑走路があり、飛行機がビーチの前上を通って着陸します。超迫力な光景はTVでもよく取り上げられる絶景です。
マホビーチに行ってみてわかったことは「ジョット噴射が半端ない」ってことです。実際に吹き飛ばされるまで看板の意味がわかっていませんでしたが、着陸より離陸の方が危険です。ここテレビではやらないので、ぜひ実体験すると良い思い出話になります。
食事はカリブ海名物のジャークチキン。「あんまり辛くしないでね?」って店員さんに伝えたら、「辛くないジャークチキンなんてない!」とゴリ押しされましたが、辛いままでよかったです。汗をかきながら食べるのがジャークチキン。
12/26:マルティニーク(Fort-de-France, Martinique)
カリブ海クルーズ2つ目の寄港地はカリブ海東部にあるマルティニークでした。
クリスマスはすでに終わっていますが、街中にはまだクリスマスツリーやプレゼントの装飾が残っていて、引き続きハッピーな雰囲気でした。アメリカだと、クリスマス当日が終わったら一気に片付けるのが主流っぽいですが、カリブ諸国はその辺りゆるくて、1月になっても
マルティニークの首都フォート・デ・フランスの中心部にあった市場に寄ったら、観光客向けのお土産がたくさん売ってました。カリブ海の布はビビッドな色使いで可愛いですね。
12/27:バルバドス(Bridgetown, Barbados)
カリブ海クルーズ3島目となるバルバドスは、海の色がとても幻想的でした。おじさんのポロシャツもバルバドス色。
バルバドスは停泊する港から首都まで距離があるので、タクシー移動がメインですが、首都と反対側に行くとローカルなビーチがありました。
そもそも、バルバドスのことが書いてある日本語のガイドブックはないので、ガイドブックでローカルビーチは見つけることはできなかったわけですが、自分の足で素敵な場所を見つけられると旅人としての充足感が満たされます。
クルーズ船内で観られるバルバドスの観光動画で紹介されていた、アメリカのスター歌手「リアーナ」の実家です。もちろん現在はリアーナは住んでおらず、モニュメントのような扱いです。
バルバドスでは偶然の出会いがもう一件。バルバドスの首都キングスタウンの中心地で見つけた「アガペー・チョコレートファクトリー」で食べたアーモンドアイスが美味でした。
こちら。カリブ海で食べた美味しかったものベスト3にも入るほど、美味しかったです。次に出会えるのはいつだろう。また食べたいです。
クリスマスから年末年始にかけて、21日間のカリブ海クルーズで世界が憧れるカリブ海を満喫してきました。今回のクルーズ旅行で訪れることができたのは、13の島々です。セントマーチン、マルティニーク、バルバドス、セントビンセント及びグレナディー[…]
キングスタウンの川沿いはヨーロッパ調の港町になっていて、オシャレなウォーターフロントカフェで休憩できます。
12/28:セントビンセント及びグレナディーン諸島(Kingstown, Saint Vincent and the Grenadines)
- グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(27文字)
- 朝鮮民主主義人民共和国(22文字)
長い国名として有名なイギリスと北朝鮮に並んで、名前が長いセントビンセント及びグレナディーン諸島(22文字)が本日の寄港地です。ちなみに、スリランカの正式名称「スリランカ民主社会主義共和国」も(22文字)でした。知らなかった。
セントビンセントは街をブラブラ観光するだけのつもりでしたが、勧誘をしていたツアーガイドさんがとてもいい感じだったので、現地ツアーに飛び込みで参加しました。
ガイドさんと合うかどうかはツアーを楽しむにあたってとても大切なので、直感を信じてます。結果として予定時間を2時間超えて色々な所に連れて行ってくれたので、満喫できました。
カリブ海の島はサンゴ礁ベースか、火山ベースかで植生が違っていて、セントビンセントのように火山ベースの島は自然が豊かです。
セントビンセントの中でも有数の観光地だったパイレーツオブカリビアンのロケ地は2017年のハリケーン「イルマ」の被害で壊滅していました。
パイレーツオブカリビアンの第1作目で、エリザベスやウィルが住んでた街「ポート・ロイヤル」(ジャック・スパロウが到着した街でもあります)のセットがあると聞いていたので、とても楽しみにしていましたが、残念です。
12/29:ドミニカ国(Roseau, Dominica)
