2020年はどんな年になるのだろうか...!!
旅行先で「光を捉える」カメラの使い方

「光」で理解するカメラの設定・使い方

旅行先でたくさん写真を撮っているけれど、SNSで見るようないい感じの写真が撮れない。何が違うんだろう?という方に向けて、「光を捉える」カメラの使い方を解説します。

最後まで読んでいただければ、良い写真を撮るために必要な知識が身につきます。

 

写真(フォトグラフィー)とは何か

写真(フォトグラフィー)とは何か

写真という言葉は英語訳すると「フォトグラフィー」ですが、2つは意味が異なります。

 

  • 写真:真実を写すもの
  • フォトグラフィー:光で描く画

フォトグラフィーの語源はギリシャ語で「photo – 光」と「graph – 絵」を表します。

 

日本では「写真」はニュースや広告などに用いられ、一般では結婚式や七五三、旅行先で訪れた観光地の様子など事実を記録するツールとして用いられます。

一方で海外で用いられる「フォトグラフィー」は光で描くアートですから、Instagramで見られるレタッチが強めのアーティスティックな写真もアートとしてはありだと考えられています。

 

上手な写真を撮るためには、事実を記録するツールではなく、光を描くアートとしてカメラを使いこなせる必要があります。アートです。

 

カメラのモードで変わるものは絞りとシャッタースピード

まずは、カメラのモードについて整理します。

  • AUTO(オート):すべて自動
  • P(Program / プログラムオート):絞りも、シャッタースピードも自動
  • Av(Aperture value / ):絞りが手動、シャッタースピードは自動
  • Tv(Time value / ):シャッタースピードが手動、絞りは自動
  • M(Manual / マニュアル):絞りも、シャッタースピードも手動

 

モードの切り替えは、絞りとシャッタースピードの自動・手動の切り替えを意味します。AUTOとP(プログラムオート)は絞りもシャッタースピードも自動な点は同じですが、Pの場合はISOやホワイトバランス、露出は変更することができます。

 

シャッタースピードとは?

シャッタースピードは、シャッターを切る速度のことです。シャッタースピードが1/100なら100分の1秒でシャッターを切るという意味です。逆にシャッタースピードが10なら10秒でシャッターを切ります。

具体的には、シャッタースピードが早いと、取り込める光の量が少なくなるので暗くなり、被写体が速く動いていても写すことができます。シャッタースピードが遅くなると、光が増えて明るくなりますが、被写体はブレやすくなります。

ここで、光を捉えるという概念がまた出てきました。

 

絞り(F値)

絞り(F値 / Focus値)は、カメラのレンズを絞る(小さくする)度合いのことです。絞りが1.8(小さい)ならレンズを絞らない。絞りが10(大きい)ならレンズを絞ります。

具体的には、絞りが大きいと、レンズが小さいため取り込める光の量が少なくなるので暗くなり、ピントが合う範囲が広くなる(写真がボケにくくなります)。一方で、絞りが小さいと、レンズが大きいため光が増えて明るくなり、ピントが合う範囲が狭く、写真がボケやすくなります。

 

絞りが大きいとピントが合う範囲が広くなる理由は、絞りを使うことでレンズの中心部分のみから光が入るため、光を捉える部分での分散が小さくなることが理由です。レンズは平面ではなく曲がっているので、絞りを変えることで光を捉える角度も調整できるということです。

 

被写体ごとにカメラのモードを使い分ける

被写体ごとにカメラのモードを使い分ける

絞りとシャッタースピードの説明をしたところで、改めてどのようにカメラのモードを切り替えればいいか考えます。

 

  • AUTO(オート):使ってない
  • P(Program / プログラムオート):素早く撮影したい場合や明るさが頻繁に変化する場合
  • Av(Aperture value / ):動きがない被写体を撮る場合。風景、ポートレート、商品、料理、建築物など
  • Tv(Time value / ):動きがある被写体を撮る場合。スポーツ、動物、飛行機など
  • M(Manual / マニュアル):AやTでは対応できない被写体を撮る場合。星空など

僕の場合は上記のように使い分けています。いつもマニュアルモードではなく、状況によってモードを切り替えながら撮影をしていますが、慣れてくればそれほど難しくはありません。

 

その他の設定

その他の設定

シャッタースピードと絞り以外にもカメラには、ISO感度、ホワイトバランス、露出設定がありますが、すべて光に関する設定です。

 

ISO感度

カメラ内にある画像センターが光を感じる感度のこと。「ISO」とは「International Organization for Standardization」の略で、日本語だと「国際標準化機構」のことなので、ISOという言葉自体にカメラ的な意味はありません。

カメラメーカーごとに感度がバラバラにならないように、国際的な基準を取り決めたという背景でISO感度という名前になっています。

 

ISO感度はAUTO以外のすべてのモードで設定することができます。ISO感度を大きくすると、光に関して敏感になるので写真は明るくなりますが、ノイズが増えます。ISO感度を小さくすると、光に関して鈍感になるので、写真は暗くなりますが、ノイズが減るというメリットがあります。

 

ホワイトバランス

ホワイトバランスは、撮影環境ごとに異なる光の色を補正する設定です。例えば、電球の光は黄色っぽく、曇りの太陽光は青っぽい色がついています。

人間の眼は優秀なので光の色が異なっていても、白いものは白く見えるように修正をしていますが、カメラの場合はそのままを写してしまうので、ホワイトなものがホワイトに映るようにバランス調整が必要です。

ホワイトバランスはAUTO以外のすべてのモードで設定することができます。

 

露出補正

露出補正とはカメラが決めた適切な光の量(露出)を修正する設定です。AUTOとM以外(PとAとS)で露出補正を使うことができます。カメラは被写体から反射する光を計測して明るさを決めていますが、被写体に当たる光の向きや被写体の色によっては明るさを間違えることがあります。

特に、背景が白い場合や黒い場合は、カメラが必要以上に明るい、または暗いと判断を間違えて、対象物が暗くなりすぎたり、明るくなりギルことが。その際は露出補正にて、人間が光の量を調整します。

設定に関する説明は以上です。

 

旅行先では太陽を探して、多くの光が入るように設定する

カメラにおいてすべての設定が光に関するものだと説明した上で、写真を撮るときは最大の光源である太陽を探すところからスタートします。そして、ひとまずは光がたくさん入るように写真を撮影すると、明るくて今時な写真が撮れます。

 

これらの写真は光をたくさん取り込んでいい感じに撮影できました。

 

 

「光」で理解するカメラの設定・使い方 | まとめ

「光」を中心として理解するカメラの設定や使い方は以上です。

  • 見やすいように、明るくする
  • 目を引くように、鮮やかにする
  • 伝えたいものが分かるように、クッキリさせる
  • 伝えいたいものが目立つように、構図を作る

なお、記事内では触れなかった写真のレタッチに関してはVSCOを使って、上記の方針で進めると1枚60秒ほどで高速レタッチできます。VSCOの使い方は別記事にまとめたので、レタッチに慣れていない方はご覧ください。

関連記事

プロカメラマンでも、簡単なレタッチはスマホアプリのVSCO(ヴィスコと読みます)を使っています。LightroomやPhotoshopのような多機能ソフトで時間をかけなくても、写真のレタッチはできます。本記事では、VSCOを使った1[…]

VSCOで写真を1枚1分でレタッチする手順