毎年話題になる旅行に関するキャッチコピーといえば、青春18きっぷのポスターに使われるキャッチコピーです。1997年からスタートして、20年以上続いている名物企画ですが、年度別に見ることができなかったので、整理しました。
なお、年代別ではなく年度別になっているのは、JRが夏、冬、春をワンセットとしてキャッチコピーのくくりを決めているためです。2003年度の数式シリーズから顕著で、2014年度の時刻シリーズからは2つの年度で1セットとなっています。
- 1 1997年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 2 1998年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 3 1999年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 4 2000年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 5 2001年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 6 2002年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 7 2003年度の青春18きっぷキャッチコピー / 数式シリーズ
- 8 2004年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 9 2005年度の青春18きっぷキャッチコピー / 色シリーズ
- 10 2006年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 11 2007年度の青春18きっぷキャッチコピー / 年齢制限シリーズ
- 12 2008年度の青春18きっぷキャッチコピー / ゆっくりシリーズ
- 13 2009年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 14 2010年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 15 2011年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 16 2012年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 17 2013年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 18 2014年度の青春18きっぷキャッチコピー / 時刻シリーズ
- 19 2015年度の青春18きっぷキャッチコピー / 時刻シリーズ
- 20 2016年度の青春18きっぷキャッチコピー / 駅名シリーズ
- 21 2017年度の青春18きっぷキャッチコピー / 駅名シリーズ
- 22 2018年度の青春18きっぷキャッチコピー
- 23 まとめ
1997年度の青春18きっぷキャッチコピー
どこまで行ってもいいんですか。(1997年夏 / 釧網本線:知床斜里駅)
どうして旅をするのかな…(1997年冬 / 土讃線:西佐川駅)
もうひとつ先の駅が見たい。(1998年春 / 三角線:赤瀬駅)
1998年度の青春18きっぷキャッチコピー
もう3日もテレビを見ていません。(1998年夏 / 根室本線:落石駅)
駅に着いた列車から、高校生の私が降りてきた。(1998年冬 / 予讃線:下灘駅)
学校を卒業すると、春は黙って行ってしまうようになる。(1999年春 / 久大本線:野矢駅~湯布院駅)
1999年度の青春18きっぷキャッチコピー
ああ、ここだ、と思う駅がきっとある。(1999年夏 / 釧網本線:川湯温泉駅)
思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか。(1999年冬 / 予讃線:下灘駅)
通過しない。立ち止まって記憶する。そんな旅です。(2000年春 / 吉都線:えびの駅)