12月29日の寄港地はドミニカ国でした。カリブ海には「ドミニカ」という名前の国が2つあって、日本語ではドミニカ国とドミニカ共和国と区別しています。野球大国でメジャーリーグでも多くの選手が活躍しているのはドミニカ共和国の方で、別の国です。
ドミニカ国の由来はスペイン人が入植した日が偶然「安息日(日曜日)」だったので、安息日を意味するスペイン語の「dia dominico」からつけられたそうです。
そして、ドミニカ国に到着したのも日曜日。船内放送で「今日は日曜日だからショップやレストランはほとんど空いてないと思うよ。ごめんね!」と謝りが入ったくらい、街は静かでした。
見るもの、行くことろが本当に何もない場合は、地元のスーパーマーケットに行くことをオススメします。街の中心部にあるスーパーなら1軒くらいは空いてますので、現地の食材や総菜やお菓子を買い食いすると少しローカルに溶け込めた気がして楽しいです。
なお、クルーズ船へのアルコールの持ち込みは、量や本数に応じて持ち込み料がかかるので、事前に確認しておくと安心です。カリブ海の定番土産といえば「ラム酒」ですが、これらにも料金がかかりました。
12/30:ヴァージン諸島(Charlotte Amalie, St. Thomas, Virgin islands, U.S.)
いよいよ年末ですね。12月30日はアメリカ領ヴァージン諸島にいました。カリブ諸国は欧米諸国の植民地だった歴史があり、現在でも独立せずに海外領土や自治領のままとなっている場所が多くあります。
海外領土あるあるですが、ヴァージン諸島はアメリカ本土とは税制が異なり、観光客向けの免税店が多く並んでいます。ブランド品や宝石を扱う店が多いですが、特にダイヤモンドが有名です。
ヴァージン諸島にアメリカ資本がたくさん入っているからか、他のカリブ諸国に比べてリッチな印象でした。代表的なお酒はやはりラム酒なので、ラム酒を使ったモヒートやピニャコラーダなどのカクテルを楽しむ白人旅行客が多かったです。
ちなみに僕はお酒を全く飲めないのですが、欧米では健康上の理由からお酒を飲まない人たちが増えているので、観光客向けのバーやレストランだと「モクテル」と呼ばれるアルコールが入っていないカクテルを注文できることもあります。
お酒を飲めないのと、飲まないのは全然違うので、僕も体質さえ許せばお酒を交わしたいですが、モクテルがあるだけでも助かります。
クリスマスから年末年始にかけてのカリブ諸国の天気は毎日晴れ。夕方ごろにスコールが降ることもありますが、30分ほどで止むので旅行しやすい気候です。そもそも、年間を通して雨がほとんど降らないため、海水を真水にろ過する工場などの設備を揃えている国もあります。
快晴のカリブ海は海の色がとても綺麗に写るので、楽しいですね。
12/31:海上(At Sea, Caribbean Sea)
いよいよ、12月31日です!2020年はカリブ海の洋上で迎えることになりました。朝からプールサイドにて特設ステージの準備が進んでいます。
普段はクルーズ料金に含まれているビュッフェスタイルの食事を中心にしていますが、せっかく大晦日だしということでシーフード中心のスペシャルディナーへ。
これ、前菜なんですよ。
ディナーから戻ってきたら、公式のカウンドダウンハットが準備されてました。夕食の間に、すべての部屋に帽子を配って回ったと思うと、かわいい心配りですね。
ジャグジースペースには氷が運び込まれ、シャンパンが突き刺さって、地獄みたいなライトアップがされています。超豪華クルーズではないのですが、いわゆるクルーズっぽい装飾で楽しい。
2020年へのカウントダウンに向けて、乗客がステージ前に集まります。年配の方が多いですが、みんなノリノリで踊ってました。
あけましておめでとう!現在地はバハマ🇧🇸です。
カリブ海のクルーズ船上で、2020年を迎えたら想像以上の盛り上がりでした。
若い人はもちろんですが、おじいちゃんおばあちゃんまで、フゥーッ!🙌🙌
ってなってるのが、さすがアメリカ発着のクルーズ船 pic.twitter.com/0QqzXicIq9
— ルイス前田→トラベルライター養成講座立ち上げ✏️ (@NY_ruisu) January 1, 2020
ニューイヤーの瞬間はこちらの動画でご覧ください。生まれて初めて、海外で新年を迎えました。
1/1:バハマ(Half Moon Cay, Bahamas)
