VSCOで写真を高速レタッチする手順【1枚60秒以内】

VSCOで写真を1枚1分でレタッチする手順
  • 2023.02.22

プロカメラマンでも、簡単なレタッチはスマホアプリのVSCO(ヴィスコと読みます)を使っています。LightroomやPhotoshopのような多機能ソフトで時間をかけなくても、写真のレタッチはできます。

本記事では、VSCOを使った1枚60秒以内の高速レタッチの手順を解説します。

 

VSCOとは

■VSCO
人気の写真加工・動画編集アプリ。自分らしさを表現する場所。美しい写真や動画を作る場所。クリエイティブな人たちとつながる場所。それがVSCOです。様々なプリセットやツールを使って写真や動画を編集できることはもちろん、世界中のクリエイターが制作した個性豊かなコンテンツを楽しむこともできます。

VSCOで写真を1枚1分でレタッチする手順

iPhone版:VSCO: 写真加工・動画編集アプリ
Android版:VSCO: 写真加工・動画編集アプリ

 

 

この写真をレタッチします

VSCOのレタッチ前

レタッチの例としてこちらの良い笑顔のシェフたちの写真を使います。ちなみに、撮影したのはカリブ海クルージングのキッチンの中です。乗客用に「キッチンツアー」というアクティビティが用意されていて、乗員乗客2000名の食事を作る超巨大なキッチンに入ることができました。

関連記事

クルーズ旅行に関する情報って少ないですよね。そこで、日本人が海外クルーズ旅行をするなら知っておくべき「本気のアドバイス」をまとめました。2019年にホーランド・アメリカのクルーズ船、コーニングスダム号(2016年建造)に乗って21日間のカリ[…]

日本人が海外クルーズ旅行をするなら、知っておくべき12のこと【本気のアドバイス】

 

レタッチの基本方針

  • 見やすいように、明るくする
  • 目を引くように、鮮やかにする
  • 伝えたいものが分かるように、クッキリさせる
  • 伝えいたいものが目立つように、構図を作る

世界観によるものの、レタッチの基本方針は上記の4つです。明るく、鮮やかで、はっきりと、わかりやすい写真を目指します。

 

VSCOでレタッチをする手順

実際のスマホ画面を見ながら、VSCOでレタッチを完了するまでの手順を解説します。

■VSCOでレタッチをする手順
①写真をVSCOに追加する
②構図を決める
③明るくする

 

写真をVSCOに追加する

VSCOを起動したら、真ん中にある四角形が重なったボタンをクリックして、右上のプラスボタンを押すと、スマホのカメラロールからVSCOに写真の追加ができます。

写真を選んで、インポートをクリック。

 

VSCOのスタジオと呼ばれるスペースに写真が追加されました。

 

構図を決める

VSCOのスタジオから写真を選んで「編集」ボタンを押すと、レタッチモードに切り替わります。

 

まずは、写真の構図を決めます。最も簡単な構図は「日の丸構図」と呼ばれる構図で、真ん中にどーんと見せたいものがある構図です。

 

日の丸構図にするために、シェフの2人が真ん中になるように写真をカットします。なお、元の写真比率が3:2なので、3:2フレームを選んでから、フレームを拡大・縮小すると比率が変わらないままで便利です。

なお、iPhoneで撮影した写真の場合は比率は4:3です。

シェフたちが真ん中になるように、リサイズできました。

 

明るくする

次に写真を明るくします。「露出」ボタンをクリック。

 

丸ボタンを右に動かして、写真を明るくします。Webで使われる写真は、明るめの写真がよく使われているので、迷ったら「ちょっと明るめ」が正解です。

 

対象物をくっきりさせる

次に「シャープ処理」をクリックして、対象物の輪郭を強調します。

 

シェフたちが浮き出すぎない程度にシャープ処理を増やしました。

 

次に明瞭度を設定します。明瞭度はシャープネスの一種で、輪郭のコントラストをシャープ処理よりも広い幅で変更します。明瞭度を上げるとくっきり、下げるとぼんやりした写真になります。

 

人物写真の明瞭度を上げる場合(シャープ処理も)、2.0を超えると顔のシワがくっきりと出すぎて劇画調になるので、1.0〜2.0程度がオススメです。

 

色味を調整する

色味の調整は、彩度をクリックしてボタンを右に。言葉の通り「彩度」は写真の色彩をコントロールするので、上げるほど濃いカラフルな写真に、下げると薄い(モノトーンに近く)写真になります。

 

最後にコントラストを調整します。コントラストは写真の明るい部分と暗い部分の差のことで、コントラストを強くするほど明るい部分は明るく、暗い部分はより暗くなります。

例題の写真はここまでのレタッチでほぼ完成していたので、派手さをつける意味で少しだけ上げました。

 

レタッチ後、こうなりました

VSCOのレタッチ後

レタッチの結果は、写真はこうなりました。所要時間は50秒ほどです。レタッチ前の写真と比べると、明るく、鮮やかで、はっきりと、わかりやすい写真になりました。

ちなみに、設定は下記。撮影場所がキッチンということで、照明が暗めだったので露出(明るさ)は強めですが、他の設定はちょっとずつ調整したという結果になりました。

  • 露出:4.2
  • コントラスト:0.3
  • シャープ処理:1.5
  • 明瞭度:1.0
  • 彩度:0.5

 

レタッチは写真のお化粧 | まとめ

プロカメラマンの友人いわく「レタッチは写真のお化粧」だそうです。原型が無くなるほどレタッチしてしまうのは、写真の良さを消してしまう。けれど、お化粧のように写真の良さを引き出すのもカメラの技術です。

関連記事

これまで使っていたCanon7Dの不具合が目立ってきたので、消費税の増税前にカメラを新調しました。7Dは友達から中古カメラを買い取ったので、生まれて初めて新品のカメラを家電量販店(ビッグカメラ)で買いました。カメラとレンズで、定価と[…]

増税前カメラ

スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ

slash-workers

自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。

これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。

仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?