2000年度の青春18きっぷキャッチコピー
「早く着くこと」よりも大切にしたいことがある人に。(2000年夏 / 根室本線:厚床駅)
前略、僕は日本のどこかにいます。(2000年冬 / 予讃線:下灘駅)
たまには道草ばっかりしてみる。(2001年春 / 日田彦山線:大鶴駅)
2001年度の青春18きっぷキャッチコピー
夏休みは、寝坊が一番もったいない。(2001年夏 / 紀勢本線:大曽根浦駅)
なんでだろう、涙が出た。(2001年冬 / 山陰本線:鎧駅)
タンポポみたいに旅にでた。(2002年春 / 五能線:驫木駅)
2002年度の青春18きっぷキャッチコピー
自分の部屋で、人生なんて考えられるか?(2002年夏 / 山陰本線:折居駅〜三保三隅駅)
冒険が足りないと、いい大人になれないよ。(2002年冬 / 大湊線:有戸駅~吹越駅)
この旅が、いまの僕である。(2003年春 / 高山本線:焼石駅〜飛騨金山駅)
2003年度の青春18きっぷキャッチコピー / 数式シリーズ
E = (km)2
旅の楽しさ(Energy)は距離(km)の2乗に比例する。(2003年夏 / 北上線:ゆだ錦秋湖~ほっとゆだ駅)
I = t人2
旅の印象(Impression)は時間(time)と出会った人々に比例する。(2003年冬 / 紀勢本線:相賀駅〜尾鷲駅)
√a = 18
旅路(ルート)のなかでは、人はいつも18(age)である。(2004年春 / 呉線:須波駅)
2004年度の青春18きっぷキャッチコピー
始
この旅が終わると、次の旅が始まる。(2004年夏 / 肥薩線:大畑駅)
会
出かけなければ、決して会えないのだ。(2004年冬 / 参宮線:五十鈴ヶ丘駅~二見浦駅)
再
懐かしい友達に再会するような、そんな旅でした。(2005年春 / 釧網本線:浜小清水駅~止別)
2005年度の青春18きっぷキャッチコピー / 色シリーズ
あの頃の青を探して。(2005年夏 / 予讃線:串駅~喜多灘駅)
旅は、真っ白な画用紙だ。(2005年冬 / 飯山線:上境駅~上桑名川駅)
緑も、空気も、私も、あたらしく。(2006年春 / 木次線:出雲坂根駅)
2006年度の青春18きっぷキャッチコピー
この夏の新色です。(2006年夏 / 参宮線:池の浦シーサイド駅~鳥羽駅)
余計な音は、ありません。(2006年冬 / 富良野線:美馬牛駅~上富良野駅)
窓を開けると、列車の中まで春になった。(2007年春 / 指宿枕崎線:薩摩川尻駅~東開聞駅)
2007年度の青春18きっぷキャッチコピー / 年齢制限シリーズ
初めてに、年齢制限はありません。(2007年夏 / 北上線:ゆだ錦秋湖~ほっとゆだ駅)
冒険に、年齢制限はありません。(2007年冬 / 氷見線:越中国分駅~雨晴駅)
出会いに、年齢制限はありません。(2008年春 / 瀬戸大橋線:児島駅~宇多津駅)
2008年度の青春18きっぷキャッチコピー / ゆっくりシリーズ
ゆっくり行くから、見えてくるもの。(2008年夏 / 室蘭本線:有珠駅~長和駅)
ゆっくり行くから、聴こえてくるもの。(2008年冬 / 久大本線:湯布院駅~南由布駅)
ゆっくり行くから、巡り逢えるもの。(2009年春 / 飯田線:天竜峡駅~千代駅)
2009年度の青春18きっぷキャッチコピー
何歳になっても、いい夏休みを(2009年度のグランドキャッチコピー)
大人には、いい休暇をとる、という宿題があります。(2009年夏 / 山口線:篠目駅)
変わる日本の変わらない景色。ゆっくりとしか行けない旅をする。(2009年冬 / 土讃線:阿波川口駅~小歩危駅)
一駅、一駅、春になっていきます。(2010年春 / 大湊線:有戸駅~吹越駅)
2010年度の青春18きっぷキャッチコピー
旅と、時間と、(2010年度のグランドキャッチコピー)
「ゆっくり行きましょう」と列車に言われた夏でした。(2010年夏 / 指宿枕崎線:大山駅~西大山駅)
車窓に映った自分を見た。いつもより、いい顔だった。(2010年冬 / 高山本線:飛騨金山駅~焼石駅)
視界に入りきらない春が、目の前に広がったいました。(2011年春 / 函館本線:大沼駅~赤井川)