2020年になりました!今回のクルーズ旅行で通算7ヶ所目となる寄港地はバハマです。イギリス連邦に加盟しているバハマは約700のサンゴ礁の島々で構成され、アメリカ南東にあるフロリダ州のすぐ側に位置します。
船が停泊したハーフムーンケイはクルーズ会社「ホーランド・アメリカ」が所有するプライベートビーチになっているので、乗員乗客以外は立ち寄ることができません。
ビーチにはプライベートコテージやビーチチェアが広がり、船が出航する夕方まで自由に過ごします。クルーズ船の続きなので、島内での支払い(ほぼないのですが)もルームキーですることができ、着替えの心配もないので
水着を着て、部屋にあるビーチタオルとカードキーだけ持って、ビーチに行くという手軽さでドキドキしました。
1/2:フォートローダーデールに一時帰港(Fort Lauderdale. FL)
本日で、カリブ海クルーズの1周目は終了です。今回の22日間のクルーズ旅行は、11日間の旅行に続けて2回参加することで、合計22日間になっています。連続して乗る乗客が一時的に船を降りる場合は、トランジットカードとカードキー、パスポートを持って、アメリカに入国します。
入国審査官といえば、ムスッとしてて、雑に扱われることが多いのですが、今回の一時入国だけはめちゃくちゃ優しい審査官ばかりで「まさか、クルーズ会社のスタッフ?」かと思いました。
朝10時くらいに下船することがで、15時頃には再びカリブ海に向かって出航するので、トランジットの時間はあっという間です。初日と同じように乗船しますが、「トランジットだよ」と伝えるとほとんどの手続きはカットで、10分くらいで部屋に戻ってきました。
荷物を置きっ放しにできる旅行だと、本当に楽ですね。
1/3:バハマ(Half Moon Cay, Bahamas)
マイアミでの一時帰港を挟んで、またバハマに戻ってきました。たまたま、2周目のカリブ海クルーズはバハマに最初に行く(1周目は最後がバハマでした)というルートだったため、バハマ大好きみたいになっています。
2回目のバハマでは憧れだったビーチホースライディングへ。リスペクト号にお世話になりました。
僕以外のホースライディング参加者が乗馬経験者だったため、特に説明もなく気づいたら馬の上にいましたが、リスペクト号がとても賢かったので、危なげなくビーチを散歩しました。
ちなみに、この後馬と一緒に沖の方まで進むというアドベンチャーが待っていることは聞いてなかった。
ちなみに、バハマでは昼食も出ます。わざわざ、クルーズスタッフが食材を船から島へ運び、アウトドアでいつもよりはカリブ海寄り(いつもは割と欧米寄り)のビュッフェが振る舞われました。
1/4:タークス・カイコス諸島(Grand Turk, Turks and Caicos Islands)
通算で8ヶ所目となる寄港地はタークス・カイコス諸島の首都「コックバーン・タウン」です。カリブの海は島ごとに色合いや鮮やかさが違ってユニークですが、最も印象に残っている「綺麗な海」はタークス・カイコス諸島でした。
スターバックスもあるクルーズポートからタクシーに乗って、歴史地区と呼ばれる場所で降りて、海の方に歩くと南北に伸びる砂浜を見つけられます。
ほとんどビーチリゾートして開発されておらず、海沿いはいくつかのコテージやホテル、小さなバーがある程度。カリビアンブルーの海を見ながらボーッとしてました。
1/5:ドミニカ共和国(Amber Cove, Dominican Republic)
カリブ海クルーズ1周目に訪れたドミニカ国に続いて、今度はドミニカ共和国の方です。日本で「ドミニカ」という場合は、ドミニカ共和国を指すことがほとんどですね。
ドミニカ共和国の首都は島の南岸にあるサント・ドミンゴですが、今回は首都近くではなく北部の「アンバーコーブ」に停泊しました。アンバーは琥珀、コーブは入江を意味し、ドミニカ共和国が世界有数の琥珀の産地であることが由来でしょう。
大きな島や停泊地が首都から離れている場合は、観光ツアーに参加するとコスパが高いです。小さな島や停泊地が首都のそばだったら、タクシーを利用して自力で観光する方が偶然の出会いがあって楽しいです。
ドミニカ共和国は今回のカリブ海クルーズでは最も大きな島だったので、クルーズ船内で現地ツアーを申し込んでおきました。
現地ツアーはクルーズ船内のインフォメーションデスクか乗客用のWebサービスで申し込めます。クルーズにチェクインするときにクレジットカードと部屋番号を連結するので、申し込むボタンを押すだけです。
