パラオの旅行メディアを立ち上げるための取材で10泊11日滞在しました。コロール島を中心に、北は絶景やシュノーケルのカヤンゲル、南は第二次大戦の戦跡が残るペリリュー島など幅の広い観光スポットがあるパラオですが、それでも10日の滞在はかなり長めです。
主要な観光スポットはほとんど訪れ、チャーターボートで通常のツアーでは訪れない島々まで足を伸ばしました。後ほど詳しくまとめますが、6人以上のグループならチャーターボートやチャーターカーで観光した方が自由度が高いし、気も使わないので楽しいです。
本記事ではパラオの観光スポットをオススメ順に紹介します。
・パラオを好きになる絶景
・パラオ旅行が思い出になるアクティビティ
・パラオの文化を感じる体験
などがあるスポットが上位になっています。
それでは、本題です。
カヤンゲル環礁
カヤンゲル環礁がパラオの観光スポットで最も美しく、ユニークでした。パラオ最北端に位置するため、パラオの中でも秘境扱いの場所ですが、パラオブルーの海に浮かぶ無人島や潮位が下がった時に現れるロングビーチが人気です。
ツアーによっては、カヤンゲル環礁へ向かう途中の漁礁で手釣りをして、釣れた魚でBBQをすることもできます。
灯台
日本統治時代の影響で今でも多くの日本語が残るパラオでは、灯台はTOUDAIと呼ばれ続けています。
空港のあるバベルダオブ島の北部には旧日本軍が建築した灯台跡があり、高地の少ないパラオでは貴重な遠景が見れる場所です。
エビールチャネル
カヤンゲル環礁に向かう途中にエビールチャネルというポイントがあります。パラオには他にもウーロンチャネルやジャーマンチャネルなどのチャネルがあり、チャネルとは水路のことを意味します。
水路状の地形には浅瀬や側面に多くのサンゴ礁が生まれ、魚も集まるのでシュノーケリングのベストスポットになります。
パラオ旅行中に4回ほどシュノーケリングをしましたが、エビールチャネルが最も海中が美しく、波も高くなかったので、良い経験ができました。
ロングビーチ(オモカン島)
パラオでロングビーチというと、オモカン島そばロックアイランド内にあるロングビーチを指します。カヤンゲル環礁のロングビーチのことを知っているのは、パラオ旅行経験者でも少数派です。
オモカン島ロングビーチは、カヤンゲルロングビーチよりも出現条件が難しいですが、潮位と天候がバッチリと噛み合うと水中から弧を描いてビーチが現れます。
ガラスマオの滝
海の観光スポットが多いパラオでは移動はボートですが、バベルダオブ島にあるガラスマオの滝はトレッキングが楽しめます。男性の足で片道30分ほどかかるので、なかなか歯ごたえのある道です。
水量は季節によって増減しますが、写真は6月(乾季と雨季の境目)です。滝行もできるので、トレッキングの汗を流せます。なお、帰りも30分の道のりなので、着替えを持ってどうぞ、
ジャーマンチャネル
パラオのロックアイランド方面ツアーで鉄板な観光スポットが、ジャーマンチャネルです。ジャーマンの名の通りドイツが建設した人工水路で、海を切り開いてまっすぐ伸びる水路をバックに撮る写真が人気です。
ダイバーには、マンタと出会える確率が高いポイントとして知られていて、僕も初めてのジャーマンチャネルダイビングで、マンタを見つけることができました。
カープ島
パラオの世界遺産であるロックアイランドはほとんどが無人島ですが、カープ島は宿泊施設もある有人島です。ブルーコーナーやブルーホールなどの有名なパラオのダイビングスポットから近いため、ダイバーたちが多く利用します。
島の奥にはストーンマネーと呼ばれる古代の石のお金が切り出されたままになっています。ストーンマネーは大きいほど価値があるため、一説によるとカープ島にあるストーンマネーは大きすぎて運べなかったか、途中で割れてしまって放置されたのではないかと言われています。
ミルキーウェイ
パラオ中央部にあるロックアイランドは石灰岩の島なので、海に溶け出すと写真のようなエメラルドグリーン色になります。
波が穏やかな地形の場合は、そのまま海底に沈殿して泥となり、一帯がミルキーウェイと呼ばれるようになりました。
乳白色の泥は美容、美白の効果があると言われているので、ミルキーウェイに着いたら全身に泥を塗るのが定番になってます。
パラオ国立博物館
パラオ観光の拠点となり、レストランやホテルが並ぶコロール島内にはいくつか博物館がありますが、コロール島中央からやや南にあるパラオ国立博物館がオススメです。
館内の展示はパラオの歴史を振り返るように、先史時代から、スペイン統治時代、ドイツ統治時代、日本統治、アメリカ統治、そして独立と当時の文献や遺物、証言などが展示されています。
ウーロン島
既存のオプショナルツアーで訪れる観光スポットではなく、もっとマイナーな場所を訪れたい人はウーロン島へ。地元のパラオ人しか知らないシークレットビーチや遺跡などがあります。
もともと、パラオと西洋の歴史は1783年にヘンリー・ウィルソン率いる東インド会社のアンテロープ号がウーロン島沖で座礁したことがきっかけに始まりました。
島内にはそのことを知らせるモニュメントもあります。
利用したツアー会社
バスや電車がないパラオは自力で行ける場所は少なく(パラオ国立博物館ぐらい)、旅行中はオプショナルツアーやレンタルカー、レンタルボートを利用します。
それぞれの観光スポットごとにツアーを紹介しますので、利用の際はご参考に。
カヤンゲル・エビールチャネル→カヤンゲルツアー
灯台・ガラスマオの滝→車チャーター
ロングビーチ・カープ島・ミルキーウェイ→ロックアイランドツアー
ウーロン島→チャーターボート
パラオ国立博物館→徒歩かタクシー
ジャーマンチャネル→ダイビングツアー
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