人間の代表的な悩みはHARMと呼ばれる4種類に分類されます。
- Health:健康・美容
- Ambition:夢・将来
- Relation:人間関係・恋愛
- Money:お金
人生やキャリアに関する悩みは2つ目のAmbitionですね。大学生であれば就職活動、会社員であれば昇進や昇給、転職、フリーランスも仕事獲得やスキルアップには悩みますから、キャリアに関する悩みが尽きることはないでしょう。
ただ、将来に不安を抱えたまま、日々を過ごすのはしんどい。気持ちを落ち着けて前向きな行動をするためには「曖昧な不安に向き合うこと」が必要です。もやもやとした気持ちを持ち続けるぐらいなら、具体的な課題や問題を突きつけられた方がまだマシです。
そこで本記事は、将来やキャリアの不安と戦う人に武器を配ります。
人生でやりたい100のことリスト
「将来にやりたいことがわからない。夢に向かって努力している他人がうらやましい」と悩んでいる人は、人生でやりたい100のことリストを作ってください。
2010年に「死ぬまでに人生でやりたい100のリスト」を書きはじめました。影響を受けたのは、ロバート・ハリスさんの『人生でやりたい100のこと』とはあちゅうさんの『はあちゅうの 20代で「なりたい自分」になる77の方法』の2冊。尊敬[…]
リストの作り方はとても簡単で、やりたいことを100個書き出す、だけです。やりたいこと100個を素早く書き出すための工夫として
- 制限を設けない(現代の技術では不可能なことなどもOK)
- 手書きで書く
- 手を止めずに頭の中で浮かんだことを書き続ける
などがありますが、どんな方法、どんな項目でも、100個書き出せればOKです。
人生でやりたい100のことリストがあると、
- どんな人生を送りたいと考えているのか
- 人生におけるたくさんのゴール
- やりたいことをすべて叶えるために必要な金額
などを見つけることができます。
バランスホイール
「やりたいことがわかっているはずなのに、うまく進めることができない」と悩んでいる人は、バランスホイールを作ってください。バランスホイールとは、人生の目標を8つに分類して整理するフレームワークです。
人間は仕事や家庭のため「だけ」に生きてはいません。仕事で成功したけれど、家庭内の関係は最悪。理想的な家族だけれど、収入がなくて極貧。人生の目標のどれかがうまくいっても、他の目標とのバランスが取れていないと「失敗だ」「不幸だ」と感じる人は多いでしょう。
バランスホイールがあれば、理想的な人生を多角的に描いて、何をしていてもいずれかの目標に対して進んでいる、という感覚を掴むことができます。バランスホイールが適切に設定されていれば、時間の使い方や周囲の人、目に入る情報が変化します。
もし、変化が見当たらなければ、下記の記事をご覧ください。
人生でやりたい100のリスト(僕のリストは1000項目ありますが)を作成したあとは、バランスホイールと呼ばれる目標管理の方法で、8つの目標を設定すると「何をしていても目標に向かって進んでいる環境」を作ることができます。本題に入る前に[…]
人生50年計画
「人生で叶えたい大きな夢や希望はあるけれど、いま何をしたら良いのか分からない」と悩む人は、人生50年計画を作成してください。人生50年計画とは、50歳までの理想的な人生計画です。
人生でやりたいことリストでは遠く感じた目標も、実現までのステップを年表にすると、今年、来年、3年後にやるべきことが見えてきます。また、50歳の時にどうありたいか?を今から意識することで、早め早めの準備に取りかかれることもメリットです。
トラベルライター養成講座を共同開催している、ワークキャリアの池ちゃんに「人生50年計画を考えておくと、今後を見つめ直す良い材料になるよ!」と勧められたので、やってみました。[blogcard url=http://ikechan02[…]
将来やキャリアの不安と戦う武器 | まとめ
将来やキャリアの不安と戦うための武器は以上です。将来について整理する経験があまりなければ、人生でやりたい100のことリスト→バランスホイール→人生50年計画の順番で作成するのがスムーズです。
人生でやりたい100のことリスト:夢や希望や野心の材料を集める
バランスホイール:夢や希望を整理する
人生50年計画:夢や希望を年表にする
こんな役割の違いがあります。
将来に関する不安の正体は「不安はあるけれど明らかになっていないし、実際に行動もしていない」という環境です。理想的な将来を見える化して、現実と向き合い、理想と現実のギャップを見つけられたら、あとはギャップを埋めるために努力するだけです。
大丈夫です。きっとできます。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?