寄港地に到着後も、早めの時間(だいたい9時から11時頃)に下船すれば、出口のそばに当日申し込みのスタッフがいるので、感じのいい人を見つけてツアー内容に気に入れば申し込めばOKです。
ぼったくりをするような雰囲気はありませんでした。
大きな島は、観光スポットとお土産が充実しているので写真もたくさん撮れて嬉しいですね。お土産買おうと思ったのですが、この後も現地ツアーの内容が充実しているので、グッと我慢。
現地ツアーのメインはシガーショップでの葉巻作り体験でした。葉巻と言えば、カリブ海というかキューバのイメージですが、ドミニカ共和国でも有名です。
こちらのショップでは熟練の職人がすべて手作りで作っているそうです。ちなみに、たばこや葉巻をお土産にする場合は、日本を含めて各国への持ち込み制限に注意です。
葉巻のお土産は人を選ぶので、最終的にはドミニカ共和国産のチョコレートをお土産にしました。近年まではチョコレートの原料となるカカオの生産のみで、チョコレートへの加工はしていなかったそうですが、現在では地元で加工された美味しいチョコレートバーやココアパウダーなどを購入できます。
カリブ海で食べたローカルフードの中で、一番美味しかったのはこちらの「サンコーチョ」です。ドミニカ共和国を代表する家庭料理で、肉とじゃがいもをメインにした煮込み料理です。
家庭によって具材や味付けが違い、白ご飯と一緒に食べるのが定番だそうなので、日本のカレーのような存在なのかもしれません。
1/6:海上(At Sea, Caribbean Sea)
ドミニカでたっぷりと観光を楽しんだ後の1月6日は寄港地はなく、ずーっと海の上です。せっかくなので、船内アクティビティの「キッチンツアー」に参加することにしました。
キッチンツアーは合計3000人以上の乗員乗客の食事を作っている巨大キッチンを見学できるツアーです。なお、僕が乗船したクルーズ船「コーニングスダム号」には、メインダイニングの「Lido Market」他に、大小合わせて8つのレストランやフードショップがあり、それぞれにキッチンがあるそうです。
大量の食事をさばくために、キッチンスタッフの役割は細分化されているそうです。驚いたのは、スイーツ担当のスタッフが3人しかいないことですね。欧米からの旅行者が多いためか、毎食7,8種類のスイーツが大量にビュッフェに並び、しかも種類が毎日違うのに、3人で仕切っているとかすごすぎでした。
キッチンスタッフを初め、コーニングスダム号のスタッフは親切で優しい人ばかりで「これがクルーズのスタッフか!」と衝撃でした。
海外旅行をしていて、店員さんやスタッフに邪険に扱われた経験って、少なからずあると思うのですが、今回のクルーズ旅行では嫌な思いをすることは一度もありませんでした。みなさん、お世話になりました!
1/7:ボネール(Kralendijk, Bonaire)
1日海の上にいただけで長い間、陸から離れた気がします。1月7日の寄港地はボネール島でした。カリブ海南部に位置するので、ベネズエラの沖合すぐ。カリブというよりは、もはや南米です。
すぐ近くにあるAruba(アルバ)、Curaco(キュラソー)とBonaire(ボネール)を3つ合わせてABC諸島とも呼ばれます。
カリブ海クルーズを始めてから、マリンスポーツをしていないことに気づいたので、慌ててボネールでシュノーケリングしましたが、大正解でした。
天気にも恵まれたので、海の底が見えるくらいの透明度で、たっぷり泳ぎました。海外でのシュノーケルあるあるですが、ガイドさんがゆるいのもいいですね。最初は、参加者で集まりながらシュノーケルしてたのですが、休憩を挟んでからは「あとは自由に楽しんで!」と丸投げされたので、好きなように遊べました。
ボネールは塩の生産が有名です。島内には大きな塩田があり、旅行者へのお土産としても塩が売られています。牛乳みたいなパッケージかわいいです。
いつもならクルーズ船は夜を迎える前16時から17時頃には出航しますが、次の目的地のキュラソーが近いので、21時の出航でした。おかげで港町の美しい夜景を眺めることができました。
なお、撮影はiPhone11です。夜景に関しては一眼レフよりも、iPhoneの方が簡単に撮影できますね。
1/8:キュラソー(Willemstad, Curacao)
ボネールの翌日は、すぐ西に位置するキュラソーです。移動距離がとても短いので、船はほとんど揺れませんでした。ありがたい。
ビーチに山に海にと、カリブ海の島々で色々な場所に訪れていたので「まだ行ってない観光地」を探して、キュラソーでは洞窟探検ツアーに参加しました!
