シベリア鉄道でユーラシアを横断して、ヨーロッパ大回転してきた

  • 2020.01.11

2017年はアメリカ横断してたので、2018年はシベリアを横断することにしました。「1日で飽きるのに、7日間も乗ることになる」で有名なシベリア横断鉄道にもちろん乗車します。本記事ではルートと旅行先の紹介をご紹介します。

 

シベリア横断&ヨーロッパ大回転ルート

東京→ウラジオストク(ロシア)→イルクーツク→エカテリンブルク→モスクワ→ドイツ→ポーランド→エストニア→ラトビア→リトアニア→フィンランド→アイルランド→ポルトガル→ドバイ→東京

細かいルートは変わるかもしれませんが、大まかにユーラシア大陸の東端にあるウラジオストクを出発して、ユーラシア最西端のポルトガル、ロカ岬まで旅をします。

 

東京から3時間でウラジオストクへ

東京から2時間でウラジオストクへ

日本から一番近いヨーロッパと言われる「ウラジオストク」へ。東京から直行便でたった3時間。往復3万円で行ける日程もありました。航空会社はアエロフロート、昔は「アエロフロートのパイロットは全員が元軍人なので、世界一運転技術が高い」なんて言われていたそうです。

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シベリア横断鉄道に6日間乗ります

シベリア横断鉄道に6日間乗ります

「ウラジオストク」から、バイカル湖最寄りの街「イルクーツク」を経由して、W杯の日本第二戦(日本対セネガル)が開催されるロシア第四の都市「エカテリンブルク」までシベリア横断鉄道に乗車します。

シベリア鉄道に乗るのは初めて。キリル文字に試行錯誤しながら鉄道を予約しましたが、分からないことが多くてドキドキしています。

 

シベリア鉄道は一等列車から三等列車まで等級が分かれていて、二等は三等の1.5倍ほどの値段、一等はさらに二等の1.5倍くらいします。

一等列車は一人ないしは二人部屋、二等列車は四人部屋、三等列車は個室はなく列車の通路沿いにザーッと座席兼ベッドが並んでいる間取りです。料金と旅っぽさを考えて、今回は二等と三等を予約しました。

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イルクーツクでバイカル湖観光

バイカル湖

冬の氷結絶景として有名な「イルクーツク」ですが、今回は6月に訪れます。ちなみに、湖面が凍結するのは1月-5月なので、6月といえどまだ春の雪解け直後といったところでしょうか。

琵琶湖のおよそ46倍の広さがあり、アジア最大の湖、世界最高の水質を体験してきます。イルクーツクには3日ほど滞在する予定です。

 

エカテリンブルクでワールドカップの日本対セネガル戦を応援

エカテリンブルクでワールドカップの日本対セネガル戦を応援

ロシア第四の都市「エカテリンブルグ」でサッカーワールドカップの日本対セネガル戦を観戦します。TABIPPOのメンバーたちともエカテリンブルグで現地待ちわせです。メンバーたちは飛行機で日本からエカテリンブルグですが、僕だけがシベリア鉄道です。

これまでに42ヶ国を訪問してきましたが、ロシアは未知の国。治安や言語などは心配していませんが、規律と軍事の国ってイメージがあって、とにかく融通が効かないのではないかと…

ロシア人って超優しいよ!なんて話もよく聞くのですが、無事にエカテリンブルグでメンバーと会えたら泣いちゃいそうです。

 

ベルリン(ドイツ)で #えいとびたーと待ち合わせ

ベルリン(ドイツ)で #えいとびたーと待ち合わせ

エカテリンブルグから、モスクワを経由して、ベルリンまでフライトです。#えいとびたーのメンバーと現地で待ち合わせして、一緒にベルリン観光します。世界一周中に大好きになったベルリン。人が優しいし、街は綺麗で、ご飯も美味しい。特にお肉。

#えいとびたー のみんなとは初めての全員での旅行で、旅人たちのシェアハウスと名乗っているので、恒例行事になればいいなぁ、と。

 

ラトビアで旅丸shoさんに会いに行く

ラトビアで旅丸shoさんに会いに行く

ベルリンから、ポーランド、エストニアを経由してラトビアへ。その後は北上を続けて、エストニア、フィンランドと旅をします。ラトビアでは仲良しの旅丸shoさんに会いに行きます。

 

アイルランドに住む友人に会いに行く

アイルランドに住む友人に会いに行く

フィンランドから、アイルランドへ。爆音上映祭で見た「Trainspotting」の舞台がアイルランドだと知って、行って見たかった場所です。そして、最後の目的ポルトガルへフライトです。

 

ロカ岬(ポルトガル)で誕生日を迎える

ロカ岬(ポルトガル)で誕生日を迎える

誕生日である7月17日にヨーロッパ最西端であるポルトガルのロカ岬を目指します。実は、TABIPPOから発売している写真集「365日世界の絶景」で、誕生日の絶景がロカ岬だった時から、ずっと考えていました。

 

シベリア横断とヨーロッパ大回転のまとめ

改めてルートと日程、交通費をまとめるとこのようになります。

旅のルート

東京→ウラジオストク(ロシア)→イルクーツク→エカテリンブルク→モスクワ→ドイツ→ポーランド→エストニア→ラトビア→リトアニア→フィンランド→アイルランド→ポルトガル→ドバイ→東京

日程

6月10日〜7月20日

かかる費用

シベリア横断(鉄道+航空券):7.7万円
ヨーロッパ大回転:10万円くらい
ポルトガルから東京:7.9万円

 

シベリア横断とヨーロッパ大回転のまとめ(追記)

無事に帰ってくることができました。一番きつかったのはロシア旅行で、特にウラジオストクとシベリア鉄道ではなかなか英語が通じず、コミュニケーションがタフでした。僕がこれまで訪れた61ヶ国の中で最も英語が通じなかったかもしれません。

印象に残っているのはポルトガル中部の街「アゲダの傘祭り」です。ちょうど祭りシーズンだったので、足を伸ばしてみたのですが想像よりもずっとアートで楽しいお祭りでした。皆さんも夏にヨーロッパに行くなら、ポルトガル旅行オススメします。

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