海外を旅するライターの本音【月収は?学歴は?】

海外を旅するライターの本音【年収は?挫折は?】
  • 2020.04.28

トラベルライター養成講座で「ぶっちゃけ、どうですか?」と聞かれて答えた、本音を紹介します。旅よりも仕事に関する質問がほとんどです。自分の努力や工夫次第でどんな場所も旅できるし、どんな仕事も作り出せるのが海外を旅するライターの良いところですね。

 

現在の月収を教えてください

訪問国数と同じくらいです。仕事はライター以外にもあるので、ライター収入だけに限定すると、平均して新入社員の初任給ぐらいです。

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トラベルライターの平均だと、こんな感じです。

  • 副業トラベルライター:月収5万円
  • 駆け出しのトラベルライター:月収20万円
  • ベテランのトラベルライター:月収40万円
  • トップクラスのトラベルライター:月収100万円
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トラベルライターの収入と年収

 

お金が稼げなくて悩んだことはありますか?

生活水準が低くても気にならないタイプなので(旅のおかげですね)、生活費に困ったことはありません。

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ただ、人生でやりたい100のリストの項目をすべて叶えるためには月収が100万円が必要。さらに、やりたいことを叶えるための時間も確保するので、かなり効率よく稼がないとリストの達成はできないです。

生活に最低限必要な収入と理想的な人生に必要な収入の差が大きいので、自分をモチベートし続ける仕組みが大切ですね。

 

ライターに学歴は必要ですか?

海外を旅するライターと学歴は無関係です。ただ、ライターに限らず、起業家やビジネスマンでイキイキと活躍している人たちは高学歴が多い印象があります。

高学歴の人が活躍しやすい理由は、大学受験という成功体験を持っているからです。「頑張れば、結果が出る」という経験があれば、別の分野でも諦めずに努力を続けることができるため、ライバルたちが脱落していく中で生き残って楽しい仕事ができます。

体育会系の出身者が重宝されるのも同じ考え方で「スポーツで頑張って、結果を出した」という経験が、仕事での頑張りにも繋がると考えられているからですね。

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フリーランスでやっていけるかもなと思い始めたのはいつからですか?

僕は会社員&個人事業主なので完全なフリーランスではありませんが、個人事業主の収入が会社からの給与を超えた瞬間に「フリーランスでもやってけるな」と感じました。

また、個人事業主として関わっている会社から「もし、個人事業主を辞めるなら、うちの会社に就職してよ」という誘いをもらった瞬間も、逆にフリーランスとしてやっていける実績として勇気付けられました。

 

僕みたいな心配性な人間が思い切って挑戦するためには、うまくいかなくなった時のセーフティーネットがあると心強いです。

 

ライターなのに文章を書きたくなくなったら、どうしてますか?

文章を書くのが辛いけど、書かなくてはいけない時は、書く方法や書く環境に変化をつけます。

 

例えば、書く方法だったら、こちら。

  • 音声入力
  • スマホ入力
  • 動画を撮影して、文字起こしをお願いする

 

書く環境を変える時は

  • 散歩しながら書く
  • 電車に乗りながら書く
  • 筋トレしながら書く

など。ちなみに僕は山手線の中で執筆するのが、なぜかはかどります。

 

旅をしながら仕事もしていて、不便だなと思うところを教えてください

旅をしながら仕事をしていて「自由な場所」を選んでいるはずなのに、電源とインターネットからは離れられないのが、まだ不便です。旅行と相性の良い仕事は、インターネット関連の仕事が多いため、インターネットには縛られがちです。

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リモートワークが実現しやすい6つの職種

例えば、小説家や音楽家など「旅から得たものを芸術に変える仕事」なら、体験する時間と作品を作る時間を切り分けることも可能なので、挑戦してみたいです。

 

あと、時差ですね。日本からの仕事がメインなので、旅行先と日本との時差が4時間以上あると、打ち合わせやメールなどのやりとりがしんどいです。

 

旅しながら仕事を両立する秘訣があれば知りたいです

一人で旅と仕事をしていると孤独ですし、目の前に楽しそうな観光地があるのにPCに向かっているの辛いとなりがちなので、同じような働き方をしている仲間を早めに見つけるのが秘訣です。

すべての旅行先で一緒になれなくとも、何人か旅と仕事の仲間がいれば、現地合流も可能です。

 

実績なしでトラベルライターになるとしたら、どんな戦略をたてますか

20年後、30年後のことを考えるなら、日本語でのライティングだけではなく、英語やスペイン語のライティングを始めます。日本の人口が減ることは確定しているので、減っていく仕事の取り合いをするよりも、より多くの人に読まれる場所で勝負をした方が楽しそう。

 

海外を旅するライターを始めてよかったと思ったこと

自分が旅をして見て、聞いて、感じたことを発信するだけで喜んでくれる人がいるのはとても嬉しいです。また、どんな場所を旅行していても「どうやって伝えようか?」と意識することで、より鮮明に旅の記憶が残ります。

幸せになるためには、モノより体験にお金を使うべきだというのが幸福論の定説ですが、体験の中でも旅は計画、体験、記録、発信、実物化という流れで最大5回楽しむことができる美味しい体験です。

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海外を旅するライターの本音 | まとめ

海外を旅するライターの本音については以上です。旅を仕事にするという行為は、趣味や好きなことで食べていくという意味では、スポーツ選手と同じです。もちろん、大変なことはありますが、本当に好きなら創意工夫して継続していくことで、きっと乗り越えられると信じています。