私有地にある洞窟のため、ほとんどの場所で撮影NG。写真が残せなかったので残念ですが、黒人奴隷たちが逃げ出して隠れ住んでいた跡や鍾乳石、洞窟の切れ目から差し込む光がスポットライトのようだったりしていて、想像よりも楽しめました。
キュラソー(アルバもでしたが)はベネズエラとの貿易でかなり発展していて、コロニアル調の美しい街並みが特徴です。街中に緑が多いのもいいですね。
匂いにつられてふらっと入った野外レストランのBBQ料理が、超ボリューミーなのに肉がとても柔らかくて最高でしたので、キュラソーを訪れることがあればぜひ肉料理を。
写っているのはトリプルコンボで、牛肉と鶏肉、豚肉が全て入っていて、サラダとポテト付きで10ドルくらいでした。一人前ですが、二人で分けても多いぐらいです。
1/9:アルバ(Oranjestad, Aruba)
22日間のカリブ海クルーズで最後の寄港地はアルバです。
大きな港には、他のクルーズ船も停泊していました。こちらはノルウェー船籍の船のようでした。僕が乗っていたホーランド・アメリカラインはオランダ系の企業です。
アルバの首都「オラニェスタット」の中心は無料のトロリーが走っていました。首都だけを観光するなら、トロリーと徒歩で十分です。海側はクルーズ船が停泊できる大きなターミナルのほか、中小のヨットやクルーザーが停泊できる桟橋も多くありました。
賑わっているレストランで食事をしたら、最後にローカルのスーパーマーケットでお土産や残りのクルーズ船内で食べるスナックなどを買い込んでアルバ観光は終了です。
1/10:海上(At Sea, Caribbean Sea)
1月10日、11日は終日海の上でした。南米(ベネズエラあたり)のすぐそばから、一気にカリブ海を縦断してフロリダまで戻るので、長い航海です。
クルーズ船の隅々まで楽しもう!と思って、船の後方にあるプールでナイトプールをしてました。クルーズ旅行の最終段階になると、プールで遊びたい人もほとんどいないのか、貸切で楽しかったです。
ちなみに、プールの水は温水で、ジャグジーもついているので、お風呂に入っているような感覚でリラックスできます。
1/11:海上(At Sea, Caribbean Sea)
1月11日も寄港地はないので、ビュッフェスタイルの朝ごはんを写真に収めたり
毎日変わる料理を楽しみながら、荷造りをしていました。22日間、部屋に荷物を置きっぱなしなので、まとめるだけでも時間がかかります。他には部屋を毎日掃除してくれたスタッフに挨拶をしたり、船を降りた後の空港までの送迎を確認したり。
長距離を移動するので、船の揺れが大きくて少し酔いながらも最後の準備を済ませました。
1/12:フォートローダーデールに帰港(Fort Lauderdale. FL)
そして、1月12日に出発地でもあった、フロリダのフォートローダーデールに到着。22日間のカリブ海クルーズは終了です。写真をたくさん掲載したので、雰囲気をつかんでもらえたら嬉しいです。
とにかく日本語での情報が少なく、英語でのクルーズ旅行の体験記も、ぶっちゃけクルーズ会社や船によっては全然違うため、この記事がホーランド・アメリカのコーニングスダム号でカリブ海を楽しむ人の参考になれば嬉しいです。
他にもテーマごとに、情報をまとめたので気になるものがあればご覧ください。
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