起業したい大学生:将来、起業を考えています。ただ、これと言って経験があるわけでも、強みがあるわけでもありません。今のうちにやっておくべきことは何ですか?
という相談にお答えするために、起業を目指す大学生がやるべき9つのことをまとめました。
記事の内容
僕のキャリアは大学卒業→大阪ガス(ガス会社)→オプト(広告代理店)→TABIPPOを起業という流れで、起業家としてのキャリアは4年目、TABIPPOをスタートしてからのキャリアは8年目です。詳しいキャリアについては、プロフィールをご覧ください。
TABIPPOは2011年に学生団体としてスタートして、大学を卒業後に就職しながらも並行して活動を続けてきました。発足から4年経って、収益化の目処が十分に立ってから株式会社にしたので、同世代の起業家から比べるとかなり遅咲きです。ただ、多くの起業を考えているが踏み出せない人たちにとって、再現性の高い経験をできました。
企画をして人を集める
飲み会、交流会、スポーツ大会、何でも構わないのであなたが幹事として企画を作って、人を集めてみてください。会を主宰することは、企画から声かけ、当日対応、アフターフォローまで、起業をして売り上げを作ることに必要なことを学ぶことができます。
自力で1万円を稼ぐ
日本では大学を卒業するまでは、アルバイト以外の仕事がメジャーではないため、自力でお金を稼ぐ経験があまりできません。一方で、アメリカでは小学生の頃からレモネードを作って、利益を上げて、ビジネスを拡大していくことを学びます。時間がかかっても構わないので、雇われることなく自力で1万円稼ぐことを目指してください。
参考:アメリカのレモネード・スタンドは子供たちの起業家精神を養う第一歩?! – CONYAC TIMES
就職する
会社員として働くことがどうしても嫌でなければ、就職してみることも選択肢です。学生起業をしても、社会人として2-3年働いてから起業しても、この先ずっと続くキャリアを考えれば大きな差はありません。
仲間と活動する
起業をして事業を継続していくためには、仲間やサポートしてくれるメンバーが必要になります。チーム作りやマネージメントを学ぶためにも、複数人でプロジェクトを動かすことはとても良い経験になります。
逆張りをする
世間が目をつけておらず、周囲の人が思いも寄らない場所にチャンスがあります。流行りに惑わされることなく、未来を予想して、自分の判断ができる冷静さを身につけましょう。
まずは1年積み上げる
次々と新しいことに手を出してもいいですが、そのうちの1つは1年間継続できるように覚悟を決めましょう。起業をして数年間は、私生活もかなぐり捨てて会社の事業に集中せざるを得ないことがあります。自分が好きなことですら継続するのがいかに難しいかを学んでおきましょう。
お金を稼ぐために、お金を使うことに慣れる
起業家の仕事は、お金を稼ぐことと、稼いだお金を適切に使うこと、つまり、投資です。手元から一時的にお金が減ることを避けていては、いつまでも事業は大きくなりません。人を雇うこと、商品を磨き上げること、宣伝をすることなど、先にお金が出ていくことに慣れましょう。
信念を形にする
大学生活の間に、自分が素晴らしいと考えて実行したことを形にしましょう。まだ納得できなくとも発表することが肝心です。勉強や準備ばかりをするインプットおじさんにならないためにも、あなたの名前がついたアウトプットを出す怖さに慣れましょう。
苦労が苦労にならないものを見つける
様々なことに挑戦して、徹夜しても苦にならないくらい好きなものを見つけましょう。どんなものもやってみるまで、本当の苦労や成功の快感を知ることはできません。頭の中で考えるのではなく、手を動かして体験することで、ようやくやったと言えます。
僕の場合は、ライティング、マーケティング、プレゼンなどでした。得意なことを仕事にして、海外旅行と両立する方法をトライ&エラーした結果、今のスタイルに落ち着きました。
まとめ
記事は以上です。起業を目指す大学生がやるべき7つのことを改めてまとめると、こちらになります。
・企画をして人を集めてみる
・自力でお金を稼いでみる
・就職してみる
・仲間と活動してみる
・逆張りをする
・積み上げる
・お金を使うことに慣れる
・信念を形にする
・苦労が苦労にならないものを見つける
もし、どんなことをすればいいか分からない、またはコストゼロで起業の準備を始めたい場合は、インターネットで自分の仕事を作る13の方法から気になるものを選んでもらえればOKです。
スキルと仕事を組み合わせて「何者か」になるスラッシュワーカーズ
自由に自分らしく働くためには「スペシャリストになるしかない」と思っていませんか?それは間違いです。会社の寿命が短く、人間の寿命が長くなる中、1つの仕事だけで人生を支えることは難しくなりました。
これからは好奇心旺盛で飽きっぽく、器用貧乏でゼネラリストが必要とされる時代です。複数の職種を同時並行するスラッシュワーカーが増えています。
仕事の数が多いことはコロナ禍のような危機に強く、嫌になったら辞められる自由が手に入ります。これからの働き方を先取りしてみませんか?