2011年度の青春18きっぷキャッチコピー
今こそ、列車の旅をする(2011年度のグランドキャッチコピー)
家の冷房を消して、涼しい日本へ旅にでた。(2011年夏 / 予土線:土佐大正駅~土佐昭和駅)
立ち止まったり、振り返ったり。だから出会えた景色があります。(2011年冬 / 五能線:藤崎駅~川部駅)
止まる駅、止まる駅で、いろんな笑顔が咲いていた。いい春です。(2012年春 / 呉線:風早駅~安浦駅)
2012年度の青春18きっぷキャッチコピー
知らない日本へ、電車に乗って(2012年度のグランドキャッチコピー)
「きれいだなぁ」誰も聞いていないつぶやきも、いいものです。(2012年夏 / 飯田線:中井侍駅)
おみやげに持って帰れないものがありました。この景色です。(2012年冬 / 根室本線:厚岸駅~糸魚沢駅)
空気は、読むものじゃなく吸い込むものだった、と思い出しました。(2013年春 / 豊肥本線:内牧駅~阿蘇駅)
2013年度の青春18きっぷキャッチコピー
それぞれの青春をのせて(2013年度のグランドキャッチコピー)
はじめての一人旅を、人は一生、忘れない。(2013年夏 / 久留里線:平山駅)
僕らが降りた終着駅は、誰かの旅の始発駅でもある。(2013年冬 / 城端線:城端駅)
「ずっと友達だよ」と言うかわりに、みんなで旅にでた。(2014年春 / 徳島線:小島駅)
2014年度の青春18きっぷキャッチコピー / 時刻シリーズ
その一瞬が一生の思い出になる(2014年度のグランドキャッチコピー)
5時30分
天空の城が、旅立つ私を見送ってくれた。(2014年夏 / 播但線:青倉駅~竹田駅)
18時16分
小さな改札をくぐった。大きな夕日が迎えてくれた。(2014年冬 / 大村線:千綿駅)
8時16分
トンネルを抜けると、まぶしい日本の春でした(2015年春 / 高山本線:角川駅~坂上駅)
2015年度の青春18きっぷキャッチコピー / 時刻シリーズ
その一瞬が一生の思い出になる(2015年度も引き続きグランドキャッチコピー)
8時16分
眺めのいい車窓って、いちばんの避暑地かもしれません。(2015年夏 / 函館本線:大沼駅~仁山駅間)
14時55分
一生来なかったかもしれない場所に、いま来ています。(2015年冬 / 土讃線:坪尻駅)
9時52分
私はいま、遅い春を迎えに行くところです。(2016年春 / 五能線:鶴泊駅~板柳駅)
2016年度の青春18きっぷキャッチコピー / 駅名シリーズ
旅情あふれる名の駅へ。(2016年度のグランドキャッチコピー)
こののどかさこそ、真の幸せなのかもしれません。(2016年夏 / 肥薩線:真幸駅)
鳥のさえずりだけが響く、静かな静かな大嵐駅です。(2016年冬 / 飯田線:大嵐駅)
ひさしぶりに母に連絡しよう。そう思った母恋駅です。(2017年春 / 室蘭本線:母恋駅)
2017年度の青春18きっぷキャッチコピー / 駅名シリーズ
旅情あふれる名の駅へ。(2017年度も引き続きグランドキャッチコピー)
「歩くと危ない」という名は、山が険しいからでしょうか。渓谷に見とれてしまうからでしょうか。(2017年夏 / 土讃線:小歩危駅)
縁起のいい駅名に出会った。いいことが始まる予感がした。(2017年冬 / 花輪線:末広駅)
私の気持ちまで、カラッと晴れさせてくれた雨晴駅です。(2018年春 / 氷見線:雨晴駅)
2018年度の青春18きっぷキャッチコピー
列車の灯りに誘われて。(2018年度のグランドキャッチコピー)
もうすぐ都会に着くとは思えない。山峡の夕暮れを味わっています。(2018年夏 / 中央西線:定光寺駅)
いま、朝日に照らされるオホーツク海を車窓から眺めています。(2018年冬 / 釧網線:知床斜里駅~止別駅間)
新しいキャッチコピーを楽しみに待っています。(2019年春 / 未定)
まとめ
今回の記事は以上です。旅行に関するキャッチコピーは他にもいくつか執筆してまして、いちばん人気なのは47都道府県のキャッチコピー、次が世界50ヶ国のキャッチコピーです。
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