ライターって好きなことや得意なことじゃないと、絶対に書きたくない人ばかりだと思っていました。こんにちは、TABIPPOという旅を広める会社で編集長をやってます、ルイス前田です。
TABIPPOという会社は創業メンバーが全員世界一周ブロガーです。書きたいことを書いた経験しかありませんでした。自分が思いついた企画を、自分が思うがままに書く、これが僕がイメージする「書く」ことでした。
TABIPPOを立ち上げ自分のブログ更新が少なくなってからも原体験であるブログからの影響は強く、誰かに頼まれて書くこと、他人の企画を書くことは「書きたい人たちにとっては好まれない行為」だと思っていました。
しかし、どうやらそれは違ったみたい。結論だけ見たい方は最後の段落「自分の企画や好きなことじゃなくても、気になりませんよ?」までどうぞ。
企画会議に企画が出てこない、なぜ?
気づきは「企画会議に企画が出てこない」という疑問から始まります。TABIPPOではライターとしての採用時や2ヶ月に一度、編集長との企画会議が設定されてます。
これまでの経験や現在興味のあることをベースに、記事の企画や切り口を考えます。リモートを推進しているTABIPPO編集部でも、こちらの企画会議とタイトル会議については対面で実施することにしています。ちなみに、自分一人で月間100本の企画を考えていた時期もありました↓
その企画会議に企画が出てこないことが随分と続きました。旅行の軸から逸れなければ、企画は自由。メディアの歴史が長くなったため、過去の記事と被らないように企画を出す難しさはあります。とはいえ、あまりに企画が出てこないのが不思議でした。
企画が出ないのは、立場や経験が違うから?
編集長である僕の場合、自分で企画を考えて自分で企画をチェックするわけですから、雑に言うと企画を通し放題です。あまりにメディアのテーマとかけ離れていれば、ライター陣からストップがかかることもありますが、立場的にはどうしても強くなります。
また、ライターたちと比べると年齢が上で、旅行経験が多いため、それらが企画数に影響しているのかも。うん、関係はありそうです。でも、年齢や旅行経験、性別が違うからこそ(TABIPPOのライターは女性が8割)出てくる企画もあるかと思います。だって、女性特有のピンチとか最高の恋人とか企画出てこないもの。
となれば、企画が出ない原因は何か。
お願いした記事は早く執筆してくれる謎
企画会議で決まった企画の他に、僕からお願いして書いてもらう記事もあります。旅行業界のニュースやキャンペーン、航空券のセール、ビザ情報の更新など。ライターによっては自主企画と依頼企画が半々ぐらいになる方もいます。
執筆のお願いをするたびに僕は「給料のために、自分の企画でもない記事を書かせて申し訳ないなぁ」と感じていました。それらの記事にはライターの個性も経験も載せることが難しいから。
ただ、お願いした記事ってすごく早く書いてくれるんです。締め切りの3日前くらいには「できました!」って連絡が届きます。あれ?
自分の企画や好きなことじゃなくても、気になりませんよ?
もしや…となったので、ライターに聞いてみたところ、ライター7人中7人から「自分の企画の方が書きたいのは確かですけど、そうじゃなくても気になりませんよ?」とのこと。
これがライター!! ブロガーとは違うっ!!
さらに、「依頼される記事が多い方が助かることもあります。特にテンションは下がりません」って付け加えられました。
好きなことじゃなくても、テンションが下がらないライターがいる
編集長や編集担当の皆さん、好きなことじゃなくてもテンション下がらないライターもいるので、まずはお願いしてみても大丈夫そうです。
この気づき以来、自主企画かどうかに限らずバシバシ仕事をお願いして、ライター側が気になったら申告してもらう方法に変えました。
好きなことじゃなくても、テンションが下がらないライターの皆さんは、クラウドワークスやBizseekで高単価の仕事を受けまくった方がいいです。頼まれた仕事をいつも通りに達成できるのは才能です。
ちなみに、TABIPPO編集部ではトラベルライターとメディアメンバーの両方を募集中です。好きなこと(海外旅行)の経験ばかりを書くのがトラベルライター、色々書くのがメディアメンバーという違いです。詳細は募集記事をご覧ください!